どうも!僕です!!
今日はこちら!!!
「めまい」です!洋題は「VERTIGO」で‘高所で感じるめまい‘を指します。
1958年のアメリカ映画。結構古い作品ですね。なぜこんな古い作品を紹介するのかというと、監督がかの有名なアフルレッド・ヒッチコックだからなんです。
超有名な人だから、一応ちょっとはご紹介しとこうと思いまして。
ヒッチコックはイギリス人ですが、アメリカで非常に多くの映画製作をしてきた人です。「サスペンスの神様」と呼ばれるほどサスペンス映画に定評があり、その一方で「自分が必ず作品のどこかでちょろっと出演する」というちゃめっ気も持ったなかなか面白い人なんですね。
映画の撮影法というか、そういったテクニックの部分が非常に秀でてた人らしく、スティーブン・スピルバーグなんかも彼の手法をおおいに取り入れてるのだとか。
「スリルを感じる映画ベスト100」というランキングに、ヒッチコック作品はたくさんランクインされてます。このランキングの1位も、彼の作品「サイコ」。ちなみに今回の「めまい」は18位です。
というわけで非常に多大な功績は称える他ないヒッチコックおじさんなわけでございます。
今回の「めまい」も例に洩れずサスペンス作品。主演はジェームズ・スチュアートという人で、ヒッチコックの超お気に入り俳優。4回もヒッチコック作品に出演してるみたいです。この人はホントにすごい人で、第二次世界大戦でも空軍部隊として戦った経歴もあれば、アカデミー名誉賞も受賞してるというなんだかとにかくすごい人なんです。
話の中身。
ざっくり言うと、高所恐怖症持ちの元刑事スコティ(ジェームズ・スチュアート)がちょっと無理やりな恋愛をするって言うお話なんです。
とある友人から「嫁が死者に取り憑かれている。ちょっと尾行してみて。」と依頼されますが、ミイラ取りがミイラになるというか、スコティと友人の嫁マデリン(キム・ノヴァク)は禁断の恋に落ちてしまいます。
その後幽霊のせいでマデリン自殺
↓
悲しみにくれるスコティの前に、マデリンの超そっくりさんジュディ登場
↓
頭がぶっ飛んでるスコティ、ジュディを髪型など細部までマデリンに仕上げる
↓
いろいろあって、ジュディは実はマデリンのフリをしていたことが判明(つまりスコティは本当はジュディと恋愛をしていた)
↓
鐘楼のてっぺんでジョンブチギレ
↓
暗闇から修道女登場、マデリンびっくりして鐘楼のてっぺんから落ちて死んじゃう
↓
Fin
って感じです。
★感想★
ん~・・・。どうなんでしょうこれは。あまりにもラストが腑に落ちなさすぎて・・・。いや、ストーリーの持って行き方とかは全然良かったんですよ。昔の映画独特の、やたら強調されたBGMが結構効果的。
「テレーーーーン!!!」って急に音が大きくなって「はい、ここ衝撃の事実でーす!!!」みたいなね。このなんとなくベタな感じは僕は嫌いじゃないんですよ。
あと、高所恐怖症のスコティが高いところから下を見下ろした時の映し方。これは「めまいショット」と呼ばれて、映画界に旋風を巻き起こした技法のようです。ズームアウトさせながら被写体に近づいていき、背景にのみ遠近感の変化を加えるというもので、今日に至っても使われている技法です。
実際作中もかなり効果的に使われてます。僕自身も高いところ苦手なので「ひぇっ・・・」ってなりました。
テンポ自体は正直あんまし良くないです。ただこの悪く言えばダラダラ感。これが意外と必要なことなのかもなって思いました。ここでじっくり「タメ」を作ってる感じです。確かにここがサクサク行っちゃうと、マデリンが死んでも「ふーん」になっちゃいますからね。
ストーリー細部としてもまぁそれなりに納得はいきます。「目撃者が必要だった」とか、「あの時こうやって殺した」とか終盤わかってくる事実も、とりあえずはOKです。
ほんでラスト!結局事故死ですよ!事故死!!っていうかまずラストに出てきた修道女!いや「誰だよお前!!」って感じです。「声がしたので」とか言ってるけど耳良すぎぃ!!ほんでジュディが死んで2秒後くらいに十字を切って「神のお慈悲を」って・・・。いやいやものわかり良すぎぃ!
正直このラストは全く納得いかないっす。そりゃ最後の鐘が鳴り響くシーンとかはそれなりに良い絵になってたとは思うけどさ。最後の最後が単なる事故ってのはちょっとあんまりでしょ。
全体的に確かにハラハラしないでもない。でもラストがこれじゃあ胸にしこりが残っちゃいますね。
ってことで久々あまりにもラストに納得のいかない作品でした。
とはいえヒッチコックは本当に功績が素晴らしいものがあるので、今後も色々紹介していきたいと思います。
お試しあれ!!
めまい 1958年 アメリカ
ジャンル:サスペンス
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュアート
キム・ノヴァク
ヘンリー・ジョーンズ
映画評論・レビュー ブログランキングへ
命を救えば最後まで 中国の言葉
今日はこちら!!!
「めまい」です!洋題は「VERTIGO」で‘高所で感じるめまい‘を指します。
1958年のアメリカ映画。結構古い作品ですね。なぜこんな古い作品を紹介するのかというと、監督がかの有名なアフルレッド・ヒッチコックだからなんです。
超有名な人だから、一応ちょっとはご紹介しとこうと思いまして。
ヒッチコックはイギリス人ですが、アメリカで非常に多くの映画製作をしてきた人です。「サスペンスの神様」と呼ばれるほどサスペンス映画に定評があり、その一方で「自分が必ず作品のどこかでちょろっと出演する」というちゃめっ気も持ったなかなか面白い人なんですね。
映画の撮影法というか、そういったテクニックの部分が非常に秀でてた人らしく、スティーブン・スピルバーグなんかも彼の手法をおおいに取り入れてるのだとか。
「スリルを感じる映画ベスト100」というランキングに、ヒッチコック作品はたくさんランクインされてます。このランキングの1位も、彼の作品「サイコ」。ちなみに今回の「めまい」は18位です。
というわけで非常に多大な功績は称える他ないヒッチコックおじさんなわけでございます。
今回の「めまい」も例に洩れずサスペンス作品。主演はジェームズ・スチュアートという人で、ヒッチコックの超お気に入り俳優。4回もヒッチコック作品に出演してるみたいです。この人はホントにすごい人で、第二次世界大戦でも空軍部隊として戦った経歴もあれば、アカデミー名誉賞も受賞してるというなんだかとにかくすごい人なんです。
話の中身。
ざっくり言うと、高所恐怖症持ちの元刑事スコティ(ジェームズ・スチュアート)がちょっと無理やりな恋愛をするって言うお話なんです。
とある友人から「嫁が死者に取り憑かれている。ちょっと尾行してみて。」と依頼されますが、ミイラ取りがミイラになるというか、スコティと友人の嫁マデリン(キム・ノヴァク)は禁断の恋に落ちてしまいます。
その後幽霊のせいでマデリン自殺
↓
悲しみにくれるスコティの前に、マデリンの超そっくりさんジュディ登場
↓
頭がぶっ飛んでるスコティ、ジュディを髪型など細部までマデリンに仕上げる
↓
いろいろあって、ジュディは実はマデリンのフリをしていたことが判明(つまりスコティは本当はジュディと恋愛をしていた)
↓
鐘楼のてっぺんでジョンブチギレ
↓
暗闇から修道女登場、マデリンびっくりして鐘楼のてっぺんから落ちて死んじゃう
↓
Fin
って感じです。
★感想★
ん~・・・。どうなんでしょうこれは。あまりにもラストが腑に落ちなさすぎて・・・。いや、ストーリーの持って行き方とかは全然良かったんですよ。昔の映画独特の、やたら強調されたBGMが結構効果的。
「テレーーーーン!!!」って急に音が大きくなって「はい、ここ衝撃の事実でーす!!!」みたいなね。このなんとなくベタな感じは僕は嫌いじゃないんですよ。
あと、高所恐怖症のスコティが高いところから下を見下ろした時の映し方。これは「めまいショット」と呼ばれて、映画界に旋風を巻き起こした技法のようです。ズームアウトさせながら被写体に近づいていき、背景にのみ遠近感の変化を加えるというもので、今日に至っても使われている技法です。
実際作中もかなり効果的に使われてます。僕自身も高いところ苦手なので「ひぇっ・・・」ってなりました。
テンポ自体は正直あんまし良くないです。ただこの悪く言えばダラダラ感。これが意外と必要なことなのかもなって思いました。ここでじっくり「タメ」を作ってる感じです。確かにここがサクサク行っちゃうと、マデリンが死んでも「ふーん」になっちゃいますからね。
ストーリー細部としてもまぁそれなりに納得はいきます。「目撃者が必要だった」とか、「あの時こうやって殺した」とか終盤わかってくる事実も、とりあえずはOKです。
ほんでラスト!結局事故死ですよ!事故死!!っていうかまずラストに出てきた修道女!いや「誰だよお前!!」って感じです。「声がしたので」とか言ってるけど耳良すぎぃ!!ほんでジュディが死んで2秒後くらいに十字を切って「神のお慈悲を」って・・・。いやいやものわかり良すぎぃ!
正直このラストは全く納得いかないっす。そりゃ最後の鐘が鳴り響くシーンとかはそれなりに良い絵になってたとは思うけどさ。最後の最後が単なる事故ってのはちょっとあんまりでしょ。
全体的に確かにハラハラしないでもない。でもラストがこれじゃあ胸にしこりが残っちゃいますね。
ってことで久々あまりにもラストに納得のいかない作品でした。
とはいえヒッチコックは本当に功績が素晴らしいものがあるので、今後も色々紹介していきたいと思います。
お試しあれ!!
めまい 1958年 アメリカ
ジャンル:サスペンス
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジェームズ・スチュアート
キム・ノヴァク
ヘンリー・ジョーンズ
映画評論・レビュー ブログランキングへ
命を救えば最後まで 中国の言葉