プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

戦争

フューリー

どうも!僕です!!

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フューリー



「フューリー」です!!2014年のアメリカ映画で、第二次大戦末期の米軍戦車「フューリー」の乗組員の死闘を描いた戦争映画です。



監督はデヴィッド・エアー。以前「スーサイド・スクワッド」というクソ映画を紹介しました。


主演はブラピ。最新作「マリアンヌ」に引き続きのご紹介です。
その他出演は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「アントマン」のマイケル・ペーニャ、「ハリー・ポッター」のジェイソン・アイザック、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド等々でございます。














ってことで中身。










下火になってきた第二次世界大戦。ドイツ軍が「総力戦」と称し、女子供をも兵士とする肉弾戦へと移行しようとする頃。
米軍の戦車・フューリー号に乗り組むのは以下の面々

  • ドン(ブラッド・ピット)・・・リーダー
  • バイブル・・・敬虔なクリスチャン。砲撃手。
  • ゴルド・・・ヒゲ面。操縦手。
  • クーンアス・・・ヘラヘラした頭おかしそうなヤツ。装填手。
そして戦死したもう一人の操縦手の補充役として、元はタイピストの非戦闘要員ノーマンが加入します。




メンバー







オリジナルメンバーの4人は家族同然に絆が深いのですが、当然新人のノーマンとは溝があります。




しかし、激しい戦闘を繰り返しノーマンが活躍することでその溝は埋まっていきます。








ドンの中隊は戦略上重要な十字路の確保を任されますが、道中で敵の砲撃に遭い中隊は壊滅寸前。フューリー1機だけが残る形となります。





どうにか十字路に辿り着きますが、フューリーは地雷を踏んでしまいます。と、そこに大量のドイツ兵達がやってくることがわかり大ピンチ。


ドイツ兵





しかし、彼らは任務の為に命を投げ出す覚悟で300人近くの敵と戦うことを決意します。


















激闘の末、ノーマン以外は全員死にます。フューリー乗組員のおかげでドイツ軍の作戦は失敗に終わるのでした・・・。




















おわり


















★感想★
ん~イマイチですね。
やっぱ一番は感情移入要素がうまく働いてないってとこにあると思います。
まず単純に、ドンのバックボーンがあんまし見えてこないから「何故そこまでして戦うのか」ってとこに疑問を感じてしまいます。意外と彼に関する描写ってのがあんまし多くないもんだから、彼の強さの裏付けも戦う理由もSSを忌み嫌う理由もよくわからないんですよね。そんな状態で「ドイツ兵を迎え撃つ」っていう宣言をされても「うん。何で?死ぬよ?」ってなるわけです。このシーンは他の乗組員が「何でだよ!!死ぬ気か!?」とか言って押し問答をして、何かしらの理由を見出してからじゃないとやっぱ見てる側に気合は入らないですよね。「オレの家だから」っていう文言だけではちょっと弱いです。妙に感傷的なムードを漂わせて「やるかぁ」みたいな空気出されても、「そこは雰囲気で解決ぅ!?」とツッコミを入れずにはいられないですよ。まぁ戦争ってそういうもんなのかもしれないけどさ。

戦車のバトルシーンはそれなりに面白いんですよ。あんまし戦車同士の戦いって見ないから新鮮でしたしね。形が似てるから何がどうなってるのか少しわかりづらかったりもするんですが、俯瞰視点のシーンはなかなか面白いです。これは素直に面白かった。戦車から顔を出して無線で指示をするのって実は結構カッコイイなと思いました。


ただねー。「え?」って思ったのがあって。これは僕軍事マニアでも何でもなく、むしろどっちかと言うと疎いほうなんで間違った認識かもしれません。その上で聞いてください。
最後のバトル。もう大量のドイツ兵が虫みたいにウジャウジャ出てきてもう本当に四面楚歌状態の戦いです。もちろんそんな状態になることは全員承知の戦いですよ。罠とかを仕掛けるくらい時間があったんですが・・・。途中で30口径の予備が必要になるんですが、「外にあるからちょっと取ってくる」って展開になります。何で?何で外にあるの?何で車内に置いておかなかったの?これはちょっと意味がよくわからなかったです。どう考えても砲台だけで敵を殲滅できるとは思えないし、そんなの絶対車内の備えておくべきと思うんです。車内の見た感じはね、どう見ても置くスペースが無いっていう事情は通じないようにしか見えないんですよね・・・。この点、もし明確な回答持ってる方いらっしゃったら是非教えてください。
っていうかラストバトルのシーンは夜になるタイミングもめっちゃ変でしたし、何か色々と腑に落ちないんですよね。一番の盛り上がり所なのに。ドンは何で銃を2,3発くらっただけじゃ死なないのかを教えていただきたいし、急にドイツ兵が静かになるのも理由がよくわからないし、最後の優秀な狙撃手は最初何してたんだっていうかそもそも誰なんだとか・・・。何かしっくり来ないんですよ!

あと作品全体の印象としては、戦闘シーンどうこうよりも、兵士のオフ場面の描写が結構多くて何か少し独特な雰囲気だなと思いました!ここは多分人によって好みが分かれるところなんでしょうけど、僕としては嫌いじゃなかったですね。何故か見入ってしまう不思議な空気感でした。




総評といたしまして、監督自身が書いてる脚本が悪いですね。ただ彼は、つじつまとかは別として、何かカッコイイ画とか雰囲気を描き出すのはうまいと思います。
この作品にしてもタイトル・エンディングや作中のBGMとか印象的な画とかっていうのは結構僕は好きでした。ただそこらへんの好感があるが為に脚本のモロさが余計にガッカリっていう悪影響もあるのかもしれませんが・・・。
この監督は海軍出身の超コワモテおじさんで、撮影も色々と大変らしいですけどね。大変な思いしてこの仕上がりっていうのがまぁ・・・ほら・・・あの・・・ね・・・。















まぁそんなこんなで意外と見たこと無い人多いジャンルとは思いますよ!戦車映画!ガルパンとかも流行ってるし見てみてはいかがでしょうか!



















お試しあれ!!















フューリー  2014年  アメリカ




ジャンル:戦争
  監督:デヴィッド・エアー
  出演:ブラッド・ピット
     シャイア・ラブーフ
     マイケル・ペーニャ
     ジェイソン・アイザック
     スコット・イーストウッド






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ローン・サバイバー

どうも!僕です!!

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ローンサバイバー



「ローン・サバイバー」です!2013年のアメリカ映画で、アフガニスタン紛争の際アメリカ海軍のエキスパート部隊「ネイビーシールズ」が行った史上最も過酷だったといわれるレッド・ウイング作戦というものを描いた作品。


今作は実際に作戦に参加し、唯一生存した元ネイビーシールズのマーカス・ラトレルという人のベストセラーを映画化したものです。


ほいでこのレッド・ウイング作戦っていうのがわずか4人で決行された本当に壮絶な隠密作戦で、本当の本当にネイビーシールズ史上最悪の悲劇だったって事をまず念頭に置いて頂きたいわけです。


監督は元俳優のピーター・バーグ。「キングダム/見えざる敵」や「ハンコック」なんかで有名です。

主演はtedのお友達マーク・ウォールバーグ。このブログでは「ディパーテッド」を紹介しました。
その他出演は、同監督の問題作「バトルシップ」に出演のテイラー・キッチュ、「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ、「ブラックホーク・ダウン」のエリック・バナ等が出演しています。












で、中身はっていうと、要するにレッド・ウイング作戦の最初から最後までを描くわけです。
話の流れを伝える意味も含めて少しお伝えします。




簡単に言うと、タリバンの上層部のシャーっていう悪いヤツがいるからそいつを暗殺したい。けど当然敵がウヨウヨいるから、そいつがいる村のはずれの山に忍び込むわけです。






山


こんな感じでかなりの山。




で、ここからシャーっていうヤツを見張るんですが、そんな最中になんと羊飼いの民間人が登場。

一応捕まえるシールズの4人は、ここで究極の選択を迫られます。



A.この民間人を殺す
B.この民間人を拘束して放置
C.この民間人を逃がす



という3つの選択肢です。
Aを以外を選べば、結局タリバンに告げ口をされ追っ手が来る、ということになります。
しかしAを選べば当然ながら大問題。しかし選ばなければ確実に自分たちの命が危険にさらされる・・・。


というまさに究極の選択。



そして彼らは結局Cを選びます。








運命の転換点。至極当然の結果で、タリバン側は200人近くの追っ手でシールズに総攻撃。
シールズ達はそれを4人で迎え撃たねばならなくなった・・・。






そして文字通り地獄の様な先頭の末、マーカスという主人公だけが生き残った。というお話です。


















★感想★
久々にね、こう魂を震わせられる作品に会ったって感じですよ。
とにかく事態があまりに凄惨過ぎて全く笑えない状態だし、そしてそのとにかくとにかくとにかく凄惨な事態っていうのをもの凄くリアルに描けてると思います。
その最たるものが、落下シーンだと僕は思います。

結局山を下りながらシールズは逃げるわけですが、やがて敵に包囲されます。そして彼らに残された唯一の選択肢として「崖を転がる」っていうモノが残されます。
で、実際それを実行するわけですが、もうそのシーンが凄い凄い。
皆さんもよく映画で見たことある坂や崖をゴロゴロ転がるあの描写なんですが、この作品はね、「転がるってのは物凄い大変なことなんだぞ」ってのを知らしめてくれるんです。
まず舞台が物凄くオフロードな感じで、もう岩やら木やらが入り組んでるんです。で、そこを転がったら当然色々体にぶち当たって来るし、そもそもそんなにすぐには止まらないし、止まる時ってのは物凄い衝撃が正面からやってくる時なんだってわけです。ってか転がるときも映画的な感じではない。
わかりますかね?映画でよくあるのは人間がトイレットペーパーの芯みたいに横向きをキープしながら転がる感じじゃないですか。ただこの作品ではもう上下左右関係なしだし、受身すらまともに取れてなかったりする。首からグイーーーンって逆エビ反りみたいになったりとか。
転がり方もそうですし、音ね音。木とか岩に当たる瞬間の人間の体も勿論のこと、銃等の武器がぶつかる瞬間まで綺麗に再現してます。
で、なおかつその衝撃の転がりシーンが2回あるっていう・・・。2回目のほうは「300」みたいなスロー→早回し→スロー→早回しの繰り返しにしていて、これがやっぱかなり効いてます。衝撃の瞬間一つ一つに凄惨さが詰め込まれているし、「生きてるのか?これ生きてるのか?」と思わせます。で、結果は本当「とりあえず」生きてるって感じなんですね。
もうこの2つの転がりシーンは眉間に皺無しでは見れません。今後の映画シーンに大きな影響を及ぼす名シーンではないでしょうか!ちょっと言い過ぎかもだけど!







ほんでなんで僕がこの映画を賞賛したいかっていうと、結局構成が良いんです。「事実なんだから構成もクソもないだろ!」って思うかもしれませんが、そうでもないんですよ。

この戦闘の舞台っていうのは物凄い山岳地帯で、無線が繋がらないんです。電波が不安定で。で、「恐らくあそこらへんに行けば無線が繋がるだろう」ってことに気がついた1人の兵士が、命を投げ出して本部に救援を呼ぶんです。
で、そこにヘリで救援としてやってくるのは作中そこそこフィーチャーされてたキャラなんです。
いよいよ救出だ!やった!なんとか2人は生き残ってる!!感動的なBGM!!ヒロイックな演出!!
戦闘中の兵士たちは当然「助かった!!」ですよね。





しかし!!!







被弾






なんと敵のRPGをヘリが被弾!!救出チーム16名が全員死んでしまうというあまりにも悲劇的な無慈悲な展開!!
ここまでの演出により、恐らく誰もが予想し得なかった展開です。



これで見てる側は当然ギョギョっとなり、登場人物さながらに「最悪だ・・・」と思えるわけです。




そしてもう1人死に、遂にマーカスは最後の1人となります。

ほいで不謹慎ながらここが面白いのが、衰弱しきったマーカスの前に1人の民間人が現れます。
そして何故か彼はマーカスを匿い、自分の家へと連れて行き介抱します。

彼らの命運を分けたあの羊飼い事件と、立場がほぼ逆転になってるんです。
羊飼いに対して、「憎んだ目をしている」とシールズメンバーが言っていたんですが、今度はマーカスがその目をしているんですねぇ。



言葉が通じないものの、何故か助けてくれる民間人。村人達はなんとタリバンと戦ってまでマーカスを守ってくれるではありませんか。
結局マーカスはこの村人達のおかげで一命を取りとめ、本隊の救助を待つことができました。しかも本隊まで歩いて村の場所を教えてくれたってんだからもう凄すぎ。




そしてマーカス含め誰もが思うこと。「何故助けてくれたのか?」



その答えが最後の最後の最後の最後の最後に出てきます。



で、本当に最後の最後の最後の最後の最後の最後に出てくる一枚の実際の写真。これを見た瞬間に、もんの凄い鳥肌と同時に、到底止めることのできない大量の涙が溢れ出てきました。




本当に見てる側はね、作中で戦っているシールズが体感した地獄を一緒に見てきたんですよ!
衰弱した兵士の断末魔の悲しい目!
命を懸けて仲間を守った兵士の死に際の悲しい背中!
木にもたれかかり反撃もできないくらい衰弱した兵士を襲った3発の銃弾!
骨が折れてもひたすら転がり続けた崖!
救援に向かうも虚しく迎撃を受けた兵士!

運命を分けた悲しき正義の決断!

マーカスを助けるために戦ってくれた村人達!






その全ての悲しく、そして何が正解か全くわからないカオスの世界!


その中にいろんなヒロイックなドラマが本当に、自分が生きてる現実の世界であったんだ!
本当の本当にあったんだ!!

それを証明するのが最後の写真であり、見てる側の心の奥底の何かをギュ~~~~っと締め付けるんです!!

これを涙流さずに見れますかい!!!







この作品はね、ピーター・バーグ監督の代表作にである事は間違いないです。
彼はこの作品の前に浅野忠信も出てる「バトルシップ」というクソみたいな馬鹿映画を撮ったことで自分の地位を落としていました。
っていうかホントは元々「ローン・サバイバー」と撮りたかったんだけど、ユニバーサルからまず先に「バトルシップ」を撮れって言われて、結果大コケして一時は「ローン・サバイバー」を撮れなくなってたんです。しかしマーク・ウォールバーグという人助けが大好きな俳優の尽力により、低予算ながら晴れて撮影にかかれたというわけ。
そしてこの大成功ですよ。



そこまで評価が高い監督ってわけではないんですが、見せ方とか全然うまいと思いましたけどね。
前述の転がりシーンもそうだし、戦いの舞台が「こんな感じの山岳地帯ですよー」「こんな感じで物凄く急な崖ですよー」とかっていうのを、わざとらしくなく且つそこそこオシャレに見せてくれてます。






結局この作品の伝えたいことというか意義というか、本質的な部分っていうのは作中には描かれないんですよ。だからシールズと主人公を助けた村人達への賛美は当然あるにしても、戦争映画でありがちな「戦争美化」であったりとか「被害者感情逆なで」とか、いわゆるデリケートな意味合いの描写ってのは無くて、「そこは見てるあなたが考えて決めてください」って構造になってます。

羊飼いと遭遇したときのシールズの判断が正しかったのか間違ってたのかってのは、ホントどっちでも取れるような絶妙なバランス感覚で仕上げられてます。








まぁそんなこんなで、僕としては諸手を挙げて評価できる素晴らしい作品だと思いました。










気になった人は是非見てください!!





















決して戦いから逃げない   マーカス




















お試しあれ!!















ローン・サバイバー  2013年  アメリカ



ジャンル:戦争
  監督:ピーター・バーグ
  出演:マーク・ウォールバーグ
      テイラー・キッチュ
      エミール・ハーシュ
      ベン・フォスター
      アリック・バナ



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ブラザーフッド

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ブラザーフッド



「ブラザーフッド」です!2004年の韓国映画で、朝鮮戦争の最中に葛藤する兄弟を描いた作品。
監督は「シュリ」のカン・ジェギュ。
W主演は「アジョシ」のウォン・ビンと「スッキダカラー」で日本でもお馴染みのチャン・ドンゴンです。
このブログで度々紹介しているチェ・ミンシクも出ています。










久々の戦争映画の紹介ですが、朝鮮戦争が題材のものは初めて。ということで例によって解説ページを作りましたので参考までに。










クリック!!↓↓↓

猿でもわかる朝鮮戦争














時は1950年。ソウルで暮らす兄弟ジンテ(兄:チャン・ドンゴン)とジンソク(弟:ウォン・ビン)は、貧しいながらも家族と仲良く暮らしていました。

歴史が動いた6月25日、朝鮮戦争が開戦。ジンソクは強制的に徴兵され、それを止めようとしたジンテもまた同様に徴兵されてしまいます。

徴兵




北朝鮮からの激しい攻撃を受ける最前線に配置される二人。ジンテは体の弱いジンソクを除隊してもらえるよう頼みますが、もちろん受理されず。

そこでジンテは考え方を変え、自分が活躍して勲章をもらえばジンソクが除隊されると考えます。そして彼は自分から率先して危険な任務に志願するようになっていきます。

チームワーク・仲間や捕虜の命を度外視し、ただ自分が勲章を得るために奮闘するジンテにジンソクは理解を示しません。ジンテはジンソクの為にやっていることなのですが、2人はいつしか衝突し合うようになります。


それでも着々と実績を重ねていくジンテは、ついに勲章を得ます。韓国軍も躍進し、韓国側の勝利で戦争も終結かという所で戦況は一変。中国の介入により北朝鮮側が再び勢力を伸ばしてきます。

中国



戦線がソウルに迫っていたこともあり、ジンテとジンソクは別行動ながらも実家の家族の様子を見に行くことに。しかし保導連盟事件によりジンテの婚約者ヨンシン(イ・ウンジュ)は殺されてしまいます。
救出を試みたジンソクは拘束され、捕虜として監禁されます。





なんやかんやあって、ジンテはジンソクが殺されたと勘違い。韓国軍にブチギレモードとなったジンテは、人民軍の旗部隊に寝返り、今度は韓国の敵として活躍しちゃいます。

その事実を知った実は生きているジンソク。最初は「あんなクソ兄貴知るか」のスタンスでしたが、ジンテの手紙を読み、彼は本当はまだ心優しい兄のままだったと知ります。そしてジンソクは除隊目前にも関わらず、ジンテの目を覚まさせる為激闘の最前線へと向かいます。




最前線でジンテと再会を果たしたジンソクでしたが、ジンテは既にバトルジャンキー状態。彼はジンソクを敵としてしか認識しておらず、ここで世界一悲しく世界一激しい兄弟喧嘩が行われます。




そしてついに目を覚ましたジンテ。ジンソクが生きていると知った彼は驚愕し、そしてジンソクに先に逃げるように指示し、自分は後で韓国側に投降することを伝えます。



彼の言葉を信じ先に戦場から退散するジンソク。
悲しく機関銃を打ち続けるジンテ。そしてジンテは激しい銃撃により命を落としてしまいます。



最期









そして現代。ジンテの遺骨が発掘され、年老いたジンソクは数十年ぶりにジンテと再会します。
そしてそこには、ジンソクの名前が刻まれた思い出の万年筆が残っているのでした・・・。





















おわり










★感想★
どんだけ悲しいお話なんだよって感じです。結局戦争というのは、するしないをお偉いさんが決めてその被害を一番被るのが一国民である、ということが如実に出てる作品です。
まぁ見てる側としても徴兵の仕方から何から納得いかないことばかりで、はっきり言って見ていてカタルシス感じれるところはほぼ皆無です。韓国作品らしい独特の冷たい雰囲気の中で繰り広げられるドラマと、その中で必死に奮闘し結局はただ「生き延びる」ということだけに執着する悲しい兄弟。なんと胸の締め付けられることか。

でね、結局「戦争は悲惨」っていうことを凄くよく伝えられてる作品なんですね。その最たる部分がリアルな戦闘描写!明らかに「プライベート・ライアン」から影響を受けていると言わざるを得ませんが、まぁ「プライベート・ライアン」はその後の映画を大きく転換させたスーパーエポックメイキング作品なのでそれはしょうがない。それに遜色無いとまでは言いませんが、この作品もかなりリアル。韓国っていうお国柄か使用してる銃は全て本物だそうで、なおかつ音とかもリアルだし、何と言っても僕的に一番重要な人体欠損描写!ここが結構よく出来てる。
要するにね、銃で撃たれるっていうのは胸を撃たれて「ぎゃ~~」じゃないんだってことで、腕がもげたりとか足がもげたりとかするわけですよ。それとか生きながらに体を燃やされたりとかね。そういった嫌な部分、絶対自分に降り注いで欲しくない事態をこれでもかと描いてますよ。そんな地獄の様な地に無理矢理連れて来られた平凡な兄弟。そして必死に弟を守ろうとする兄。
つまりリアルな戦闘描写+地獄で奮闘する悲しき兄弟愛。この2要素をうまく描けてる時点で映画としては及第点クリアです。








で、ただね。じゃあこれが僕の「心の1本」になるくらいまでいいかっていうとそうでも無いんだなこれが・・・。

戦闘描写が良いって言ったんですけど、そのリアル部分を見せようとし過ぎているのか、アップがやたら多い気がする!つまりは引きの画が少ない!どういうことかっていうと戦況がわかりづらい!構図がどうなってんだよこの状況!となっちゃうんですね。いや、普通の映画なら別にいいんですよ。ただ戦場という言わば陣形とかが重要な舞台に置いては、ある程度の予備知識がほしいですよね。まぁ僕の理解力が足りなかったのかもしれないですけどね。ここはまぁいいや。近いと迫力あるしね。
で、僕が一番気になったのは、ジンソクはどの程度体が弱いのか?って事。なんか最初のほうはちょっと攻撃受けただけではぁはぁ息切れというか放心状態みたいになってたのに、だんだん強くなって行くというか、なんか無かったことになってる様な気がするんですよね。処方されてる感がまるで無いというか・・・。まぁここはね、その異常なまでに弟を心配する兄の一応の理由として活きては来るんですけど、いくらなんでも後半ほったらかしな気がしてね・・・。







まぁただいちゃもんです!こんなのは!
とにかくどんどん狂気じみてくるチャン・ドンゴンの演技とかはホントよかったですよ!序盤の仲良し兄弟の描写がちょっとホモっぽくてあれだったけどまぁよかった!
序盤といえばね、やっぱその「仲良し描写」における川遊びシーンとかはもの凄い哀愁誘ってくれてよかったです。後半の悲哀感みたいなのを一層煽ってくれるし、何より印象的な画として仕上がってたのでグーでしたぜ。










そんなこんなでなかなかのクオリティの作品でした!戦争、良くない!!!


















命をかけてジンソクを守ります   ジンテ



















お試しあれ!!





ブラザーフッド   2004年 韓国


ジャンル:戦争
   監督:カン・ジェギュ
   出演:ウォン・ビン
       チャン・ドンゴン




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ブラックホーク・ダウン

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ブラックホークダウン



「ブラックホーク・ダウン」です!2001年のアメリカ映画で、ソマリア内戦にアメリカが軍事介入した際の激闘「モガディシュの戦闘」を題材とした戦争映画です。マーク・ボウデンという人の小説を映画化した作品で、事実に基づいた作品となっているのが特徴です。


監督は「グラディエーター」「ハンニバル」リドリー・スコット



主演は「パール・ハーバー」のジョシュ・ハートネット。その他出演はユアン・マクレガー、オーランド・ブルーム、エリック・バナや、「プライベート・ライアン」のトム・サイズモアなどなど非常に豪華です。



















1993年、内戦が激化するソマリアに軍事介入したアメリカ。最大勢力のトップ・アイディード氏の側近2名を捕えるため、その捕獲作戦に打って出ます。






会合が行われるという情報を得た米軍は、そこを狙って捕獲することにします。







会合が行われる建物は、首都モガディシュのど真ん中。敵の攻撃は予想できますが、およそ1時間程度で終わる簡単な任務のはずでした。









しかしいざ作戦を実行すると、敵の攻撃は予想をはるかに上回る激しいものでした。RPGという強力なロケット弾のようなものに苦戦し、それは軍事ヘリ「ブラックホーク」ことUH-60も撃墜されてしまうほど。


墜落




墜落したヘリの生存者を確認しなければならないものの、民兵の攻撃が凄まじすぎて手を焼く米軍。






夜通しのゲリラ戦が繰り広げられ、結局作戦の終了までに12時間以上もの時間を費やしたのでした。



当初の目標は達成したものの、20人近くもの犠牲者出してしまった米軍。






予想外の犠牲者を出してしまったにもかかわらず、悲しみに暮れる間もなく次の任務に取り掛かるしかない各兵士たちなのでした・・・。














おわり






★感想★
不謹慎ながら、面白いですよ。第二次世界大戦モノの様な歴史的作品ではなく、近代戦というのがやはり見ている側を引き込むものがありますね。結局街のど真ん中で米軍と民兵がドンパチやっていくわけです。近代戦を題材とした映画っていうのは多数あるわけなんですが、しかしここまで迫力あるアクションシーンを詰め込んだ作品って言うのは決して多くないと思います。
早い話が「米軍が民兵をナメてたので、予想以上の被害が出ました」っていう話なんですが、その「こんなはずじゃ・・・」感はめちゃくちゃ感じました。「うわ~なんかどんどんやべぇ方向に行っちゃってるー・・・」っていうなんとも言えない焦りみたいな心情とか、めちゃくちゃ負傷したので早く帰りたいみたいな心情とか、結局のところ「そこまで準備してませんでした」っていうまずい状況というのがより一層話を盛り上げてくれるわけです。
大きく話を展開させるのがやっぱり「ブラックホーク」の墜落。これにより、アイディードの側近2人を捕獲というもの以外に、「仲間の救出」という別の任務が生まれるわけで、そしてそれが何よりの激務。とにかくね、民兵の数が尋常じゃないんです。それこそ子供とか女性までもが武器を取ってる世界で、実際商店街の出店とかで普通に銃が売ってるような世界なんですね。そんな街のど真ん中に少数で飛び込んでいって、そりゃ無事で済むわけはない、つまり大苦戦ってことですね。
それを象徴する名シーンが、ブラックホークのパイロット、デュラント(ロン・エルダード)を救出するためにシュガート(ジョニー・ストロング)とゴードン(ニコライ・コスター=ワルド)という2人の兵士が命を投げ出して助けに行くシーンです。民兵の群集ど真ん中に2人で突入し、パイロットの救出を試みるわけですね。まぁ結局この2人は死んでしまうわけで結構泣けるシーンなんですが、いかんせん泣いてる暇がねぇっていうのがこの作品なんです。こっちがウルウル来てる間にも敵の攻撃は鳴り止まないわけで、ホントにこの作品はね、ずっとバトルをしてるわけなんですよ。だから感傷的なムードもそこそこに、またドンパチが始まるという。そこは良くも悪くもスピーディーな展開でした。

展開って言う話をするとですね、通常戦争映画っていうのは「解説→バトル→解説→バトル」っていう展開で、その中にちょいちょい人間模様を入れていくっていうのが一般的なスタイルと思うんですが、今作は「解説→ず~~~っとバトル」っていう展開です。しかしそのバトル自体っていうのがなかなかの迫力で描かれてるもんだから、見ているほうはあんまし退屈しないような構造になってるんですよね。そこが良かった。1つのバトルの間に余計な要素を入れないことによって、見ているほうにも「本当に長い戦いなんだ」ってことが伝わってきます。
それプラス、銃声によって耳が聞こえないくなった兵士がいたり、コーヒーを淹れるのが得意な兵士がいたりとか、どこがおどけた感じの登場人物のキャラ設定っていうのがあることによって、よりエンターテイメント的に。つまりはなるべく万人が退屈せずに見れるようにっていう工夫が施されてると思います。
作品全体のビジュアル的にはバキっと決まった本格映画で、中身自体もおふざけなしの本格的展開。しかしどこか噛み砕かれた表現っていうか、すこし目線をこっちまで下げてくれてる瞬間が多少なりともあることによって、敷居が低めの作品に仕上げてる、と思いました。その表現自体がわざとらしくないので、緩くなってないっていのが絶妙なバランスと思います。



ただじゃあ良いことばかりなのかというとそうでもなくてですね。前述のようにキャラ設定的部分で各兵士にフィーチャーする瞬間っていうのがそこそこあるわけなんですが、この作品ね、登場人物が多い!ってことで各人物に対する描写が決して濃いとは言えない。だから終盤に感動的なセリフを言われてもどうしても「ふーん」としか思えないんですね。感情移入できるのはできるんですが、それは「兵士みんな頑張れ!!」っていう程度のもので、1人の兵士に感情移入できるほどの要素っていうのはなかなかに薄いんですね。
なのでエリック・バナ演じるフートという男が何やら深い話をし出すときがあるんですが、なんかそんなのもちょっとこちらとは別次元というか、なんかスベってるようにしかどうしでも見えないんですね。





とはいえやっぱり全体的な仕上がりはとてもよかったと思います。なんせ1つの戦闘を2時間以上描いてるわけですからね。内容が濃くなって当然というか、そこを間延びした感じじゃなくしっかり見ごたえあるように作れたのが面白い要因かと。

銃から落ちてくる薬莢をスローで映した演出とか、ちょっと中ボス的なヤツを倒すときに一瞬だけその相手の顔のアップを見せるという一種のサブリミナル効果的演出とか、なんか僕個人的に気に入るような演出が多かったのも好印象。なんかちょっと「おお~」ってなっちゃうんですよね。















非常に濃密。やりすぎてない、ほどほどの良いバランスで魅力が詰め込まれた映画だと思います!!






















We got a Blackhawk dawn,We got a Blackhawk down(ブラックホークの墜落を確認)






 














お試しあれ!!

 






ブラックホーク・ダウン   2001年  アメリカ



ジャンル:戦争
  監督:リドリー・スコット
  出演:ジョシュ・ハートネット
      ユアン・マクレガー
      オーランド・ブルーム
      エリック・バナ
      トム・サイズモア





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戦争のはらわた

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戦争のはらわた





「戦争のはらわた」です!1977年のイギリス・西ドイツ共同制作映画。第二次世界大戦のドイツとロシアによる東部戦線を題材とした戦争映画です。
「大脱走」などで知られるジェームズ・コバーンが主演。監督は「ワイルドバンチ」などで知られるサム・ペキンパーという人です。



主人公はドイツ軍の曹長で、終始ドイツ目線で物語が進められるというちょっと珍しい作品です。












ではあらすじ。



第二次世界大戦真っ最中の東部戦線。タマン半島という最前線に、シュトランスキー(マクシミリアン・シェル)という出世欲の強い大尉がやってきます。

まぁこいつがとにかく自分の出世・名誉のことしか考えておらず、鉄十字勲章というものが欲しくて欲しくてたまらないご様子。


一方現場の兵士達から厚い信頼を得ているシュタイナー(ジェームズ・コバーン)。そもそも上司に媚を売らないタイプのシュタイナーは、色んな面でシュトランスキと対立。シュトランスキ自体は自分の出世のためにシュタイナーを利用したいのですが、とにかくとっても仲が悪くなっていく2人なのでした。





そんなある日、ロシア軍からの攻撃を受けるシュタイナーたち。シュトランスキがビビって地下壕から出てこない中、彼らは必死の攻防を繰り広げます。





カリスマ的な強さを見せるシュタイナーのおかげで敵軍を撤退させることには成功したものの、ここでシュタイナーと友情を深めていたマイヤー少尉が戦死。シュタイナー自身も負傷し、病院へと運ばれます。



病院






しかし驚異的な回復力でシュタイナーは再び戦列へと復帰します。





そこで待っていたのは、完全なる出世の虫シュトランスキ。シュタイナーへの快気祝いも早々に、「この前ロシア軍を撤退させたのってオレの反撃が大きかったじゃん?それ上に報告すれば鉄十字勲章がもらえるんだよ多分。証人が必要だからこの紙にサインしてね。」的なことを言い出します。




既にトリービックという兵士1人を自分の片腕にし、証人として署名させたシュトランスキ。後はシュタイナーが署名すれば万事OKということです。




実際はこそこそ地下壕に隠れていた男のために署名なんてしたくないシュタイナー。



「こいつウゼー」みたいに思っていたところ、再びロシア軍からの攻撃が。

攻撃





なんとか生き延びたシュタイナーとその中隊。しかし敵軍の戦車からとにかく逃げ回ったシュタイナー中隊は、本隊とはぐれてしまいます。





なんとか本隊に合流せねばならないシュタイナー中隊。途中でロシア軍の制服などを手に入れながら本隊を目指します。




命からがらなんとか戻ってきた彼ら。ロシアの制服を着ている為、敵と間違われないよう「境界線」という合言葉を言いながら近づいていくシュタイナー達。しかしシュトランスキに弱みを握られているトリービックは、彼の命令通り「敵と間違えた」という体でシュタイナー中隊を撃ち殺します。



見方









これにはもうブチギレのシュタイナー。


ふざけんなとばかりにトリービックを撃ち殺します。





続いて元凶のシュトランスキの元へと向かうシュタイナー。ロシア軍の攻撃が激化してくる中、逃げ支度をしていたシュトランスキを捕まえ、共に戦場へ向かうことを指示します。





しかしシュトランスキときたら、銃に弾を装填する方法すらわからないビギナー。装填に四苦八苦しながら死にかけるシュトランスキを見て大笑いするシュタイナーなのでした。

笑う








おわり












★感想★
ん~・・・って感じでした。「戦争は最高のバイオレンスだ」というキャッチコピーがあったので期待してたのですが、正直そこまで迫力を感じませんでした。ドンパチやってる感は伝わってくるのですが、とにかくコマの送りが早すぎて状況が掴みづらい。そのくせスローモーションをやたら多様するので「いやそこどうなってんだよ!」って思っちゃいました。スローという演出は当時は斬新だったのかもしれませんが、今見てみると「わざとらしい」に尽きますね。ちょっとくどいです。
そもそもバトルシーン自体そんなに多いほうじゃないし・・・。音とか爆発とかはそれなりにはあったとは思いますが、「あーやってんなー」止まりでしたね僕の中では。仮面ライダーとかの特撮モノの爆破シーンの総集編を見てる感じでした。
人間ドラマみたいなのはまぁ悪くないとは思います。敵国の女性を犯そうとした自分の部下を見殺しにするシュタイナーとか、出世に躍起になる上司とか。いわゆるダーティーな部分を表現しているのは「なるほどな」とはなります。要するにドンパチやるだけが戦争じゃなくて、もっと人間の奥底の薄汚い欲望みたいなのが渦巻くのが戦争なんだぞってことなんでしょう。ただいかんせんそれを「考えさせる」っていう段階まで来てなかったです。最初に子供の声で暢気な歌(日本で言う「ちょうちょ」のメロディー)が流れながら戦争中の映像が流れてくるんです。その映像と音楽のアンマッチさで何ともいえない皮肉った雰囲気を演出したんでしょうが、ここもちょっとわざとらしい。「あっ・・・そういうヤツか・・・」って感じでした。完全に察しちゃいましたね。少しやりすぎな印象。
あとドイツ軍が英語で喋ってるって違和感がどうしても拭い去りがたかったです。こういうのって欧米の人は何とも思わないんですかね?戦争映画じゃないならまぁ許せますが、ドイツ軍が敵対国の言語を日常生活で使うかね?って思いました。正直ここが一番の萎えポイント。ドイツ語吹き替え版もあるらしいんですが。いやいや吹替えでしょ?って思うし。


軒並み評価が高い作品だったのですが、僕的には超期待はずれでした。「考えさせられる映画」みたいによく言われてましたが、考えさせようとしすぎ!!!露骨過ぎて萎えました!


他の戦争映画とは雰囲気が違う映画なのでそういった意味ではオススメです!!























私は全将校が嫌いです(シュタイナー)
















お試しあれ!!














戦争のはらわた  1977年  イギリス・西ドイツ



ジャンル:戦争
  監督:サム・ペキンパー
  出演:ジェームズ・コバーン
     マクシミリアン・シェル
      ジェームズ・メイソン









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フルメタル・ジャケット

どうも!僕です!!
月日が経つのは早いものでH27年度がやってきちゃいましたね!!今年度も頑張ってたくさん映画みたいと思いますよ僕ぁ!!

というわけで新年度1発目はこちら!! 

フルメタルジャケット




「フルメタル・ジャケット」です!結構名作です!見たこと無い人も、名前くらいは聞いたことあるって人が多いんじゃないですかね。


1987年に公開されたアメリカ映画で、ベトナム戦争時の海兵隊の訓練とその後の実戦を描いた作品。
監督は以前「シャイニング」でご紹介した鬼才、スタンリー・キューブリック。出演はそこまで有名な人は出てませんが、鬼訓練教官役のR・リー・アーメイはガチの元軍人です。当初はアドバイザー役でしたが、あまりにハマリ役っぽかったので急遽教官役に抜擢されたという人です。この作品をきっかけにキューブリックと友達になったとか。

この作品の見所は何といっても前半の訓練所での鬼教官の「鬼」っぷり!もう本当に新人たちをクソ以下の扱いでもてなしちゃうわけです。とにかく酷くて酷くて酷すぎる悪口が延々と飛び出し、「何故そこまでユーモラスな悪口がポコポコ出てくるんだ」と問いただしたくなるようなシーンばかりなわけです。







ちなみに「フルメタル・ジャケット」というのは、「完全被甲弾」という銃の弾の一種を表します。戦争で一般的によく使われる弾で、弾丸を鉄などで覆い貫通能力を高めた弾のことです。一応予備知識。





今回の作品はベトナム戦争が舞台ということで、例によって猿でもわかる解説ページを作ったので参考までに。



     クリック!!
        ↓
猿でもわかるベトナム戦争



ではあらすじ。時はベトナム戦争真っ最中。サウスカロライナの海兵訓練施設に、兵士志望の新人たちが入ってきます。早速鬼教官ハートマンさん(R・リー・アーメイ)は基礎的なルールを叩き込むわけですが、もう初っ端から完全ブチ切れモード!!!


教官



もうユーモラス過ぎて意味がわからない罵詈雑言のオンパレード!!日本人が言ったら周りが「フフッ」ってなりそうな事をすごい剣幕で言いまくっちゃうのです!



ダイジェストでお送りします!!!


教官





悪口1



悪口2



悪口3



悪口4


悪口5





冒頭のシーンでこんなのが約5分続くわけです。隠れてマスかいただけで首切ってウンコ流し込まれたらたまったもんじゃないですよね。あと、「そびえたつクソ」とはなかなか難解な悪口です。確かに言われたほうはツラいけど・・・。




まぁこんな調子で訓練生活はスタート。人権を完全無視した罵詈雑言のオンパレードに加え、お約束どおりの体罰もしっかり与えちゃうハートマン教官。中でも「ほほえみデブ」と名づけられたレナード(ヴィンセント・ドノフリオ)は、訓練の出来の悪さゆえひときわ酷い仕打ちを受けます。


辱め




辱め2



辱め3






もうハートマンさんの叱咤も下系が徐々に多くなり、イライラは募る一方。

事態は悪くなる一方で、何をやっても出来の悪いレナードは他の訓練生にまで迷惑をかけています。それに我慢なら無くなった生徒たちは、真夜中にレナードを襲撃したりして徹底的に虐めちゃいます。



レナードにとって文字通り地獄の生活が続き、彼の精神は少しずつ限界に近づきつつありました。
しかしそんな彼には狙撃の才能があることが発覚。次第に彼は教官から認められていくのですが、彼の精神はもう少し異常が出てきたよう。いつしか銃に話しかけるようになり、班長のジョーカー(マシュー・モディーン)もそれを心配していました。


月日は流れ、それぞれが一人前になり晴れて卒業の時期が来ました。

「海兵は死ぬ!死ぬために我々は存在する!!しかし海兵は永遠だ!!つまりはてめぇらも永遠だ!!」
なんてかっちょいい名言をハートマンさんが発し、かなり良いムードで最後の夜を迎えます。





しかしその最後の夜。宿直のジョーカーがトイレを確認してみると・・・














やばい








もう完全にヤバイ系の人に豹変したレナードの姿が。しかもご丁寧に銃まで用意して完全にお誂えの予感。



ギャーギャー騒ぎ出したところへハートマンが登場!


発狂度MAX中のレナードは、おいそれと銃を当然の如くバキュン!!!

バキュン




ハートマン、あえなく殉職!




洒落にならないことをやっちゃったレナード!!もはや精神が完全に崩壊したレナードは最後に自分をバキュン!!


自害





とにかく過酷な訓練は、2人の死者を出すという最悪の結果で終えたのでした・・・。




月日は流れ、舞台は本当の戦場ベトナム。「スターズ&ストライプス」の報道部員となったジョーカーは、取材のため最前線へ。そしてそこで訓練所の同期・カウボーイと再会します。

カウボーイの小隊と行動を共にするジョーカーでしたが、交戦地帯で次々と仲間を失っていきます。



罠



指揮官を失った小隊。指揮はカウボーイに任せられますが、敏腕スナイパーが現れ舞台はますます混乱。

しかしアニマルマザーとかいうこの上なくダサい愛称を持つ勇敢な味方のおかげで見事窮地を脱したカウボーイ隊。




ジョーカー「わたしはクソ地獄にいる・・・が、こうして生きている。もう恐れはしない。」









というエンディング。






★感想★
前半部分のパンチが余りに強すぎて後半の尻すぼみ感が否めない映画ですね。頭でっかちな映画です。
全体的に切り口は独特ですね。戦争映画ではよくありがちなアクションシーンとか口喧嘩シーンとかを山場に持って来ようとしてないしてない印象でした。何気なく兵士の1人が非人道的なひどいことを言ったり、兵士が平気で買春してたり、そういった戦争のダーティーな部分が目立つように作られた映画だと思います。
ストーリー的にはそんなに面白い映画ではないです。でもとにかく名台詞の多い映画で、そこを楽しむ映画だと思いますね。ざっくり言うと「視覚で楽しむ映画ではない」って感じです。細部にこだわりを感じる作品ですね。

キューブリック自身が海外の翻訳をチェックしたりしてるので、本当に「台詞」にこだわった作品と言えるでしょう!!




僕は嫌いじゃないけど、人によっては「全然面白くないしw」ってなる映画です。ちょっとテイストを変えた戦争映画を見たい人にはオススメです!!








お試しあれ!!!





フルメタル・ジャケット     1987年  アメリカ


ジャンル:戦争
  監督:スタンリー・キューブリック
  出演:マシュー・モディーン
      ヴィンセント・ドノフリオ
      R・リー・アーメイ













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ハート・ロッカー

どうも!僕です!!

今日はこちら!!
 
ハートロッカー





「ハート・ロッカー」です!!



2008年のアメリカ発戦争映画。イラク戦争中のアメリカ軍の爆弾処理班を描いた作品です。


アカデミー賞では監督賞・作品賞をはじめ、6部門を受賞した名作です!


主演は「アベンジャーズ」や「ボーン・レガシー」なんかに出てるジェレミー・レナー。

あとは以前「メメント」「L.A.コンフィデンシャル」なんかで紹介したガイ・ピアースも出てます。すぐ死ぬけど。




ちなみにこの作品の監督は、キャスリン・ビグローという女性。史上初のアカデミー監督賞を女性で受賞という偉業を成し遂げたお方で、ジェームズ・キャメロンという有名監督の元嫁でもあります。







戦争映画を見るにはその舞台の時代背景がわかると、より雰囲気がつかめると思います。今回はイラク戦争が舞台ということで、解説ページを例によって作りました。












予備知識が欲しい人はクリック!!

       ↓
「猿でもわかる湾岸戦争~イラク戦争」
















ではあらすじ。







イラク戦争中のイラク首都バグダッド郊外。トンプソン(ガイ・ピアース)、サンボーン(アンソニー・マッキー)、エルドリッジ(ブライアン・ジェラティ)の三人は、街中に拡散されている爆弾の処理をするチーム。

トンプソンが爆弾の処理役。サンボーンとエルドリッジはその警備・援護をする係りです。

ある日街中に放置されている爆弾を処理していると、突如その爆弾が爆発。
どうやら敵の罠だった様で、トンプソンはあえなく命を落としてしまいます。





トンプソンの代わりにチームに入ったのはジェームズ(ジェレミー・レナー)という男。






新たなチームで任務に取り掛かる三人でしたが、このジェームズという男は少々自分勝手な男。

そもそも爆弾処理は、「実行役(ジェームズ)が爆弾に近づき処理、残る援護役(サンボーンとエルドリッジ)がそれを遠くから援護、周りに敵がいないかの警備をし必要とあらば敵を攻撃・撃退する」というのが基本的なスタイル。

しかしジェームズときたらまぁ緊張感の無い男で、そもそもニヤニヤしながら仕事をするし、「目くらまし」とか言って発炎筒を使ってサンボーンとエルドリッジの視界から消えたり、無線にも応答しなかったり・・・。


大量の爆弾を見つけた時には、「死ぬなら気持ちよく死にたい」とか言って防爆スーツという宇宙服みたいなスーツを脱いだりと、とにかく破天荒。

死を恐れていないのか、それともそう振舞っているだけなのか・・・。




しかしジェームズの腕は確かなようで、援護班2人の活躍もあり任務は問題なくこなされていきます。




ただ、サンボーンとエルドリッジの2人はジェームズに対する不信感を強めていきます。
協調性が無く、自分の好き勝手にやるジェームズのやり方はチームワークを乱します。


彼らの任務地はバグダッドの街中。一般市民がたくさんいる中で任務に取り掛かるため、「善良な市民のフリをした敵」がいるかもしれないわけです。
こういったパッと見ではわからない敵がいる状況のため、一瞬の油断・隙が命取りになるわけです。そんな中でのジェームズの行動はもはやこのチームのアキレス腱となってるってわけ。


ましてやエルドリッジはちょっとビビりの新米兵士。
そもそもトンプソンの死にエルドリッジはちょっと責任を感じてます。トンプソンを死に追いやった爆弾を起動させた犯人をエルドリッジは見つけていました。
しかしビビりのエルドリッジはそいつを撃つことが出来ず。結果犯人の捕獲は間に合わず、爆弾は起動されてしまった・・・、というわけです。


もはやカウンセリングを受けるレベルにまでナーバスなエルドリッジにとって、ジェームズはただただ神経を逆なでするだけの存在になっているのです。








そんな中、任務のために砂漠を走っていると車がパンクして身動きが取れなくなっている味方部隊を発見。

レンチを貸してあげてパンクを直しているところ、敵の銃撃に遭います。



味方が次々やられていく中、必死に応戦するジェームズチーム。




遠くの建造物からこちらを狙撃しているのがわかり、ジェームズが観測手・サンボーンが攻撃手・エルドリッジが警備役として応戦することに。
地上戦にも長けていたジェームズは、冷静に状況を判断しつつビビりのエルドリッジも懸命にフォロー。
ジェームズとサンボーンの抜群のコンビネーションにより、建造物内の敵は見事殲滅。ジェームズに勇気付けられたエルドリッジも初めて敵を殺すことにも成功。

初めてと言ってもいいくらいのチームワークでこの窮地を乗り切った3人。これを機に3人は仲良くなっていくのでした。





その後とある建物に入ると、キャンプ地近くでジェームズが仲良くなっていた「ベッカム」と名乗るサッカー少年が死んでいるのを発見。「人間爆弾」となって命を落としていました。
ベッカムの遺体から爆弾を回収し、建物を去ろうとしたところで現地視察に来ていたケンブリッジ中佐(クリスチャン・カマルゴ)が爆死。

戦争の悲惨さを改めて痛感した3人・・・。



さらにその夜。とある箇所で爆弾が爆発。現場を検証していると、爆弾は遠隔操作で犯人たちはちょっと離れたところにいることが判明。そいつらをひっ捕らえるのは通常ジェームズ達の仕事ではありません。
しかしこの騒動を安全なところから見物していたであろう彼らを許せないジェームズは、犯人捕獲を決意。
サンボーンとエルドリッジも仕方なくついて行きます。




結果はエルドリッジが拉致られかけ、そこをなんとか食い止めるのが精一杯だったと言う散々なもの。
この一件により負傷したエルドリッジは幸か不幸か、本国へ一足先に戻ることに。


「お前のせいだ!!クソッタレ!!」と、ジェームズに捨て台詞を吐きながら・・・。






その後、ジェームズたちは全身に爆弾を巻きつけられた現地人を発見。
大勢の人が見守る中、その爆弾を取り外そうと試みるジェームズ。しかしその爆弾は時限装置付。残り時間が二分程度しかない上、鉄製の南京錠も付いているせいで作業は捗らず。結局爆弾を取り外すことは出来ず、その現地人は無残にも爆死をしてしまうのでした・・・。







煮え切らない最後の任務を終えたジェームズ達。念願の本国帰還を果たします。




家族との幸せな時間を過ごすジェームズ。





しかし、「戦争の麻薬作用」に犯されている彼は、再び戦場へと戻るのでした・・・・。














★感想★
期待値の割には「ん~」って感じでした。ストーリーの軸がイマイチです。作品冒頭で「戦闘での高揚感は時に激しい中毒となる。戦争は麻薬である」っていう文章が出てくるので恐らくそこが軸かと思います。
ジェームズはその麻薬に犯されてる人で、エルドリッジはその真逆。しかしジェームズにも時には人間的な部分、弱さみたいなのもある。結局は戦地に戻るけどね・・・。っていう話とは思います。まぁただ「はい、そうですか」程度のことであって、つまらなくは無いけどそこまでそそられるものも無い感じですね。
「戦争」というどんなに想像しても想像しきれない、今の僕とは到底かけ離れた環境が舞台なのでいささか仕方ない部分はあると思います。しかしそれを言い出すと「戦争映画」というジャンルの否定になりますよね。
戦争映画の面白みといえば、A「大迫力のバトルシーン」B「超泣ける人間模様」C「紐解かれる歴史」のどれかだと思うんですよね。この映画は低予算で製作されてるため、Aは無し。BとCで頑張る感じなんですが、なんか弱いんですよねー。少なくとも泣けはしないです。
ただこの「面白くもなんとも無いけどめっちゃ悲惨」っていうのが事実なのかもしれませんね。映画さながらにドンパチやってド派手に死ぬだけが戦争ではないんでしょう。面白くなくして戦争がいかにダメなことかを伝えるっていう超高度な技を使っている作品なのかもしれませんねこりゃ。

まぁ悪い風に書きましたが、そもそも戦争映画は第二次世界大戦中を題材にした映画が多いので、イラク戦争が舞台のこういう映画も必見だなとは思いました。爆弾処理中のシーンはまぁまぁ緊張感あります。そこまでつまらない映画でもないですよ。最後のサンボーンの語りのシーンなんかは、なかなか見てるほうを引きつけるものがあります。



まぁただドンパチ系の戦争映画が見たい人にはあんまオススメはできないかな。派手さは無いです。











今現在は、ご存知のように中東情勢がなかなか劣悪なので勉強がてら皆さんにも見て欲しいと思います。



中東が題材の映画もこれからちょいちょい紹介していきたいと思います!!














お試しあれ!!!





ハート・ロッカー  2008年  アメリカ



ジャンル:戦争
  監督:キャスリン・ビグロー
  出演:ジェレミー・レナー
      ガイ・ピアース
      アンソニー・マッキー
      ブライアン・ジェラティ


















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プライベート・ライアン


どうも!僕です!!

戦後生まれの僕が今日紹介するのはこちら!!



 


「プライベート・ライアン」です!!


1998年アメリカで公開され大ヒットした映画。
監督は現役最高監督の呼び声も高いスティーブン・スピルバーグ!!
主演は稀代の名優トム・ハンクス!!
その他出演は、若かりしころのマット・デイモンや近年もはや「ワイルドスピード」シリーズのイメージしかないヴィン・ディーゼルなど豪華メンバーでもうこの時点で超面白そうです!!






ちなみにこの映画、割と長めの映画なんですが何とわずか60日ほどで撮影したそうです。
ほんでアカデミー賞5部門も受賞してるそうですからいやはやなんと燃費の良いことか。





さてあらすじ。舞台は第二次世界大戦真っ只中の1944年。「史上最大の作戦」とよく言われる「ノルマンディー上陸作戦」から映画は始まります。


ここで第二次世界大戦ってワードは良く聞くけどいまいち詳細がわからない人に噛み砕いてご説明するページを作りました。
アメリカの戦争モノの映画はこの第二次世界大戦が舞台のものが多いので是非ご参考までに。




↓クリックしてね↓
★猿でもわかる第二次世界大戦講座★



さぁ!ノルマンディー上陸作戦が始まりますがここがいきなりこの映画の名物シーン!とにかくド迫力!!

この映画はリアルで激しい戦闘シーンが売りなんですが、ホントにすごい!!オマハビーチというところに海から上陸するわけなんですが、上陸し敵陣を制圧するまでを約20分間で表現。
この20分間は「映画史に残る20分」とまで言われており、まさに必見の価値ありです!!

















トムハンクス


緊張感ある船のシーンからスタート。主人公のミラー大尉(トム・ハンクス)





迫力

壮絶な光景に弾をよけることすら忘れてしまうミラー大尉!










狙い撃ち


敵サイドからのアングルも!まさに雨のように降り注がれる弾丸!!
ちなみに作品中の銃声は本当の銃の音を録音したものだとか!!







静止画じゃ伝え切れません!!!音とか雰囲気とかがすごいんだってば!!














とりあえず激戦を終えたミラー大尉。しかしそこに思わぬ指令が。

「ライアンって4兄弟の兵士がいるんだけどその兄弟の上3人がそろって戦死。さすがに兄弟全員死ぬのは母ちゃん気の毒すぎるから一番下のライアンを帰国させろ。どこにいるかはわかんねぇけどさ。」
というもの。

なんと特殊な任務なのか!!しかし忠実なミラー大尉はこの任務をスタート。自分の腹心とも言える部下を集め、ライアンという会ったこともない若輩者兵士1人を探す戦場めぐりツアーへと駆り出します。

広い戦場、無数の兵士。そんな中から顔も知らない兵士を見つけられるのか・・・・?

しかしやるしかねぇ!!!










彼らこそが今作の主人公!兵士一人を見つけ出すために命を張って戦う精鋭8名(以下、ミラー隊)!!!
八人



この歩いていくシーンも僕は好きです。ほのぼの雑談しながら歩くんですが「つかの間の安息」感がすごいあってとても良いシーンです。











さてその後、バトル中で人手不足の味方軍を発見。助太刀に入るミラー隊。なんとか敵は倒しますが、ミラー隊の1人カパーゾ(ヴィン・ディーゼル)が命を落としてしまいます。









「こんな馬鹿げた任務で俺たちのカパーゾが!!ちくしょう!!!」


的な雰囲気になっちゃいます。そりゃそうだ。







ミラー隊全員がイライラしてる中、現地の隊長に探してもらったところ見事ライアンを発見。


ミラー大尉が言いにくそうに、兄弟が全員死んだことと帰国の命令が出てることを伝えます。


偽ライアン


ライアン意外とイケメン!!













兄弟の死を知って泣きじゃくるライアン!!











きまずそうなミラーさん!!














泣きながらライアンは開口一番!!!!







小学生














































!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

















場の空気が凍ります!なんとこのライアンは同姓同名の別人!!!










ということは本物はまだ別のところに?
















急げぇぇぇええええええ!!!!!!





















ってことでミラー隊はまた別のところへ捜索に。








道中バトルを何度か繰り返し、味方もポツポツ命を落としてしまいます。


「こんな馬鹿げた任務やめようぜ」的な雰囲気で隊のムードは最悪です。




ライベン
思わず愚痴るライベン(エドワード・バーンズ)












そんな中ついに本物のライアン発見。

ライアン


まだ新進気鋭の若手のころのマット・デイモンちゃん。










本物ライアンに事情を説明しますが本物のライアンはこれを拒否!


というのも本物のライアンがいるこの現場、兵士の数も軍備も非常に希薄でピンチなとこ!そのくせ大事な橋があるみたいで絶対に譲れないところなのだとか。





というわけでミラー隊はまたしても助太刀に入る羽目に。





この橋を守るバトルを終わらせ、本物のライアンを無事帰還させるのだ!!!







ってことでラストバトルをして終了。









★感想★
まぁ迫力がホントすごい映画です。他の戦争映画とは一味も二味も違う映画だと思いますよ。
従来の戦争映画と違って描写がすごいリアルな気がします。戦争行ったことはないので断言はできませんがリアルだと思います。
当然人がいっぱい死ぬんですが、銃で撃たれてギャァーー→バタンッ っていうのだけじゃなくて、内臓がぶちまけられてるけどそれでも生きてて「ママー」って叫んでる人とか、もげた自分の片腕を必死に探してる人とか生々しい描写があって「本当にこんなのあったんだろうな」って思っちゃいました。戦争=人間同士の戦いなんだなと考えさせられる映画でしたね。
面白い面白くないは別として、見て損はない映画じゃないかなと思います。




裏話なども結構面白いです。例えば臨場感を出すため、戦闘中のカメラは手持ちカメラしか使ってないとか。
ミラー隊の人達は実際に軍隊で過酷な訓練をしたとか。しかも、ライアン役のマット・デイモンはその訓練にはあえて呼ばず、撮影中盤から悠々と現場入りしたマット・デイモンにはミラー隊役の人達は演技ではなく本当にイライラした雰囲気になったとか。

名作にはやはり名エピソードがあるもんなんでしょうかね。





っていうかね、この映画を見た人全員がイライラするであろう登場人物がいるんですよ!!!









それがこいつ!!!



アパム6





アパムってヤツなんですがこいつがまぁ意気地なし!!





バトル経験は皆無のこの男。ドイツ語とフランス語が喋れるという理由でミラー隊に入れられるんですがもう終始ビビりっぱなし!!




数あるバトルの中で常にビビッてこそこそしてるやつなんですが、最後のバトルの舞台は街中でのゲリラ戦。猫の手も借りたいくらいの状況なので、彼は銃の弾供給係にされます。




しかしいざ最終決戦が始まってもなおこの男ときたら!!!!

アパム



壁に隠れてこそこそこそこそと!!









アパム7




このシーン。階段の上で弾切れとなった味方が敵と素手での殴り合いをしながら「アパム!!弾をくれ!!」と助けを呼んでいるんですが、ビビって一歩も動けないアパム。



ついに味方は力尽きて、敵にナイフで刺されて死んでしまいます。




それを悟ったアパムは・・・・









アパム2















泣いてる!!!!








泣きたいのはこっちだ馬鹿野郎!!!てめぇの首に巻いてるそれはなんだこのコンコンチキ!!!






バトルは進み、橋を挟んでの両軍打ち合いに。しかしビビり過ぎて周りが見えてなかったアパムは敵陣に1人取り残されてしまいます。








    瓦礫にうまいこと隠れてる
       ↓       ○   ○    ○   ○    ○    ○
       ■        ○   ○     ○  ○   ○   ○
        ■          ○  ○   ○  ○  ○  ○            敵陣
●←アパム ■  ■           
        ■         ○   ○   ○   ○   ○   ○       
       ■


               |                                                               |
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              ○          ○       ○     ○           ○

                  ○           ○                ○         味方陣


        ○             ○            ○            ○





(スマホの人はパソコン画面にして見てね)


こんな状況に。もはや隠れて覗くことしか出来ないアパム!!

アパム3







もはや首に巻いてる銃弾が滑稽でもあるアパム!!




もはやただの観客のアパム!!





絶体絶命かと思われたその時、味方爆撃機がようやく到着。一気に形勢逆転となります!!
さすがに空爆にあっては勝ち目はない敵陣!!急激に意気消沈する敵陣!!





その時1人の男が立ち上がった!!!





アパム4





なんとこの男!!自分の安全が確約された瞬間一気にブレイブに!!





アパム5



ドイツ語を喋れるのをいいことにご丁寧に命令までしてます!!なんて痛いヤツなんでしょう!!

もはや策士なのかと疑いたくなるほどの体たらく!!!敵陣唖然!!!



















というアパムがかなりキーマンの映画です。

実際命の極限状態にある戦争中ならそれが普通かも・・・と思いますが見てるほうはイライラしますよね・・・。














アパムが気になる人は是非!!!















お試しあれ!!!











プライベート・ライアン 1998年 アメリカ


ジャンル:戦争
  監督:スティーブン・スピルバーグ
  出演:トム・ハンクス
      マット・デイモン
      ヴィン・ディーゼル






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