プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

洋画

サウルの息子

どうも!僕です!!



今日はこちら!!

サウルの息子





「サウルの息子」です!2015年のハンガリー映画で、ナチス政権によるホロコースト時代のアウシュヴィッツにて、わが子の死体を見つけた男サウルがユダヤ教流の葬儀で弔おうとする物語。
当時のアカデミー賞での外国語映画賞をはじめ、カンヌなど多くの映画賞で評価された作品です。



監督はネメシュ・ラースローという人で、長編映画デビュー作だそうです。
主演はルーリグ・ゲーザ。その他出演はユルス・レチン、モルナール・レヴェンテ等々ですが、まぁはっきり僕は言って知らないです。すいません。






















ってことで中身に入るんですが、今回は割愛します。何か活字で伝えるにはなかなかあれなんで・・・。





































★感想★
率直に言いまして、面白い面白くないと簡単に区別できない作品であると思います。それは製作者側の意図でもあると思いますが、「これを見てあなたはどう思いますか?」という一種の啓発系作品じゃないかなと思います。
まず見た人誰もが思うであろう独特な演出の1つが、とにかくカメラが近い!!もうず~~~~っとサウルの横1m弱くらいの所にカメラがあります。んで近すぎてサウルの向こう側のピントがずれちゃって、何が起こってるのかよくわからないんです、いやホントですよ。この技法自体は好みが分かれる気もしますし、フラストレーションになる人がいる気もします。
で、ただ大事なのは、「何かよくわかんないけどこれってアウシュヴィッツじゃね?これから虐殺があるんじゃね?」とは確実に思えるということ。んで、「見えてないけど断末魔は聞こえる」ってのが結構ミソと言いますか、ここで現場のサウルよろしく罪の無い人々が無惨に死んでいくのをただただ見送るしかできない・・・という何とも言えない虚しさがこちら側にも来るわけですよ。ちなみにサウルはゾンダーコマンドっていう特別扱いされた捕虜で、簡単に言うと同胞の虐殺を手伝わされてる捕虜です。そして時が来れば彼らゾンダーコマンドも他のユダヤ人同様殺されます。
このゾンダーコマンドという悲しき特殊部隊を描いた映画っていうのがまず少ないし、ドイツとしてはなかなか掘り返されたくない部分でしょうし、こういったアウシュヴィッツのさらに切り込んだ闇の部分を描くということが、この作品そのものを極めて意義深いものとしていることは言うまでもないでしょう。
ストーリーそのものを見ると、少なからずサウルにやきもきしてしまう人もいると思います。僕も少し感じました。っていうか僕がその場にいる同胞だとしたら、サウルのことブン殴ってると思います。「それどころじゃねぇ!!!」とね。
要するにこの作品の根幹をなす部分としては、
死者へ鎮魂の祈りを捧げる事も許されず埋葬してあげる事も許されない究極の非人道的不条理と、それでも必死に息子を弔おうとするサウルはある意味生者をも犠牲にしようとしてしまっている。究極の二対、生と死という究極のジレンマ。これこそが作品の奥底の部分と思います。
生きるって何だ。死ぬって何だ。答えの見えない問いを、少しだけでも考えるきっかけをくれるのがこの作品と思います。大半の人が生に執着する中で、サウルだけは息子が死してなおその肉体の扱いに究極の敬意を払おうとしていた。しかもアウシュヴィッツという文字通りの地獄で。というところが、僕は何かツーーンと来る部分がありましたねぇ・・・。
















久々に意義深い映画を見たことで、いつになく真面目な僕でした・・・。


























お試しあれ!!









サウルの息子    2015年  ハンガリー




ジャンル:ドラマ
  監督:ネメシュ・ラースロー
  出演:ルーリグ・ゲーザ
     ユルス・レチン
     モルナール・レヴェンテ

フューリー

どうも!僕です!!

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フューリー



「フューリー」です!!2014年のアメリカ映画で、第二次大戦末期の米軍戦車「フューリー」の乗組員の死闘を描いた戦争映画です。



監督はデヴィッド・エアー。以前「スーサイド・スクワッド」というクソ映画を紹介しました。


主演はブラピ。最新作「マリアンヌ」に引き続きのご紹介です。
その他出演は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「アントマン」のマイケル・ペーニャ、「ハリー・ポッター」のジェイソン・アイザック、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド等々でございます。














ってことで中身。










下火になってきた第二次世界大戦。ドイツ軍が「総力戦」と称し、女子供をも兵士とする肉弾戦へと移行しようとする頃。
米軍の戦車・フューリー号に乗り組むのは以下の面々

  • ドン(ブラッド・ピット)・・・リーダー
  • バイブル・・・敬虔なクリスチャン。砲撃手。
  • ゴルド・・・ヒゲ面。操縦手。
  • クーンアス・・・ヘラヘラした頭おかしそうなヤツ。装填手。
そして戦死したもう一人の操縦手の補充役として、元はタイピストの非戦闘要員ノーマンが加入します。




メンバー







オリジナルメンバーの4人は家族同然に絆が深いのですが、当然新人のノーマンとは溝があります。




しかし、激しい戦闘を繰り返しノーマンが活躍することでその溝は埋まっていきます。








ドンの中隊は戦略上重要な十字路の確保を任されますが、道中で敵の砲撃に遭い中隊は壊滅寸前。フューリー1機だけが残る形となります。





どうにか十字路に辿り着きますが、フューリーは地雷を踏んでしまいます。と、そこに大量のドイツ兵達がやってくることがわかり大ピンチ。


ドイツ兵





しかし、彼らは任務の為に命を投げ出す覚悟で300人近くの敵と戦うことを決意します。


















激闘の末、ノーマン以外は全員死にます。フューリー乗組員のおかげでドイツ軍の作戦は失敗に終わるのでした・・・。




















おわり


















★感想★
ん~イマイチですね。
やっぱ一番は感情移入要素がうまく働いてないってとこにあると思います。
まず単純に、ドンのバックボーンがあんまし見えてこないから「何故そこまでして戦うのか」ってとこに疑問を感じてしまいます。意外と彼に関する描写ってのがあんまし多くないもんだから、彼の強さの裏付けも戦う理由もSSを忌み嫌う理由もよくわからないんですよね。そんな状態で「ドイツ兵を迎え撃つ」っていう宣言をされても「うん。何で?死ぬよ?」ってなるわけです。このシーンは他の乗組員が「何でだよ!!死ぬ気か!?」とか言って押し問答をして、何かしらの理由を見出してからじゃないとやっぱ見てる側に気合は入らないですよね。「オレの家だから」っていう文言だけではちょっと弱いです。妙に感傷的なムードを漂わせて「やるかぁ」みたいな空気出されても、「そこは雰囲気で解決ぅ!?」とツッコミを入れずにはいられないですよ。まぁ戦争ってそういうもんなのかもしれないけどさ。

戦車のバトルシーンはそれなりに面白いんですよ。あんまし戦車同士の戦いって見ないから新鮮でしたしね。形が似てるから何がどうなってるのか少しわかりづらかったりもするんですが、俯瞰視点のシーンはなかなか面白いです。これは素直に面白かった。戦車から顔を出して無線で指示をするのって実は結構カッコイイなと思いました。


ただねー。「え?」って思ったのがあって。これは僕軍事マニアでも何でもなく、むしろどっちかと言うと疎いほうなんで間違った認識かもしれません。その上で聞いてください。
最後のバトル。もう大量のドイツ兵が虫みたいにウジャウジャ出てきてもう本当に四面楚歌状態の戦いです。もちろんそんな状態になることは全員承知の戦いですよ。罠とかを仕掛けるくらい時間があったんですが・・・。途中で30口径の予備が必要になるんですが、「外にあるからちょっと取ってくる」って展開になります。何で?何で外にあるの?何で車内に置いておかなかったの?これはちょっと意味がよくわからなかったです。どう考えても砲台だけで敵を殲滅できるとは思えないし、そんなの絶対車内の備えておくべきと思うんです。車内の見た感じはね、どう見ても置くスペースが無いっていう事情は通じないようにしか見えないんですよね・・・。この点、もし明確な回答持ってる方いらっしゃったら是非教えてください。
っていうかラストバトルのシーンは夜になるタイミングもめっちゃ変でしたし、何か色々と腑に落ちないんですよね。一番の盛り上がり所なのに。ドンは何で銃を2,3発くらっただけじゃ死なないのかを教えていただきたいし、急にドイツ兵が静かになるのも理由がよくわからないし、最後の優秀な狙撃手は最初何してたんだっていうかそもそも誰なんだとか・・・。何かしっくり来ないんですよ!

あと作品全体の印象としては、戦闘シーンどうこうよりも、兵士のオフ場面の描写が結構多くて何か少し独特な雰囲気だなと思いました!ここは多分人によって好みが分かれるところなんでしょうけど、僕としては嫌いじゃなかったですね。何故か見入ってしまう不思議な空気感でした。




総評といたしまして、監督自身が書いてる脚本が悪いですね。ただ彼は、つじつまとかは別として、何かカッコイイ画とか雰囲気を描き出すのはうまいと思います。
この作品にしてもタイトル・エンディングや作中のBGMとか印象的な画とかっていうのは結構僕は好きでした。ただそこらへんの好感があるが為に脚本のモロさが余計にガッカリっていう悪影響もあるのかもしれませんが・・・。
この監督は海軍出身の超コワモテおじさんで、撮影も色々と大変らしいですけどね。大変な思いしてこの仕上がりっていうのがまぁ・・・ほら・・・あの・・・ね・・・。















まぁそんなこんなで意外と見たこと無い人多いジャンルとは思いますよ!戦車映画!ガルパンとかも流行ってるし見てみてはいかがでしょうか!



















お試しあれ!!















フューリー  2014年  アメリカ




ジャンル:戦争
  監督:デヴィッド・エアー
  出演:ブラッド・ピット
     シャイア・ラブーフ
     マイケル・ペーニャ
     ジェイソン・アイザック
     スコット・イーストウッド






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マリアンヌ

どうも!僕です!!


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「マリアンヌ」です!

現在公開中のアメリカ映画で、第二次大戦中に恋に落ちたカナダ人工作員とフランス人工作員の悲劇的恋愛を描いたラブストーリー。


監督は巨匠ロバート・ゼメキス。このブログで言うと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「キャスト・アウェイ」を紹介してます。
主演はブラット・ピット。最近「悪の法則」を紹介しましたね。
ヒロインを演じるのは「インセプション」「ダークナイト・ライジング」「サンドラの週末」等に出演しているフランス人女優マリオン・コティヤール。
その他出演は、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のマシュー・グッドなんかが出てます。













ってことで中身。ネタバレがいやな人はご注意を。






















第二次大戦真っ只中。カナダ人工作員マックス(ブラピ)は、ドイツが制圧していたフランス領モロッコはカサブランカに潜入。そこでフランス人工作員のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と偽夫婦を演じつつ、ドイツ大使を暗殺するというミッションに臨みます。





大使暗殺は無事成功。そして擬似夫婦体験から本当に愛し合ってしまった2人は、ロンドンに戻り本当の夫婦となります。







戦争は続くものの、子供も授かり幸せな生活を送っていたマックス。しかしある日上官から呼び出され衝撃の言葉を打ち付けられます。



「お前の嫁さん、多分ドイツのスパイだよ。情報筒抜けになっちゃうから殺してね。殺さなかったら嫁さんもろともお前も死刑だから。」








との事。








焦るマックス。そして彼は独自に捜査を開始し、マリアンヌが本当にスパイかどうかハッキリさせようとします。









ほんで結果は黒。しかし最愛の妻を自らの手で始末するなんて鬼畜なマネはできないマックス。子供と三人で高飛びをしようと企てます。
しかし出発直前で軍幹部に見つかります。

もはやこれまでと悟ったマリアンヌ。愛娘アナの事をマックスに託し自害します。





悲しみにくれるマックスでしたが、その後アナの事をしっかりと育て上げ、自身の夢だった牧場を手に入れアナと幸せに暮らしたのでした・・・。

















おわり

















★感想★
ん~まぁそこそこって感じですかね。見れる程度には仕上がってますが、娯楽作品の域は脱してないというか・・・。何かこう感動感涙し得る要素っていうのが抜け落ちてる気がします。
っていうかまず根本的に、時間的スケールが明らかに足りないもんだからそこまで悲劇的に見えないんですよね。妙にサクサク物事が進んでるように見えてしまって、完全に他人事にしか見えなくて、つまりは感情移入しづらいかな、と。「大体この女と知り合って何年かしか経ってないんでしょ?」と思ってしまって・・・。感情の高まりと時間は必ずしも比例はしないというのは百も承知です!しかしそれを踏まえてもちょっとしっくり来ないですね。
まずマックスとマリアンヌが恋に落ちる瞬間っていうのが結構唐突なんですよね。「え?もう?」って感じです。その直後の砂嵐に囲まれる車内での濡れ場っていうのがハイライトの一つなのは言うまでも無いんですが、それはストーリー展開というよりも単純に置かれた状況と映像美の産物と思います。
「SPACE BATLLESHIP ヤマト」のキスシーンが頭をよぎりましたが、さすがにあそこまでは酷くないですね。

妙にサクサク問題でいうと、これは作品全体で言えることなんですがドイツ軍が弱すぎる!!!とにかく弱い!マックス1人にボコボコにやられまくりです。異常なまでのマックスの強さに拭い去りがたい違和感がつきまといます。


っていうかアクション・謎解き・恋愛という三つの要素が絡み合う作品なんですが、ハッキリ言ってバランスが悪いですね。各要素が活きるのではなく、単純に良さを消し合ってます。言ってしまうと、どういう作品に仕上げたかったのかがよくわからないくらいに色んな要素と色んなシーンがぶつかり合ってます。その要素単体で見るとそれなりに楽しめるんですが・・・。いや、やはり恋愛要素が弱いですね。ここの描写が必要量に達していないが為に作品全体のバランスに違和感が発生してると思います。
構成でいうと、(時間は計ってないんですが多分)二人が恋に落ちるまでよりもその後の「マリアンヌがスパイかも」謎解きに時間が多く割かれているばっかりに、感動よりもサスペンス的要素が勝ってしまってると思うんですよね。でも最後は感動的に終わっちゃうんで結果として「はい?」ってなってしまう気がします。
ちょっと「怒り」っぽい雰囲気になっていくんですが、あれは人間模様と謎解きを同時にうまく描けてたからまだよかったのであって、今作は・・・。う~~ん・・・。



まとめますと
  • 恋に落ちるまでが早い。ぬるい。
  • 後半の謎解きがメイン。その間に感情移入要素が少なすぎる
  • そんなんで感動的に仕上げられても困る

こんな感じですかね。っていうかそもそもマックスとマリアンヌだって人殺しまくってるんだから、戦争映画並に絆とか戦う理由とかを描いてもらえないとやっぱラストで死なれてもなかなか泣けないですよね。
あと細かいこと言うと、やっぱ乳母は誰がどう見ても怪しいよ。
















ってな感じで書いていきましたが、決して見れないくらいに酷い作品とかってわけではないですよ!ゼメキスらしく、「あ、何かここうまいCG使ってんな」と思わせるところもありますし!

















まぁそんなには面白くはないけど!!!


























お試しあれ!!





















マリアンヌ   2017年  アメリカ


ジャンル:ラブストーリー
  監督:ロバート・ゼメキス
  出演:ブラット・ピット
     マリオン・コティヤール
     マシュー・グッド




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悪の法則

どうも!僕です!!久々の更新です!!!




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悪の法則




「悪の法則」です!2013年公開のアメリカ映画で、裏社会の麻薬売買に携ろうとする弁護士と周辺の人間模様を描いたサスペンス作品。豪華キャストが話題となった作品で、「ノーカントリー」等で知られるコーマック・マッカーシーが脚本を書き下ろした作品です。



監督はこのブログでもお馴染みのリドリー・スコット。「ブラックホーク・ダウン」「ハンニバル」「グラディエーター」を以前扱いました。


主人公の「カウンセラー」を演じるのはマイケル・ファスベンダー。同じリドリー・スコット作品で言うと「プロメテウス」に出てましたね。
そのカウンセラーの婚約者を演じるのがスペイン人名女優ペネロペ・クルス。ほんで彼女の旦那さんハビエル・バルデムがカウンセラーと裏社会の繋ぎ役みたいな実業家として出演してます。彼は「ノーカントリー」にも出てますし、コーマック・マッカーシー作品の雰囲気に合うんでしょうね。んでそのバルデムの愛人役に「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアス。そして麻薬売買の仲買人として皆さんご存知ブラット・ピットのアニキが出ていると。


まぁ結構豪華ですよね。主演級が五人も出てるし。他にも「ヒトラー~最期の12日間~」でヒトラー役をしてたブルーノ・ガンツとかも出てるし、ホントに豪華です。


















ってことで中身。


お話としては割とシンプルです。簡単に言うと、小遣い稼ぎに麻薬の運び屋をしようとしたカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)が、実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と仲買人ウェストリー(ブラット・ピット)と組みます。しかしひょんなことからブツが行方不明に。3人は持ち逃げしたと濡れ衣を着せられ、組織にぶっ殺される・・・。っていうお話です。ホントにこれだけ。













































★感想★
ん~まぁこれは端的に「人を選ぶ作品」ですね。嫌いな人は多分全く面白くないと感じるだろうし、好きな人にはたまらない作品と言えるでしょう。で、僕の感想はというと・・・。












すばり後者です。はい。














いや、これは凄く良い作品だと思うんです。
この作品は一般的なマフィア映画とは違って、目で見せる「怖さ」っていうのはあまり無いんですよ。それプラス「何だかよくわからず終いだったな」っていう要素も凄いいっぱいあるし、そこが引っかかって解消されない所がフラストレーションになる気持ちもわかるし、だから楽しめないっていうのもわかります。
ただこの作品の根幹にあるものからすれば、多分そういうことってのはあんまり重要じゃないんですよねきっと。それこそ作中の裏社会の人間達が殺人に深い意味・思慮を持っていないのと同じなんです。
この作品っていうのは「何かよくわからないけど怖い」みたいな不思議な感情を、とてつもなく嫌な手法で考えさせる映画だと僕は考えてます。
本来は所謂表社会の人間であるカウンセラーが、小金欲しさに裏社会に足を踏み入れる。彼はその行為の危うさを理解しているつもり。しかし実際は何もわかっていなかった。そしてわかった頃には時既に遅し・・・という。作中の台詞よろしく、世の中には様々な世界があって、その世界は交わることは無いと。
通常窮地に追い込まれた人間っていうのはどうにかしてその状況を打開しようとしますが、もうそういう次元じゃないんです。話してももちろん理解してもらえないし、っていうかそもそも話すら聞いてもらえない。もはや交渉や弁解の余地が無いっていうのは凄く怖いし、何が怖いってその自分を襲ってくるであろう奴らの姿が、カウンセラー本人からも見てる側の僕達からも全然見えないっていう、ここにこの作品の巧さがあって、同時にもの凄~~~く嫌な感覚が猛烈に襲ってくるわけですよ。それまでは散々あっちの「世界」の人間達の恐ろしさをこれでもかって程語っておいて、いざその時が近づいてくると全く「見せない」っていう、これは人間という種族の弱さを掻き立てる素晴らしい構成になってると思います。作中に出てくる「ボリート」という一度動き出したら絶対に止まらない殺人器具と同様に、彼らの「世界」も一度動き出したら止まらないんですねぇ。



登場人物たちが皆哲学的な事を言いまくるのがこの作品の特徴なんですが、はっきり言って全っっ部に意味があります。何回見ても「良い事言ってんな~」とか思ってしまいます。全然悪いこととかも言いまくってるんですけどね。全てが名台詞に聞こえてきますし、こういうのって結構スベりがちだと思うんですが、全然スベってない。スタイリッシュであり、セクシーです。


見てない人は意外に感じると思いますが、アクションとか凄惨シーンとかっていうのはかな~~~り、極限まで少なめにしてるって印象です。「あ、でもやっぱボリートは見たいっしょ?」っていう観客へのサービスでブラピが首チョンパされるくらいかな。あ、あとワイヤー首チョンパもありますけど。
醍醐味っていうのはやはり登場人物たちの会話劇。タランティーノ映画かってくらい会話シーンが多いです。まぁそんな中で退屈せずに楽しめる構図になってるのはコーマック・マッカーシーの脚本の良さもあるし、やはりリドリー・スコットの手腕っていうのもあると思います。何気ないシーンでもいちいち見せ方がうまいなって思いました。







と、まぁここまで褒めて来ましたが、「いやいやその点が私はむしろ嫌いだったんですけど」っていう人もいると思います。わかります。何ならかなりの人数いると思います。
要するにね、この作品「終わってみると何がなんだったのかよくわからない」的作品なんですよ。一番最後のシーンで「え!?終わり!?」って思った人も多かったと思いますね。ハマらない人には終始退屈な作品に見えるかもですね。だいたいストーリー解説はホントに僕の上記の説明で事足りるくらいですから、はっきり言って俯瞰的に見るとこの作品ってあんまし事が起きてないんですよね。ちょっとした事でパンピーがマフィアに殺されただけにしか見えないんです。
絶っっ対そこを意識して作ってると思いますけどね。それこそこの作品の主旨で、カウンセラーやライナー達と、そこに関係の無い人たちっていうのは我々観客も含めて完全に別の世界に分類されちゃってるわけです。だから退屈に見える。つまらない映画ってそうじゃないですか。「何か作中のテンションは上がってるけど別にもうどっちでもいいよ」みたいな。その感覚がまさにこの作品にも皮肉的に表れてるって考えはどうでしょう!?無理矢理過ぎますか!?でも僕はそう思うんです。「そりゃそうでしょ。世界が違うんだから。」とね。





とどのつまり、ストーリー展開で楽しむ映画ではないってことです。「真実」「悪」「愛」「悲しみ」そして「世界」。こういったことをとても哲学的に、そして「命」を何とも思ってない連中から考えさせられ、恐れおののく作品なんですねぇ。そりゃつまらない人も大勢いるわな!!って感じです。













「世界」と「世界」と跨るのは基本的にダメだし、小物は小物らしくマジメに働きなさい、背伸びしちゃダメよっていう教訓があるようにも見えますが、この作品はもっと深い深い深~~い所に訴えかける何かがある気がするんですよね~。











とにかく命を大事にしようと思う僕でした!





















真実に温度などない    マルキナ


























お試しあれ!!!
























悪の法則  2013年   アメリカ


ジャンル:サスペンス
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ファスベンダー
   ペネロペ・クルス
   ハビエル・バルデム
   キャメロン・ディアス
   ブラット・ピット






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最強のふたり

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最強のふたり



「最強のふたり」です!


2011年のフランス映画で、首から下が麻痺した大富豪とその介護人となったろくでなしの若者を描いたヒューマン・コメディ。フランス国内で大人気となり、日本でもかなりヒットした作品です。




監督はエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。日本ではそこまで知名度の高くない人たちですね。僕も知らなかったです。


主演は「殺意の夏」のフランソワ・クリュゼと元々はコメディアンのオマール・シー。同監督コンビの作品にはちょいちょい出てるみたいです。

















ってことで中身ですが、あらすじの通り大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)の介護人に半分マフィアみたいなならず者のドリス(オマール・シー)なるわけです。





しかしドリスという男はとにかくデリカシーの無い男で、首から下が全く動かないフィリップに対して全然気を使いません。








寝ているフィリップの足にアツアツのティーポットを置いて本当に感覚が無いのかチェックしたりします。

ドリス





当然周りからはバッシングを受ける行いですが、この彼の言動をとにかく気に入ったのが当事者のフィリップ。今までの介護人とは一味違うドリスと日に日に距離を近縮めていきます。









退屈な人生に光を見出していたフィリップでしたが、ドリスの弟がギャングとトラブったのをきっかけにドリスは介護人の仕事を辞する事にします。







当然新たに介護人を雇うのですが、ドリスに比べると雲泥の差で全くウマが合わず。半ば自暴自棄になっていたフィリップでしたが、そこに再びドリスが戻ってきます。















そしてドリスの計らいで、文通相手のエレノアと食事をすることに。

食事






ドリスはフィリップの元を再び離れますが、彼のおかげでフィリップは大事なモノを手に入れることが恐らくできたのでしょう・・・。









おわり


















★感想★
いやー素晴らしい作品でした!
まず大前提としてお伝えしておきたいんですが、この作品を見てない人は恐らく感動的なヒューマンストーリーと思っている人多いと思いますが、そんな作品ではありません!コメディです!!
しかもユーモアセンスが抜群に良いと思います。実に面白い。で、この作品がそういう部類の作品なんだということを、アバンタイトルの時点で完っっ璧に教えてくれます。

っていうか、アバンタイトル、いわゆるオープニングがもうサイッコーですこの映画。
明らかに不穏な雰囲気の2人が、夜車を猛スピードで飛ばしているところを警察に止められます。するとドリスが、「ふざけんな!こっちは障害者を運んでるんじゃい!!」と言い放ち、フィリップは謎の発作(嘘)を起こし涎をブリブリ垂れ流します。「コイツが死んだらてめえらが遺族に説明しやがれ!!!」と言うドリスに対し、警察は通行を許可。その上先導まですると言います。で、「先導する」事に賭けていたドリスはニンマリしながらフィリップの涎を拭きます。「またバカしやがって・・・。」ってな雰囲気で笑うフィリップ。そして警察の先導付きで車は再発進。「音楽で祝おう」とドリスが言った瞬間、♪テッテ、テッテ♪とアース・ウィンド&ファイアの「セプテンバー」が流れ出します。そこからスタイリッシュな画面のデザイン・演出と共にスタッフ・キャストが出てくるアバンタイトル!「Do you remenber~♪」らへんでもう僕は鳥肌ズォオオオオオーーーーーでした。「あ、これ絶対良い映画だ!!」と思っちゃいましたね。サビの「バ~デヤ~♪」らへんではもうフィリップすらノリノリ。首しか動かないのに、その首がもうノリノリなんです。この素性の知れない2人の男が誰がどう見ても「絶対に仲良いなコイツら」って思ってしまうほどのイケイケ感で見ているこっちまでも楽しくなってしまう、というわけです。サイッコーですねここ。音楽から画面のデザインから役者からもう100万点です。


で、こんな感じのサイコーなシーンがもうひとつあって、それがフィリップの誕生日のシーン。フィリップは家にオーケストラを呼んで大好きなクラシックを楽しむんですが、ドリスは「今度はオレのお勧めを聞いてくれ」と再びアース・ウィンド&ファイアの「ブギー・ワンダーランド」を流して皆の前で踊りだします。
これがまた良くてねー。何が良いって、こんなの言ってみれば馬鹿げた事なのにそれを家のお手伝いさんや何ならオーケストラの人たちまでノリノリで見ちゃうってとこなんですね。最終的には皆で踊りだしちゃって。ホントに皆すごく楽しそうなんです。もう見てるこっちまでニヤけちゃうくらい。サイコーです。





まぁアース・ウィンド&ファイア関連はここらへんにしておいて。
結局この作品っていうのは、「障害者を差別しないって何なの」っていう問いに1つの引き出しをもたらす作品と言えると思うんですね。まぁこればっかりはなかなかデリケートは話題ですし、個人差もあるし正解も無い極めて難しい問題なんですが。
「障害者に優しくしよう!」っていう考えが果たして本当にその障害者の為なの?ってことで、それって障害者を完全に区別してるから「障害者に」って発想になる、とかまぁ堂々巡りなんですけど要するにそういうことだと僕は思うんです。
で、それをとてつもなく荒々しい方法で打開したのがドリスというデリカシーのかけらも無い男なんです。コイツは本当に見る人によってはサイテーな野郎でね。
前述の通りフィリップが本当に熱さを感じないか実験したりとか、フィリップの携帯が鳴ったら「うい」みたいな感じでよそ見しながら手渡したりするんですよ。いや、首から下は動かねぇんだよ、と。ドリスも「あ、そっか」みたいな感じ。

結構面白かったのはよそ見しながらフィリップに食事をさせるところですね。
よそ見

こんな感じで目にぐっちゃり行ってます。





まぁこんな調子のドリスに対して、フィリップは「自分を普通の人と同様に扱ってくれている」と感じるようになります。
一種のターニングポイントの様な部分があって、ドリスがチョコを食べているときにフィリップが「オレにもくれ」と言います。するとドリスは、「健常者用しか食べちゃダメ~~」とか笑いながら言っちゃうんですよ。かなり際どい発言ですよね。しかしこれをも許容しちゃうくらいフィリップは対等の関係を求めていたみたいで、二人はグングン距離を縮めていくワケです。
その後はもう車椅子を改造して時速12キロまで出るようにしちゃったり、ドリスはフィリップにマリファナ教えちゃったりでもうやりたい放題。フィリップの恋愛相談なんかもあったりして本当に友達みたいになっていくんです。
ここらへんが結構テンポがよくて非常に見やすいんですよね。この要因の1つとしては助演の皆さんの演技力と脚本の良さがあると思います。クドクドした障害者への対応の仕方のレクチャーとかが入ったり、ドリスを嫌う人間が現れたりとかで少し話しにブレーキがかかりがちな展開と思うんですが、そんな野暮ったいシーンは無いです。フィリップの過去とかはフィリップ自身が直接ドリスに語ることで、テンポの停滞を抑えると同時に二人の距離の接近を描けるってな感じかな。周囲の人間とドリスが会話するときは「その人」に関する事なので、ドリスがフィリップ家の一員になっているっていう事を描けるし、それはつまりフィリップがドリスを認めているってことの暗示でもあるし。なんかホント色々とバランスがうまいなと思いました。助演で言うとアンヌ・ル・ニという人が特に良い雰囲気出せてましたね。






ただまぁ内容的には正直ブラックジョークが多いのも事実ですし、ハマらない人もいるかもねって感じです。僕から言わせればそういうのイチイチ気にするならもうこういう作品は見るな、と言いたいですけど、それは人それぞれってことで。
多少の残念ポイントで言うと、テンポが良すぎて登場人物のバックボーンがイマイチわからないのは事実です。そこに起因して話しに入り込めないって人はまぁいるかなーと思います。
ただ僕的にはそんなの気にせず、異色なコンビの2人がドンドン仲良くなってバカやっていく様を微笑ましく見ようとすれば、かなり楽しめる作品と思いますけどね。








せっかくなんで、アース・ウィンド&ファイアの曲に乗ってお別れです!名前でピンと来なかった人は聞いてみてね!絶対知ってるから!!!






























お試しあれ!!!









最強のふたり    2011年  フランス


ジャンル:コメディ
 監督:エリック・トレダノ
    オリヴィエ・ナカシュ
 出演:フランソワ・クリュゼ
    オマール・シー






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パッション

どうも!僕です!!


今日はこちら!!

パッション




「パッション」です!2004年のアメリカ映画で、ユダの裏切りから十字架にて処刑されその後復活を遂げるイエス・キリストを描いた作品。




監督はメル・ギブソン。このブログでは「アポカリプト」を紹介してます。

主人公イエス・キリストを演じるのは、「シン・レッドライン」のジェームズ・カヴィーゼル。その他出演は「007/スペクター」のモニカ・ベルッチなんかが出てます。


















ってことで早速中身を紹介したいんですが、いたってシンプル。




冒頭述べたように、聖書に書かれているユダの裏切り→イエスが十字架にかけられ処刑される→復活






というのが忠実に描かれます。










そして「あ、イエス復活したな」というところで終わります。



















★感想★
え~「そんな事を言うならお前は映画の批評はするな」というバッシングを覚悟で申し上げます。










よくわかんないです。

















ごめんなさい。







まぁ色々述べていきますが、敬虔なクリスチャンの方はここから先は見ないでください。気分を害する恐れがあります。申し訳ないけど。
そして見ていただく方にも前提として押さえておいていただきたい。決して僕はイエス・キリストを小ばかにする気は一切ないと。何かそう見える部分があるかもしれませんので。



まず前提として僕の宗派というか信心深さみたいなのをお伝えしますと・・・。
まずもってキリスト教徒ではないし、イスラムでもなければヒンドゥーでももちろんないし、エ○バとか天○教とか創○学会とか○L教団とか幸○の科学とか全く関わりありません。
強いて言えば「多分仏教なんじゃね?」くらいなもんで、お葬式とかでも慣習に習って両手を合わせてお祈りとかはするけど、普段から毎日欠かさず仏壇にお参りするわけじゃなく、でも何となく墓参りとかは大事な気がするし、先祖とかは大事にしたほうがいいよねっていう考えがうっすらある程度です。つまりは信仰心0じゃないけど100までは全然無い、みたいな感じです。
そのくせ自分が困ったときは「神様~」とか言っちゃうような、どこにでもいるペラいヤツです僕は。

早い話が、「神」とかっていうものをガチで述べられてもイマイチピンと来ないし、肯定はできないけど真っ向から否定もしない・・・ってとこですかね。


だから見る人が見れば物凄く信仰心の薄い罰当たりな人間に見えちゃってると思います。


まぁそんな感じでいわゆる「宗教」というものには割と無頓着な人間であります。

















前置きが長くなりましたが、そんな薄っぺらい人間が図々しくもこの「パッション」という作品について無謀にも述べようってんです。はい。








監督のメル・ギブソンって人はとにかく敬虔なクリスチャンで、10年以上にも渡る長い構想の末に私財をばらまいて製作したらしいです。とにかく作りたかった作品って事ですね。




ご想像に容易いと思いますが、本当にこの映画はイエスの最後の12時間を描いただけの作品なんです。本当にこれだけ。
なので後はそこの描写の仕方がどうなんだってことになるんですが、う~ん・・・なんか言葉にするのが難しいです。
作中半分以上の長い時間、イエスは鞭打ちとかで虐められるわけなんですが、まぁ確かにそのシーンは凄惨ではあります。で、その部分っていうのが信者の方には相当衝撃に映るんでしょうね。上映中にショック死をした人がいるってんだからマジ凄いですよね。僕なんてショックを受けるどころか「ムカデ人間のがグロいな」くらいにしか思えませんでしたから。
単純にそういう部分だけ切り取るとパンチとしては普通なんですよ。ただ、「イエスが」っていうところが勿論ミソで、全然信者ではない僕にしたって「何だかなぁ」っていうか、んーホントに何て言うのか。ただの架空の人物が虐められてるだけなら「痛そー」で片付けれるんですが、世界中誰でも知ってるであろう有り難い人物のイエス・キリストがそんな目に合っちゃってるっていうのは多少考えさせられるものがあるし、何か胸の奥底の自分でも触れれない部分にジャブを打たれている気分になりました。これは恐らく、僕の中に少しだけある信仰心を揺さぶる何かなんでしょう。





じゃあ信仰心0にして罰当たりな感想を言うと、「キリストは自分で自分が復活するって分かってるから別にいいかって思ってるんじゃね?」っていうものはありました。すいません。はい。
もうね、いちいち罰当たりとか何たらを言ってると「パッションサイコー!!!!」としか言えなくなるので勘弁してください。僕もデリケートな話をしてるってわかってるんで、あんま活字にしたくないです正直!

とにかくデリカシー無しにバンバン言っちゃうと、拷問シーンが長い!拷問っていうか、イエスが十字架を自分でゴルゴダの丘に運ぶんですが既にヘトヘトなんですよ。生きてるのが奇跡ってくらい。なのに周りの兵士ときたら「早く運べやぁ!」と鞭で追い討ちをかけるんですよ。これが長い。

倒れるイエス。鞭打つ兵士。辛辣な表情で見守る関係者。鞭打つ兵士。起き上がるイエス。鞭打つ兵士。痛がるイエス。鞭打つ兵士。倒れるイエス。鞭打つ兵士。辛辣な表情で見守る関係者。以下、繰り返し。

こんな感じでとにかく長い!!お前らが鞭打つから時間かかるんだろ馬鹿ヤロウ!と何度思ったことか。単純に映画としてだけ見ると「話の展開おっそ。」です。同じことの繰り返しを見てるだけではっきり言っちゃうと退屈ですね。もうわかったから、と。
ここのシーンの効果っていうのは、イエスを面白半分に虐め尽くす兵士達を物凄~~~く悪いヤツに見えるようにしてるところにあると思います。ここを代表的に、とにかくユダヤ人を悪く見せようとする意思を感じなくもありません。ということで当然バッシングが殺到したらしいですけどね。まぁこれはしょうがない。そう見えるもん。






作品全体通して言えるのは、「皆さん聖書に関してはもちろん読破済みですよね?」っていう前提で物語が進められるので、「え?コイツ誰なん」っていうのがあまりにも多すぎます。正直僕ユダとマリアくらいは知ってますけど他の人はよくわかんないんで、「何か聖書に出てくる人なのかな」という推測で見るしかなかったので、やはりピンと来ない。






とどのつまり、楽しむ映画というよりは一種の啓発的なジャンルというか、学術的な観点で多面的に考証するのがぴったりな作品な気がします。「第七の封印」とか「ジャンヌ・ダルク」とか似たような作品は前にも紹介しましたが、デリケート度は格段に上ですね。



そういった意味では、キリスト教信者の方からすると僕が前述した退屈と言える部分も物凄く胸打つ何かを感じれるかもしれませんよ。もしくは信者じゃなくても聖書の内容には興味がある人とか!

残念ながら僕はどっちにも該当しませんでしたので、むう・・・でした。

















宗教の違いが様々な争いを生んでしまう悲しい昨今、見てみるのもいいかもですよ!!












お試しあれ!!











パッション  2004年  アメリカ



ジャンル:ドラマ
  監督:メル・ギブソン
  出演:ジム・カヴィーゼル
     モニカ・ベルッチ



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ソウ2

どうも!僕です!!


今日はこちら!!

ソウ2





「ソウ2」です!

2005年のホラー作品。もとい。ソリッド・シチュエーション・スリラー作品。
以前紹介した「ソウ」の続編です。よくわからない人は過去のページを見てくださいね。





前作監督のジェームズ・ワンは原案者のリー・ワネルらと共に製作指揮に回り、今作からはダーレン・リン・バウズマンという人が監督となってます。



恐怖の悪役ジグソウは前作から引き続きトビン・ベル。

そして今回の主人公マシューズ刑事を演じるのは、ドニー・ウォールバーグ。「ローン・サバイバー」「ディパーテッド」のマーク・ウォールバーグの実兄です。よく見ると結構顔とか似てます。

あとはアマンダ役のショウニー・スミスも継続キャストです。
















ということで中身。














ある日とある建物でジグソウの仕業と見られる遺体を発見した警察。
マシューズ刑事(ドニー・ウォールバーグ)を初めとする警察は、現場の手がかりからあっさりとジグソウの居場所を突き止めます。

しかし末期癌のジグソウは失うものが無いのか、余裕綽々。

余裕




そしてマシューズはとんでもないものを見つけてしまいます。




パソコンの画面に映っているのは、男女8人が幽閉されている部屋。そしてそこには自身の息子ダニエル(エリック・ナドセン)もいたのです。



元々気性が荒いマシューズはロンモチのブチ切れ。
しかしジグソウは「自分の話を聞くことがルール。話を聞いていれば息子は戻ってくる」的な事を言います。



ということでマシューズは渋々ジグソウの話し相手になることに。








一方例の幽閉8人組。





自分たちの置かれた状況が理解できず全員パニックです。しかも建物内は有毒の神経ガスが噴出されており、約2時間で死んじゃうってお話なもんで、皆さんめちゃくちゃ焦ります。








んで結局いろいろ建物内を探っていくんですが、個人個人にゲームが用意されていてそのゲームをクリアすれば解毒剤がゲットできるという仕組みみたいです。


















熱々の焼却炉から脱出ゲーム!

焼却炉







注射器の山から解毒剤捜索ゲーム!

注射器







痛みに耐えてガラス箱から解毒剤ゲッチュゲーム!

ガラス箱












というユニークかつアッパーなゲームが繰り広げられますが、当然全くうまくいきません。


そもそもこの8人全員が協力してっていう構図を彼らがうまく作れず、互いに足を引っ張り合う展開なんです。っていうかザビエル(フランキー・G)とかいう室伏広治の悪いバージョンみたいな男が完全に原因なんですけどね。








というわけで、バンバン人が死んでいきます。


その様子をモニターで確認していたマシューズはもうダニエルのことが心配で心配で。我慢の限界が来たマシューズはジグソウをボッコボコにして、「いいから現場に連れてけや」と完全なパワープレイに出ます。


ピクピクしながら納得したジグソウ。2人は大至急現場へ。




ジグソウ
末期癌な上にボコボコにされながらも道案内をする意外とタフなジグソウさん。







さぁここから一気に展開が早くなります。マシューズチーム、幽閉チーム、警察SWATチームの三つ巴の攻防です。




●幽閉チーム

ザビエルが追ってくる
   ↓
アマンダとダニエル、地下へ逃げる
   ↓
地下を進むと、なんと「ソウ1」の舞台のバスルームへ到着
   ↓
追い詰めたつもりのザビエル
   ↓
ダニエル、ここに来て死んだフリモードに突入



●マシューズチーム

ジグソウの案内どおり現場に到着
   ↓
マシューズ、単身建物に潜入



●幽閉チーム

死んだフリからの不意討ちでダニエルがザビエルの首を切り裂く



●SWATチーム

映像が送られてる地点を特定、現場へ急行
   ↓
しかし自分たちが見ていた映像は録画だとわかる


●マシューズチーム

そんなことは知る由も無いバカ刑事、バスルームへ到着
   ↓
ザビエルとかアダムの死体はあるが、ダニエル関係のものは無し
   ↓
「ん~?」となってるところ、かぶりものをした謎の人物の襲撃に遭い気絶



~その頃、タイムリミットの2時間が経過~
●SWATチーム
ジグソウのアジトの金庫みたいなのが突然開く
   ↓
中にはなんと疲弊したダニエルが!



●マシューズチーム
目を覚ましたマシューズは、「ソウ1」の主人公2人よろしく鎖で繋がれている
   ↓
アマンダ登場。彼女が黒幕だったとわかる
   ↓
マシューズ「くそアマァ~」
   


















アマンダ「ゲームオーバー」

















おわり














★感想★
良いのか悪いのかは個人差があるとして、「1」に比べると異様なまでにストーリーが単純化されていると思いました。謎解き要素ってのはまぁ確かにあるんですが、基本ジグソウは意味深なことしか言わない上に妙に余裕綽々で、「絶対裏あるじゃん」とは思えるわけです。
なので、終盤ジグソウがマシューズの要望を暴力によってあっさり受け入れて現場まで道案内する時は「あーこれダメなヤツだ」と容易に想像できちゃうんですねぇ。「裏切り」っていうものがあまりに弱かったんでちょっと残念でした。とは言え、話を聞いてるだけでいいって言ったのにマシューズが勝手に興奮して道案内させた。マシューズが悪いっていうバッドエンドストーリーは嫌いではないですけどね。まぁただ少し読めちゃうというか、もう少し予想のナナメ上を行く展開が欲しかったかな。「1」にはそれがあったので。
ただ「1」でさえ納得行かない部分が多々あったので、これ以上そういう部分を増やされても困るからまぁいいかなと。

で、今回の「2」はとにかくわかりやす~~い浅~~いペラ~い感じでグロ描写を楽しむ作品です。「1」を紹介したときにも触れましたが、どう考えても準備が個人では限界のあるレベルの仕掛けが出てきて、つまりは「これをどう準備したの?」ってことよりも「うひょ~っ怖え~」と頭からっぽで楽しむ作品に成り下がってます。んでそのゲームがかなりの無理ゲーっていうね。

ただはっきり言ってこの程度のグロ描写じゃもはや何とも思わないです。昨今のグロ映画はこんなもんじゃないですから。特に僕はこの直前にイーライ・ロスの「グリーン・インフェルノ」見てますからもう免疫バッチリ。軽い軽い。ちなみに「グリーン・インフェルノ」は紹介しませんが、人間が生きたまま人間に食べられちゃう作品です。


総括すると、「1」よりもターゲットを少し広げた結果良い部分を犠牲にした印象ですね。画面全体に溢れるエッジもストーリーの細かいディティールも損なわれてる気がします。
んで結果安っぽいモノしか残らなかったのにシリアスさだけが据え置きで、何かちょっとイタい感じすらする作品になっちゃってますね・・・。













まぁとは言え!!











今作よりつまらない映画なんてこの世にいくらでも存在するし、「ソウ2って面白い?」と聞かれたら「まぁ見てみれば?」とは言える作品ではあると思います。
あくまで僕のちょいとした酷評は、「1」に比べるとっていうところも多いです。決して見れない映画じゃないです。




ただ難しいのはね、「細部を気にせずに見ましょう」とはなかなか言えないのが「ソウ」シリーズなんですよ。
あと5作あるし、今後話が進むにつれて過去のこと掘り返しが多くなっていきますんであんまり何も考えてないと「何のこと言ってるの?」状態になっちゃうんですよ。あくまで最後の数分のどんでん返しが売りの作品ですからね。








結論、やるならちゃんとやって!









です!














いつか「3」を紹介します!!







お試しあれ!!














ソウ2  2005年  アメリカ


ジャンル:ホラー
  監督:ダーレン・リン・バウズマン
  出演:トビン・ベル
     ドニー・ウォールバーグ





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ハンガーゲーム シリーズ

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

ハンガーゲーム


「ハンガーゲーム」です!
富裕層が支配する近未来、12の地区からなる国で各地区から12~18歳までの男女1人ずつが集まり、その24人が最後の1人になるまで殺し合いをさせる「ハンガーゲーム」が行われているパネム国を描いたファンタジー作品。

スーザン・コリンズという人の小説を映画化した作品で、昨年(2015年)に公開された作品で一応完結しましたので、今日はそのシリーズを一挙に紹介します。
「何か気にはなってた」っていう人が多そうなので、よかったら参考にしていただければ光栄です。ネタバレしまくるけどね。


小説は3部作ですが、映画は小説の3作目を2部に分けてるので全4作です!


  1. ハンガーゲーム (監督:ゲイリー・ロス)
  2. ハンガーゲーム2 (監督:フランシス・ローレンス)
  3. ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス (監督:フランシス・ローレンス)
  4. ハンガーゲーム FINAL:レボリューション (監督:フランシス・ローレンス)  
ってな感じです。

シリーズ通してのメインキャスト。主人公カットニスを演じるのは「世界にひとつのプレイブック」のジェニファー・ローレンス。その他出演は、「センター・オブ・ジ・アース」のジョシュ・ハッチャーソン、先日「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を紹介したリアム・ヘムズワース、(ガチで)殺し屋の息子のウディ・ハレルソンなどなど。
後半は「ハンニバル」のジュリアン・ムーアなんかも出てきます。













ってことで中身!

パネム国という国ではかつて市民たちの反乱が起きました。国側はなんとかそれを制圧し、そしてその戒めの意味で毎年12の地区からそれぞれ12~18歳の男女1人ずつを抽選で選定し、全員を首都キャピトルで最後の1人になるまで殺し合いをさせる「ハンガーゲーム」を行ってきました。


来たる第74回ハンガーゲーム。
第12地区では、抽選の結果女性部門では弱冠12歳のプリムローズ(ウィロウ・シールズ)が選ばれますが、正義感の強い姉カットニス(ジェニファー・ローレンス)が身代わりに自ら志願します。

身代わり





一方の男性部門は、うだつの上がらなさそうなパン屋の息子ピータ(ジョシュ・ハッチャーソン)が選ばれます。ここは身代わりなし。

 ピータ




ってことで彼らは友達との別れの挨拶もそこそこに、豪華な列車に乗って首都キャピトルへと向かいます。
ここでキャピトルの住人で彼らのマネジメント係エフィー(エリザベス・バンクス)と、12地区から出場して過去にゲームで勝利した経験のあるヘイミッチ(ウディ・ハレルソン)が行動を共にし始めます。




首都キャピトルは完全にお祭り騒ぎ。年に一度の大イベントとあって、富裕層の街であることも助長して大変華やかなムードです。


華やか








開会式、セレクション、インタビューを経てついにゲームスタート。




当然殺し合いが始まるわけですが、舞台は無人島のような荒れ果てた地。敵を殺すことだけでなく、単にサバイバルすることも重要な勝利への要素なわけで、カットニスは戦わずただただ逃げ、生き延びることに専念します。
徒党を組むヤツらも出てくるわけで、なんとその感じの悪い主要グループの中にピータが混じってます。ほいでカットニスを殺すために一緒になって彼女を探してます。


木に登り、蜂の巣を落として反撃するカットニス。逃げ回る感じの悪いヤツら。彼らのグループは散り散りになります。




その後カットニスが川沿いを歩いていると、かなりの完成度で岩に模倣しながら弱っているピータを発見。

模倣


見た目はドッスンな彼ですが、かなり衰弱してるようなので優しいカットニスは介抱してあげます。




ハンガーゲームはゲームの最中にスポンサーから救援物資が届きます。つまりゲームの場外にいる出資者の心をどう掴むかが勝利のポイント。
ヘイミッチのアドバイスに従い、カットニスとピータは恋人同士を演じます。ちなみにピータは本当にカットニスの事が好きです。

悲劇の恋人を演じた彼らは、ついに最後まで生き残ります。



「どちらか片方」なんて選べない彼らは、それぞれ有毒の木の実を食べ心中を試みます。


しかし「結局全員死んで勝者ゼロ」なんてことになれば、それはゲーム不成立となってしまい運営としては絶対にあってはならない事。今回は特別に「愛し合う」両者が勝者ということになります。


勝者


無事二人が生き残ってハッピーハッピー。



しかし事態はそう単純ではないのでした・・・。



















続いて「2」







カットニスとピータは勝者の凱旋パレードをしていました。そんな中、カットニスはスノー大統領(ドナルド・サザーランド)に呼び出されます。
大統領の話をまとめると、「お前ら本当は愛し合ってなんかないだろ」ってことです。
ほいで地区の人間にもそれを見抜いてる人間がいて、つまりゲーム中での心中=反逆ってことなのにカットニスが生きてるってことは、反逆OKってことじゃん!と考える人間が出てくることを大統領は懸念しています。
だから、凱旋ツアー中にピータを心底愛してる風に絶対に見せ付けろとカットニスに念を押します。


とは言えなかなか100%素直に言う事を聞かないカットニス。そこでハンガーゲームの新しいゲームメーカー、プルターク(フィリップ・シーモア・ホフマン)は過激なゲーム内容を用意し、カットニス抹殺を目論見ます。
今回は25年に1回の記念大会ですので、「過去の勝者を集めてのチャンピオン大会」を開催することにします。

各地区からのブーイングもどこ吹く風。それぞれの過去の勝者、猛者どもがキャピトルにまたしても集まることになります。もちろん第12地区からはカットニスとピータが参戦です。

再戦



いざゲームスタート。今回は初めからグループを結成する作戦のカットニスとピータ。優勝候補筆頭のフィニック(サム・クラフリン)を始めとする面々と共闘します。
ちなみに今回は運営側からすれば「カットニスを抹殺する」というのが第一目標ですので、雷が落ちたり毒ガスが出てきたり獰猛なヒヒの群れが現れたりと、もう殺し合いっていうよりは単純に生き延びるだけで大変な感じになってます。
ヒヒ











いろいろあって、「雷が落ちる木から電線を引っ張って敵を感電死させよう」計画から発展し、「その電線をカットニスが弓矢に繋げて落雷と同時に空に向かって矢を放ち、闘技場を囲っているドーム状の屋根を破壊」計画となります。


狙う






作戦は見事成功!!!よっしゃー!!!
弓矢











しかしあまりにも粗めな作戦だったため、当然の如くカットニスはド派手に大の字感電!!

感電

















そしてUFOキャッチャーの要領で回収されるカットニス。
クレーン









結果、闘技場はシステムごと破壊されます。
しかし何と生きていたカットニス。目が覚めるとそこにはヘイミッチやプルタークが。





話を整理すると、彼らは革命を企んでいたのだとか。フィニックやビーティー(ジェフリー・ライト)といった今回のゲームの参加者もその革命チームの一員です。
ほいで、カットニスが寝ている間に第12地区は国からの攻撃を受けてあっさり壊滅。そしてピータとジョアンナ(ジェナ・マローン)はキャピトル側に捕まってしまっていたのでした・・・。















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スーサイド・スクワッド

どうも!僕です!!

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「スーサイド・スクワッド」です!!

現在公開中のアクション映画で、「DCコミックス」内のヴィラン(悪役)で結成されたチームが減刑の交換条件の下に危険なミッションに挑戦するという作品。「DCエクステンデッド・ユニバース」の3作目にあたる作品です。









監督は「フューリー」のデヴィッド・エアー。
主人公デッド・ショットを演じるのは皆さんご存知ウィル・スミス。このブログで言うと「インデペンデンス・デイ」です。
その他キャスト、何と言ってもこの作品の広告塔となっているハーレイ・クインを演じるのがマーゴット・ロビーです。以前「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を紹介しました。
バットマンの宿敵ジョーカーを演じるのは「ミスター・ノーバディ」「ダラス・バイヤーズクラブ」のジャレッド・レト。
その他には、「ホステル」シリーズのジェイ・フェルナンデス、「ロボコップ」のジョエル・キナマン、そしてバットマン役としてベン・アフレックも出演しており結構豪華です。


















★感想★
んーDCシリーズまたしてもやっちゃったなって感じです!前作「バットマンVSスーパーマン」とはまた違った駄作感!!!
いや、とりあえずやたらと展開が早いのは据え置きですね。

今作の何が問題って、スーサイド・スクワッドの連中はデッド・ショットとハーレイ・クイン以外影が薄すぎる。いくらなんでも。ハーレイ・クインのキャラは良いとしても、その他のキャラ立ちっていうのが完全に足りてないですね。作品冒頭の説明みたいな部分が、ただのアリバイ作りにしか見えないです。

っていうかそもそも「こいつらホントにそんな悪人なの?」って思っちゃいます。すげー良いお父さんがいたり、やたらビビるヤツがいたり、なんか終身刑3回とか食らう程のとんでもない悪党の集まりにはどうしても見えないんですよね。キラー・クロックに至ってはもう悪党っていうかただのバケモノですし。
で、ここらへんから派生してくる問題ってのが結構厄介で。悪党っていう感じが見えないせいなのか、妙にサクサク物事が進んでいくようにどうしても見えてしまう。しかも大したアクションでもなく、ただ単純に銃を撃ち合うか殴りあうかを見せられるだけ。まぁ退屈で仕方ないんですよ。で、なんか苦戦したっぽいリアクションしてるけど全然普通に倒して。「はぁ?」って感じです。
ここはやっぱり悪党っぽくさ、命乞いしてる敵を笑いながら殺しちゃうとか、もう既に死んでる敵を執拗にボコボコにするとかさ、そういう犯罪者集団ならではの演出っていうのが絶対に必要だったし、そういうのが描かれていれば、少なくとも今までの勧善懲悪ヒーロー物とは違ったカタルシスが感じれたはずなんですよ見てる側は。「悪党」だからこそできたアクションとか演出って絶対あったはずなんですよ。昔のワルの仲間が助太刀してくれるとかさ。1種の「人間性悪説」に訴えかける何かが欲しかったですね。何普通に倒してんだよ。バカか。
ただここは監督イヤらしいなと思ったんですが、「悪党が故」みたいなのはちょっとは入れてるんですよ。ただそれっていうのは道端で歩いてていきなりショーケースを壊して鞄を手に入れるとか、「車盗んで帰るけど乗ってく?」みたいなので、ホントアリバイって感じ。そういうとこに気が回ってるなら本線もちゃんとしとけよ。どこをターゲットにしてるのか意味不明です。
っていうか上記のアリバイ行動を起こしたのはハーレイ・クインで、彼女だけが前述の「悪党っぽさ」みたいなのを唯一理解して行動できてる感じでした。
これは監督の責任でもあり、俳優陣にも責任あると思いますね。「君たち主旨わかってる?」って聞きたくなりました。普通のヒーロー物と思ってるのかなって感じ。

作中通して良かった点と言えばホントにハーレイ・クインくらいで、彼女もまぁ及第点くらいですよ。もっと大暴れできたと思います。意外とそんなにぶっ飛んでないです。

なんか音楽も統一性が無かったですね。HIP-HOPが流れたかと思ったら急に最後QUEEN流したり。「ハーレイ・クイン」だからかな?とかも思いましたが、でもなんで「ボヘミアン・ラプソディ」なのかはわかりまへん。まぁメイン・テーマ曲みたいだからいいけどさ。






とにかく全体的にバランスが悪い!何をしたいのが全く伝わってきませんでした。
そもそも敵がただの地球外生命体みたいなヤツなんだから、リスクおかして犯罪者使うんじゃなくて「バットマンとかフラッシュ使えば良くね?」と思っちゃいます。



犯・罪・者・で・な・い・と・イ・ケ・ナ・イ・理・由!!
犯・罪・者・だ・か・ら・で・き・る・こ・とってのを見たいんですよこっちは!!!!(厭味っぽく)

全っっっっくわかってない!!全然ダメ!!!












「バットマンVSスーパーマン」は少し扱いにくいテーマだったからしょうがないかな~とかも思ってたんですが、今回はシンプルなテーマだから少し期待してたんです!それが故に残念。

僕の中ではDCユニバースシリーズは3連敗です。やべぇぞこれは。


ただ、DCユニバースの次回作は「ワンダーウーマン」が予定されてます。
マーベルユニバースでは女性単体物は出てませんから。巻き返しを狙うとしたらここはターニングポイントと成り得るかも。ならない気はするけどね。





あ、あと海外映画監督に言いたいんですけど、作中に日本人を日本人として使うなら、最低限日本語を使える人をキャスティングしてください!見るからに日本人のおっさんに片言の日本語を話されると、さすがに笑わずにはいられないし、違和感がハンパない!手ぇ抜くなバッキャロウが!!!!















そんなこんなでIMAXじゃなくて普通の映画館で見ればよかったと差額を後悔した僕でした!















お試しあれ!!











スーサイド・スクワッド   2016年  アメリカ



ジャンル:アメコミ
 監督:デヴィッド・エアー
 出演:ウィル・スミス
    マーゴット・ロビー
    ジャレッド・レト
    ジェイ・フェルナンデス
    ジョエル・キナマン






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スプリング・ブレイカーズ

どうも!僕です!!

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「スプリング・ブレイカーズ」です!2013年のアメリカ映画で、日本で言う春休みにあたる「スプリング・ブレイク」をエンジョイしようとする女子大生4人組の青春ストーリー。



監督は俳優としても活躍するハーモニー・コリン。
出演は歌手のセレーナ・ゴメスや「ハイスクール・ミュージカル」シリーズのヴァネッサ・ハジェンズ、そして監督の奥さんレイチェル・コリンなどなどです。「スパイダーマン」のジェームズ・フランコも出演しています。













ってことで中身なんですが、まず予備知識として必要なのが「スプリング・ブレイク」について!「日本で言う春休み」と言いましたが、実情は全然違います。
その期間は1週間ほどらしく、何よりの特徴が学生の大半はフロリダやメキシコなどの暖かい気候の地域に集まり乱痴気騒ぎをするというもの。
この時期にはビキニがバカ売れするらしいですから、完全に巨大イベントのひとつになってますね。
ようするに学生たちが1週間のバカ騒ぎ旅行に繰り出す時期ってなことですね。知らない人は是非ググってみてください。結構すごいことになってます。














ってことで中身。スプリング・ブレイク目前の時期。大学生のフェイス、キャンディ、ブリット、コティの4人はお金が無く、スプリング・ブレイクを楽しめないピンチに陥っていました。
そこで彼女たちはなんとダイナーを大胆に強盗。
無理やり大金を得た彼女たちは、そのお金でフロリダへ。スプリング・ブレイクを謳歌します。


しかし、大麻を吸っていたことがバレて現地警察に捕まります。


そこへ「エイリアン」と名乗る謎の男が登場。保釈金を払い彼女たちを釈放させます。




その後何故か「エイリアン」と行動をともにすることになる4人。しかしそのうち2人は「ついていけない」ってことで地元に残ります。


残った2人は、何故か「エイリアン」の宿敵アーチとの抗争に乗り込むのでした・・・。














おわり













★感想★
「何が言いてぇんだよ」ってのが正直な感想ですね。
やりたいことはわかるんですよ。この作品で多用されてるのは
  • セリフはあるけど喋っている画は見せない
  • セリフがあるところの画は回想シーンか未来予言シーン(つまり語りになる)
  • やたらと意味深なことを言う
ってとこですかね。あと一つ一つのカットが短め。こういったところを異常なまでに多用しています。で、これ自体ってのはまぁ間違ってないのかもなとは思います。こういう演出っていうのはいわゆる作品のハイライトになるような部分にあえて持ってくることが多いと思うんですが、この作品は作中全編通してそれです。「スプリング・ブレイク」という青春の輝かしい思い出を最高に楽しみたい!!!っていう彼女たちの願望がテーマの作品ですから、つまりは作中の出来事全てが酸いも甘いも含めて青春の1ページとして刻まれる。っていう意味で考えるとアリなのかなって気がします。
ただね、やっぱこれを約90分間ずーーーーっとされてしまうと一つ一つのセリフがあまりにも軽く感じてしまいますね。っていうか止めどない乱痴気騒ぎを起こしてる彼女たちが「時間が止まって・・・」「世界は完璧みたい・・・」とかって言っても、絶対お前らそんなこと深いこと考えてなくて、単純に今が楽しければいいって感じだろって思っちゃいます。 明らかに行動と発言がリンクしてないです。

んで「エイリアン」が出てきてからはもう作品がめちゃくちゃで、「いやお前帰るんかい」とか「なんでそんなすんなり悪の世界に染まるかね」とか「銃の扱いうま!」とかっていうツッコミを入れざるを得ない展開になってきて、はっきり言って結末とかスーパーどうでもいい状態です。
ちなみにラストはエイリアンの宿敵アーチ邸に乗り込み、2人だけで組織を壊滅させちゃいます。しかもエイリアンは初っ端で撃たれてあっけなく死にます。なんでやねん。 
雰囲気は「プロジェクトX」に似てます。が、 あれはそれなりにストーリーがあって登場人物の行動の裏づけが一応はあるんですが、今作はもう裏付け皆無。っていうかキャラクターに関する描写がフェイス以外ほぼ無いです。しかもそのフェイスは途中で帰って結局最後まで出てきません。つまり「コイツは結局何なんだ」っていう登場人物だけで散々意味深な事言いまくって、発言とは関係ない行動をただダラダラと見る羽目になる。っていう作品なんですね。ドイヒーです。
まぁ脚本とかも実際あれですが、これはとにかく監督の責任でしょうね・・・。「楽しさを描きたい」っていう作品なのかもしれませんが、例の「意味深セリフ」がそれを完全に邪魔しちゃって、「意味深セリフ」が散々かき乱した結果何も残らなかった、いや、ごまかしようの無い違和感だけが残ったって所ですかね。
正直こういうセクシャルなテーマを扱って豪快に描写した挙句にとんでもなく低い完成度に仕上げるって・・・最高にイタいと思います。
過去に僕的に強烈に批判した作品ってちょいちょいあったんですが、実はあの作品たちにも実は「ヌキ所」っていうか、「あ、ここは良かったよね」っていうところがひとつくらいはあっらんです。
しかしこの作品はそれが皆無です。ホントにダラダラダラダラとバカがバカをバカらしく描いた作品っていう印象しかないです。

もう最終発言ですが、面白くないです。はっきり言って。







何が言いたいのかわからないスペクタクル作品を見たい方は是非どうぞ!!





















お試しあれ!!















スプリング・ブレイカーズ   2013年  アメリカ


ジャンル:ドラマ
監督:ハーモニー・コリン
出演:セレーナ・ゴメス
   ヴァネッサ・ハジェンズ
   ジェームズ・フランコ
   
 

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