プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

ドラマ

ビリギャル

どうも!僕です!!


今日はこちら!!
ビリギャル




「ビリギャル」です!2015年の日本映画で、ベストセラーノンフィクション「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」の実写化作品です。





監督は「いま、あいにゆきます」「涙そうそう」の土井裕泰。最近で言うと「逃げ恥」の演出もしてたみたいですね。

主演は「あまちゃん」の有村架純ちゃん。その他出演はチビノリダーこと伊藤惇史。意外とこのブログ初登場。後は目ぼしいところで言うと仲間由紀恵の旦那さんの田中哲司や、吉田羊、安田顕ってとこでしょうか。







ってことで中身。








虐められっ子の小学生さやか(山田望叶)は、私立の中学へ転校
    ↓
勉強しなくても大学までエスカレーターなので、さやかは色気付き始める
    ↓
全く勉強しなくなったビリギャルさやか(有村架純)が出来上がる
    
さやか




周りの大人は父親も含めてさやかを屑呼ばわり
    ↓
タバコで無期停学になったさやか、大学へエスカレーターできないかも説
    ↓
じゃあ塾へ行って別の大学へ行こう!
    ↓
塾講師坪田(伊藤惇史)と出会う
    ↓
坪田、さやかの馬鹿さ加減にやや戸惑うも無理矢理目標設定
    ↓
慶応大学を目指すことに














こんな感じで、さやかの受験生活がスタート。
周囲に支えられながら、さやかは高2の夏休みから猛勉強。





そしてついに慶応大学へ合格を果たしたのでした・・・。














おわり
















★感想★
号泣。号泣でした。凄く良い作品でしたよ。
何が良いのかっていうと、この作品には特別な事象ってのが一切無いと思うんですよ。単なる名古屋の下町の話で、平たく言うとスーパーマンが1人もいない。極めて卑近な世界の極めて卑近な人間達のお話なんですよ。
強いて言えば講師の坪田とお母さんのあーちゃん位が凄い人間かなって思うけど、見方によっちゃさやかの友達もすごいし、お父さんや弟、妹にだって凄さはある。そしてその凄さっていうのは実は我々一般人達も経験したことある、もしくはこれから経験しうる凄さなんです。凄さ・・・ってのはちょっと違いますね。「強さ」って感じかな。
そして登場人物全てに共通するその強さっていうのは、ずばり「滅私」ですね。これに尽きると思います。



母・・・一番菩薩に近い。いつでもさやかの味方。授業料の為に夜のパートもはじめる。
父・・・自身が叶えられなかったプロ野球選手と言う夢を長男龍太に託す。プレッシャーをかけすぎて龍太はパンクするが、その事を受け入れ今まで放置してきたさやかの為にプライドを捨てて尽力。
龍太・・・親父のプレッシャーを跳ね返せず野球の道を挫折し半グレとなるが、さやかのお陰で秒速で更生。親父には今までのお礼を言い、実家の車屋を継ぐ決意をする。
まゆみ・・・さやかの妹。蚊帳の外感が凄いけど、何一つ文句を言わない。
坪田・・・どうしようもない学力のさやかを見捨てず、常に寄り添いながらわかりやすくモチベーションをアップさせる。他の塾生にもそれぞれに合った接し方をする教育者の鑑。彼らの趣味の把握のためなら、睡眠時間も惜しまない。
さやかの友達・・・常にさやかと夜遊びをしていたが、さやかの勉強の邪魔にならないよう受験が終わるまではあ遊ばない宣言。もちろん絶交ではなく、ただ待っているだけ。陰ながら応援をする。




どうですかこの滅私軍団。凄いですよね。滅私。やろうと思えば誰でもできること。しかしそれが実は何より難しい!大人なら誰もが知っていることです。



そして一番の滅私がもちろんさやか。
皆多かれ少なかれ経験ありますよね。勉強というものの苦しさっていうのを。それを!あの!あのさやかが!しかも慶応!
たとえ担任に馬鹿にされようと!!
たとえ父親に馬鹿にされようと!!
たとえ弟に馬鹿にされようと!!

彼女は続けるわけです!嫌いな勉強を!!



この周りからの罵倒を、さやかは持ち前の軽さでいなしていくわけです。そしてドンドン学力はアップ。

しかし元々低い偏差値を上げるのは、恐らく超絶デブがダイエットをするのと一緒で最初は割とサクサク行く。しかしある時壁にぶつかります。伸び悩みですね。

サイドストーリー的に父親と龍太の親子野球劇場もあるわけなんですが、同時期にこの親子鷹も崩壊します。
こっちの話がまた良くてねぇ。もうめちゃくちゃ染みるんですよ。心に。
「親」というものの切なさと、「高校生」という大人とも子供とも言えない絶妙な年齢の切なさ。



親思う 心にまさる 親心





この句がぴったりですかね。しかし子供だってちゃんと考えてるんだぜぇ。そう言いたくなる様な一幕です。


メインストーリーとサブストーリーが同時期に壁にぶち当たりますが、方向は違えど共にハッピーエンドとなります。
僕はこう命名します。スクラップ&ビルド型ファミリームービーです。これっきゃない。家族の絆って強いんだなぁ。うんうん!って感じです。




作品全体として非常にリズムが良いんですよ。かと言って妙にサクサク行き過ぎてる違和感も無いし、けれでもうざったい心に残らないしょうもない語りシーンとか変な間とかほぼ無いです。強いて言えば、さやかが政策学部の合否を確認するシーンの間延びがやや気になったくらいです。「いや、受かってるんでしょ。知ってるからそこは。」となりました。
ただここはちょっと良くも悪くもで、受験って合格の瞬間の喜びを想像して頑張るわけじゃないですか。だからこっちはそこを早く見たいのに、あえて「焦らし」たとも思えますね。坪田と喜ぶシーンはめちゃくちゃ泣けましたし、何より「やるな」と思ったのは最愛の母、あーちゃんと喜ぶシーンを一切見せないんですよ。ここは確かに想像を膨らませたい部分でもあるし、見せない美学ってとこでしょうか。その分あーちゃんとクソ親父が抱き合うシーンがありまして、もうここは完全に堤防決壊です。






エンディングもすっごい良くてね。サンボマスターの「可能性」って曲をキャスト達が歌いながら終わります。ここまで抜かりが無かったからこそ、「良い映画だったなー!!!」と気分良く終われたんだと思います。




俳優陣もなかなか良かったです。有村架純ちゃんが意外にハマり役でしたね。清純そうな顔つきの子が色気づいてる事で余計に「本当は良い娘」感がなかなかあったと思います。いちいち「○○っしょ?」って喋るとことかも、何かそれらしく思えましたね。伊藤惇史も良かったですが、僕の中では田中哲司が一番良かったんです。この年の日本アカデミー賞では何も受賞してないみたいですが・・・。まぁ役どころがアレだしね。








ということで久々にべた褒めな作品でした。
「頑張るって大事!」と思える、勇気をもらえる作品でしたね!誰でも普通に楽しんで見れる作品と思いますよ!









お試しあれ!!












































ビリギャル  2015年  日本




ジャンル:ドラマ
  監督:土井裕泰
  出演:有村架純
     伊藤惇史
     吉田羊
     田中哲司
     安田顕



映画評論・レビュー ブログランキングへ

永遠の0

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

永遠の0



「永遠の0」です!2013年の日本映画で、百田尚樹の同名小説を映画化した作品。
監督は以前このブログで「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を酷評してあげた山崎貴。今作でもVFX多用しまくってます。

主演はV6の岡田准一。その他出演は三浦春馬、吹石一恵、井上真央、KAT-TUNの上田竜也、橋爪功、新井浩文などなどの面々でございます。













では中身。









健太郎(三浦春馬)と慶子(吹石一恵)の姉弟は、祖母が亡くなったのをきっかけに本当のおじいちゃんについて調べてみることにします。自分たちがおじいちゃんと言っているのはおばあちゃんが再婚した相手で、母清子(風吹ジュン)の本当の父である宮部久蔵は戦時中にゼロ戦に乗って戦死したというのです。




宮部について知っている人に話を聞いていくわけですが、みんなが口を揃えて「臆病者」だの「卑怯者」だのと罵ります。
何か嫌な雰囲気が立ち込める中、それとは全く逆の意見を言う井崎(橋爪功)という人に出会います。

井崎



彼は要するに、「彼が生きて帰らねばならないことを教えてくれた」的な考えを持っており、宮部に対し深い感謝を持っています。




そしてここから回想シーン。


井崎と宮部の戦時中の共に戦った思い出が描かれます。









「なんか宮部いい人だったんじゃね?」って雰囲気になり、健太郎と慶子は更に調査を進めていきます。





ここから様々な人にインタビュー→回想→インタビュー→回想という流れが繰り返されていき、次第に健太郎は宮部に心を奪われていきます。








宮部の心情の紆余曲折を理解した健太郎は、現代にゼロ戦に乗った宮部をオーバーラップさせる幻覚を見てしまう大暴走モードに突入。

暴走








しかも宮部めっちゃこっち見てる!!!

こっち見てる








これには健太郎大号泣なのであります!!!!


号泣



















おわり














★感想★
「期待したオレが馬鹿だった」って感じです。
えーといろいろ言いたいことはあるんですが、まずね、感動させたいのかストーリーで面白がらせたいのかどっちなの?って思うんですよね。
前述の通りインタビュー→回想→インタビュー→回想の繰り返し。つまりは「実はこうでした」の連続なわけですよ。短編小説を一気に読んでる感じになっちゃわけで、これの何が問題かっていうと、全てのエピソードが単発故に軽く感じちゃうんです。だからサスペンス的に少しずつ真実を紐解いていきますって作品ならギリギリアリな構成なんだけど、感動させるヒューマンドラマとしてこの構成っていうのは無理があるとしか思えませんね。
例えば井崎のエピソード、回想を見ていて「くぁ~辛いよな~」とか思っていて少しずつ感情移入できるかも・・・って時に「ハイ終了!次のエピソード行きまーす!」ってなるので、感情移入できず。つまりは見てる側とは全く別のゾーンで行われている話になるわけで、もはや単なる歴史解説を見ているに過ぎない形になってます。
こっちがそこまで感情移入できてない状態で、馬鹿みたいにお涙頂戴って露骨にわかるようなテーマ曲をバンバン使い回して、こっちとしては「まだそれ使うの?」って思っちゃうわけですね。
総括すると、感情移入するほどブラッシュアップされたエピソードが無いから、みてるこっちが感動する為の「タメ」の部分があまりにも希薄すぎるんです。
そしてその見てる側との相違をあざ笑うかのように、三浦春馬と吹石一恵は泣きじゃくるわけです。「えー何泣いてるのー」ってこっちは棒読みだし、まず泣くの早すぎだから!!!2時間半近くある作品の40分そこそこで泣くのはさすがに早いっしょ。ましてやこっちは全く泣き所わかってないしね。この姉弟のせいでこっちは色々とゲンナリしてくるんですが、とにかくやはりラストの宮部オーバーラップシーンは爆笑です。ギャグ映画かと思うくらいに笑えます。
宮部が現代に登場してくるだけで腹抱えて笑えるのに、それを見て号泣する健太郎、そして感動的な例の音楽。この3要素がそろった時、劇場は笑いの渦へと化したことでしょうね・・・。


つまりは「エピソードが単発過ぎて感情移入できないのに一丁前に感動演出だけはしてる(その演出自体もいろいろオカシイんだけど)」って所でしょうかね。


んでこの作品の一番の問題点というか、物議を醸す場面があってですね。それが「健太郎が合コンに行ったときに特攻隊について熱く語りだす」っていう場面なんです。ここは多分現代の若者が特攻隊員について深く考えて無さ過ぎるって表現で取り入れたんでしょうが、内容がひどいですね。
友達が「自爆テロも特攻も同じっしょ。狂信的愛国者って部分では海外からは同じ目で見られてるよ」みたいなこと言い出し健太郎と口論になるシーンがあるんです。健太郎が結局司法試験を落ちまくってるところを指摘されたところでブチ切れるわけなんですが、ここのシーンはいろいろ問題ですよ。
健太郎の反論としては「特攻隊は空母という殺戮兵器に突入するわけだから、民間人を巻き込むテロとはわけが違う」ってモノなんです。ただこの反論だと自爆テロ全否定ということになりますので、自爆テロに現在でも無理矢理利用されている女性や子供なんかの心情とかは完全に度外視ですよね。極端な言い方をすると特攻=善、テロ=悪という結論になり、つまりは特攻推進派みたいな表現にも聞こえます。
このシーンを見たとき、僕は「この作品危ねぇ!」と思いました。作品全体を通して「特攻隊」かわいそうという表現しかされず、特攻隊のヒロイズムを描いてきた挙句この論争ですから、こりゃちょっと何かを匂わせます。「殺戮兵器になら自爆していいんか。」というのはあまりにも極論ですが、この作品は全体を通して一応は特攻という作戦や当時の日本軍についての批判を散りばめてはいるんですが、それ以外にも肯定的な表現が多々ある上に、その表現が露骨ではないんです。深層心理で見てる側をインスパイアしかねないと思いますし、実は結構右よりな作品な気がしました。


まぁ右だろうが左だろうがそこには個々の考えがあるから良いとして。「左っぽく右を表現したりとかさ、結局何が言いたいんだよ!!」っていうのが最終結論です。どうしたかったんだ。これが全てです。僕の理解力が足りなかったのかもしれませんが、これが本音です。







まぁよかった部分としては、VFXを使った戦闘シーンっていうのはそれなりに迫力はありましたよ。山崎監督の得意技ですから、CGと分かっていても楽しめます。
それと、作品の構成をバカにしてきたんですが、実は好きな部分があって。冒頭に宮部が乗ったゼロ戦が米軍空母に近づき、凄いテクニックで米軍たちを驚かせるというシーンがあるんですが、これが最後の最後のラストシーンにもう一度使われてるっていう。これはちょっと胸を打つ感じがありましたね。いかんせんその直前に「宮部現代にオーバーラップ事件」が起きてるのでその感動も薄れるわけなんですが・・・。






実際脚本がひどい気がしましたね。山崎監督はホント監督業とか脚本業はせずに、VFXのスペシャリストになったほうがいいんじゃないかね?って思えるくらいでした。




主題歌を歌ってる桑田佳祐とか原作者の百田尚樹とかが映画を絶賛したみたいに言われてますが、いやいや。関係者は絶賛するだろ普通。こういうのはもっと第三者に批評してもらわないと!!!
百田尚樹とか「10年に1本の傑作」とか言ってたらしいです。日本映画ナメンなよ!!!!










九死に一生の作戦ならば喜んで死ににいける。だが特攻は十死零生。成功することイコール死!こんなの作戦とは呼ばん!!!      景浦









 






お試しあれ!!!







永遠の0    2013年  日本


ジャンル:ドラマ
  監督:山崎貴
  出演:岡田准一
      三浦春馬
      井上真央
      吹石一恵
      濱田岳




映画評論・レビュー ブログランキングへ

清須会議

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

清洲会議



「清須会議」です!2013年の三谷幸喜監督の日本映画で、同監督の同名小説を映画化した作品。「歴史が動いた5日間」をキャッチコピーに、多数の大物キャストを起用して話題となった作品です。



ということでその豪華キャストをご紹介します。
役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、でんでん、寺島進、鈴木京香、ゴーリキー、伊勢谷友介、中谷美紀、天海祐希、松山ケンイチ、篠井英介・・・・・と、書ききれないくらい知った顔が出てきます!









んで、じゃあどんな話かっていうと・・・





時は戦国時代。本能寺の変によって、織田信長とその長男織田信忠が命を落とします。




羽柴秀吉(大泉洋)の活躍により明智光秀は無事に退治され、そしてここからが本番。






「織田家の後継者どうする?」ってことになります。











ってことで家臣たちが今の愛知県にある清須城に集合し、話し合って決めることに。それこそが「清須会議」です。




織田家には5人の「宿老」というまぁ幹部的なポジションにいる忠実な家臣がいます。

丹羽長秀(小日向文世)、柴田勝家(役所広司)、羽柴秀吉、滝川一益(阿南健治)、そして明智光秀。

当然明智はこの世にいませんので、残る4人で話し合いをすることになります。





理由あって滝川が会議の期日に間に合うのか微妙なので、実質は丹羽・柴田・秀吉の3人で話し合いをします。


ところがそんな猛者どもが和気藹々としているはずもなく、丹羽&柴田VS秀吉という構図になります。
両者は互いに推す候補が違い、自分たちの候補を会議で通すべくさまざまな方法で周囲の人間にアプローチをしかけていきます。
要するに選挙の下準備です。



そんな準備の真っ最中に、池田恒興(佐藤浩市)が宿老に昇格。彼も話し合いに参加することに。









水面下で方々様々な動きが行われ、ついに会議が開始。






そして結果は、秀吉の推す三法師に決定。まだ赤子の彼ですが、信長の長男、信忠の長男であること。そして何より丹羽が柴田を裏切り秀吉側に付いたのが決定的となりました。







自分の推薦者が後継者に決まった秀吉はイケイケ。一方会議という名の戦に破れた柴田は、少し哀愁を残しながら清洲城を去るのでした・・・。













おわり











★感想★
長い!!!長いよ!!!!
2時間20分くらいあるんですよこの作品。ものすごく長く感じましたね。大作と言うよりは、ダラダラしてるという風にしか見えないんです。
面白いのかどうかってとこなんですが、もうそれすらもよくわかんなくなる位に長い。そもそもね、「会議」っていうテーマの映画だから、それこそ三谷監督の「12人の優しい日本人」みたいに二転三転する押し問答を見せられるのかと思いきや、会議の時間はごくわずか。20分も無いです。
じゃあ何を見せられるのかというと、その下準備ですね。
まぁこれ自体は実際に行われてたことだろうし、こここそが会議の肝なんでしょうからそれはいいんですが、どこまでそれを見せるのかっていうことですよ。
この作品はね、前述の通り丹羽・柴田VS秀吉という構図なわけ。ほんで、丹羽チームはこんな工作をしまーす→秀吉はこんな工作をしまーす→丹羽チームはこんな工作を・・・っていうのを延々見せられるわけですね。
つまりどっちの手の内も見てる側にはもろわかりなわけです。この時点でどう見ても秀吉側の圧勝にしか見えない。そんな状態でいよいよ会議!!ってなもんですから、僕は「ははーん。会議が始まるとなんか秀吉にトラブルがあって、なかなか一筋縄では決まらないやつだな?」と思って見てたんですが、なんと秀吉の予想通りそのままの展開。つまりは見てる側の思うがままの展開です。ふぁっ!?ひねり無し!?って感じですよ。
だから秀吉の無双と、柴田のアホっぷりを見るだけなんですね。
いや、まぁね。わかるんですよ難しさは。だって歴史上の史実ですから、答えは決まってるんです。
しかしね、僕も含めてなんですが歴史に詳しくない視聴者だってきっといるわけですよ。歴史に詳しくなくても秀吉が天下を統一するってことぐらいは誰でも知ってます。もし知らないヤツがいたとしてもそいつは無視していいです。つまり秀吉が勝つってことはなんとなくわかるにしても、その勝つ方法とか奥の手みたいなのを、少なくとも会議始まる前に見せたら絶対ダメじゃね?ってことなんです。
この手品のタネ的部分がはじめにわかっちゃってるもんだから、会議そのものは確認に過ぎないんです。大体会議開始まで1時間以上も引っ張っておいて、「特に無風」ってのはこれなかなか頂けないものでございますよ?え?
だからまとめてみると、「ストーリーの肝がわかっちゃってるからどこで楽しめばいいのかわかんない」作品なんですね。タネがわかってる手品ほどつまらないものは無いでしょ。そこは少なくとも秀吉の「三法師推し作戦」のことは内緒にしといて「何か奥の手があるっぽい」雰囲気だけ出しとくとか、もしくは会議が始まって一見秀吉がピンチに見えたところで「うっそ~~~ん」とか言っておどけさせて、「三法師推し作戦」を吐露させるとかさ。せっかく秀吉があんなキャラなんだから、映画的に仕上げれる余地はいくらでもあったと思うんですけど。



とにかくストーリー的には退屈にしか感じられない構造になっています。会議終わってもなんかダラダラ続くしね。しかしその苦痛を辛うじて和らげてくれるのが、いくつかの俳優さんの快演です。
僕が好きだったのは、まずは秀吉を演じる大泉洋。どハマり役ですね。コミカルな野心家っていうのは、彼そのものをシンクロする部分もあるような気がするし、とてもよかった。
あと池田恒興を演じる佐藤浩市。この池田という役はどっちつかずのコウモリ野郎なんですが、そういう役はこの人結構合いますね。会議中に自分の立ち位置をはっきりさせず、「実に真っ当な意見だ」しか言わないのは結構笑えます。あと黒田官兵衛を演じる寺島進も雰囲気良かったです。コミカルな秀吉と対照的に重厚感を漂わせてるのは見ていて気持ちよかった。吹き矢を吹くシーンはちょっと笑えますけどね。
それと前田利家を演じる浅野忠信。まぁ役柄がそもそもシブいってのはあるけど、いやそれにしてもキマってました。カッコよかった~。


ただね。このキャスティングってのもちょっと気になる部分というか。あのー、あまりにも豪華すぎて訳わかんなくなってくるというか。「そこのちょい役にちゃんとした俳優持ってくる必要ある?」って思っちゃうんですよ。
松山ケンイチとかおもちゃ調達係で数分しか出てこないし、妻夫木も正直そこまで彼の演技力を活かせる役柄じゃないと思うし、天海祐希が演じた女忍者に至ってはそもそもそんなヤツいなくてもストーリーになんら支障無しって感じの役柄だし。なんかね、ゴチャゴチャしてるんですよ。全員が主役張れる級の俳優さん達だから、個々の良さっていうのを互いに打ち消しあってるというかそもそも見せる余地が無いっていうか。
食べ物で例えると白飯とチャーハンとラーメンとパエリアとパスタとハンバーガーが同時に出てきたみたいな。いや、それぞれ好きだけど同時にはちょっと!っていう感じ。
光があれば当然影もあるはずなのに、その影にも光を照らした結果光が光として認識できないって感じですかね。かっこいいっしょこの表現。
ホントそんな感じなんです。「誰に目を向ければいいんだ?」って思っちゃいますよ。まぁ宿老の4人は別としてね。




あとはまぁ気になったのは全員声でかくね?ってとこですかね。
丹羽チームも秀吉チームも、会議前の数日同じ城の中の比較的近い部屋に待機してるんですよ。
なのにわざわざ部屋の戸をあけながら「こんな作戦があります!!」みたいなことをややでかめのボリュームで言うんですよ。んで向こうに気づかれたと思ったら「ヤバっ!!」みたいな。え?バカなの?
一番おかしかったのはラストのシーン。秀吉が柴田に土下座をするシーンがあるんです。柴田がゾロゾロと家来を引き連れて城を去っていく時に、言ってみれば秀吉が柴田の機嫌をとるシーンで、これにより柴田は気分良く城を去っていくことになるんですが、彼らが去ったあとに秀吉は妻の寧にその本心を語るんです。「そしてその先は天下だて!!!!!」と。



ただね、後ろにまだ柴田の家来はゾロゾロ歩いてるんですよ。「聞こえる・・・んじゃない?ってか聞こえるように言ってるのか?」と誤認してしまうほどの謎のボリューム。
ラストの大事なシーンでこの謎演出はまったくの興ざめです。声のボリュームって撮影中に勘案したりしないんですかね?マジで謎です。








まぁいろいろ悪く言ってきましたが、そこまで悪い作品でもないですよ。作品としての完成度は一応はそれなりにあるし、演出的に好きな部分もありました。
僕が好きだったのは、序盤にナレーションを入れず、ちょっとだけコミカルに仕上げた絵巻のアニメーションで状況を説明するってとこ。それによって過剰な説明セリフとかっていうのを入れる必要はなくなったし、あの演出は作品全体の雰囲気に合ってたと思います。
 











言っても三谷作品ですから、大衆娯楽としてはきちっと仕上がってるんじゃないですかね!(棒読み)
山場の無い2時間20分をフラットなテンションで過ごせる自信のある人には、一応そこそこ楽しめる作品と思います!













心の中のワシに問え     丹羽長秀















お試しあれ!!!











清洲会議   2013年  日本


ジャンル:ドラマ
  監督:三谷幸喜
  出演:豪華キャスト


映画評論・レビュー ブログランキングへ

冷たい熱帯魚

どうも!僕です!!

今日はこちら!!


冷たい熱帯魚


「冷たい熱帯魚」です!2010年の日本映画。「愛のむきだし」「TOKYO TRIBE」の園子温が監督し、実際の凶悪殺人事件を元にした作品です。




主演は吹越満。「あまちゃん」とかに出てた人です。凶悪殺人事件の首謀者を演じるのは、でんでん。脇役としての役柄が多い彼ですが、今作は彼が主人公と言ってもいいくらいです。
その他出演は「渇き。」「闇金ウシジマくん」の黒澤あすかや、後に園子温監督の奥さんとなる元グラビアの神楽坂恵などなど。








ちなみに今作のテーマとなっているのは、通称「埼玉愛犬家連続殺人事件」。非常に極悪な事件で、日本犯罪史上かなりトップクラスに入る衝撃的事件なのですが、事件直後に阪神大震災とオウム関連による事件が連発した為、内容のわりに認知度の低い事件なのです。













ほいじゃ中身。
















小さな熱帯魚専門店を営んでいる社本(吹越満)は、ある日同じ県で大きな熱帯魚店を経営する村田(でんでん)と知り合います。



村田




社本とその家族は村田ペースの話に流され、娘美津子(梶原ひかり)は村田の店で働くことになり、社本は村田の「ビジネスパートナー」となります。







ある日、とある商談中に村田が吉田(諏訪太朗)という男を毒殺。何も知らされてなかった社本はビビりますが、ここにきて村田の態度が豹変。社本は遺体の処理を手伝わされます。











社本・村田・村田の嫁愛子(黒澤あすか)の3人は、とある山奥にある不気味な小屋へ。


村田と愛子は、慣れた手つきで遺体の処理を始めます。
しかしその内容は常軌を完全に逸したもの。彼らは吉田の遺体をバラバラどころではなく、細切れ状態にします。骨と肉を完全に分け、骨は醤油をかけながら灰になるまで燃やし、肉は近くの川に放流し魚に食べさせるという残虐極まりないもの。


村田曰く、「殺人は遺体が無ければバレない。だから遺体を透明にしちゃうんだ。」ということ。
この遺体を完全に処分することを「透明にする」と言っているわけです。


この作業をあまりに淡々とこなす2人は完全に麻痺状態と察した社本。話を聞くに、被害者はもう何10人にもなっていると言います。




とはいえ警察に通報してしまうと今度は嫁と娘の命が危ない・・・。



社本はなんとも言えないジレンマにかられます。













続くある日、今度は愛子が美人局の役割をして村田の顧問弁護士筒井(渡辺哲)とその側近大久保(ペ・ジョンミョン)を殺害。やはり社本は遺体の処理を手伝わされます。






同じような手際で筒井と大久保を透明にした3名。帰りの道中で2人の肉を川に捨てたとき、村田は社本を激しく叱責します。
村田は社本のにっちもさっちもいかない性格の事をくそみそに言い放ち、家庭がうまくいってないのは全部社本のせいだと言います。さらに社本の嫁妙子(神楽坂恵)と肉体関係を結んだことも暴露。
我を失い暴れた社本でしたが、村田の鉄拳を食らい意気消沈。その落ち込んだところをうまく突いた村田。社本が自分と共犯の人間だと認識させます。




そしてこっからがヤクザの手口。自分の嫁愛子と社本に肉体関係を結ばせます。親分の女を抱けば、忠誠心というか仲間意識が芽生えるという話を聞いたことがありますが、まさにそれです。



抱く



嫌がる社本をよそに、強引に行為を進める村田夫妻。





しかしここで社本が反撃。隙をついて、鉛筆で愛子の首を一突き。さらに怯んだ村田に攻勢をかけ、村田を殺害します。





一命を取り留めた愛子を連れて再び山小屋へ。社本は愛子に、村田を透明にしておくことを指示します。






社本はいったん家へ帰り、ちょっと履き違えた感じで一家の主として力強い男を家族の前で演じます。





美津子にDVを振るった後、妙子と無理やり1発ヤった社本。


再び山小屋へ戻った彼は、文字通り血まみれの風呂場で愛子を殺害。


血まみれ



その後、社本の通報によって警察と妙子・美津子が到着。刑事の目を盗んで社本は妙子を殺害後自害。





それを見て高笑いをする美津子なのでした・・・。













終わり









★感想★
面白いって言っちゃいけないんでしょうけど、面白かったです。なんと残虐たることか。これが事実なんてびっくりですよね。実際はペットショプを経営していた夫婦の話で、それを熱帯魚屋に変えてるんですが、実は事実の方がもっと残虐だったらしいんで、決してこの作品が映画用にデフォルメされたものではないってことが重要ですね。こんな凄惨な事件が実際にあったんだってことは絶対に風化させてはいけないことですからね。
とりあえずね、出演している俳優女優さんたちの演技がお見事。中でもやっぱりでんでんがいいですね。最初がすんごい良いおっさんだっただけに、一気に変貌した瞬間は「はぁぁあっ!」ってなりますよ。
超凶悪な殺人鬼なんですが、これがベタなホラー映画みたいなサイコキラーじゃなくて、どこにでもいそうな普通のおっさんってのがミソですよね。妙に身近に感じるキャラ設定だし、やってることの重大さに反して彼がおどけたりする事が一層恐怖感を煽るというか。とにかく村田夫妻が、やってることに対して罪悪感がまるでねぇっていうのが恐怖。歌を口ずさんだりなんかして。まぁそこも事実に基づいてることなんですけどね。
そしてキーワードみたいに出てくる「透明にする」というワード。これも犯人が実際に言ってたことらしいです。決して映画用に作られたものじゃないっていうんだから、とにかく怖いっす。
ほんでね、BGMが結構効果的。特に吉田が死ぬシーンなんか、いよいよ死ぬぞっていうところから「ドンドンドンドン・・・・・」って太鼓みたいな音楽がなってきて、カメラワークも徐々に荒くなっていって・・・っていうね。絶対村田はヤバいヤツっていうことを見てる側はみんな知っていて、そしてその決定的な瞬間がようやく訪れるっていうこのハラハラ感。そしてそれを助長する演出。お見事。
あと僕が好きだったのは、社本・愛子・筒井の3人が車で会話をするシーン。筒井が「村田をやっちまわねぇか?」みたいなことを言うわけですが、なんせ隣には愛子がいるもんだから、要するにどっちが正解かわからない。ほんでその後愛子は筒井とイチャイチャしだすわけだから、「あー実は愛子と筒井が繋がってるのかな」とか思わせといて結局は村田夫婦で筒井を殺っちゃうと。あそこの駆け引きというか、何が正解なんだっていう見せ方は面白かったですね。変に安いサスペンスっぽくなってなかったです。

ちょっと残念な部分。まずは各登場人物にフィーチャーした描写が少なすぎて、疑問が多く残ってしまうっていう点ですね。例えば、村田は幼少期に父親と何かあったっぽいんですが、その「どうやら何かあったんだな」っていうことしかわからず、具体的心情描写にまで昇華できてないっていうのがね・・・。単にお金とかの為に人を殺しちゃうパンクなヤツに留めていればここはどうでもよかったんですが、ちょっと匂わせたが為にここは不完全燃焼でしたね。あと社本が妙子と結婚するきっかけとか、前妻との妙者とか、社本の心情に関する裏づけがもうちょっと欲しかったなっていう気がします。
あとね、吉田を殺して透明にした帰り道。何故か社本と村田の2人っきりになっていて、「ん?愛子どこ行ったの?」ってなっちゃいました。これに対する回答は、作中では出てこないのでちょっと疑問です。別に先に帰ったとか小屋で寝てるとかでいいんですが、必要が無いなら愛子もちゃんと車に乗せててよって思いました。ちょっと不自然すぎたので気になりましたね。
最後に社本が妙子殺すのもよくわかりませんでした。社本が自殺するのはまぁわかんないでもないけど・・・。





とはいえ全体的な完成度は高いですよ。園子温独特の筆で描いた文字の描写とかはやっぱ「おおっ!」ってなるし、一応それなりにはエグい。後半のデジタル時計が進んでいく演出とかはドキドキするし、僕が特に好きだったのは、筒井と大久保の肉を川に流しているときのこの絵。


影



社本と村田。2人の影が徐々に赤く染まっていくっていう、なんとも言えない哀愁というか焦燥感というか。なんかしんみりしましたねここは。




雰囲気的に「凶悪」に似てる作品と思います。ただ「凶悪」は純粋に、ストレートに悪を垂れ流すのに対し、今回の「冷たい熱帯魚」は少しカオスというか「おかしい」っていう印象。常軌を逸してる度は、こちらの方が高いです。





「凶悪」のリリー・フランキーと今回のでんでん。両作品を支える名助演の2人のバトルも見てみたいなと思った僕でした!!

























人生ってのはなぁ!痛いんだよぉ!!     社本














おためしあれ!!
















冷たい熱帯魚  2010年  日本




ジャンル:ドラマ
  監督:園子温
  出演:吹越満
      でんでん
      神楽坂恵
      黒沢あすか
      梶原ひかり
      渡辺哲
      諏訪太朗
    
      
      
映画評論・レビュー ブログランキングへ

キッズリターン

どうも!僕です!!

今日はこちら!!



キッズリターン



「キッズ・リターン」です!1996年公開の映画。日本人にはお馴染みのビートたけしが「北野武」名義で監督した作品。監督としては6作目にあたります。


各方面からの評価がなかなか高い作品ですよ。

今作はダブル主演です。1人は金子賢。格闘家になったときに結構話題になった人ですね。
もう1人は安藤政信。「バトル・ロワイアル」今でこそ色んな映画・ドラマ・CMに出てますが、全てのきっかけはこの作品です。俳優デビュー作。
その他出演は石橋凌・寺島進・森本レオ・大杉漣・北京ゲンジ・モロ師岡など豪華というかバラエティに富んでるというか何というか!!見たことある顔がいっぱい出てきます!!





ではあらすじ。





どうしようもない不良高校生コンビのマサル(金子賢)とシンジ(安藤政信)。彼らは毎日プラプラしただらしない日々を送っています。

チャラチャラ







カツアゲしたり

カツアゲ







変装して成人映画を見ようとしたり

変装





ラーメン屋で酒を飲んだり

酒




まぁとにかく決して褒められたもんじゃない生活を送っている二人。






しかしある日事件が。以前カツアゲをした相手が何やら強い先輩を連れてきて復讐に。ボクサーのそいつは非常に強く、マサルはあっさりとボコられます。
やられる




さぁさぁ単細胞のマサルは当然泣き寝入りなんてしません。






単純な高校生の発想。


ボクサーにやり返すには・・・?
               I
               I
               I
      ↓
オレもボクシングやろう!!




ってことでボクシングを始めるマサル。

ボクシング



何でも流れに任せちゃうタイプのシンジもこれに乗っかってボクシングスタート。2人のボクサー生活がスタートします。
シンジも











コツコツ練習をしている2人ですが、バカなくせに自信だけはいっちょ前なマサルは早くスパーリングがしたくてしょうがないご様子。まだまだひよっこのマサルの要望に会長が困っていると・・・




「俺がやってやるよ。」と1人の男。

偶然




この右の男、なんと例のカツアゲリベンジ事件のボクサー。宿敵が同じジムという偶然に見舞われるマサル。下調べもせずにジムに入った結果、思いのほか早く再戦が決まります。










しかしそんなに早く人の性格と言うのは変わりません。元々バカでクズなマサルは、宿敵がスパーの準備をしているところを背後から襲撃!!キックの連発により見事宿敵をKOしてみせます!!


卑怯



なんというクズっぷり。ボクサーの端くれにも置けないというか、もはや人としてアウトです。





当然ジム関係者からは大ブーイング。「勝手にやってろ」的な空気になります。自分で帳消しにしたのにどうしてもスパーがしたいマサルは、シンジとスパーをすることに。






しかし蓋を開けてビックリ!!なんとシンジの方がはるかに強く、マサルは何度もダウンさせられてしまいます。


KO







飽きっぽいのか根性が無いのか。赤っ恥を掻かされた上プライドにも傷が付いたマサルは、これを機にジムには来なくなり、シンジと会うこともなくなります。





相棒がいなくなったシンジ。この頃から、ジムの先輩ハヤシ(モロ師岡)とよくつるむようになります。

ハヤシ


このハヤシという男。プロボクサーのくせに酒もタバコもやるというハンパボクサー。
「吐けば大丈夫」という理屈で、減量中もお構いなしに食べまくり飲みまくり吸いまくり。
そもそもボクシングどうこうの前に、学ラン着た高校生と居酒屋で堂々と酒を飲むっていうのが大人としてどうなんだと思いますがそこは今は置いておきましょう。






とりあえずボクシングを頑張るシンジ。しかしシンジがいつもマサルと来ていた喫茶店で1人お茶していると、以前ラーメン屋で遭遇したヤクザ連中が。


ヤクザ



ん?マサルがいる!!マサルがヤクザになってます!!馬鹿なくせに決断が大胆なマサルはサクッとヤクザになってたみたいです!!めっちゃ見習いしてます!!




マサルとシンジはお互い目は合わせますが、会話は一切ありません。いつの日からか、二人はまったく違う世界で過ごすことになっていました。




高校も卒業した頃、シンジはプロデビュー。元々センスがあったのか努力の賜物か。月日と共にどんどん勝ち星を積み重ねていきます。





ボクシングに明け暮れる日々が続く中、ジムに1人の来客が。

偉くなってる



なんとそれはマサル!!モンモンを体にがっつり入れて、身なりもしっかりヤクザらしくなってます。子分も引き連れ運転手付きの車で登場し、どうやら結構偉くなってるみたいです。





しかし忙しいマサルはシンジと飯を食う暇も無いみたい。会長に何か言われたのか、もう二度とジムには来ないと約束します。






「お前がチャンピオンになって、俺が親分になったらまた会おう」と言い残しマサルは去っていきます。

また会おう

いやー顔つきもずいぶん男らしくなったもんだ!大人になったなー!うんうん!!









しかしこの頃からシンジときたら。例のハヤシにそそのかされ、暴飲暴食の日々に。

飲む




その影響か、体は痩せづらくなったりキレが悪くなったりと全盛期の輝きを失ってきます。
当然試合でも惨敗。もはや鍛える価値の無くなったシンジのボクサー人生はあっさりと終わりを迎えるのでした。




一方ヤー公のマサル。
ある日組長(石橋凌)が住宅街で射殺!なんと近所のハゲオヤジに扮した敵対組織の人間に撃たれちゃいます!!

射殺






組長が死に、組内に新たな空気が注ぎ込まれると今までの状況が一変。完全に出る杭となっていたマサルを煙たがっていた兄貴分(寺島進)一派にボッコボコにされちゃいます。


ボコられる2





今日までに築いた地位をあっさりと失ったマサル。彼のヤクザ人生もここで終了するのでした。






その後鳴かず飛ばずの生活を続けていた両者は、ある日偶然の再会。学生時代のように、授業中の高校のグラウンドをプラプラ2ケツする2人。


その後







「まーちゃん、俺たちもう終わっちゃったのかな・・・」






「バカヤロウ!!まだ始まっちゃいねーよ!!」










そう言って笑い合う二人でした・・・。







★感想★
「良い映画」だなと思いました!!決して面白い映画ではないです。ストーリーとしては馬鹿な若者の馬鹿な行動を垂れ流しているだけです。しかしこの軸が無いと言うか、なんとなくダラダラした雰囲気こそがこの映画の真骨頂と思います。
やりたい放題やってきてそのツケが回ってくる。その中で何とか幸せになりたい馬鹿造の雰囲気っていうのが(特に後半から)滲み出てくるんです。こう弱さと言うかね・・・。なんか若さが裏目に出てる若者を描いてるんですよこれが。うまくいかない現実と何とか葛藤する若者の切なさが何とも言えないんですよねー。なんとなく進む方向が違ってちょっと気まずさみたいなのが生まれる2人とかもう完璧に描けてますね。「強くなりたい!」とか「仲間の為に戦う!」とかそういう暑苦しいのじゃなくて、ただ単純に成り行きで自分が思った行動をしているだけなんですこいつら。馬鹿なんですよホント。ただだからこそこの切なさが滲み出てくるんでしょう。
あと音楽!北野映画ではお馴染みの久石譲が担当なんですが、まぁこの切ない音楽がまた映画の雰囲気を盛り立ててくれます。




とにかく終始切ない映画です。これは現役の高校生とかが見るんじゃなくて、大人になってから見る映画だなと思いました。



ちなみにこの映画は、ビートたけしがバイク事故で死にかけた後の復帰1発目の作品。「オレはまだ終わっちゃいねぇ!」みたいなメッセージがあるみたいです。マサルはそのメッセージの代弁者なのかな。そういう背景も知ってる状態で見たらまたちょっと違った面白みも出てくるかもですね。





ただ言っときますよ!!オススメはするけど決して面白い映画ではないと!!雰囲気を楽しむ映画ですこれは!!







続編もあるらしいですが、監督も違うし僕はあんま興味ないです!もし見たことある人いたら感想教えてください!






現在北野映画では久石譲は起用されていません。「映画ではなく音楽が評価されてしまうから」だそうです。








タケシ!!ごめん!!でもオレやっぱこの曲好きだ!!!








ってことで、かっこいいテーマ曲と一緒にお別れです!!






















お試しあれ!!




キッズ・リターン  1996年 日本


ジャンル:ドラマ
  監督:北野武
  出演:金子賢
      安藤政信
      石橋凌
      寺島進
      モロ師岡





 
映画評論・レビュー ブログランキングへ

ドロップ

どうも!僕です!今日はこれ!!

 
ドロップ






「ドロップ」です!皆さんご存知お笑い芸人「品川庄司」の品川祐が原作の小説を映画化したものです。




半ば自叙伝的なこの作品、見方によってはかなり痛いですよね・・・。だって自分がヤンキーやってた頃の話とか、そいつが自分から喋りだしたら「はぁ、そうですか・・・」ってなりますよね。ちなみに監督の品川ヒロシ曰く、フィクションとノンフィクションの割合は50/50だそうです!50%もあれば十分!僕はノンフィクションという目線で見ました!!



品川の分身、主人公信濃川ヒロシを演じるのは成宮寛貴!助演は水嶋ヒロ!その他ピース綾部、レイザーラモンHG、遠藤憲一、哀川翔など非常にバラエティに富んだメンバーでございます!!





ではあらすじ。私立中学に通うヒロシ(成宮寛貴)は不良に憧れ、不良になるため公立の中学校狛江北中に転向します。
ヒロシ







しかし早くも転校先の不良たちに目を点けられます。呼び出され素直について行くと、なんともうケンカ中!!

バット



「人はそう簡単に死なねぇよ・・・」とか言いながら金属バットフルスイングで人の頭を殴ってる男が!!
いやいや死ぬだろ絶対!!




そんな無茶をしていたのは達也(水嶋ヒロ)とかいう男!!後にヒロシが憧れる存在!
達也






この後ヒロシは達也とのタイマンでボッコボコにされます。しかし何故かその後「面白れぇヤツだな・・・」的な空気になり、仲間に入れてもらうことに。晴れて不良の仲間入りを果たしたヒロシでした。













その後不良として達也たちとツルんでいたヒロシですが、そこにある刺客が!!
ファミレス





調布南中の赤木(増田修一朗)と加藤(レイザーラモンHG)!!普通に表から入れば良いのになんとファミレスの窓をぶっ壊して侵入!!ヒロシとその仲間をボッコボコにします!!

ボコボコ






さぁさぁこれからはお決まりの展開!当然仕返しに行くぞという流れに。



「ウチの学校のヤツもやられちまってよぉ」という理由で狛江西中のテル(坂本雅仁)も仲間に。
テル





赤木と加藤がいつもいる場所をテルが知ってるということなのでそこへGO!!中学生とはいえ不良なので移動手段は当然!!

車









人類最高の発明とも言われる乗り物で無事到着した一行。2人のたまり場はここ!!
たまり場






暴走族の集会場です!2人は「鬼兵隊」という暴走族の一員だったのです。






とりあえずたまり場は発見。せっかく車で来たので「死なない程度に轢きましょう」という作戦に。中学生ならではの発想の大胆さでしょうか。
























いざ突っ込むクラウン!運転手はもちろん中学生です!!!!
轢く







ドーーーーーーン!!!!
成功



作戦は大成功!!轢かれた人(中学生)がボンネットにうまく体重を預け、体を回転させることにより衝撃を逃がしダメージを最小限に抑えるという頭脳プレーを見せたことにより、死者はいません!!



ここで達也が得意げに決め台詞!!





















達也2
「人はそう簡単に死なねぇんだよ・・・」


いや、死ぬし!!運が良いだけだし!!交通事故で年間どれだけのお年寄りたちが亡くなってると思ってんだ!!




ともかく奇襲には成功した無免許軍団。赤木と加藤もちょちょいと痛めつけてその場は退散。見事リベンジを果たしたのでした。






しかし当然ここもお決まりの展開。奇襲に納得のいかない赤木加藤コンビは再び彼らの元へ。

タイマン





お互い3人ずつ出し合い、それぞれがタイマンをし合うという柔道の団体戦みたいな方式で勝負することに。




先鋒  達也○ VS  加藤● 決まり手:真空飛び膝蹴り

中堅  テル○ VS  住田● 決まり手:右カウンターラリアット

大将  ヒロシ● VS  赤木○ 決まり手:回転キック



という結果に。
その後は加藤が達也にリベンジ→それをきっかけに毎日ケンカする仲に→「毎日一緒にいるならケンカするんじゃなくてダチでいようぜ?(キラーン)」、という謎の展開。風が吹けば桶屋が儲かる感じでヒロシ一味と赤木加藤は仲間に。







そのまま月日は流れます。中学を卒業した頃、赤木と加藤は暴走族「鬼兵隊」を抜けるとか言い出し、これまたお約束のヤキを入れられます。

抜ける













「抜けてぇならヒロシとかいうヤツらをつれて来い!!」とか偉い人に言われてしまいます。



もうわかりますよね。ヒロシ一味VS鬼兵隊という戦争の開戦でございます!!







当然やったるぜい!!な一同。
ヤッタル






「50対7人か・・・今度こそ死んじゃうかもしれないね・・・」
















言ってる


「人はそう簡単に死なねぇよ・・・」










まだ言ってますこの人。もはや語尾に「べし」を付けるのとおんなじくらいなノリですね。








赤木が捕らわれてる場所は意外と近場だったみたいで、徒歩で到着!!

到着





「蹴ぇやぶれぇ~~~♪んすぉのぉおお扉ぁぁああ~~♪(トービラー♪)」










と、湘南乃風の男性ホルモン垂れ流しの曲に乗りながら一同登場。






いざ大乱戦開始!!
当然頑張るヒロシ!!あちょー!!
頑張る




















一方その頃。ヒロシの姉ちゃんの彼氏でノブくん(上地雄輔)という人がいます。ヒロシに超良くしてくれてる人なんですが、鳶の仕事中になんと落下!!
死ぬ





妙に安っぽい描写ですが、この事故でノブくんは帰らぬ人となってしまいます。












そんな事件が起きてるとは考えもしないヒロシ。ケンカは見事大敗。

カット





やはり50人は無理があったみたい。

























数日後、ヒロシは家をというか、狛江を出ることを決意。知ってる人が誰もいないところで一から始めることにします。寂しがる仲間たち。
仕事









仲間みんなは納得してくれてますが、唯一納得しないのが達也!!













「出て行くならオレとタイマンしてから行けやぁ・・・・」
みたいな事を言い出します。意味不明ですがとりあえず乗っかるヒロシ。









うりゃああああぁぁぁぁぁあああ!!!!
うりゃあああ




ヒロシが若干あさっての方向向いてる気がしますが、とりあえずケンカを終え、ヒロシは知らない町へと出て行くのでした・・・・。














★感想★
ちょっと長々書きますよ!言いたいことが多すぎます。
一言、なんだこりゃ。って感じです。ここまで納得のいかない映画はそうそうこの世にはないですね。
まず冒頭で述べた通りなんですが、金属バットフルスイングで頭殴られたら死にますよねさすがに。何が「人はそう簡単に死なねぇよ・・・」だ!!死ぬ死ぬ確実に!!
いや、いいんです。いいんですよ映画なんで多少は。しかしまぁこんな自叙伝的な雰囲気でプロモーションしときながらこの完成度ですかね・・・。そういう「現実とはちょっとかけ離れた世界観ですよ~」っていう作品なら全然アリなんですが、そういったわけでもないし。
基本的に暴力描写みたいなのは面白いとは思うんですよね。ファミレスに殴りこみかけられるところとかホント面白いです。ただみんなバットとか鉄パイプとか変な金具みたいなのとか持ってドンパチやってるわけですから、1人くらい死人が出そうなもんだし、人が死なないとしても障害が残ったりとか体の形が変わったりとかしそうなもんですよ。特にヒロシとか結構やられてるのに、次の日くらいには絆創膏程度で済んでます。「痛てて・・・」だって。馬鹿かと。あんなにバットでボコスカやられといて絆創膏と打撲くらいで済んでるなんてもう人間じゃないです。テレビ出れます確実に。
この「人はそう簡単に死なねぇよ・・・」っていう言葉がキーワードみたいに出てくるんですよ。はい、また出たーみたいな。ってことは当時ヒロシのまわりみんながそう思ってた。でもその矢先!あんなに慕ってたヒデくんが事故であっけなく死んじゃうわけです!ということは、「人って簡単に死ぬんだ・・・。」って理解するわけじゃないですか!ただ「それはそれ」っていうことになっちゃいます。現にその直後、ヒロシと達也はケンカしてるわけですから。
暴力という手段で互いに決着をつけてるわけです。だから「人は簡単に死ぬ」っていう結論は出ても、それが暴力と結びついてないんですな。別次元の話になっちゃってます。
と・い・う・こ・と・は!!ですよ!!この映画のモチーフとしては、暴れる力と書いて暴力、この暴力に対して何かメッセージがあるわけではないんです。だってそうでしょ?何らかのメッセージ性があるなら、人は簡単に死ぬ=暴力でも人はいつか死んじゃう=暴力は良くないとか、人は簡単に死ぬ=暴力も人を破滅させうるものなんだ・・・って気づくとかなんかあるでしょ!!そういうの一切ないです!!
じゃあ、この映画のモチーフって・・・?僕の印象ではただの「昔悪かった自慢」ですね。だから何?いちいち映画にしてんじゃねぇよ。って言いたいです。ただ主人公ヒロシは思いつきで不良になってその時の感情に任せてケンカとか悪いことやって、ほんでなんとなくきっかけがあったから今度は仕事をし始めただけって感じですよ。「ヒデくんとの約束なんだ・・・」とか言って仕事始めるんですが、いやいや約束じゃなくても働けと。中卒ニートが何格好つけてんだ。世間を舐めんなと。だから別に自慢できること何もしてないです。
たとえ50/50のフィクションだとしても、これを自分の話って言って映画に出来るなんてマジで神経疑いますね。品川祐については孫の代まで笑ってやろうと思います。

作品全体の流れもまぁひどいもんです。赤木加藤が仲間になるまではよかったですが、その後からの中だるみが酷い。もう必要性皆無のヒロインとの色恋とか、品川監督が仲良しなだけの芸人の登場でクスっと来る小ネタのギャグとか。しかも全てに因果関係が無い。なのでイメージとしては

A:ヤンキーの道を進む本線
B:ヒロインとの恋愛をするピンク路線
C:ヒデくんはじめ、家族関係との団欒路線
D:申し訳程度のギャグ路線

このA~D4つがそれぞれ別々に進行してるだけ。Aだけで全然成立するし、何のスパイスにもならない。





描写というか演出の仕方はアマチュアの僕にはよくわかりませんが、とりあえず上地雄輔が死ぬシーンの安っぽさだけは笑えますので必見です。「そうは落ちないだろwwww」って思いますよ。






本当はもっと言いたいことあるんですが、書ききれないのでこの辺で!!!







成宮くんが超好き!!とかっていう人以外にはオススメできない映画です。














ちなみに僕はTUTAYAで払った¥108を返して欲しい気持ちでいっぱいです。



















お試しあれ!!!








ドロップ   2008年  日本

ジャンル:ドラマ
  監督:品川祐
  出演:成宮寛貴
      水嶋ヒロ
      レイザーラモン(両方)
      上地雄輔









映画評論・レビュー ブログランキングへ





























 

12人の優しい日本人

どうも!僕です!純血100%日本人の僕です!!
そんな僕が今日紹介するのはこちら!! 


12人の優しい日本人 HDリマスター版





「12人の優しい日本人」です!元々は舞台劇として、あの「古畑任三郎」なんかでお馴染みの三谷幸喜が原作、脚本を手がけた作品。ちなみにこの映画、アメリカの映画「12人の怒れる男」という映画のパロディというかオマージュ的な作品です。


またこの映画結構特殊な作品。12人の陪審員がその審理をしているところを取り上げた作品なんですが、全てが会議室の中で終わってしまいます。つまり作中の舞台は会議室のみ!!
役者さん達からすれば、移動なんか考えなくて良い楽チンな映画ってことですな。






ではあらすじ・・・なんですが前述の通り、陪審員になった人たちが審理をし始めるって話です。というわけで今回の陪審員全12人を、途中の展開をややネタバレさせながらご紹介します!!







陪審員1号(塩見三省)

1号


1号ということで、司会進行役を務めさせられます。司会であることをいいことに自分の意見はほとんど述べず、反論されるリスクを排除してます。  通称:司会


陪審員2号(相島一之)

2号


おそらくメンバー中最年少。すごく熱くきれいごとを並べ、やたら議論をしたがります。しかしこういう人にはよくありがちで、あまり人の意見を聞かず、自分の意見を曲げたがりません。  通称:熱血




陪審員3号(上田耕一)

3号


会議や議論というものが苦手なのに陪審員になってしまった不幸なアル中のおっさん。議論が熱くなるとビビり出してダンマリ決め込みますが、雑用は喜んで引き受けます。甘党。  通称:アル中




陪審員4号(右の人)(二瓶鮫一)

4号

大した意見は言わないくせに、人の意見をなかなか吸収しきれないタイプ。そのくせ意見を訊かれたら「フィーリングです」とか言い出して全く話し合いになりません。  通称:じじい


陪審員5号(中村まり子)

5号


毅然とした態度で良いこと言いそうですが、その正体はただのメモ魔。多分頭がさほど良くはないので意見はあまり多くは述べませんが、プライドは高いので弱々しい態度は見せません。根拠は無い強気な姿勢が持ち味。論破されると泣きそうになります。  通称:メモ魔



陪審員6号(大河内浩)

6号

とにかく仕事に戻りたいサラリーマン。基本的に事件に関して無関心。しかしおそらく仕事が出来る人なんでしょう、たまに発言するとそれなりに的を射た発言をします。2号と真逆のタイプ。 通称:リーマン


陪審員7号(梶原善)

7号


全12人中一番のクズです。理論的に考えることも全くせず、かといい直感が冴えてるわけでもなく、みんなが忘れてたことを思い出したりみたいなファインプレーもありません。しかしやたら話したがりますがその発言は全て聞く価値皆無。「あんな美人が殺人なんかするはずがない」みたいなことを熱弁する姿はまさにピエロそのもの。   通称:クズ


陪審員8号(右から二番目の女性)(山下容莉枝)
8号

天然な女の子。全てを流れに任せるタイプですが終盤は自分なりに一生懸命考えます。天然な言動は場の空気を和ませたり、みんなをイラつかせたりします。  通称:天然


陪審員9号(村松克己)

9号

毅然とした態度で議論をするおじさん。序盤はいいところをついて発言しますが、徐々に自分と反対の意見が多くなってくるとやや苦しそうになります。おそらくプライドが高いであろう品の良いおじさん。  通称:プライド


陪審員10号(林美智子)

10号


気弱だが純粋なおばちゃん。とにかく気が小さく常にモジモジしてます。意見を求められると緊張しすぎて鼻血が出ちゃう体質。 通称:おばちゃん


陪審員11号(豊川悦司)

11号

チンピラ風の男。序盤はだるそうにして議論には参加しませんが、後半はこの人メインに話が進みます。実はなかなかキレる頭の持ち主。 通称:チンピラ


陪審員12号(加藤善博)

12号

ちょっとおチャラけた雰囲気のおじさん。基本的に軽いノリで発言しますが、実はいいことちょいちょい言うし人の意見を取り入れる柔軟性もあります。  通称:チャラチャラ






以上の12人。この三者三様、おそらくこの機会が無ければ話すことは無かったであろう凸凹メンバーが、1人の被告の運命を決めるために真実を見抜く議論を始めるわけでございます。











































 続きを読む

蟹工船

松田
どうも!僕です!!

今日はこちら!! 






「蟹工船」!!このブログ初の邦画に挑戦です!



原作は小林多喜二の小説「蟹工船」。昭和4年に発表された作品だそうですから80年以上経ってますね。それだけの月日が経ってもなお愛され続ける名作が平成の世に映画化!!


小説読んだことないから僕も気になってた作品です!!





主演は「なんじゃこりゃ」でおなじみ、今は亡き名俳優松田優作が長男松田龍平!!
助演は「mozu]でおなじみ寡黙な男前俳優西嶋秀俊!そのほかお笑い芸人TKOコンビ等見たことある顔が多々出てくる非常に豪華メンバーで蟹工船内の実情をお届けします!!










さてあらすじ。日本国内の戦前のお話。オホーツク海でカニを収穫しその場で加工(カニフレークみたいなの)し、缶詰にする漁船、「蟹工船」でのお話。


その船の中の労働者たちは、毎日毎日満足な休養も与えてもらえずに働かされていました。それこそ人間の扱いもしてもらえないような奴隷同然の扱い!!


過労でフラフラしたり倒れたりする人も出てくるほど。しかしそんなやつを見つけると船内監督の浅川(西島秀俊)は「働け働けぇーーー!!サボってんじゃねぇぞーーー!!!」と怒鳴り散らしながら警棒みたいなのでバシバシ労働者たちを懲らしめちゃいます。


警棒




ブラック企業も極めるとここまでくるのか!!ワ○ミの社長もびっくりのブラックっぷりです。














毎日の激務に社畜達はもう疲労困憊。睡眠前の休憩時間もなんだか重苦しいムード。
そんな中1人の男が口を開いてこんなことを!!!















「死のう」


















激務に耐え切れず自ら命を絶つ決断をしたのはこの男!!

松田

主人公の新庄(松田龍平)!!





この新庄の考えをまとめると

  • こんなとこで働きながらあいつらに殺されるのは癪だ。それよりも自分で命を絶ち、華々しく散りたい。
  • ホントは名誉挽回、どうにか新しい仕事でやり直したいがこんな貧乏な国で成り上がろうなんて無理。
  • そもそも人間平等なんかありえない。生まれた時から差がついてる。貧乏な家に生まれたのが運の尽き。
  • だったら俺は来世にかける。次は絶対金持ちの家の木村さん家に生まれてやる。
















なんとこの「木村さん家へ生まれ変わり理論」に全員納得!!!





「木村さん家よくわかんねぇからオレも連れてって」とか言うヤツまで出てくる始末!!相当病んでますこの社畜達!!!















満場一致で集団首吊り準備バッチOK!!!




自殺




なんとカオスな絵!!

「次に生まれてくる金持ちの家想像しろぉ!!そうすりゃ怖くねぇぞぉぉおお!!」
なんてオカルトな元気付けに勇気が出る社畜達!!




















ついに決行!!!!



























しかしオンボロ船は波の影響で揺れる揺れる!!!


自殺2




ちょっとおもろいぞこの絵!!!!お化け屋敷に出てきたら結構怖いですこれ!!










なかなかすぐに逝けない社畜達!!しかし全員で苦しむ姿はやはりカオス以外の何ものでもない!!!




自殺3














結局集団自殺に失敗した社畜達。

再び強制労働の世界に戻ります。
















そんなある日、新庄と塩田(新井浩文)は小型の船に乗って脱走!!


船




しかし夜のオホーツク海は当然激寒!!!










凍え死ぬことを覚悟し始めたときロシア船に拾ってもらう幸運!!しかも何故かコザックダンスパーティーにも参加!!


ダンス








この船でロンとかいう人物にそそのかされ、新庄と塩田はストライキを起こすことを決意します。







蟹工船に戻った新庄は労働組合的なものを結成!


労組


















ほんで責任者と直談判!!



近い








近い!!


多い!!








むさい!!!



















責任者は意外とあっさり要求を受諾。
これにて激務から開放された社畜達。




めでたしめでたし・・・・。


























打たれる














なはずは当然なく、煙たい存在となった新庄は監督に撃たれちゃいます。











監督


してやったりの浅川監督。さすが超ブラック企業の役員。














自分達のために死んだ新庄の死を無駄には出来ない!!!







社畜達は再びストの為、立ち上がるのであった・・・・。






っていうブラック企業の台所問題のお話です。




★感想★
んーいまいちでした。なんとなく話の中に山場はあるんですが、いまいち盛り上がりに欠ける気がします。
実話が元なのでしょうがないかもですが、こうハラハラワクワクすることがあまり無かったです。

簡単に言うと、ブラック企業の従業員達がスト→経営者が予想以上に悪いヤツだったので効果0でした。
っていう話。それをどうにか引っ張った映画って言うイメージですね。
悲しいシーンとかはそれなりの演出があるんですが、感情移入するほどではないのでいまいち感情に起伏が起きなかったですね。














大学生のみんな!!!



就職先選びは慎重にね!!!









お試しあれ!!!



蟹工船  2009年 日本

ジャンル:ドラマ
  監督:SABU
  出演:松田龍平
      西嶋秀俊
      TKO
      大杉漣










映画評論・レビュー ブログランキングへ






 
記事検索
ギャラリー
  • 無限の住人
  • サウルの息子
  • フューリー
  • フューリー
  • フューリー
  • マリアンヌ
  • ビリギャル
  • ビリギャル
  • ビリギャル
QRコード
QRコード
カテゴリー
最新コメント
  • ライブドアブログ