プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

リドリー・スコット

悪の法則

どうも!僕です!!久々の更新です!!!




今日はこちら!!

悪の法則




「悪の法則」です!2013年公開のアメリカ映画で、裏社会の麻薬売買に携ろうとする弁護士と周辺の人間模様を描いたサスペンス作品。豪華キャストが話題となった作品で、「ノーカントリー」等で知られるコーマック・マッカーシーが脚本を書き下ろした作品です。



監督はこのブログでもお馴染みのリドリー・スコット。「ブラックホーク・ダウン」「ハンニバル」「グラディエーター」を以前扱いました。


主人公の「カウンセラー」を演じるのはマイケル・ファスベンダー。同じリドリー・スコット作品で言うと「プロメテウス」に出てましたね。
そのカウンセラーの婚約者を演じるのがスペイン人名女優ペネロペ・クルス。ほんで彼女の旦那さんハビエル・バルデムがカウンセラーと裏社会の繋ぎ役みたいな実業家として出演してます。彼は「ノーカントリー」にも出てますし、コーマック・マッカーシー作品の雰囲気に合うんでしょうね。んでそのバルデムの愛人役に「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアス。そして麻薬売買の仲買人として皆さんご存知ブラット・ピットのアニキが出ていると。


まぁ結構豪華ですよね。主演級が五人も出てるし。他にも「ヒトラー~最期の12日間~」でヒトラー役をしてたブルーノ・ガンツとかも出てるし、ホントに豪華です。


















ってことで中身。


お話としては割とシンプルです。簡単に言うと、小遣い稼ぎに麻薬の運び屋をしようとしたカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)が、実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と仲買人ウェストリー(ブラット・ピット)と組みます。しかしひょんなことからブツが行方不明に。3人は持ち逃げしたと濡れ衣を着せられ、組織にぶっ殺される・・・。っていうお話です。ホントにこれだけ。













































★感想★
ん~まぁこれは端的に「人を選ぶ作品」ですね。嫌いな人は多分全く面白くないと感じるだろうし、好きな人にはたまらない作品と言えるでしょう。で、僕の感想はというと・・・。












すばり後者です。はい。














いや、これは凄く良い作品だと思うんです。
この作品は一般的なマフィア映画とは違って、目で見せる「怖さ」っていうのはあまり無いんですよ。それプラス「何だかよくわからず終いだったな」っていう要素も凄いいっぱいあるし、そこが引っかかって解消されない所がフラストレーションになる気持ちもわかるし、だから楽しめないっていうのもわかります。
ただこの作品の根幹にあるものからすれば、多分そういうことってのはあんまり重要じゃないんですよねきっと。それこそ作中の裏社会の人間達が殺人に深い意味・思慮を持っていないのと同じなんです。
この作品っていうのは「何かよくわからないけど怖い」みたいな不思議な感情を、とてつもなく嫌な手法で考えさせる映画だと僕は考えてます。
本来は所謂表社会の人間であるカウンセラーが、小金欲しさに裏社会に足を踏み入れる。彼はその行為の危うさを理解しているつもり。しかし実際は何もわかっていなかった。そしてわかった頃には時既に遅し・・・という。作中の台詞よろしく、世の中には様々な世界があって、その世界は交わることは無いと。
通常窮地に追い込まれた人間っていうのはどうにかしてその状況を打開しようとしますが、もうそういう次元じゃないんです。話してももちろん理解してもらえないし、っていうかそもそも話すら聞いてもらえない。もはや交渉や弁解の余地が無いっていうのは凄く怖いし、何が怖いってその自分を襲ってくるであろう奴らの姿が、カウンセラー本人からも見てる側の僕達からも全然見えないっていう、ここにこの作品の巧さがあって、同時にもの凄~~~く嫌な感覚が猛烈に襲ってくるわけですよ。それまでは散々あっちの「世界」の人間達の恐ろしさをこれでもかって程語っておいて、いざその時が近づいてくると全く「見せない」っていう、これは人間という種族の弱さを掻き立てる素晴らしい構成になってると思います。作中に出てくる「ボリート」という一度動き出したら絶対に止まらない殺人器具と同様に、彼らの「世界」も一度動き出したら止まらないんですねぇ。



登場人物たちが皆哲学的な事を言いまくるのがこの作品の特徴なんですが、はっきり言って全っっ部に意味があります。何回見ても「良い事言ってんな~」とか思ってしまいます。全然悪いこととかも言いまくってるんですけどね。全てが名台詞に聞こえてきますし、こういうのって結構スベりがちだと思うんですが、全然スベってない。スタイリッシュであり、セクシーです。


見てない人は意外に感じると思いますが、アクションとか凄惨シーンとかっていうのはかな~~~り、極限まで少なめにしてるって印象です。「あ、でもやっぱボリートは見たいっしょ?」っていう観客へのサービスでブラピが首チョンパされるくらいかな。あ、あとワイヤー首チョンパもありますけど。
醍醐味っていうのはやはり登場人物たちの会話劇。タランティーノ映画かってくらい会話シーンが多いです。まぁそんな中で退屈せずに楽しめる構図になってるのはコーマック・マッカーシーの脚本の良さもあるし、やはりリドリー・スコットの手腕っていうのもあると思います。何気ないシーンでもいちいち見せ方がうまいなって思いました。







と、まぁここまで褒めて来ましたが、「いやいやその点が私はむしろ嫌いだったんですけど」っていう人もいると思います。わかります。何ならかなりの人数いると思います。
要するにね、この作品「終わってみると何がなんだったのかよくわからない」的作品なんですよ。一番最後のシーンで「え!?終わり!?」って思った人も多かったと思いますね。ハマらない人には終始退屈な作品に見えるかもですね。だいたいストーリー解説はホントに僕の上記の説明で事足りるくらいですから、はっきり言って俯瞰的に見るとこの作品ってあんまし事が起きてないんですよね。ちょっとした事でパンピーがマフィアに殺されただけにしか見えないんです。
絶っっ対そこを意識して作ってると思いますけどね。それこそこの作品の主旨で、カウンセラーやライナー達と、そこに関係の無い人たちっていうのは我々観客も含めて完全に別の世界に分類されちゃってるわけです。だから退屈に見える。つまらない映画ってそうじゃないですか。「何か作中のテンションは上がってるけど別にもうどっちでもいいよ」みたいな。その感覚がまさにこの作品にも皮肉的に表れてるって考えはどうでしょう!?無理矢理過ぎますか!?でも僕はそう思うんです。「そりゃそうでしょ。世界が違うんだから。」とね。





とどのつまり、ストーリー展開で楽しむ映画ではないってことです。「真実」「悪」「愛」「悲しみ」そして「世界」。こういったことをとても哲学的に、そして「命」を何とも思ってない連中から考えさせられ、恐れおののく作品なんですねぇ。そりゃつまらない人も大勢いるわな!!って感じです。













「世界」と「世界」と跨るのは基本的にダメだし、小物は小物らしくマジメに働きなさい、背伸びしちゃダメよっていう教訓があるようにも見えますが、この作品はもっと深い深い深~~い所に訴えかける何かがある気がするんですよね~。











とにかく命を大事にしようと思う僕でした!





















真実に温度などない    マルキナ


























お試しあれ!!!
























悪の法則  2013年   アメリカ


ジャンル:サスペンス
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ファスベンダー
   ペネロペ・クルス
   ハビエル・バルデム
   キャメロン・ディアス
   ブラット・ピット






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ブラックホーク・ダウン

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ブラックホークダウン



「ブラックホーク・ダウン」です!2001年のアメリカ映画で、ソマリア内戦にアメリカが軍事介入した際の激闘「モガディシュの戦闘」を題材とした戦争映画です。マーク・ボウデンという人の小説を映画化した作品で、事実に基づいた作品となっているのが特徴です。


監督は「グラディエーター」「ハンニバル」リドリー・スコット



主演は「パール・ハーバー」のジョシュ・ハートネット。その他出演はユアン・マクレガー、オーランド・ブルーム、エリック・バナや、「プライベート・ライアン」のトム・サイズモアなどなど非常に豪華です。



















1993年、内戦が激化するソマリアに軍事介入したアメリカ。最大勢力のトップ・アイディード氏の側近2名を捕えるため、その捕獲作戦に打って出ます。






会合が行われるという情報を得た米軍は、そこを狙って捕獲することにします。







会合が行われる建物は、首都モガディシュのど真ん中。敵の攻撃は予想できますが、およそ1時間程度で終わる簡単な任務のはずでした。









しかしいざ作戦を実行すると、敵の攻撃は予想をはるかに上回る激しいものでした。RPGという強力なロケット弾のようなものに苦戦し、それは軍事ヘリ「ブラックホーク」ことUH-60も撃墜されてしまうほど。


墜落




墜落したヘリの生存者を確認しなければならないものの、民兵の攻撃が凄まじすぎて手を焼く米軍。






夜通しのゲリラ戦が繰り広げられ、結局作戦の終了までに12時間以上もの時間を費やしたのでした。



当初の目標は達成したものの、20人近くもの犠牲者出してしまった米軍。






予想外の犠牲者を出してしまったにもかかわらず、悲しみに暮れる間もなく次の任務に取り掛かるしかない各兵士たちなのでした・・・。














おわり






★感想★
不謹慎ながら、面白いですよ。第二次世界大戦モノの様な歴史的作品ではなく、近代戦というのがやはり見ている側を引き込むものがありますね。結局街のど真ん中で米軍と民兵がドンパチやっていくわけです。近代戦を題材とした映画っていうのは多数あるわけなんですが、しかしここまで迫力あるアクションシーンを詰め込んだ作品って言うのは決して多くないと思います。
早い話が「米軍が民兵をナメてたので、予想以上の被害が出ました」っていう話なんですが、その「こんなはずじゃ・・・」感はめちゃくちゃ感じました。「うわ~なんかどんどんやべぇ方向に行っちゃってるー・・・」っていうなんとも言えない焦りみたいな心情とか、めちゃくちゃ負傷したので早く帰りたいみたいな心情とか、結局のところ「そこまで準備してませんでした」っていうまずい状況というのがより一層話を盛り上げてくれるわけです。
大きく話を展開させるのがやっぱり「ブラックホーク」の墜落。これにより、アイディードの側近2人を捕獲というもの以外に、「仲間の救出」という別の任務が生まれるわけで、そしてそれが何よりの激務。とにかくね、民兵の数が尋常じゃないんです。それこそ子供とか女性までもが武器を取ってる世界で、実際商店街の出店とかで普通に銃が売ってるような世界なんですね。そんな街のど真ん中に少数で飛び込んでいって、そりゃ無事で済むわけはない、つまり大苦戦ってことですね。
それを象徴する名シーンが、ブラックホークのパイロット、デュラント(ロン・エルダード)を救出するためにシュガート(ジョニー・ストロング)とゴードン(ニコライ・コスター=ワルド)という2人の兵士が命を投げ出して助けに行くシーンです。民兵の群集ど真ん中に2人で突入し、パイロットの救出を試みるわけですね。まぁ結局この2人は死んでしまうわけで結構泣けるシーンなんですが、いかんせん泣いてる暇がねぇっていうのがこの作品なんです。こっちがウルウル来てる間にも敵の攻撃は鳴り止まないわけで、ホントにこの作品はね、ずっとバトルをしてるわけなんですよ。だから感傷的なムードもそこそこに、またドンパチが始まるという。そこは良くも悪くもスピーディーな展開でした。

展開って言う話をするとですね、通常戦争映画っていうのは「解説→バトル→解説→バトル」っていう展開で、その中にちょいちょい人間模様を入れていくっていうのが一般的なスタイルと思うんですが、今作は「解説→ず~~~っとバトル」っていう展開です。しかしそのバトル自体っていうのがなかなかの迫力で描かれてるもんだから、見ているほうはあんまし退屈しないような構造になってるんですよね。そこが良かった。1つのバトルの間に余計な要素を入れないことによって、見ているほうにも「本当に長い戦いなんだ」ってことが伝わってきます。
それプラス、銃声によって耳が聞こえないくなった兵士がいたり、コーヒーを淹れるのが得意な兵士がいたりとか、どこがおどけた感じの登場人物のキャラ設定っていうのがあることによって、よりエンターテイメント的に。つまりはなるべく万人が退屈せずに見れるようにっていう工夫が施されてると思います。
作品全体のビジュアル的にはバキっと決まった本格映画で、中身自体もおふざけなしの本格的展開。しかしどこか噛み砕かれた表現っていうか、すこし目線をこっちまで下げてくれてる瞬間が多少なりともあることによって、敷居が低めの作品に仕上げてる、と思いました。その表現自体がわざとらしくないので、緩くなってないっていのが絶妙なバランスと思います。



ただじゃあ良いことばかりなのかというとそうでもなくてですね。前述のようにキャラ設定的部分で各兵士にフィーチャーする瞬間っていうのがそこそこあるわけなんですが、この作品ね、登場人物が多い!ってことで各人物に対する描写が決して濃いとは言えない。だから終盤に感動的なセリフを言われてもどうしても「ふーん」としか思えないんですね。感情移入できるのはできるんですが、それは「兵士みんな頑張れ!!」っていう程度のもので、1人の兵士に感情移入できるほどの要素っていうのはなかなかに薄いんですね。
なのでエリック・バナ演じるフートという男が何やら深い話をし出すときがあるんですが、なんかそんなのもちょっとこちらとは別次元というか、なんかスベってるようにしかどうしでも見えないんですね。





とはいえやっぱり全体的な仕上がりはとてもよかったと思います。なんせ1つの戦闘を2時間以上描いてるわけですからね。内容が濃くなって当然というか、そこを間延びした感じじゃなくしっかり見ごたえあるように作れたのが面白い要因かと。

銃から落ちてくる薬莢をスローで映した演出とか、ちょっと中ボス的なヤツを倒すときに一瞬だけその相手の顔のアップを見せるという一種のサブリミナル効果的演出とか、なんか僕個人的に気に入るような演出が多かったのも好印象。なんかちょっと「おお~」ってなっちゃうんですよね。















非常に濃密。やりすぎてない、ほどほどの良いバランスで魅力が詰め込まれた映画だと思います!!






















We got a Blackhawk dawn,We got a Blackhawk down(ブラックホークの墜落を確認)






 














お試しあれ!!

 






ブラックホーク・ダウン   2001年  アメリカ



ジャンル:戦争
  監督:リドリー・スコット
  出演:ジョシュ・ハートネット
      ユアン・マクレガー
      オーランド・ブルーム
      エリック・バナ
      トム・サイズモア





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ハンニバル

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ハンニバル



「ハンニバル」です!2001年のアメリカ映画で、以前紹介した「羊たちの沈黙」の続編です。

前作の監督はジョナサン・デミでしたが、2作目の今回はリドリー・スコットです。彼の作品は以前「グラディエーター」を紹介しましたね。



主人公ハンニバル・レクターを演じるのはもちろん前作同様アンソニー・ホプキンスなのですが、残念なことに女性FBI捜査官クラリスがジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに変わってしまっています。2014年に「アリスのままで」でアカデミー賞を受賞している人です。








続編ということで当然前作を見てない人には何のこっちゃわからない話ですのでご注意を!











では中身。




「バッファロー・ビル」事件から10年。FBI捜査官のクラリス(ジュリアン・ムーア)はすっかり1人前になっています。しかしとあることをきっかけに非難を浴びる的となってしまいます。


そこに目をつけたのがヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)という男。超大富豪の彼は、レクター博士(アンソニー・ホプキンス)の被害者のうちの数少ない生き残り。顔をずたずたにされたことに恨みを持っている彼は、どうにかレクターを捕まえて復讐したいと考えているところ。FBIで干されたクラリスの情報を仕入れ、更にレクターが彼女に入れあげていることも知ったヴァージャーは、司法省のクレンドラー(レイ・リオッタ)という男を使いクラリスを利用しようと考えます。








ほんでその当人のレクター博士はというと、イタリアのフィレンツェの潜んでいました。

レクター





図書館の司書として身分を隠していたレクターですが、どうにも止まらない変態男の彼はやっぱりクラリスのことが気になる様子で、クラリスへ気色の悪い手紙を送ります。



そのことに気がついたヴァージャーは、現地の刑事パッツィ(ジャンカルロ・ジャンニーニ)を使ってレクターを捕まえようとしますが、パッツィは当然返り討ち。はらわたを垂れ流しながら、なんとも無残な死に方をします。









その後なんやかんやあって、ヴァージャーは見事レクターを捕獲。すげぇ凶暴な猪みたいなのに、彼を食わせちゃおうというパンクな復讐を考えています。



しかしそんなことされちゃ事件が迷宮入りになっちゃうってんで、クラリスがレクターを救出。逆にヴァージャーとその仲間達が、猪に食べられちゃいます。



食べる





救出の際に肩に負傷を負ったクラリスは、レクターの隠れ家で手当てを受けます。




目を覚ましたクラリスが目撃したのは、クレンドラーがレクターに催眠状態にかけられ、自分の脳みそを調理されそれを自分でまた食べさせられるという超カオスな無限ループ。






「俺を逃がせ」というレクターですが、クラリスは当然断固拒否。自分の腕とレクターの腕を手錠で繋ぎます。




レクターは包丁でクラリスの腕を切断しようとしますが、クラリスへの愛情か、逆に自分の腕をちょん切り逃亡。





その後飛行機でどこかへ向かうレクターですが、恐らくクレンドラーの脳みそと思われるものを、隣の席の子供に食べさせるのでした・・・。

















 おわり

















★感想★
前作はクラリスが主人公的な位置づけで、捜査に奮闘するっていう作品だったのに対し、今作は単純にレクター博士がいかに狂ってるかっていうところがフィーチャーされてる作品ですね。考えてみると、レクター以外は全て彼の足元にも及ばない存在になっていて、かろうじて彼に影響を与えることのできる存在がクラリス。そういう意味で、やっぱりこの2人が物語を推進していく人物となっているわけです。まぁただ役柄は同一人物なのに演者が違うっていう違和感はなかなか拭えないですね。なんとなくジョディ・フォスターとジュリアン・ムーアは雰囲気は似てないことも無いですが・・・。まぁ10年後って言う設定だから許せなくも無いけどさ。違和感はあるよねやっぱ。
いわゆるサスペンスの謎解き要素っていうのはほとんど無くて、前述のようにレクターの狂気っぷり・変態っぷりを楽しむ映画です。パッツィ刑事が死ぬとこや、ヴァージャーが死ぬところなどエグさとっていう部分は前作より格段に、明らかに意図的に強調されてます。リドリー・スコットは、こうした人体欠損みたいな描写が得意なんでしょうね。「グラディエーター」しかり「ブラックホーク・ダウン」しかり。レクターという狂人とそのグロテスクさっていうのはセットで考えないといけない部分で実際必要な表現だし、そこは実際楽しめました。
とにかく今作は、「レクター強えぇ!」ってなる作品です。無敵というか、「何で後ろに敵がいるのわかるんだよ!」とか、「すげぇ!スリ師に気付いてる!」とか、説明のつかないすごさがあってしかもそれに説明は実際必要なくて、ただ単純に「レクターすごい」って思えます。
背景に流れるオペラがよりその不気味さを助長してるので、非常に効果的です。


 







アンソニー・ホプキンスの怪演、レクター博士という人物を楽しむ映画です!!























新しいものを食べてみることが大事なのよ   ハンニバル・レクター




















お試しあれ!!






 









ハンニバル  2001年  アメリカ



ジャンル:サスペンス
  監督:リドリー・スコット
  出演:アンソニー・ホプキンス
      ジュリアン・ムーア
      レイ・リオッタ
      ジャンカルロ・ジャンニーニ
      ゲイリー・オールドマン









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グラディエーター

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「グラディエーター」です!2000年に公開された映画。ローマ帝政時代のコロセウムで戦う剣闘士(グライディエーター)を題材にした歴史映画です。興行収入が4億5千万ドルと大変成功し、アカデミー賞でも作品賞や主演男優賞を獲得したまさに名作です!
監督はリドリー・スコット。「エイリアン」や「ブラックホーク・ダウン」などを監督した人ですね。今公開中の「エクソダス」もこの人が監督です。
主演はケツ顎俳優ラッセル・クロウ!「L.Aコンフィデンシャル」なんかも以前紹介しましたね。あとは「ザ・マスター」なんかに出てたホアキン・フェニックスって人も出てます。





なんとなく時代の雰囲気が「300(スリーハンドレッド)」に似てる作品です!例によって超男臭い獰猛な作品でしょう!!






ではあらすじ。ローマ軍の将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)は、部下からの信頼も厚い頼れる将軍。

マキシマス









ゲルマニア遠征も無事勝利します。

戦いも1段落。ようやく故郷に帰れるかと思った矢先、ローマ皇帝アウレリウス(リチャード・ハリス)からとある相談事が。

相談



アウレリウスの考え。

  • ちょっとローマでかくなりすぎたわ。このままじゃ危ないな。
  • 元老院に政権を戻して民主的な国にしたいんだわ。
  • でもオレ多分もうちょいしたら死ぬからオレにはできそうもないのよ。
  • 自分のことを後継者と思っている俺の息子コモドゥスはそんなことできねぇよな。
  • アイツめっちゃ野心強いし、人間的にもアウトだし、後継者にはしないつもりなんだよね。
  • っていうかオレお前が一番信用できるんだ。お前オレが死んだらローマ皇帝になんない?


まぁいきなりローマ皇帝になれと言われても二つ返事で「はい」とは言えませんよね。今後は故郷に帰って家族とゆっくり過ごすつもりだったマキシマスは、「考えさせてくれ」と告げてその場を後にします。












さぁ次は本来の後継者コモドゥス(ホアキン・フェニックス)にそれを告げる番。

















マキシマスに皇帝の座を譲ろうと思っている事を告げると、コモドゥスはもうこの表情。

嘘でしょ



「え?嘘でしょ?」



完全に寝耳に水。困惑したコモドゥス。









「私は父上のことをめっちゃ愛してたのに~~~~」

殺す




親子で熱い抱擁を交わしたかと思いきや、そのまま目一杯アウレリウスを体に押し付けるコモドゥス。結局アウレリウスは窒息死しちゃいます。




自分に都合の悪い考えを闇に葬ったコモちゃん。父も死んだことで、この瞬間から彼がローマ皇帝です。



アウレリウスが死んだことを知り、亡骸に会いに来たマキシマス。


コモドゥスが殺したと気付いたマキシマスは、「テメェが殺ったんだな」とばかりにコモちゃんをギロリ。

ギロリ



さぁさぁすぐに権力を発揮したがる小物なコモちゃん。皇帝に忠誠を誓わなかったマキシマスを捕らえ、すぐさま処刑させようとします。












不意打ちにより捕まってしまったマキシマスでしたが、「ここで死ぬわけにはいかねぇ!!」とばかりに衛兵に反撃!


反撃






多少傷は負ったものの、なんとか処刑されずに済んだマキシマス。しかし自分が処刑されると言うことは故郷の家族も危ない!!






妻子を守る為、マキシマスはダッシュで帰宅!!!
ダッシュ






しかし・・・




無慈悲



時既に遅し。最愛の妻と1人息子はなんとも無残な姿でマキシマスをお出迎えしたのでした・・・。





完全に絶望のどん底に落ちたマキシマス。二人の墓を作ると、完全に気力0となり、その場で倒れこんでしまいます。




しかし次に彼が目を覚ますと・・・。



奴隷




なんか運ばれてます!!何かに捕まってしまったみたいです!!







ズッカバルとかいう片田舎に連れてこられたマキシマス。その後状況を把握するに、どうやら彼は奴隷になってしまったみたいです。
奴隷になって何をさせられるのやら・・・。しかしそこにプロキシモ(オリヴァー・リード)という男が登場。コロセウムで行われる剣闘会に出す奴隷を探してたこの男にマキシマスは拾われます。


プロキシモ




もはや廃人のマキシマスは、只々流れに従うばかり。とりあえず剣闘会に出ることにしますが、もう完全に無表情。自分の前にいる男が恐怖のあまり小便を漏らしていてもこの表情です。

ため息

(きったねー)←心の声






とにもかくにもバトルスタート!!


しかしこのバトルかなりエグい!そもそもバトルを見せるのではなく、人が殺される瞬間を見せるのがこのコロセウムの売り!奴隷たちはあくまでも死ぬのが役目なので、マキシマスのチームはドンドンやられちゃいます!!

バトル



やっぱり死にたくは無いマキシマス!さすがの廃人ももう戦う戦う!!!!!!


バトル2


この戦いのルールは奴隷チームが2人一組で鎖に繋がれ、1人が剣、1人が盾を持つというもうやりづらくてしょうがない状況!

動きづらいってのに敵がドンドン攻撃してくるもんだから忙しくってしょうがない!!





狭いコロセウムのフィールド内でたくさんの決闘が行われています!!まさにカオス!!


バトル3






なんとか緒戦を生き永らえたマキシマス。っていうかそもそも元ガチのローマ将軍のマキシマスは、そこらへんの奴隷たちが束になってかかかってきても勝てるはずがありません。娯楽ではなく本当のバトルの最前線にいたわけですからね。


というわけで既にチート級の実力のマキシマスは、あっという間にこのコロセウムの人気者になっちゃうのでした。

人気者






一方その頃、非人道的なやり口でローマ皇帝となったコモちゃんは、どうにかして自分本位の専制的な政治をやりたくて仕方ありませんでした。しかしあんまりやりすぎると民衆からの反発が怖いので、新しい娯楽を与えてやることにします。
それは剣闘会!!元来、父アウレリウスが禁止したはずの剣闘会。何の因果か、それを死んだアウレリウスの追悼記念と言うことで復活させることにします。





帝都ローマで剣闘会がある・・・。その情報を聞いたプロキシモはそれに出たくて仕方ありません。エースのマキシマスがいる今なら帝都ローマでも戦えると思ってるんですね。

出たい


しかし当のマキシマスはまだ軽い廃人の状態で、まったく乗り気じゃありません。ですが、プロキシモのお話はなかなか良い話。
なんでも彼も昔は剣闘士だったとか。勝って勝って勝ちまくって、民衆の人気者になった。最終的に彼は奴隷から解放された。しかもその解放されるとき、ローマ皇帝が自ら目の前に現れてきて賛辞の意味で木剣を与えてくれるのだとか。



この話に目から鱗のマキシマス。

復讐




皇帝が目の前に・・・。ははぁん・・・。








尊敬する父親同然のアウレリウス、愛する妻、1人息子。全てを奪ったコモドゥスが憎くてしょうがないマキシマスは、皇帝の前に立ち彼を殺すことを目標に剣闘士として名を上げることを決意します。










というわけでローマのコロセウムにやってきたプロキシモ一同。しかし今回の役柄もこれまたまいっちんぐ。ボエニ戦争のガザの戦いを再現すると言う半ば余興のような雰囲気の戦い。「勇敢なローマ軍の戦いが今ここによ蘇る!!」みたいな口コミのセッティングですが、マキシマス達の役はローマ軍ではなくカルタゴ軍!完全にやられ役です!!

ローマ軍の敵役をさせらる元ローマ将軍!なんと皮肉な現実なんでしょう!!





いざバトルスタート!!


馬車に乗ったローマ軍に囲まれてしまうプロキシモ軍!

囲まれる



しかし元々はもっと多くの兵隊を率いていたマキシマス!だってガチの将軍だもの!!

巧みに陣形を操り相手の馬車を撃破!!

陣形



予想外の反撃にローマ軍は統制が取れなくなりぐっちゃぐちゃに!!


ぐちゃぐちゃ







一気に形勢逆転!!馬を奪ったマキシマスは完全に無双モード突入!!
「ぶっ殺す!!!」とばかりに馬で相手を猛追します。おらおらぁ!!!

無双





一度掴んだ流れは離さないプロキシモ軍!!!マキシマスに続けとばかりにローマ軍をボッコボコに!!!
ボコボコ





大方の予想を裏切り見事大金星を収めたプロキシモ軍。観客から大歓声を浴びるのでした。

歓声







この戦いを見ていたコモちゃん。明らかに一人だけ強かったマキシマスが気になり、「あの仮面の男に会いたい」と言い出します。



フィールドまで下りていき、コモちゃんが「顔を見せろ」と言うとマキシマスは仮面を取り、「マキシマスと申します。絶対いつか復讐します。」と言い放ちます。


これにはコモちゃんももうこの表情。

嘘



「嘘ぉ~。生きてたの~。やっばぁ~(汗)」




完全に焦ってるコモ氏。しかしここで殺そうにも、彼は観衆の人気者であるため反対されてしまいます。







そこでコモ氏。後日にある刺客を送ります。それは5年ぶりにコロセウムに復活したという無敗のチャンピオンタイグリス!!


タイグリス





しかしタイグリスに勝って欲しいわけではなく、あくまでマキシマスが死んでくれればそれで良いコモ氏。

というわけでフィールドにを放ちます。この虎ちゃんがつながれている鎖は、コモ氏の手下が管理しています。タイグリスには手が届かず、マキシマスにはがっつり襲いかかれるように長さが調整されてます。


トラ


「ガオーッ!!!」






しかしくどいようですが、マキシマスは元ガチの将軍。猛獣だろうが無敗のチャンピオンだろうが関係ありません。

冷静にトラを殺した後、タイグリスをやっつけるのでした。

勝った



倒れているが息はあるタイグリス。コモ氏は「殺せ」と命令しますが、マキシマスは見逃してあげることに。すると観衆はマキシマスの慈悲に感嘆。



ますますカリスマとなるマキシマスに我慢ならない小物のコモドゥスちゃんは、またしてもフィールドへ下りていきます。

マキシマスを刺激するためか、「お前の息子は女の子のように悲鳴をあげ、嫁さんは娼婦のように声を上げてたぜ。ぐへへ。」なーんて腹の立つことを言い出します。



しかし全く相手にしないマキシマス。


しぶい!


いや~しぶいっすねぇ。






この頃からコモちゃんは完全に理性崩壊。

とんだシスコン野郎のこの男。実の姉ちゃんに「俺の子供を産めー!」とか言って発狂したかと思いきや、いきなり優しくペッティングしようとしたりもうやりたい放題。

襲い掛かる






しかしこの姉さんは実はマキシマスの元カノで、彼の脱走計画に一枚も二枚も噛んでます。





それに気がついたコモちゃんは、あえて脱走計画チームを泳がせ、奴らが実行に移したときに捕獲するというネズミ捕り作戦を決行。




捕獲




この計画に絡んだ人物は、コモちゃんの姉以外はほぼ捕獲されてしまいます。



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