プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

カテゴリ: 洋画

どうも!僕です!明けましておめでとうございます!!

年々着々と更新ペースが著しく減少している当ブログですが、今年こそはもっと頻繁に更新できるよう万障繰り合わせて参りたいと思いますので、何卒宜しくお願い申し上げます!!




ってことで早速、2018年1発目はこちら!!








「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」です!現在公開中の人気SFシリーズ「スター・ウォーズ」の最新作で、前作「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の続きを描きます。




監督は前作J・J・エイブラムスに代わって、「LOOPER/ルーパー」のライアン・ジョンソンが担当。主人公レイをはじめとする主要キャストに変更は無しです。





昨年末に公開されており、もう3週間くらい経つんですよね。もっと早く見に行こうと思ってたんですが、やはり年末ってのはなかなか劇場に行く時間がなくて、危うく見過ごしそうでしたがようやく見て参りました。



















★感想★
まずね、スター・ウォーズに対する僕の立ち位置っていうのをご説明しますね。僕自身モチロン過去の作品は見てます。見てはいますが、あくまで正規ルートのもののみで、その他のスピンオフとかは見てないです。なぜなら見たいと思わないからです。そう、僕は一応本線のスター・ウォーズは全部見てるけど、別にスター・ウォーズが好きな人間ではないのです。要するに、映画史としての進行上見とかないとまずいよねっていうテンションで鑑賞に望んでるわけで、いわゆるスター・ウォーズフリークの人たちみたいな情熱っていうのはからっきしです。もう言ってしまうと僕スター・ウォーズについてあんま詳しくないです。はい。過去の僕の記事を見てもらえればわかると思いますが、旧3部作よりもプリークエルの方が面白いと思ってるような(多分)少数派の人間です。スター・ウォーズ大好きな人達に「お前は何もわかってない」と叱責を受けてもしょうがないと思ってます。だってホントにわかってないから!!!!
決して嫌いではないんですよ。普通に面白いシリーズだなとは思ってます。ただこのシリーズに関して、ゲームで言う「やりこみ要素」みたいなのがてんこ盛りなんで、正直そこまではノれてない・・・っていうのが僕の立ち位置です。




で、そんな僕が今作を見てどう思ったか!!結論からすると、「ライアン・ジョンソンやっちゃったね」です!シリーズ史上最悪です。
脚本のドイヒー感ったら無いですよ。作中通してファーストオーダー対反乱軍がバカ対バカの戦いにしか見えません。色々と脚本がガバガバですね。
まず一番気になったのは、宇宙船から宇宙空間に爆弾を落とすシーンですね。もう1回言いますよ?宇宙船から宇宙空間に爆弾を落とすシーンです。落とすです。落とす。無理ですよね。無重力だから。でもなんかそこはおざなりと言うか、すんなりボロロっと爆弾落とすんですよ。何なら上に引っかかってるリモコンスイッチみたいなのを頑張って手にしようとするシーンまで入れちゃって。バカかと。お前スペースオペラを撮る気あるのかと問い詰めたいです。今までのありとあらゆる宇宙空間でのバトルっていうのは、戦闘機であったりとか宇宙空母であったりが、その物体自体に動力があるから宇宙空間でも成立するのであって、爆弾というシンプルな物体では不自然というか超常現象になっちゃうんだよバカヤロウが!
あとね、作中通して色んなパートが分かれるんですが、どのパートもホントバカ脚本。
まずレイ&ルークのパート。ダラダラダラダラルークがゴタクを並べて全く話が進みません。伝説のジェダイルークはただの近所の変わり者のおっさんにしか見えなくなってきます。やっと修行が始まったと思ったら、大した修行もしないし、中途半端なタイミングでレイはどっか行っちゃうし、この場面いる?って感じです。
次はフィン&ローズ。こいつらもホントバカです。まず何の為に何をしてるのかよくわからないんですが、とりあえずコードを解除できる能力を持ってる人を探しにとある星にやってきます。んで「左胸に赤い花を付けてる人がその捜してる人!!」という情報を元に賭場を捜索するんですが、「いない・・・」ってなります。んでちょっとしたらBB-8が「いたいた!!」ってなるんです。いや、すんなりおるんかい!!!ならもっとしっかり探せ!!!と思わずツッコミたくなります。ここからが凄いのが、「よし、その人に話しかけよう!」という瞬間、まさかの駐禁で警察に捕まるという体たらく。その後留置所でたまたま隣にいた「オレもコード解除できるよ」って言い出す怪し~~~~~い男が現れた事で謎の一件落着。そいつを連れて作戦を実行に移すことに。ちなみにこの怪しい男は、何の必然性もなく、ホントに100%偶然。しかも言わんこっちゃないサクっと裏切られます。いくらなんでもバカ過ぎる。完全に反乱軍のお荷物コンビです。
このコンビはホント最後までイライラさせてくれるんです。最後のバトルで、フィンが相手の大砲みたいなのに自爆しようとする間際、ローズが体当たりでフィンを止めます。正直戦闘機同士で体当たりってどうなんだと思いますが、しかもその後ローズがフィンに「好き・・・❤」的な事を言い出しそっとキスをします。










































えっと・・・・・・いつからですか?













今までそんな素振り見せてなかったのに急にそんな事を、しかもこのくそ忙しい戦闘中に言われても「わかった!!わかったから後でやってくれ!!!!」としか思えないんですよね。っていうか何で2人とも無事なんですか。



そして反乱軍本船パート。レイラに代わって指揮を執るホルドさんが「燃料が尽きるまでとりあえず逃げよう」という謎の作戦を打ち出します。これに対しポー・ダメロンが、「無理無理!!それは無理!!マジ無理!!!絶対無理!!!!」と正論を言い出します。で、後になって「実はこういう作戦でした」という真実が出てくるんですが・・・。あのー・・・ホルドさん・・・。味方の主力であるポーに本当の作戦を直前まで伝えない理由って何だったんでしょうか・・・?結局変な嘘をついたせいで変に時間だけかかって非効率極まりなかったと思うんですが・・・。










と、まぁこんな感じで各パート軒並みクソです!作品全体的に「実はこうでした」「実はこうでした」の連続で、気になるというよりはどうでもよくなってくる現象が起きちゃってますね。「実はこうでした」をやりたいが為に、ストーリーとしての整合性が担保されていない、というのが要約したところですかね。もうフォースの描き方もよくわからんくなってきたしね。レンの所にルークが現れるんですが、ちょっと戦った後に実はこれは幻影でーす♪っていうくだりがあるんですよね。いよいよこんな事までできるようになっちゃったか・・・って感じです。幻影VS幻影とかマジやめてくれよ・・・と思ってましたが、さすがにそれはなかったです。

とにかく脚本のガバガバさが原因でか、前作で好印象だった新キャストの面々がみーーんなアホにしか見えなくなっちゃいましたね。デイジー・リドリー演じるレイですら、全然アホに見えます。ルークから修行受けた直後に「楽しい~♪」とか言って銃を撃ちまくってましたからね。まぁ大した修行も受けてないんだけどさ。
面構えとか絵力っていう所で言うと、デイジー・リドリーとアダム・ドライバーだけはやはり別格かなと思いました。これは素直に役者さんの力でしょう!





ライアン・ジョンソンにはちょっとがっかりでしたねぇ・・・。ローレンス・カスダンを排除してまで自分で脚本を書いてこのザマですから・・・。
はっきり言って庇いようがない!庇いようがない中で唯一庇うとしたら、前作「フォースの覚醒」において、J・J・エイブラムスは非常にうまいエピソードⅥからの中継+ファンの呼び戻しというものやってのけた一方、自作に繋がる財産は一切無かった・・・という点がライアン・ジョンソンを苦しめたのかも!うん!きっとそう!



というわけで2019年公開予定の次回作は、再びJ・J・エイブラムスが監督することが決まってます。JJが自分のケツをどうやって拭くのか注目です!!


















お試しあれ!!






スター・ウォーズ 最後のジェダイ  2017年 アメリカ


ジャンル:SF
監督:ライアン・ジョンソン
出演:デイジー・リドリー
   アダム・ドライバー   他

どうも!僕です!!

今日はこちら!!



「ジャスティス・リーグ」です!現在公開されているアメリカ映画で、バットマン・ワンダーウーマンをはじめとするDCコミックスのヒーローたちが集結して悪と立ち向かうアクション映画。「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの第5弾ですね。
実は当ブログ、DCコミック映画に関して非常に親切。むしろ肩入れしているかのように、これまでのシリーズは「ワンダー・ウーマン」以外は全部紹介してます。(ワンダー・ウーマンももちろん見たんですけど、時間がなくて記事を書けませんでした・・・。)


少し余談となりますが、DC映画を語る上でどうしても!否が応にも比較対象として出てくるのが皆さんご存知マーベルシリーズですよね。こりゃあもう現在の映画業界の覇権を握っているといっても過言ではないほどの巨大勢力となっており、マーベル・スタジオが出す映画は無条件に売れるんじゃないかって程の勢いになってますし、ケヴィン・ファイギはもう人生EASYモードって感じになってる昨今ですよ。それに比べてDCときたら、「マン・オブ・スティール」はまだいいとしても(良くないけど)「バットマンVSスーパーマン」とか「スーサイド・スクワッド」とかっていう恐ろしい完成度の作品で対抗してきて、僕には些か滑稽にも映ってしまうわけですよ。もはやジェロニモです。
これをね、僕は何故か応援したくなっちゃってるわけですよ!何故かはわかりません!不思議な感情です!
というか、ぶっちゃけるとマーベル関係が僕的にちょっと目障りではあるんですよね。映画グッズとかもマーベルばっかだしさ、そこらへんの人と映画の話になってもマーベルの話する人ばっかで。要するに映画に関する多様性をマーベルが独占禁止法抵触レベルで迫害してるように感じてしまうんです。ほんで何が悔しいって、マーベル映画はそこまで覇権握るだけあってやっぱ結構面白いんですよ。この前のスパイダーマンとかホント最高でした。これがまた歯がゆい。

つまりね、このマーベルという強大な敵に一石投じることができる可能性を持っているのが「DCエクステンデッド・ユニバース」である!!!!と信じたいわけです僕は!!!


かと言って今度はDCが売れまくって覇権握っても面白くはないんですけどね・・・。







「要するにアメコミのユニバース化なんてただの連ドラだろうが!」っていうのが僕の結論です。2時間ないし3時間程度の間に数多くの感嘆・驚愕・興味・感動を詰め込むのが映画の醍醐味だと僕は思ってます。
















はい!前置きが長くなってすいません!というわけで「ジャスティス・リーグ」です!



監督はDC作品3作目となるザック・スナイダー!もうお馴染みですね。スーパーマンは彼以外描いてはいけないというルールでもあるんでしょうかね。

キャストですが、スーパーマン・バットマン・ワンダーウーマンはじめ、その取り巻き連中に関してもキャスト変更はございません。新参戦のフラッシュ役に「ファンタスティック・ビースト」のエズラ・ミラー、アクアマン役に「コナン・ザ・バーバリアン」のジェイソン・モモア、サイボーグ役に新人俳優レイ・フィッシャーが起用されてます。ここは「バットマンVSスーパーマン」でも一部出演してた通りですね。あの唐突な登場は強烈でした。


















★感想★
結論としては「今まで1番いいんじゃね?」ってとこでしょうか。正直「スーパーマンの蘇生めっちゃ簡単やなw」っていうのはどうしても否めないんですが、まぁ良いとしましょう。
MVP級の活躍をしたのはフラッシュですね。彼がいなかったらただのドンパチアクションになってたんでしょうが、彼の「ザ・ワールド」的活躍によりアクションの幅が縦にも横にも広がってる印象ですね。キャラ立ちの緩さが作品全体の緩衝材の役割も果たしていて良いバランスに仕上がったと思います。つまり、程よいエンターテイメント作品にしっかりと仕上がったなと思います。「マン・オブ・スティール」から足掛け4年。ついにここまで来たか!!!おめでとう!!!DC!!!!!


もちろん細かい脚本の粗はもはやお約束なんですが、それよりもプロモーション段階からのお話になるんでしょうが、トレーラーとかポスターとか見ても何かビジュアル的に凄くいいなって思ってました。これは僕の個人的なツボですけどね。「あ、いいかも・・・❤」と思わせられちゃいました。あ、そこまで良い作品ではないですけどね!とりあえずはOKってレベルですよ。


で、ホント前述のフラッシュも良かったし、やっぱワンダー・ウーマン演じるガルガ・ドットは良いですね!顔に力もあるし華もあるし!バカみたいなことにものすごく真剣っていう絵がとてつもなく似合うなって思いました。すんごいハマり役と思います。

ホント今回でようやくとりあえずチームとして発足できたなって思うし、メンツが意外とバランス取れてて




・スーパーマン・・・・スーパーすぎるマン
・バットマン・・・・不器用な金持ち
・ワンダーウーマン・・・・姉御肌の正義漢
・フラッシュ・・・・甘えん坊でノーテンキなお笑い担当
・アクアマン・・・・無骨なマッチョマン
・サイボーグ・・・・ネガティブな生真面目



って感じで、「何か良いチームじゃん!」って思える少し微笑ましい具合に仕上がってるんですよ!バンドとか組めそう!!


で、アクションシーンにしろ会話シーンにしろそれぞれの個性をうまく活かせたなってのが今作のキーポイントですね。そこは「スーサイド・スクワッド」の反省をうまく活かしたのかもしれません。やはり失敗に勝る教訓はありませんなぁ。







てなワケでまぁそれなりに見れる仕上がりに(初めて)なってる気がします!こうなるとDC作品次回作にまた期待してもいいかもですね。あくまで普通までやっと来たなって感じなので、あまり過度な期待はしないようにしますが・・・。


ちなみに次回は「アクアマン」だそうです。チームに馴染めてる感が一番薄かった彼なので、その生い立ちに注目です。









そして多くは語りませんが、僕が不安な「キャプテン・マーベル」も参戦予定・・・。



「キャプテン・マーベル」知らない方は是非調べてみてください!























お試しあれ!!!














ジャスティス・リーグ   2017年  アメリカ


ジャンル:アメコミ
  監督:ザック・スナイダー

どうも!僕です!!

今日はこちら!!






「IT/イット ‘‘それ‘‘が見えたら、終わり。」です!現在公開中のホラー映画で、とある町で幼い少年の行方不明事件をきっかけにその町で次第に不思議な失踪事件が相次いで・・・というお話です。



映画の原作小説ではお馴染みのスティーブン・キングの同名小説を映画化。っていうか1990年の同タイトル名作ホラーのリメイクです。そこまで映画に興味ない人でも、あの気味の悪いピエロ「ペニーワイズ」をご存知の方も多いでしょう!


監督は「MAMA」のアルゼンチン人監督、アンディ・ムスキエティ。
主人公(?)ペニーワイズを演じるのは、同じく現在公開中の「アトミック・ブロンド」にも出演中のスウェーデン人俳優ビル・スカルスガルド。聞き覚えない人も多いかもしれませんが、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に出てたステラン・スカルスガルドの息子であり、「ターザン」で主演してたアレクサンダー・スカルスガルドの弟なんですねぇ。「スカルスガルド」という名がキャスト内にあったらこの一族の誰かなんだなって認識してOKと思います。他に有名なスカルスガルドさんを僕は知らないので、もしスカルスガルド通の方いらっしゃいましたら教えてください。

その他出演は、若いこれからの俳優・女優さん達なので詳細は割愛。
































★感想★
原作・元の映画と比較するってのは無しで批評しますね。
まぁ何というか・・・正直「怖さ」よりも「気持ち悪さ」が上回る作品だった気がしますね。いや、確かに怖いんですよ。普通に考えて排水溝の中にピエロとかいたら気絶しそうなくらいに怖いし、そもそもビジュアル的にも怖い。「いる!ピエロいる!!!」と思ったらいなくなってたりとか、そういう神出鬼没さもやはり怖い。基本的に怖いんだけど、じゃあ何故諸手を挙げて「怖い」と言えないのかと言うと。
まず一番の失敗と思うのは、「コメディ要素」ですね。見てない人は信じられないかもしれませんが、この作品コメディ要素がちょいちょいあるんですよ。それも不意に生まれる空気感とかでの笑いではなく、脚本・演出上しっかり狙ってる部分。新喜劇タイプの笑いです。その笑わせ方自体は僕は嫌いではないんですが、何故この作品にお笑い要素を持ってくる必要があったんでしょうか?マジでわからないです。結局のところホラーではあるがファミリームービー、という仕上がりにしたかったんでしょうか?にしてもさすがに組み合わせが悪すぎる。結局どっちつかずと言うか、重要な「怖さ」の部分を邪魔する要素にしかなってないんですよね。冷めちゃいました。お笑い持ってきた後にシリアスな事されても、「んーでもさっきコイツふざける程度には余裕あったから大丈夫っしょ」って感じになるし、もはやあんな緊張感無いヤツは死んでも別にいいかなって思えちゃうほどですよ。


でね、神出鬼没さが怖いって書いたんですが・・・。確かにそれ自体はまぁいいよ。ただね・・・















何回同じこと繰り返すの?

















いやホントに。ピエロ見参!→怖!!→消えてる・・・→ピエロ見参!→怖!!→消えてる・・・をループするんですよ。いや、もうわかった。わかったから早く進めてくれと。そう思わずにはいられない。こっちはバカな学生共のしょうもないペッティングみたいな青春生活には興味ないんですよ。さっさとペニーワイズにズタズタに殺されてくれとしか思えないんです。中盤くらいまではペニーワイズをよく見せてくれないんでまぁ良い意味での「焦らし」とは思えるんですが、それがあまりにも長いもんだから「ねぇ、まだ~?」状態なんですよこっちは。






で、はい、ここまで焦らされましたと!んで中盤に1回ペニーワイズと主人公たちがバトります。んで、何か良くわからないドロー決着になったあと、いよいよ!本当に「いよいよ!!」って感じでラストバトルに乗り込むんですが、実はここで僕にはあるひとつの不安がよぎります。















もしかして・・・・・ペニーワイズってすごく弱いんじゃないのか・・・?























ってことです。もともとケンカが弱いから子供ばっか狙うとか、そもそも殴りあいとかではなく魔力的な強さが・・・とか解釈はいくらでもあると思うんですが、にしても、13歳相手にあのざまじゃあ・・・という不安があるんですよ。ドロー決着の時に全く可能性を感じられないくらいに弱かったので・・・。



で、不安的中。要約すると、主人公の死んだ弟に化けてたけどバレて全員からフルボッコです。それにて終了。一件落着。








要するにね、こっちが見たい描写(ペニーワイズの残虐殺戮シーン)を極めてお粗末なストーリー展開で焦らしまくった挙句にとんでもなくマヌケなエンディングを用意しやがった、ってことなんですね。


単発単発では「お、ここイイネ!」って思えるシーンはちょいちょいあるんですけどねぇ。バスルームの洗面所からハンパない量の血が逆噴射されてくるシーンとかめちゃくちゃ印象的でしたね。「エルム街の悪夢」のパロディなんでしょうけど。でもせっかく良いシーンなのに、何故かお友達同士でその尋常じゃない量の血を平然と掃除しちゃうっていう。こういうとこマジで惜しいですよね。普通に考えておかしいじゃん。ビビれよ。血に。
単発で良い所もあるけど。単発で悪いところもある。そんなバランスですね。






個人的に一番笑っちゃったのは、いじめっこのヘンリー君。コイツが気の弱い人間を虐めることで主人公率いる「ルーザーズ・クラブ」が推進していくんですが、何故コイツが執拗に弱いものいじめをするのかが謎なんですよ。まぁ普通にが学校でちょっとこずいたりとかするのは自然で良いんですが、急にレベルを上げて虐められっ子の腹にナイフで文字を彫ろうとするんですよ。それもういじめっ子っていうかただのサイコパスだから。クレイジー過ぎます。で、そこまでする理由は最後まで謎のまま井戸に落ちて死にます。「ヘンリー君とは一体何だったのだろう・・・」というしこりが残ったままエンディングを迎えちゃいました。








色々と書きましたが、演出的に良い所はちょっとだけあります!ただ少し時間が長く感じられる構造な気もしますね。ワンショットワンショットの画面としての色使いとかは気配りできてたんじゃないかなーと思うし、ペニーワイズとか井戸小屋とかのルック構築力は秀でてる作品でしょう!!

今作はチャプター1。次回作は大人になった主人公達VSペニーワイズとなるっぽいです!乞うご期待!!!

























お試しあれ!!



















IT/イット ‘‘それ‘‘が見えたら、終わり。    2017年  アメリカ




監督:アンディ・ムスキエティ
出演:ビル・スカルスガルド

どうも!僕です!!
今日はこちら!!






「ダンケルク」です!現在公開中の英米仏蘭合作映画。第二次大戦中にフランス・ダンケルクにドイツ軍によって追い詰められた英仏連合軍を救出する「ダンケルク救出作戦」を描いた作品。


監督は「ダークナイト・トリロジー」「インセプション」「インターステラー」「メメント」のクリストファー・ノーランです。日本でも「ノーランの新作!ノーランの新作!」と騒がれてますし、まぁここは説明不要かと。
出演陣としては、「多くの若者が助けられた」っていう史実を表現するため、無名な新人俳優が多くキャスティングされてます。主役はフィオン・ホワイトヘッドっていう黒髪の男の子です。
目を引くキャスティングと言えば、「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズが俳優デビューをしてるってことと、後はノーラン作品に常連のトム・ハーディやキリアン・マーフィーが起用されてるってとこでしょうかね。























★感想★
まず最初に言っておかなければいけないのは、「気になってる人はすぐに映画館で見ろ!!!できればIMAXで見ろ!!!」ってことです。元も子もない事言ってしまえば、多分DVDで見ても面白くないと思います。
僕は地元のIMAXで2回見てきたんですが、やはり2回目でも映像的な感動っていうのは十分に味わえました。作中の7割以上がIMAXで撮影されてるらしく、映像としても音としても満足感が得られました。ノーラン自身が「映像体験」とか「ゴーグルなしのVR体験だ!」とか言ってるのも納得で、フィルムIMAXとかで見たらどんだけ凄いんだろうとか思ってきちゃいます。デジタルのIMAXでそれなりに満足しちゃってる僕はなかなかの田舎者です。
とにかくノーラン作品は毎回「CGなしのめちゃくちゃな撮影」っていうのがフィーチャ-されるし、ほいでその甲斐あって確かに映像は毎回凄いです。ただ裏を返すとこのIMAX大好きおじさんは「田舎者には冷たい」とも言っていいかもしれませんね。IMAXシアターすらもない田舎の人はどうしろって言うんでしょうか。早い話が「映像を楽しむことに特化しすぎている作品」っていうのが僕の印象ですね。
過去の「ダークナイト」とか「インターステラー」っていうのは、もちろん映像も賛美を受けましたが、ストーリーとしてもディティールが良くできていて、映像凄い映画と言えたと思うんです。しかし今作に関しては、単純にストーリーとしてものすごく面白いかって言われると「う~~ん」っていうのはありますね。もとい。これに関してはノーランに対する過度な期待っていうのも当然にあります。それなりには面白いですが、めちゃくちゃ面白いってわけではないかなって感じ。なので友達に「面白いからこれ見てみ」ってDVDを渡せるような代物ではない。というのが僕の印象です。





ただ!IMAXで見ることが可能な人は是非IMAXで見て欲しい!関西の人は大阪のレーザーIMAXで見て欲しい!!俺は見たことないけど!!






やっぱね、画面がでかいともちろん迫力が増すし、ストーリー的にもどうしてもドキドキしてしまうというか、「嫌な予感しかしない」っていう1時間半です。この尺で収めたのはノーランの得策と思います。次から次へと主人公が命の危機にさらされる展開はまさに観客側もハラハラさせられるし、こんなんが2時間も3時間もあったら疲れてしょうがないです。このサイズでバッチOK。
そのハラハラっていうのに関して言うと、音楽が良かったですね。ずーっと「ズンズンズンズンズンズン」と音楽とも効果音とも言えそうな不穏な音が作中ずっとしてて。背景音とかも含めて完全に静かになった瞬間っていうのは多分作中通して1回か2回くらいだったと思います。この背景音楽っていうのが極めて効果的だなと思いました。常に気を抜けない状況が観てる側にも浸透してきました。
ほいでね、このノーランっていう男やっぱちょいと憎いなって思ったのは、時間軸の件ですね。陸・海・空の3パートの話が進んでいくんですが、微妙に時間軸がずれてて、終盤でやっとそこが噛み合う構造になってるんですね。映像体験と言っておきながら頭を使わせるっていう抜け目の無さです。この構造にする事によって一番得をしたのはずばりトム・ハーディでしょう。めちゃくちゃカッコ良く見えます。はい。色んな所から文句を言われていた空軍の兵士とは思えないくらいイケメンに描かれてます。



あと、印象的なビジュアルを精製する能力というのがこの人はズバ抜けてるなって思いました。冒頭街中を行脚する兵士たちの後姿、圧倒的な数のエキストラを使った桟橋、波の花で埋め尽くされた浜辺、飛行機に乗せたIMAXカメラからの映像・・・・とにかくね、何か今まで見たことないような、興味を持たずにはいられないショットが多く見られました。単純に印象的な映像を撮ることが天才的って言って良いと僕は思います。「世界が嫉妬する」って表現も、実はそこまで言い過ぎでもないような気がします。過去のどの作品よりもそう思いました。
ってか「引き」の画が凄いうまいのかな。アクションシーンとかはあんまりうまいイメージないし。戦争映画を撮るにしても、ドンパチやり合うタイプの作品にならなかったのは正直そこも理由のひとつなんじゃね?と思ってます。完全に個人的な意見です。





そして!最後に申し上げますが、僕がこの映画を見終わって最初に思ったことを申し上げます。
それは「ノーランは戦争って言うものに対してどういった考えを持ってるのかな?」っていう疑問です。見終わってすぐ抱いた印象は、「何かステレオタイプのアメリカ戦争映画っぽいな」です。「大英帝国サイコーーーーーー!!!!」みたいな着地になってて、「あ・・・うん・・そっか・・・そうなんだ・・・」と少し引いてしまう自分もいました。
僕自身そんな「戦争を映画にするなんて戦争を軽視しすぎ!!!」みたいなお堅い考えとか別にないんですよ。ただインタビューとかであまりにも「観客は戦場を体験することになる(キメ顔)」「1人の兵士になった気持ちになるんだ(キメ顔)」みたいなことばっか言ってるんで、そこまでエンターテイメント性に突き抜けた発言ばっかしてていいのかな?とは少し思っちゃいました。僕個人的にはその部分は別にどうでもよくて、やはり「大英帝国サイコー」着地をどうしてもうまく飲み込めなくてですね。印象について少し左右されちゃいました。













と色々言いましたが、とにかく一見の価値は間違いなくあると思います。日本国内の映画館ではほぼどこで見ようと縦に40%の映像が削減されちゃうっていう悲しい現実はありますが、それでも見てみる価値はありますよ。「映画館で見るべき映画」と言えると思うし、そういう作品をそういう作り方で仕上げたノーランという男はまさに「映画人」と言える人物だと思います。





みんな!近くの劇場へダッシュだ!!!!























お試しあれ!!!







ダンケルク    2017年 イギリス・アメリカ・フランス・オランダ

ジャンル:戦争
  監督:クリストファー・ノーラン

どうも!僕です!!



今日はこちら!!

サウルの息子





「サウルの息子」です!2015年のハンガリー映画で、ナチス政権によるホロコースト時代のアウシュヴィッツにて、わが子の死体を見つけた男サウルがユダヤ教流の葬儀で弔おうとする物語。
当時のアカデミー賞での外国語映画賞をはじめ、カンヌなど多くの映画賞で評価された作品です。



監督はネメシュ・ラースローという人で、長編映画デビュー作だそうです。
主演はルーリグ・ゲーザ。その他出演はユルス・レチン、モルナール・レヴェンテ等々ですが、まぁはっきり僕は言って知らないです。すいません。






















ってことで中身に入るんですが、今回は割愛します。何か活字で伝えるにはなかなかあれなんで・・・。





































★感想★
率直に言いまして、面白い面白くないと簡単に区別できない作品であると思います。それは製作者側の意図でもあると思いますが、「これを見てあなたはどう思いますか?」という一種の啓発系作品じゃないかなと思います。
まず見た人誰もが思うであろう独特な演出の1つが、とにかくカメラが近い!!もうず~~~~っとサウルの横1m弱くらいの所にカメラがあります。んで近すぎてサウルの向こう側のピントがずれちゃって、何が起こってるのかよくわからないんです、いやホントですよ。この技法自体は好みが分かれる気もしますし、フラストレーションになる人がいる気もします。
で、ただ大事なのは、「何かよくわかんないけどこれってアウシュヴィッツじゃね?これから虐殺があるんじゃね?」とは確実に思えるということ。んで、「見えてないけど断末魔は聞こえる」ってのが結構ミソと言いますか、ここで現場のサウルよろしく罪の無い人々が無惨に死んでいくのをただただ見送るしかできない・・・という何とも言えない虚しさがこちら側にも来るわけですよ。ちなみにサウルはゾンダーコマンドっていう特別扱いされた捕虜で、簡単に言うと同胞の虐殺を手伝わされてる捕虜です。そして時が来れば彼らゾンダーコマンドも他のユダヤ人同様殺されます。
このゾンダーコマンドという悲しき特殊部隊を描いた映画っていうのがまず少ないし、ドイツとしてはなかなか掘り返されたくない部分でしょうし、こういったアウシュヴィッツのさらに切り込んだ闇の部分を描くということが、この作品そのものを極めて意義深いものとしていることは言うまでもないでしょう。
ストーリーそのものを見ると、少なからずサウルにやきもきしてしまう人もいると思います。僕も少し感じました。っていうか僕がその場にいる同胞だとしたら、サウルのことブン殴ってると思います。「それどころじゃねぇ!!!」とね。
要するにこの作品の根幹をなす部分としては、
死者へ鎮魂の祈りを捧げる事も許されず埋葬してあげる事も許されない究極の非人道的不条理と、それでも必死に息子を弔おうとするサウルはある意味生者をも犠牲にしようとしてしまっている。究極の二対、生と死という究極のジレンマ。これこそが作品の奥底の部分と思います。
生きるって何だ。死ぬって何だ。答えの見えない問いを、少しだけでも考えるきっかけをくれるのがこの作品と思います。大半の人が生に執着する中で、サウルだけは息子が死してなおその肉体の扱いに究極の敬意を払おうとしていた。しかもアウシュヴィッツという文字通りの地獄で。というところが、僕は何かツーーンと来る部分がありましたねぇ・・・。
















久々に意義深い映画を見たことで、いつになく真面目な僕でした・・・。


























お試しあれ!!









サウルの息子    2015年  ハンガリー




ジャンル:ドラマ
  監督:ネメシュ・ラースロー
  出演:ルーリグ・ゲーザ
     ユルス・レチン
     モルナール・レヴェンテ

どうも!僕です!!

今日はこちら!!


フューリー



「フューリー」です!!2014年のアメリカ映画で、第二次大戦末期の米軍戦車「フューリー」の乗組員の死闘を描いた戦争映画です。



監督はデヴィッド・エアー。以前「スーサイド・スクワッド」というクソ映画を紹介しました。


主演はブラピ。最新作「マリアンヌ」に引き続きのご紹介です。
その他出演は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「アントマン」のマイケル・ペーニャ、「ハリー・ポッター」のジェイソン・アイザック、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド等々でございます。














ってことで中身。










下火になってきた第二次世界大戦。ドイツ軍が「総力戦」と称し、女子供をも兵士とする肉弾戦へと移行しようとする頃。
米軍の戦車・フューリー号に乗り組むのは以下の面々

  • ドン(ブラッド・ピット)・・・リーダー
  • バイブル・・・敬虔なクリスチャン。砲撃手。
  • ゴルド・・・ヒゲ面。操縦手。
  • クーンアス・・・ヘラヘラした頭おかしそうなヤツ。装填手。
そして戦死したもう一人の操縦手の補充役として、元はタイピストの非戦闘要員ノーマンが加入します。




メンバー







オリジナルメンバーの4人は家族同然に絆が深いのですが、当然新人のノーマンとは溝があります。




しかし、激しい戦闘を繰り返しノーマンが活躍することでその溝は埋まっていきます。








ドンの中隊は戦略上重要な十字路の確保を任されますが、道中で敵の砲撃に遭い中隊は壊滅寸前。フューリー1機だけが残る形となります。





どうにか十字路に辿り着きますが、フューリーは地雷を踏んでしまいます。と、そこに大量のドイツ兵達がやってくることがわかり大ピンチ。


ドイツ兵





しかし、彼らは任務の為に命を投げ出す覚悟で300人近くの敵と戦うことを決意します。


















激闘の末、ノーマン以外は全員死にます。フューリー乗組員のおかげでドイツ軍の作戦は失敗に終わるのでした・・・。




















おわり


















★感想★
ん~イマイチですね。
やっぱ一番は感情移入要素がうまく働いてないってとこにあると思います。
まず単純に、ドンのバックボーンがあんまし見えてこないから「何故そこまでして戦うのか」ってとこに疑問を感じてしまいます。意外と彼に関する描写ってのがあんまし多くないもんだから、彼の強さの裏付けも戦う理由もSSを忌み嫌う理由もよくわからないんですよね。そんな状態で「ドイツ兵を迎え撃つ」っていう宣言をされても「うん。何で?死ぬよ?」ってなるわけです。このシーンは他の乗組員が「何でだよ!!死ぬ気か!?」とか言って押し問答をして、何かしらの理由を見出してからじゃないとやっぱ見てる側に気合は入らないですよね。「オレの家だから」っていう文言だけではちょっと弱いです。妙に感傷的なムードを漂わせて「やるかぁ」みたいな空気出されても、「そこは雰囲気で解決ぅ!?」とツッコミを入れずにはいられないですよ。まぁ戦争ってそういうもんなのかもしれないけどさ。

戦車のバトルシーンはそれなりに面白いんですよ。あんまし戦車同士の戦いって見ないから新鮮でしたしね。形が似てるから何がどうなってるのか少しわかりづらかったりもするんですが、俯瞰視点のシーンはなかなか面白いです。これは素直に面白かった。戦車から顔を出して無線で指示をするのって実は結構カッコイイなと思いました。


ただねー。「え?」って思ったのがあって。これは僕軍事マニアでも何でもなく、むしろどっちかと言うと疎いほうなんで間違った認識かもしれません。その上で聞いてください。
最後のバトル。もう大量のドイツ兵が虫みたいにウジャウジャ出てきてもう本当に四面楚歌状態の戦いです。もちろんそんな状態になることは全員承知の戦いですよ。罠とかを仕掛けるくらい時間があったんですが・・・。途中で30口径の予備が必要になるんですが、「外にあるからちょっと取ってくる」って展開になります。何で?何で外にあるの?何で車内に置いておかなかったの?これはちょっと意味がよくわからなかったです。どう考えても砲台だけで敵を殲滅できるとは思えないし、そんなの絶対車内の備えておくべきと思うんです。車内の見た感じはね、どう見ても置くスペースが無いっていう事情は通じないようにしか見えないんですよね・・・。この点、もし明確な回答持ってる方いらっしゃったら是非教えてください。
っていうかラストバトルのシーンは夜になるタイミングもめっちゃ変でしたし、何か色々と腑に落ちないんですよね。一番の盛り上がり所なのに。ドンは何で銃を2,3発くらっただけじゃ死なないのかを教えていただきたいし、急にドイツ兵が静かになるのも理由がよくわからないし、最後の優秀な狙撃手は最初何してたんだっていうかそもそも誰なんだとか・・・。何かしっくり来ないんですよ!

あと作品全体の印象としては、戦闘シーンどうこうよりも、兵士のオフ場面の描写が結構多くて何か少し独特な雰囲気だなと思いました!ここは多分人によって好みが分かれるところなんでしょうけど、僕としては嫌いじゃなかったですね。何故か見入ってしまう不思議な空気感でした。




総評といたしまして、監督自身が書いてる脚本が悪いですね。ただ彼は、つじつまとかは別として、何かカッコイイ画とか雰囲気を描き出すのはうまいと思います。
この作品にしてもタイトル・エンディングや作中のBGMとか印象的な画とかっていうのは結構僕は好きでした。ただそこらへんの好感があるが為に脚本のモロさが余計にガッカリっていう悪影響もあるのかもしれませんが・・・。
この監督は海軍出身の超コワモテおじさんで、撮影も色々と大変らしいですけどね。大変な思いしてこの仕上がりっていうのがまぁ・・・ほら・・・あの・・・ね・・・。















まぁそんなこんなで意外と見たこと無い人多いジャンルとは思いますよ!戦車映画!ガルパンとかも流行ってるし見てみてはいかがでしょうか!



















お試しあれ!!















フューリー  2014年  アメリカ




ジャンル:戦争
  監督:デヴィッド・エアー
  出演:ブラッド・ピット
     シャイア・ラブーフ
     マイケル・ペーニャ
     ジェイソン・アイザック
     スコット・イーストウッド






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「マリアンヌ」です!

現在公開中のアメリカ映画で、第二次大戦中に恋に落ちたカナダ人工作員とフランス人工作員の悲劇的恋愛を描いたラブストーリー。


監督は巨匠ロバート・ゼメキス。このブログで言うと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「キャスト・アウェイ」を紹介してます。
主演はブラット・ピット。最近「悪の法則」を紹介しましたね。
ヒロインを演じるのは「インセプション」「ダークナイト・ライジング」「サンドラの週末」等に出演しているフランス人女優マリオン・コティヤール。
その他出演は、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のマシュー・グッドなんかが出てます。













ってことで中身。ネタバレがいやな人はご注意を。






















第二次大戦真っ只中。カナダ人工作員マックス(ブラピ)は、ドイツが制圧していたフランス領モロッコはカサブランカに潜入。そこでフランス人工作員のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と偽夫婦を演じつつ、ドイツ大使を暗殺するというミッションに臨みます。





大使暗殺は無事成功。そして擬似夫婦体験から本当に愛し合ってしまった2人は、ロンドンに戻り本当の夫婦となります。







戦争は続くものの、子供も授かり幸せな生活を送っていたマックス。しかしある日上官から呼び出され衝撃の言葉を打ち付けられます。



「お前の嫁さん、多分ドイツのスパイだよ。情報筒抜けになっちゃうから殺してね。殺さなかったら嫁さんもろともお前も死刑だから。」








との事。








焦るマックス。そして彼は独自に捜査を開始し、マリアンヌが本当にスパイかどうかハッキリさせようとします。









ほんで結果は黒。しかし最愛の妻を自らの手で始末するなんて鬼畜なマネはできないマックス。子供と三人で高飛びをしようと企てます。
しかし出発直前で軍幹部に見つかります。

もはやこれまでと悟ったマリアンヌ。愛娘アナの事をマックスに託し自害します。





悲しみにくれるマックスでしたが、その後アナの事をしっかりと育て上げ、自身の夢だった牧場を手に入れアナと幸せに暮らしたのでした・・・。

















おわり

















★感想★
ん~まぁそこそこって感じですかね。見れる程度には仕上がってますが、娯楽作品の域は脱してないというか・・・。何かこう感動感涙し得る要素っていうのが抜け落ちてる気がします。
っていうかまず根本的に、時間的スケールが明らかに足りないもんだからそこまで悲劇的に見えないんですよね。妙にサクサク物事が進んでるように見えてしまって、完全に他人事にしか見えなくて、つまりは感情移入しづらいかな、と。「大体この女と知り合って何年かしか経ってないんでしょ?」と思ってしまって・・・。感情の高まりと時間は必ずしも比例はしないというのは百も承知です!しかしそれを踏まえてもちょっとしっくり来ないですね。
まずマックスとマリアンヌが恋に落ちる瞬間っていうのが結構唐突なんですよね。「え?もう?」って感じです。その直後の砂嵐に囲まれる車内での濡れ場っていうのがハイライトの一つなのは言うまでも無いんですが、それはストーリー展開というよりも単純に置かれた状況と映像美の産物と思います。
「SPACE BATLLESHIP ヤマト」のキスシーンが頭をよぎりましたが、さすがにあそこまでは酷くないですね。

妙にサクサク問題でいうと、これは作品全体で言えることなんですがドイツ軍が弱すぎる!!!とにかく弱い!マックス1人にボコボコにやられまくりです。異常なまでのマックスの強さに拭い去りがたい違和感がつきまといます。


っていうかアクション・謎解き・恋愛という三つの要素が絡み合う作品なんですが、ハッキリ言ってバランスが悪いですね。各要素が活きるのではなく、単純に良さを消し合ってます。言ってしまうと、どういう作品に仕上げたかったのかがよくわからないくらいに色んな要素と色んなシーンがぶつかり合ってます。その要素単体で見るとそれなりに楽しめるんですが・・・。いや、やはり恋愛要素が弱いですね。ここの描写が必要量に達していないが為に作品全体のバランスに違和感が発生してると思います。
構成でいうと、(時間は計ってないんですが多分)二人が恋に落ちるまでよりもその後の「マリアンヌがスパイかも」謎解きに時間が多く割かれているばっかりに、感動よりもサスペンス的要素が勝ってしまってると思うんですよね。でも最後は感動的に終わっちゃうんで結果として「はい?」ってなってしまう気がします。
ちょっと「怒り」っぽい雰囲気になっていくんですが、あれは人間模様と謎解きを同時にうまく描けてたからまだよかったのであって、今作は・・・。う~~ん・・・。



まとめますと
  • 恋に落ちるまでが早い。ぬるい。
  • 後半の謎解きがメイン。その間に感情移入要素が少なすぎる
  • そんなんで感動的に仕上げられても困る

こんな感じですかね。っていうかそもそもマックスとマリアンヌだって人殺しまくってるんだから、戦争映画並に絆とか戦う理由とかを描いてもらえないとやっぱラストで死なれてもなかなか泣けないですよね。
あと細かいこと言うと、やっぱ乳母は誰がどう見ても怪しいよ。
















ってな感じで書いていきましたが、決して見れないくらいに酷い作品とかってわけではないですよ!ゼメキスらしく、「あ、何かここうまいCG使ってんな」と思わせるところもありますし!

















まぁそんなには面白くはないけど!!!


























お試しあれ!!





















マリアンヌ   2017年  アメリカ


ジャンル:ラブストーリー
  監督:ロバート・ゼメキス
  出演:ブラット・ピット
     マリオン・コティヤール
     マシュー・グッド




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悪の法則




「悪の法則」です!2013年公開のアメリカ映画で、裏社会の麻薬売買に携ろうとする弁護士と周辺の人間模様を描いたサスペンス作品。豪華キャストが話題となった作品で、「ノーカントリー」等で知られるコーマック・マッカーシーが脚本を書き下ろした作品です。



監督はこのブログでもお馴染みのリドリー・スコット。「ブラックホーク・ダウン」「ハンニバル」「グラディエーター」を以前扱いました。


主人公の「カウンセラー」を演じるのはマイケル・ファスベンダー。同じリドリー・スコット作品で言うと「プロメテウス」に出てましたね。
そのカウンセラーの婚約者を演じるのがスペイン人名女優ペネロペ・クルス。ほんで彼女の旦那さんハビエル・バルデムがカウンセラーと裏社会の繋ぎ役みたいな実業家として出演してます。彼は「ノーカントリー」にも出てますし、コーマック・マッカーシー作品の雰囲気に合うんでしょうね。んでそのバルデムの愛人役に「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアス。そして麻薬売買の仲買人として皆さんご存知ブラット・ピットのアニキが出ていると。


まぁ結構豪華ですよね。主演級が五人も出てるし。他にも「ヒトラー~最期の12日間~」でヒトラー役をしてたブルーノ・ガンツとかも出てるし、ホントに豪華です。


















ってことで中身。


お話としては割とシンプルです。簡単に言うと、小遣い稼ぎに麻薬の運び屋をしようとしたカウンセラー(マイケル・ファスベンダー)が、実業家のライナー(ハビエル・バルデム)と仲買人ウェストリー(ブラット・ピット)と組みます。しかしひょんなことからブツが行方不明に。3人は持ち逃げしたと濡れ衣を着せられ、組織にぶっ殺される・・・。っていうお話です。ホントにこれだけ。













































★感想★
ん~まぁこれは端的に「人を選ぶ作品」ですね。嫌いな人は多分全く面白くないと感じるだろうし、好きな人にはたまらない作品と言えるでしょう。で、僕の感想はというと・・・。












すばり後者です。はい。














いや、これは凄く良い作品だと思うんです。
この作品は一般的なマフィア映画とは違って、目で見せる「怖さ」っていうのはあまり無いんですよ。それプラス「何だかよくわからず終いだったな」っていう要素も凄いいっぱいあるし、そこが引っかかって解消されない所がフラストレーションになる気持ちもわかるし、だから楽しめないっていうのもわかります。
ただこの作品の根幹にあるものからすれば、多分そういうことってのはあんまり重要じゃないんですよねきっと。それこそ作中の裏社会の人間達が殺人に深い意味・思慮を持っていないのと同じなんです。
この作品っていうのは「何かよくわからないけど怖い」みたいな不思議な感情を、とてつもなく嫌な手法で考えさせる映画だと僕は考えてます。
本来は所謂表社会の人間であるカウンセラーが、小金欲しさに裏社会に足を踏み入れる。彼はその行為の危うさを理解しているつもり。しかし実際は何もわかっていなかった。そしてわかった頃には時既に遅し・・・という。作中の台詞よろしく、世の中には様々な世界があって、その世界は交わることは無いと。
通常窮地に追い込まれた人間っていうのはどうにかしてその状況を打開しようとしますが、もうそういう次元じゃないんです。話してももちろん理解してもらえないし、っていうかそもそも話すら聞いてもらえない。もはや交渉や弁解の余地が無いっていうのは凄く怖いし、何が怖いってその自分を襲ってくるであろう奴らの姿が、カウンセラー本人からも見てる側の僕達からも全然見えないっていう、ここにこの作品の巧さがあって、同時にもの凄~~~く嫌な感覚が猛烈に襲ってくるわけですよ。それまでは散々あっちの「世界」の人間達の恐ろしさをこれでもかって程語っておいて、いざその時が近づいてくると全く「見せない」っていう、これは人間という種族の弱さを掻き立てる素晴らしい構成になってると思います。作中に出てくる「ボリート」という一度動き出したら絶対に止まらない殺人器具と同様に、彼らの「世界」も一度動き出したら止まらないんですねぇ。



登場人物たちが皆哲学的な事を言いまくるのがこの作品の特徴なんですが、はっきり言って全っっ部に意味があります。何回見ても「良い事言ってんな~」とか思ってしまいます。全然悪いこととかも言いまくってるんですけどね。全てが名台詞に聞こえてきますし、こういうのって結構スベりがちだと思うんですが、全然スベってない。スタイリッシュであり、セクシーです。


見てない人は意外に感じると思いますが、アクションとか凄惨シーンとかっていうのはかな~~~り、極限まで少なめにしてるって印象です。「あ、でもやっぱボリートは見たいっしょ?」っていう観客へのサービスでブラピが首チョンパされるくらいかな。あ、あとワイヤー首チョンパもありますけど。
醍醐味っていうのはやはり登場人物たちの会話劇。タランティーノ映画かってくらい会話シーンが多いです。まぁそんな中で退屈せずに楽しめる構図になってるのはコーマック・マッカーシーの脚本の良さもあるし、やはりリドリー・スコットの手腕っていうのもあると思います。何気ないシーンでもいちいち見せ方がうまいなって思いました。







と、まぁここまで褒めて来ましたが、「いやいやその点が私はむしろ嫌いだったんですけど」っていう人もいると思います。わかります。何ならかなりの人数いると思います。
要するにね、この作品「終わってみると何がなんだったのかよくわからない」的作品なんですよ。一番最後のシーンで「え!?終わり!?」って思った人も多かったと思いますね。ハマらない人には終始退屈な作品に見えるかもですね。だいたいストーリー解説はホントに僕の上記の説明で事足りるくらいですから、はっきり言って俯瞰的に見るとこの作品ってあんまし事が起きてないんですよね。ちょっとした事でパンピーがマフィアに殺されただけにしか見えないんです。
絶っっ対そこを意識して作ってると思いますけどね。それこそこの作品の主旨で、カウンセラーやライナー達と、そこに関係の無い人たちっていうのは我々観客も含めて完全に別の世界に分類されちゃってるわけです。だから退屈に見える。つまらない映画ってそうじゃないですか。「何か作中のテンションは上がってるけど別にもうどっちでもいいよ」みたいな。その感覚がまさにこの作品にも皮肉的に表れてるって考えはどうでしょう!?無理矢理過ぎますか!?でも僕はそう思うんです。「そりゃそうでしょ。世界が違うんだから。」とね。





とどのつまり、ストーリー展開で楽しむ映画ではないってことです。「真実」「悪」「愛」「悲しみ」そして「世界」。こういったことをとても哲学的に、そして「命」を何とも思ってない連中から考えさせられ、恐れおののく作品なんですねぇ。そりゃつまらない人も大勢いるわな!!って感じです。













「世界」と「世界」と跨るのは基本的にダメだし、小物は小物らしくマジメに働きなさい、背伸びしちゃダメよっていう教訓があるようにも見えますが、この作品はもっと深い深い深~~い所に訴えかける何かがある気がするんですよね~。











とにかく命を大事にしようと思う僕でした!





















真実に温度などない    マルキナ


























お試しあれ!!!
























悪の法則  2013年   アメリカ


ジャンル:サスペンス
監督:リドリー・スコット
出演:マイケル・ファスベンダー
   ペネロペ・クルス
   ハビエル・バルデム
   キャメロン・ディアス
   ブラット・ピット






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最強のふたり



「最強のふたり」です!


2011年のフランス映画で、首から下が麻痺した大富豪とその介護人となったろくでなしの若者を描いたヒューマン・コメディ。フランス国内で大人気となり、日本でもかなりヒットした作品です。




監督はエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。日本ではそこまで知名度の高くない人たちですね。僕も知らなかったです。


主演は「殺意の夏」のフランソワ・クリュゼと元々はコメディアンのオマール・シー。同監督コンビの作品にはちょいちょい出てるみたいです。

















ってことで中身ですが、あらすじの通り大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)の介護人に半分マフィアみたいなならず者のドリス(オマール・シー)なるわけです。





しかしドリスという男はとにかくデリカシーの無い男で、首から下が全く動かないフィリップに対して全然気を使いません。








寝ているフィリップの足にアツアツのティーポットを置いて本当に感覚が無いのかチェックしたりします。

ドリス





当然周りからはバッシングを受ける行いですが、この彼の言動をとにかく気に入ったのが当事者のフィリップ。今までの介護人とは一味違うドリスと日に日に距離を近縮めていきます。









退屈な人生に光を見出していたフィリップでしたが、ドリスの弟がギャングとトラブったのをきっかけにドリスは介護人の仕事を辞する事にします。







当然新たに介護人を雇うのですが、ドリスに比べると雲泥の差で全くウマが合わず。半ば自暴自棄になっていたフィリップでしたが、そこに再びドリスが戻ってきます。















そしてドリスの計らいで、文通相手のエレノアと食事をすることに。

食事






ドリスはフィリップの元を再び離れますが、彼のおかげでフィリップは大事なモノを手に入れることが恐らくできたのでしょう・・・。









おわり


















★感想★
いやー素晴らしい作品でした!
まず大前提としてお伝えしておきたいんですが、この作品を見てない人は恐らく感動的なヒューマンストーリーと思っている人多いと思いますが、そんな作品ではありません!コメディです!!
しかもユーモアセンスが抜群に良いと思います。実に面白い。で、この作品がそういう部類の作品なんだということを、アバンタイトルの時点で完っっ璧に教えてくれます。

っていうか、アバンタイトル、いわゆるオープニングがもうサイッコーですこの映画。
明らかに不穏な雰囲気の2人が、夜車を猛スピードで飛ばしているところを警察に止められます。するとドリスが、「ふざけんな!こっちは障害者を運んでるんじゃい!!」と言い放ち、フィリップは謎の発作(嘘)を起こし涎をブリブリ垂れ流します。「コイツが死んだらてめえらが遺族に説明しやがれ!!!」と言うドリスに対し、警察は通行を許可。その上先導まですると言います。で、「先導する」事に賭けていたドリスはニンマリしながらフィリップの涎を拭きます。「またバカしやがって・・・。」ってな雰囲気で笑うフィリップ。そして警察の先導付きで車は再発進。「音楽で祝おう」とドリスが言った瞬間、♪テッテ、テッテ♪とアース・ウィンド&ファイアの「セプテンバー」が流れ出します。そこからスタイリッシュな画面のデザイン・演出と共にスタッフ・キャストが出てくるアバンタイトル!「Do you remenber~♪」らへんでもう僕は鳥肌ズォオオオオオーーーーーでした。「あ、これ絶対良い映画だ!!」と思っちゃいましたね。サビの「バ~デヤ~♪」らへんではもうフィリップすらノリノリ。首しか動かないのに、その首がもうノリノリなんです。この素性の知れない2人の男が誰がどう見ても「絶対に仲良いなコイツら」って思ってしまうほどのイケイケ感で見ているこっちまでも楽しくなってしまう、というわけです。サイッコーですねここ。音楽から画面のデザインから役者からもう100万点です。


で、こんな感じのサイコーなシーンがもうひとつあって、それがフィリップの誕生日のシーン。フィリップは家にオーケストラを呼んで大好きなクラシックを楽しむんですが、ドリスは「今度はオレのお勧めを聞いてくれ」と再びアース・ウィンド&ファイアの「ブギー・ワンダーランド」を流して皆の前で踊りだします。
これがまた良くてねー。何が良いって、こんなの言ってみれば馬鹿げた事なのにそれを家のお手伝いさんや何ならオーケストラの人たちまでノリノリで見ちゃうってとこなんですね。最終的には皆で踊りだしちゃって。ホントに皆すごく楽しそうなんです。もう見てるこっちまでニヤけちゃうくらい。サイコーです。





まぁアース・ウィンド&ファイア関連はここらへんにしておいて。
結局この作品っていうのは、「障害者を差別しないって何なの」っていう問いに1つの引き出しをもたらす作品と言えると思うんですね。まぁこればっかりはなかなかデリケートは話題ですし、個人差もあるし正解も無い極めて難しい問題なんですが。
「障害者に優しくしよう!」っていう考えが果たして本当にその障害者の為なの?ってことで、それって障害者を完全に区別してるから「障害者に」って発想になる、とかまぁ堂々巡りなんですけど要するにそういうことだと僕は思うんです。
で、それをとてつもなく荒々しい方法で打開したのがドリスというデリカシーのかけらも無い男なんです。コイツは本当に見る人によってはサイテーな野郎でね。
前述の通りフィリップが本当に熱さを感じないか実験したりとか、フィリップの携帯が鳴ったら「うい」みたいな感じでよそ見しながら手渡したりするんですよ。いや、首から下は動かねぇんだよ、と。ドリスも「あ、そっか」みたいな感じ。

結構面白かったのはよそ見しながらフィリップに食事をさせるところですね。
よそ見

こんな感じで目にぐっちゃり行ってます。





まぁこんな調子のドリスに対して、フィリップは「自分を普通の人と同様に扱ってくれている」と感じるようになります。
一種のターニングポイントの様な部分があって、ドリスがチョコを食べているときにフィリップが「オレにもくれ」と言います。するとドリスは、「健常者用しか食べちゃダメ~~」とか笑いながら言っちゃうんですよ。かなり際どい発言ですよね。しかしこれをも許容しちゃうくらいフィリップは対等の関係を求めていたみたいで、二人はグングン距離を縮めていくワケです。
その後はもう車椅子を改造して時速12キロまで出るようにしちゃったり、ドリスはフィリップにマリファナ教えちゃったりでもうやりたい放題。フィリップの恋愛相談なんかもあったりして本当に友達みたいになっていくんです。
ここらへんが結構テンポがよくて非常に見やすいんですよね。この要因の1つとしては助演の皆さんの演技力と脚本の良さがあると思います。クドクドした障害者への対応の仕方のレクチャーとかが入ったり、ドリスを嫌う人間が現れたりとかで少し話しにブレーキがかかりがちな展開と思うんですが、そんな野暮ったいシーンは無いです。フィリップの過去とかはフィリップ自身が直接ドリスに語ることで、テンポの停滞を抑えると同時に二人の距離の接近を描けるってな感じかな。周囲の人間とドリスが会話するときは「その人」に関する事なので、ドリスがフィリップ家の一員になっているっていう事を描けるし、それはつまりフィリップがドリスを認めているってことの暗示でもあるし。なんかホント色々とバランスがうまいなと思いました。助演で言うとアンヌ・ル・ニという人が特に良い雰囲気出せてましたね。






ただまぁ内容的には正直ブラックジョークが多いのも事実ですし、ハマらない人もいるかもねって感じです。僕から言わせればそういうのイチイチ気にするならもうこういう作品は見るな、と言いたいですけど、それは人それぞれってことで。
多少の残念ポイントで言うと、テンポが良すぎて登場人物のバックボーンがイマイチわからないのは事実です。そこに起因して話しに入り込めないって人はまぁいるかなーと思います。
ただ僕的にはそんなの気にせず、異色なコンビの2人がドンドン仲良くなってバカやっていく様を微笑ましく見ようとすれば、かなり楽しめる作品と思いますけどね。








せっかくなんで、アース・ウィンド&ファイアの曲に乗ってお別れです!名前でピンと来なかった人は聞いてみてね!絶対知ってるから!!!






























お試しあれ!!!









最強のふたり    2011年  フランス


ジャンル:コメディ
 監督:エリック・トレダノ
    オリヴィエ・ナカシュ
 出演:フランソワ・クリュゼ
    オマール・シー






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パッション




「パッション」です!2004年のアメリカ映画で、ユダの裏切りから十字架にて処刑されその後復活を遂げるイエス・キリストを描いた作品。




監督はメル・ギブソン。このブログでは「アポカリプト」を紹介してます。

主人公イエス・キリストを演じるのは、「シン・レッドライン」のジェームズ・カヴィーゼル。その他出演は「007/スペクター」のモニカ・ベルッチなんかが出てます。


















ってことで早速中身を紹介したいんですが、いたってシンプル。




冒頭述べたように、聖書に書かれているユダの裏切り→イエスが十字架にかけられ処刑される→復活






というのが忠実に描かれます。










そして「あ、イエス復活したな」というところで終わります。



















★感想★
え~「そんな事を言うならお前は映画の批評はするな」というバッシングを覚悟で申し上げます。










よくわかんないです。

















ごめんなさい。







まぁ色々述べていきますが、敬虔なクリスチャンの方はここから先は見ないでください。気分を害する恐れがあります。申し訳ないけど。
そして見ていただく方にも前提として押さえておいていただきたい。決して僕はイエス・キリストを小ばかにする気は一切ないと。何かそう見える部分があるかもしれませんので。



まず前提として僕の宗派というか信心深さみたいなのをお伝えしますと・・・。
まずもってキリスト教徒ではないし、イスラムでもなければヒンドゥーでももちろんないし、エ○バとか天○教とか創○学会とか○L教団とか幸○の科学とか全く関わりありません。
強いて言えば「多分仏教なんじゃね?」くらいなもんで、お葬式とかでも慣習に習って両手を合わせてお祈りとかはするけど、普段から毎日欠かさず仏壇にお参りするわけじゃなく、でも何となく墓参りとかは大事な気がするし、先祖とかは大事にしたほうがいいよねっていう考えがうっすらある程度です。つまりは信仰心0じゃないけど100までは全然無い、みたいな感じです。
そのくせ自分が困ったときは「神様~」とか言っちゃうような、どこにでもいるペラいヤツです僕は。

早い話が、「神」とかっていうものをガチで述べられてもイマイチピンと来ないし、肯定はできないけど真っ向から否定もしない・・・ってとこですかね。


だから見る人が見れば物凄く信仰心の薄い罰当たりな人間に見えちゃってると思います。


まぁそんな感じでいわゆる「宗教」というものには割と無頓着な人間であります。

















前置きが長くなりましたが、そんな薄っぺらい人間が図々しくもこの「パッション」という作品について無謀にも述べようってんです。はい。








監督のメル・ギブソンって人はとにかく敬虔なクリスチャンで、10年以上にも渡る長い構想の末に私財をばらまいて製作したらしいです。とにかく作りたかった作品って事ですね。




ご想像に容易いと思いますが、本当にこの映画はイエスの最後の12時間を描いただけの作品なんです。本当にこれだけ。
なので後はそこの描写の仕方がどうなんだってことになるんですが、う~ん・・・なんか言葉にするのが難しいです。
作中半分以上の長い時間、イエスは鞭打ちとかで虐められるわけなんですが、まぁ確かにそのシーンは凄惨ではあります。で、その部分っていうのが信者の方には相当衝撃に映るんでしょうね。上映中にショック死をした人がいるってんだからマジ凄いですよね。僕なんてショックを受けるどころか「ムカデ人間のがグロいな」くらいにしか思えませんでしたから。
単純にそういう部分だけ切り取るとパンチとしては普通なんですよ。ただ、「イエスが」っていうところが勿論ミソで、全然信者ではない僕にしたって「何だかなぁ」っていうか、んーホントに何て言うのか。ただの架空の人物が虐められてるだけなら「痛そー」で片付けれるんですが、世界中誰でも知ってるであろう有り難い人物のイエス・キリストがそんな目に合っちゃってるっていうのは多少考えさせられるものがあるし、何か胸の奥底の自分でも触れれない部分にジャブを打たれている気分になりました。これは恐らく、僕の中に少しだけある信仰心を揺さぶる何かなんでしょう。





じゃあ信仰心0にして罰当たりな感想を言うと、「キリストは自分で自分が復活するって分かってるから別にいいかって思ってるんじゃね?」っていうものはありました。すいません。はい。
もうね、いちいち罰当たりとか何たらを言ってると「パッションサイコー!!!!」としか言えなくなるので勘弁してください。僕もデリケートな話をしてるってわかってるんで、あんま活字にしたくないです正直!

とにかくデリカシー無しにバンバン言っちゃうと、拷問シーンが長い!拷問っていうか、イエスが十字架を自分でゴルゴダの丘に運ぶんですが既にヘトヘトなんですよ。生きてるのが奇跡ってくらい。なのに周りの兵士ときたら「早く運べやぁ!」と鞭で追い討ちをかけるんですよ。これが長い。

倒れるイエス。鞭打つ兵士。辛辣な表情で見守る関係者。鞭打つ兵士。起き上がるイエス。鞭打つ兵士。痛がるイエス。鞭打つ兵士。倒れるイエス。鞭打つ兵士。辛辣な表情で見守る関係者。以下、繰り返し。

こんな感じでとにかく長い!!お前らが鞭打つから時間かかるんだろ馬鹿ヤロウ!と何度思ったことか。単純に映画としてだけ見ると「話の展開おっそ。」です。同じことの繰り返しを見てるだけではっきり言っちゃうと退屈ですね。もうわかったから、と。
ここのシーンの効果っていうのは、イエスを面白半分に虐め尽くす兵士達を物凄~~~く悪いヤツに見えるようにしてるところにあると思います。ここを代表的に、とにかくユダヤ人を悪く見せようとする意思を感じなくもありません。ということで当然バッシングが殺到したらしいですけどね。まぁこれはしょうがない。そう見えるもん。






作品全体通して言えるのは、「皆さん聖書に関してはもちろん読破済みですよね?」っていう前提で物語が進められるので、「え?コイツ誰なん」っていうのがあまりにも多すぎます。正直僕ユダとマリアくらいは知ってますけど他の人はよくわかんないんで、「何か聖書に出てくる人なのかな」という推測で見るしかなかったので、やはりピンと来ない。






とどのつまり、楽しむ映画というよりは一種の啓発的なジャンルというか、学術的な観点で多面的に考証するのがぴったりな作品な気がします。「第七の封印」とか「ジャンヌ・ダルク」とか似たような作品は前にも紹介しましたが、デリケート度は格段に上ですね。



そういった意味では、キリスト教信者の方からすると僕が前述した退屈と言える部分も物凄く胸打つ何かを感じれるかもしれませんよ。もしくは信者じゃなくても聖書の内容には興味がある人とか!

残念ながら僕はどっちにも該当しませんでしたので、むう・・・でした。

















宗教の違いが様々な争いを生んでしまう悲しい昨今、見てみるのもいいかもですよ!!












お試しあれ!!











パッション  2004年  アメリカ



ジャンル:ドラマ
  監督:メル・ギブソン
  出演:ジム・カヴィーゼル
     モニカ・ベルッチ



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