プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

邦画

無限の住人

どうも!!僕です!!久々の更新でございます!!


今日はこちら!!



「無限の住人」です!現在公開中の時代劇アクションで、同タイトルの人気漫画の実写映画化作品。不老不死の体を持つ主人公が、逸刀流という不良剣客組織に父親を殺された凛という少女に用心棒を依頼され、逸刀流との激しい戦いに身を投じていく・・・というお話です。


監督は三池祟史。このブログでは「クローズZERO」シリーズを紹介しました。

主演はそう、皆さんご存知キムタク。以前「SPACE BATTLESHIP ヤマト」という屈指の駄作を紹介しました。今回の作品の知名度がそこそこあるのも、結局のところこの人の影響が大きいでしょうね。SMAP解散後初の映画主演で、俳優木村拓哉としての真価が問われる作品です。

その他出演は、杉咲花・福士蒼汰・市原隼人・戸田恵梨香・市川海老蔵などなどとても豪華です。製作陣にも「ラスト・エンペラー」のプロデューサーとして有名なジェレミー・トーマスが参加していたりと、なかなかの気概が伺えます。















話の展開としては、まぁ皆さんが想像するとおりで、お侍さんたちがギッタバッタとやり合う・・・っていうお話です。省略。











































★感想★
まず大前提として言っておきますが、漫画の実写化において「原作と比べてどうだ」という論評はしないようにします。これは今作だけじゃなくてね。ジョジョとかも見に行こうと思ってますけど、どんな有名作品の映画化だとしても、「映画単体としてどうか」っていう目線で僕は見てますのであしからず。

ってことで今回の作品がどうだったかというと、「不死身って何?」っていうのが一番ですね。僕のイメージとしては不死身っていうのは腕がちょん切られてもすぐブシュッって新しいのが生えてきて、痛みとかも全然感じない、まさにバケモノっていうものだったんですが、今作における不死身ってのは本当にあくまで「死なないだけ」って印象。切られたら普通に痛いし、血もバンバン出るし、フラフラもします。「え?キムタク死ぬんじゃね?」って思うほどです。とは言ったものの「まぁ死なねーんだろうな」とは思って見てましたけどね。

っていうか作品全体として、ストーリー展開に信憑性を持たせる裏付けが全く無いんですよね。万次が凛の為に逸刀流と戦う理由とかもマジ意味不明です。「死んだ妹に激似だから」的な雰囲気出しるけど、その死んだ妹も実は妹じゃなくて殺した相手の嫁さんで、精神崩壊してたからずっと一緒にいて面倒見てあげてる・・・という。「ベルセルク」でいうところのキャスカ状態になってるわけですよ。意味不明な行動を理由に更に意味不明な行動に出るという意味不明インフレが起きちゃってます。ここらへんは時間をかけて描けばそれなりに見てる側の心情に色々と訴えかけることもできたのかもしれませんけど、何にせよ描写が少ない。恐らくは、原作に則ったストーリー展開を無理矢理2時間半の中に詰め込んだからなんでしょう。まぁよくある話ですよ。

ここらへんが理由でおかしい所が色々あってですね、逸刀流の剣士たちのバックボーンとかも全く見えてこないんですよ。で、恐らくそこらへんは三池監督も気づいたんでしょうね。よりにもよってその登場人物の歴史を本人に説明口調で喋らせるというマジックをやってのけるんですよ。「俺は百姓の息子で・・・」とか言って。馬鹿かと思いましたよホント。キムタクが「お前のことなんか聞いてないです!」とツッコミを入れた瞬間はちょっと笑いそうでした。
ルックスもそうですし、武器とかも魅力的なのを持ってる人が多かったんですが、描写が少ないせいで全部すべってましたね。逸刀流当主の天津ですら、「すげぇ重そうな船の錨みたいなの持ってるけど馬鹿なのかな」って思えちゃいました。逸刀流という団体自体が、馬鹿と百姓の息子とロリコンがいる集団っていう風に見えちゃうんですよね。魅力的なグループというよりは、単なる変わり者の集まりです。

と同時に主人公万次ですらもちょっと魅力が弱かったです。作中通してのこの人の印象は、「本当はそこまで強くはないけど不死身になったおかげでちょっと強くなった人」なんですよね。
僕が期待してたのは、不死身になったのを良いことに防御のことなんか一切考えず、切られながらもバシバシ斬りまくる・・・!!という痛快お侍エンターテイメントだったんですが・・・。蓋を開けてみるともう痛がる痛がる。「う・・・・うぉ・・・」とかずっとうめき声上げてるし。「お前どうせ死なねーんだから心配すんなよ」と言ってあげたくなります。


詰め込み過ぎ問題で言うと、やはり個性豊かな逸刀流の敵たちがあまりにも扱いが雑でしたね。みんなポッと出てすぐ死ぬ感じ。個人的には市原隼人演じる尸良(しら)というキャラが一番雑だったなと感じました。呼んでないのに2回も出てきて暴れまわった割りに「結局何だったのか・・・」という残尿感しか残りませんでした。最後腕がカニみたいになってましたからね。「テラフォーマーズ」のロシアの人のコスプレって感じでした。


殺陣自体もかな~り退屈でした。相手の一太刀をガードする→腹or首を切るor刺すの繰り返しです。いかんせん最終決戦は敵の数が多いもんだからもう繰り返す繰り返す。最近「ワイルド・スピード アイスブレイク」を見たばっかりだったから余計につまんなく感じました。もっとジェイソン・ステイサムみたいにパルクールっぽい動きとか色々してよ!!!と思いましたけど、時代劇には無理な注文ですかね。







ささ。こっからはキムタク問題について触れていきますね。ご存知の方も多いかもしれませんが、この「無限の住人」なかなか興行収入がよろしくないみたいです。僕が行ったときも地元で一番大きな劇場に行ったのですが、その中で一番小さいスクリーンに追いやられ、その中でもお客さんはチラホラ・・・。3割くらいしか埋まってなかったです。
エンターテイメント業界の専門家から言わせると「キムタクの時代は終わった」とか「ジャニーズ事務所側がうんぬんかんぬん」とか色々言われているわけですし、ネット上でも「キムタクがほにゃらら」とか色々言われてますよね。
確かに今作でのキムタクの演技がどうだったかと聞かれれば、「んー・・・まぁ・・・キムタクだよね・・・」としか言えないです。新境地を切り開くものは感じられなかったし、彼特有の「軽さ」みたいなのも健在でした。このポップさみたいなのは彼の魅力ともいえる部分ですし、「まだそれやってるの?」と言われてもなかなか難しいもんですよね。
僕のスタンスとして、アンチキムタクなのか応援する側なのか。どっちなのかと聞かれても「どっちでもない」としか言いようが無いです。歌がうまいわけでもないのによく売れるなーとは思ってましたけど、別にSMAP好きでも嫌いでもないですし、解散も嬉しくも悲しくもないです。
そんな僕が今回の作品の責任的なものがどこにあるかと聞かれれば、僕は製作陣が悪いと思いますね。さすがに時間的スケールに無理があったと思います。ここはるろ剣みたいに2~3部作品じゃないと難しかったかな。でもそこまで有名でもない作品をそこまでするのもなかなか難しかろうし・・・とは思いますが、尺的に難しかったとしてもどうにか何かを削ってそれを補う何かを足さないと、もはや作品として成立してない域まで達するレベルですよ。
少なくともキムタクが「そういう部分を個人的なパワーでどうにか補える役者ではない」ということはわかりましたが、今作単体としての欠点の部分はもはや役者でどうこうできるレベルではなかったと思います。これをワイスピとかガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとか帝一の国とかクレヨンしんちゃんとかと同じ時期にぶつけて来るなんて正気の沙汰じゃないです。勝つ気ナッシング。






ギリッギリ見れる作品です!












不死身ってのは大変だなと思った僕でした!!




















お試しあれ!!







無限の住人   2017年  日本

ジャンル:アクション
  監督:三池祟史
  出演:キムタク   他

ビリギャル

どうも!僕です!!


今日はこちら!!
ビリギャル




「ビリギャル」です!2015年の日本映画で、ベストセラーノンフィクション「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」の実写化作品です。





監督は「いま、あいにゆきます」「涙そうそう」の土井裕泰。最近で言うと「逃げ恥」の演出もしてたみたいですね。

主演は「あまちゃん」の有村架純ちゃん。その他出演はチビノリダーこと伊藤惇史。意外とこのブログ初登場。後は目ぼしいところで言うと仲間由紀恵の旦那さんの田中哲司や、吉田羊、安田顕ってとこでしょうか。







ってことで中身。








虐められっ子の小学生さやか(山田望叶)は、私立の中学へ転校
    ↓
勉強しなくても大学までエスカレーターなので、さやかは色気付き始める
    ↓
全く勉強しなくなったビリギャルさやか(有村架純)が出来上がる
    
さやか




周りの大人は父親も含めてさやかを屑呼ばわり
    ↓
タバコで無期停学になったさやか、大学へエスカレーターできないかも説
    ↓
じゃあ塾へ行って別の大学へ行こう!
    ↓
塾講師坪田(伊藤惇史)と出会う
    ↓
坪田、さやかの馬鹿さ加減にやや戸惑うも無理矢理目標設定
    ↓
慶応大学を目指すことに














こんな感じで、さやかの受験生活がスタート。
周囲に支えられながら、さやかは高2の夏休みから猛勉強。





そしてついに慶応大学へ合格を果たしたのでした・・・。














おわり
















★感想★
号泣。号泣でした。凄く良い作品でしたよ。
何が良いのかっていうと、この作品には特別な事象ってのが一切無いと思うんですよ。単なる名古屋の下町の話で、平たく言うとスーパーマンが1人もいない。極めて卑近な世界の極めて卑近な人間達のお話なんですよ。
強いて言えば講師の坪田とお母さんのあーちゃん位が凄い人間かなって思うけど、見方によっちゃさやかの友達もすごいし、お父さんや弟、妹にだって凄さはある。そしてその凄さっていうのは実は我々一般人達も経験したことある、もしくはこれから経験しうる凄さなんです。凄さ・・・ってのはちょっと違いますね。「強さ」って感じかな。
そして登場人物全てに共通するその強さっていうのは、ずばり「滅私」ですね。これに尽きると思います。



母・・・一番菩薩に近い。いつでもさやかの味方。授業料の為に夜のパートもはじめる。
父・・・自身が叶えられなかったプロ野球選手と言う夢を長男龍太に託す。プレッシャーをかけすぎて龍太はパンクするが、その事を受け入れ今まで放置してきたさやかの為にプライドを捨てて尽力。
龍太・・・親父のプレッシャーを跳ね返せず野球の道を挫折し半グレとなるが、さやかのお陰で秒速で更生。親父には今までのお礼を言い、実家の車屋を継ぐ決意をする。
まゆみ・・・さやかの妹。蚊帳の外感が凄いけど、何一つ文句を言わない。
坪田・・・どうしようもない学力のさやかを見捨てず、常に寄り添いながらわかりやすくモチベーションをアップさせる。他の塾生にもそれぞれに合った接し方をする教育者の鑑。彼らの趣味の把握のためなら、睡眠時間も惜しまない。
さやかの友達・・・常にさやかと夜遊びをしていたが、さやかの勉強の邪魔にならないよう受験が終わるまではあ遊ばない宣言。もちろん絶交ではなく、ただ待っているだけ。陰ながら応援をする。




どうですかこの滅私軍団。凄いですよね。滅私。やろうと思えば誰でもできること。しかしそれが実は何より難しい!大人なら誰もが知っていることです。



そして一番の滅私がもちろんさやか。
皆多かれ少なかれ経験ありますよね。勉強というものの苦しさっていうのを。それを!あの!あのさやかが!しかも慶応!
たとえ担任に馬鹿にされようと!!
たとえ父親に馬鹿にされようと!!
たとえ弟に馬鹿にされようと!!

彼女は続けるわけです!嫌いな勉強を!!



この周りからの罵倒を、さやかは持ち前の軽さでいなしていくわけです。そしてドンドン学力はアップ。

しかし元々低い偏差値を上げるのは、恐らく超絶デブがダイエットをするのと一緒で最初は割とサクサク行く。しかしある時壁にぶつかります。伸び悩みですね。

サイドストーリー的に父親と龍太の親子野球劇場もあるわけなんですが、同時期にこの親子鷹も崩壊します。
こっちの話がまた良くてねぇ。もうめちゃくちゃ染みるんですよ。心に。
「親」というものの切なさと、「高校生」という大人とも子供とも言えない絶妙な年齢の切なさ。



親思う 心にまさる 親心





この句がぴったりですかね。しかし子供だってちゃんと考えてるんだぜぇ。そう言いたくなる様な一幕です。


メインストーリーとサブストーリーが同時期に壁にぶち当たりますが、方向は違えど共にハッピーエンドとなります。
僕はこう命名します。スクラップ&ビルド型ファミリームービーです。これっきゃない。家族の絆って強いんだなぁ。うんうん!って感じです。




作品全体として非常にリズムが良いんですよ。かと言って妙にサクサク行き過ぎてる違和感も無いし、けれでもうざったい心に残らないしょうもない語りシーンとか変な間とかほぼ無いです。強いて言えば、さやかが政策学部の合否を確認するシーンの間延びがやや気になったくらいです。「いや、受かってるんでしょ。知ってるからそこは。」となりました。
ただここはちょっと良くも悪くもで、受験って合格の瞬間の喜びを想像して頑張るわけじゃないですか。だからこっちはそこを早く見たいのに、あえて「焦らし」たとも思えますね。坪田と喜ぶシーンはめちゃくちゃ泣けましたし、何より「やるな」と思ったのは最愛の母、あーちゃんと喜ぶシーンを一切見せないんですよ。ここは確かに想像を膨らませたい部分でもあるし、見せない美学ってとこでしょうか。その分あーちゃんとクソ親父が抱き合うシーンがありまして、もうここは完全に堤防決壊です。






エンディングもすっごい良くてね。サンボマスターの「可能性」って曲をキャスト達が歌いながら終わります。ここまで抜かりが無かったからこそ、「良い映画だったなー!!!」と気分良く終われたんだと思います。




俳優陣もなかなか良かったです。有村架純ちゃんが意外にハマり役でしたね。清純そうな顔つきの子が色気づいてる事で余計に「本当は良い娘」感がなかなかあったと思います。いちいち「○○っしょ?」って喋るとことかも、何かそれらしく思えましたね。伊藤惇史も良かったですが、僕の中では田中哲司が一番良かったんです。この年の日本アカデミー賞では何も受賞してないみたいですが・・・。まぁ役どころがアレだしね。








ということで久々にべた褒めな作品でした。
「頑張るって大事!」と思える、勇気をもらえる作品でしたね!誰でも普通に楽しんで見れる作品と思いますよ!









お試しあれ!!












































ビリギャル  2015年  日本




ジャンル:ドラマ
  監督:土井裕泰
  出演:有村架純
     伊藤惇史
     吉田羊
     田中哲司
     安田顕



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怒り

どうも!僕です!!


今日はこちら!!






「怒り」です!現在公開中の日本映画で、夫婦殺人事件の犯人が整形しつつ逃亡している最中に3ヶ所に現れた3人の素性の知れない男とその周辺の人物との人間模様を描いたサスペンスです。原作は吉田修一の同名小説。




監督は「悪人」「フラガール」の李相日。「悪人」に続いて2度目の吉田修一作品の映画化担当です。





主演・・・は誰なのかな。主要キャストという名目で紹介します。


渡辺謙
宮崎あおい
松山ケンイチ
妻夫木聡
綾野剛
森山未来
広瀬すず



ってな感じです。全員が主役級の活躍をしてますよ。

というか主役を張れる程の実力派ばかりで、それもそのはず。映画化にあたり、原作者の吉田修一が「オーシャンズ」みたいに豪華キャストでよろしく、とお願いしたらしいです。意外と図々しいですよね。

















ってことで中身。今作は通常の作品以上にネタバレすると面白みが半減する作品なので、くれぐれも気をつけてご覧ください!!



















サクッと説明しますと、あらすじ通り殺人事件の犯人が捕まらない状態のまま素性の知れない3人の男が現れます。




①勝浦市:漁港で働く槙(渡辺謙)と彼の娘で元風俗嬢のメンヘラ女愛子(宮崎あおい)の所に、素性の知れない従業員田代(松山ケンイチ)が現れる


②東京:ガチホモの優馬(妻夫木聡)がハッテン場にいると、素性の知れないガチホモの直人(綾野剛)が現れる


③沖縄:離島で暮らす泉(広瀬すず)と辰哉(佐久本宝)の前に、辺鄙な場所で暮らす素性の知れない男田中(森山未来)が現れる





さぁ、田代・直人・田中のどれが犯人でしょう!!!























という映画です。



設定の設置と共に、三者三様の人間模様が描かれます。
それぞれ周囲が「もしかして犯人かも・・・」と思い始め、そして彼らを信じるか信じないかのターニングポイントがやってくるのです。





































ちなみに犯人は田中です。彼が辰哉に殺されて、映画は終わります。




















おわり




















★感想★
面白かったです。作品通しての冷た~~い感じが良かったですね。
一番良かったのは正直音楽。僕この作品についてあんま下調べせずに見に行ったんですが、すぐにピンと来ました。やけに音楽がいいなと。そしてやけに「レヴェナント」っぽいなと。もうスーパービンゴでね。音楽が坂本龍一のアニキでしたよ。いやー凄かった。彼の挿入歌はなんかもの凄いパワー持ってますね。バイオリンとかギターとか打ち込みとかをピーヒャラピーヒャラやるだけが音楽じゃないし、空間を自由自在に操り間を空けつつブォオオンとシンセの音を要所に入れるだけでこうも物語に重厚感を与えれるんだという事をこれでもかと言うくらい証明してくれてます。僕の中ではハンス・ジマーとの二大巨頭って感じです。

音楽の話ばっかで悪いですけど、槙と愛子が田代が殺人犯だと疑うんですよね。で、愛子と田代が同棲していた部屋に警察を呼んで指紋を採取してもらって、その鑑定結果がようやくわかる・・・というかんなりドキドキするシーンがあるんですよ。
警察が結果を伝えるときに音声は別のシーンに飛び、槙・愛子・刑事の映像だけが進む。そして刑事が何て言ってるがわからない・・・。崩れ落ちる槙・・・。泣き喚く愛子・・・。そしてこのシーンになった瞬間に今まで静かだったBGMが急にドーーーーーーン!!!!!!です。もう見てる側も愛子同様「うああああああああああああああああ」となっちゃいまして、正直僕はもの凄く鳥肌立ちました。っていうか記事書いてる今も思い出して鳥肌立ってます。それだけ鑑賞最中は作品の世界に入り込んでたって事なんでしょうね。とは言えここはBGMの力が凄かった。ドーン!ですからね。2CELLOSのアルバムを買いたくなっちゃいましたぜ。




で、まぁ結局田代は完全にシロなのでこの演出はミスリードっちゃミスリードだったんですけどね。「え?違うの?」みたいな。ただここはやっぱ槙が崩れ落ちて愛子が号泣っていうのも超納得です。だって愛娘の愛する人が殺人犯かもしれないんですよ?愛した人が殺人犯かもしれないんですよ?その究極の疑念が晴らされたらそりゃ力抜けるし泣きますよね。テレビでドッキリがわかった瞬間に泣いちゃうタレントと一緒です。



というかそもそもあらすじの時点で容疑者がたった3人なもんだから、まぁミスリードの多いこと多いこと。良くも悪くもわかりやすく、そして時に納得いかないところもしばしばです。例えば、直人が前髪を切るシーンがあるんですが、ここは犯人の家の洗面所に切られた髪が放置されてあったところとのすり合わせですね。でも実際は直人は犯人じゃなかったんで、じゃあなんだったのよとか。まぁ結局直人は死ぬんで、死ぬ前の何か身の清めとかそういったところで落ち着くんですかね。



こういったところはほんの一部で、要するに僕の中では「面白かったけど諸手を挙げて高評価できるものでもない」って感じなんですよ。いや、いいんです。かなりいいんですよこの作品。作品全体の雰囲気とかすごい好きなんで、だからこそ余計に物語上の細部のつじつまをこれでもかってくらいブラッシュアップして欲しかったんです。

だいたい犯人田中の元同僚がなんでそこまで田中の性格とか動機とかっていうのを正確に把握してんだよとか、そもそもピエール瀧をはじめとする警察はただの無能でしかなかったとも思えるし・・・。なんかキャラ立ちの良さ、一人ひとりのキャラの魅力が強すぎてもはやストーリーが追いつけてないのかとも思えました。





くどくど言うとキリが無いです!しかし全体的にはホント良いですよ!日本という舞台で日本人が物語を推進して日本人の心を打つ、(まぁまぁ)素晴らしい作品と思います!









お試しあれ!!



怒り   2016年  日本

ジャンル:サスペンス
  監督:李相日
  出演:渡辺謙
     宮崎あおい
     妻夫木聡
     綾野剛
     森山未来
     広瀬すず

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君の名は。

どうも!僕です!!

いやぁ~公私共にバタバタしてまして、なかなか更新できませんでした!すいません!

ようやく落ち着いたので、またバンバン更新していきたいと思いますよ!決して終えたワケじゃないんで、今後ともよろしくでございますよ!





ってことで久々の更新はコチラ!!

 



「君の名は。」です!

現在公開中のアニメ作品。彗星の接近が迫る頃、ド田舎の女子高生と東京の男子高生の中身が入れ替わって・・・というお話。
なんか興行収入的に絶好調で、作中のシーンと同じ風景を撮りにロケーションまで出向くマニアが続出してるらしく、結構話題の作品ですよね。アニメに興味無い人も、「さすがにちょっと気になる」って人結構いるんじゃないかな。僕もその1人です。



監督は新海誠。「秒速5センチメートル」で有名な人です。
CV陣、主人公瀧くんを演じるのは神木隆之介くん。もう1人の主人公三葉を演じるのは上白石萌音タン。2人とも映画もアニメ声優も経験があり、それなりの実力者を据えたキャストです。
あと目ぼしい所は、長澤まさみ、市原悦子なんかも出演しています。















★感想★
まだまだロングラン公演の予感がするので、ネタバレは控えめにしときます。
総評というか、まぁ結論から言うと・・・・






普通です!






思ったより普通!





いやこれはね、まぁ単に僕のアニメ映画の経験値・ものさしが少ないってのは絶対的にあるんですが、それを差し引いてもなんか普通な気がします・・・。良くも悪くもね。
構成としては結構良かったですよ。最初の30分くらいかけてのプロローグ的な部分。最初の設定的な部分というか、「ん?これ入れ替わって・・・ないのか?ん?どゆこと?」みたいなのを、両主人公とともに観客も把握していくワケですね。んで完全に把握し切れて来たかな・・・って時にBGMドーーーーン!!!みたいな!RAD WIMPSヒウィゴーーー!って感じでね。
まぁBGMに関してちょいと残念だったのは、CMでも使われてる「君のゼンゼンゼン♪」っていう歌が1回しか使われなかったことですね。他のRADちゃんの曲は割としっとりめで・・・。メインテーマって感じではなく単にRAD WIMPS推しなんだと思って。まぁこれは完全に個人的な感想ですけどね。
で、ストーリーとしてはまぁ思ったよりシリアスな展開になるんだなと思いました。なんか謎解き要素があるどころか時系列まで動かしだして、なんか意外と頭を使いました。
で、これはね、もう僕が悪いことを承知で言います。「そういうところをツッコミたいならこの手の作品は見るな!」と言われる前提で言います。

色々考えさせといて、結局裏づけの無い要素を無理やり用いて解決されても困る。



ってことです。見た人にはわかると思いますが、「口噛み酒」問題ですね。なんかあれを飲んだ瞬間ギュイーーーーンってタイムリープしだしてさ。いやいやミステリアスのまま残しておいても良いんだけど、あれって起承転結で言うと転から結へと推進するためにすんごい重要なキー要素と思うんですよね。それを市原悦子の妙な意味深発言を伏線的配置に持っていったことで理論武装されてもまぁ納得できるものではありません。





基!!!







そもそもこういう点は、「中身が入れ替わってる」っていう最大の謎が解明されてない時点で、そういうところを紐解いて楽しむ作品じゃない!!ってのが十二分にわかりますので、ここで作品の評価を左右させるのはナンセンスってなもんです!すいません!!失礼しました!!








っていうかぶっちゃけ言うと、この手のアニメを映画館で見るっていうのが多分初めてだったんですよね僕。クレヨンしんちゃんとかディズニーを除いてね。




そんな僕の正直な感想としては、「日本のアニメ技術すげぇ」ってのが素直な感想ですよ。
彗星がファァァ~~~~って流れるシーンとか、太陽光がキラッとするシーン1つ取っても、実写には無い独特の美しさがあったなって思います。そういう所は見れてよかったなって思いましたね。多分映画館だからあそこまで綺麗に見えたと思うんで。



で、いよいよ最終発言をするんですが。



僕にとっての「君の名は。」の感想はこれに尽きます。



































大人がそこまでハマるもんかね?
























です。


作品トータルして、非常に良い所はたくさんあるんですよ!ただね、その全てが高校生が故の詰めの甘さだったりとか未熟さみたいなのに起因していて、要するに全てが甘酸っぱ過ぎる!!
終盤、三葉が「名前(瀧くんの)が思い出せない~~」ってなって、「あ!さっき手に名前書いてもらったわ!!」ってなって、確認してみたら「すき」って書いてたっていうシーンがあるんですよ!
非常に良いシーンだし、感動的だし、正直僕はちょっと涙腺緩みました!!ただ同時に思ったのは「クソ餓鬼が!!!!!」です。あのー事態が事態で、大勢の人の命が懸かってる状況なんですよね。もちろん瀧くんはそのこと承知ですよ。この非常事態に人の精神バランスおかしくさせてんじゃねぇ!!っていうか話と違うだろ!!名前書くって言ったじゃん!!!

正直好きな人の手に「すき」って書くのはやっぱさすがに甘酸っぱすぎましたね。






僕の心が汚れてるだけ?そう思いませんでした?
















では特に男性諸君。よく考えてほしい。自分が高校生の頃に遡ってよく考えてほしい。









Q.朝起きたら女子高生になってました。どうしますか?





A.少しだけおっぱいを触る。













そんなはず無いだろ!!!!!それは良くて中学生までの話や!!!!!
ましてや瀧くんは東京の高校生!いろんな面での知識は確実に優れてるはず!童貞だけど!!



それを少し申し訳程度に、朝寝ぼけ眼の段階で軽いマッサージで終わらせるなんてナイナイナイナイ!!これはナイわ!!


面識があるなら別ですが、序盤は無いですからね。もっとすんごいことになりますよ普通は。これは瀧くんに乗り移った三葉ちゃんにも言えるけど、彼女は田舎モンだからホントに何もしてない可能性アリ。女子だし純粋そうだし。思春期の男の子には、純粋とかっていうものを遥かに超越した魔力が働くはずですよ。






しかもここをギャグ要素に何度か取り入れちゃってね。四葉ちゃんの発言は面白かったけど、やっぱ何か甘酸っぱ過ぎる。というか端的にヌルいですね。僕の前の席のハゲオヤジはその部分で何度も声出して笑ってましたけどね。どうでもいいけど。








とにかく一時が万事、全てがこんなバランスで出来てますこの作品は。
要するに、高校生という子供とも大人とも言えない絶妙な複雑さを持つ年代の彼ら・彼女らが、その年齢が故の当然のしがらみを小脇に抱えながら、でも自分自身の希望・願望を押し通し、そして時空をも超越した瀧・三葉の2人が名前も知らない恐らくは愛する人に力を借りながら、そして引き寄せられながらに奇跡を起こす。時が経ち、2人は遅ればせながら名前も知らない状態で再び運命的に出会う・・・。というお話なんですね。





ちょっと気になったのは、実は三葉ちゃんは以前一回瀧くんに会いに来てたんだけど、それは時間軸がずれててまだ三葉ちゃんの存在を知らない瀧くんだった・・・ってとこがあるんですが、あそこがちょっと不思議でね。
彗星が落ちて死ぬ前日に三葉ちゃんは東京に来たんだから、時差は3年ってことになります。3年前に彗星の事故があったって言ってたからこれは間違いない。高校生の瀧くんの3年前だから、瀧くんが高3だとしても中3。もし瀧くんが高1だとしたらなんと中1ってことになります。著しく成長するこの年頃って、3年の誤差はかなりの誤差と思うんだけどなぁ・・・。三葉ちゃん瀧くんの顔の違いとか声の違いとかわかんなかったのかなぁ・・・。とか1人で考えちゃいました。まぁ年とか学年とかまったく触れられないから考えてもどうしようもないんですがね。こういう細かいところ言っちゃダメですね。自粛。










まぁ良い話なんだけどさ、なんだかなぁっていうか、少なくとも心は打たれない作品でした。意外と頭をからっぽにして見れる作品でもないし、なんかねー・・・。
普通です!普通!

っていうかね、ぶっちゃけ集中力が普段の75%くらいになっちゃってて、多分見落としてるところ多いと思います。すっげぇ間違ってるコト言っちゃってたら許してください。




まぁ何回も見れば色々発見があるらしいし、好きな人は全然好きな作品じゃないですかね!






この作品を見て感動するには、僕はもう心が穢れすぎました・・・。















お試しあれ!!




君の名は。    2016年   日本


ジャンル:アニメ
  監督:新海誠
  出演:神木隆之介
    上白石萌音
    長澤まさみ
    市原悦子




 

劇場霊

どうも!僕です!!

今日はこちら!!






「劇場霊」です!

現在公開中のホラー作品で、AKB48のぱるること島崎遥香が主演していることで話題の作品。監督は「リング」シリーズの中田秀夫です。
その他出演は足立梨花や劇団EXILEの町田啓太など、人気役者が露骨に起用されてる感じです。




ちなみにこの作品は同監督のデビュー作「女優霊」という作品のリメイク作品です。













あ、今回はネタバレももちろんですがAKBファン特にぱるるファンの方は見ない方がいいと思います!















では中身。





若手女優の沙羅(ぱるる)は、欧州貴族の殺人鬼エリザベートを題材とした舞台に出演することになります。
若手女優の世界っていうのはなかなか厭らしいもので、汚い人間ドラマみたいなのが繰り広げられていきます。


稽古中のある日、女性スタッフや警備員などが謎の死を遂げ、劇場全体が不穏な空気に包まれます。




そしてその矛先はついに主人公エリザベート役の葵(高田里穂)へ。彼女は何故かひとりでに動き出す小道具のマネキンに追いかけられ、屋上から足を滑らせて死んでしまいます。




意外と全員切り替えが早いもんで、主人公の代役は沙羅に回ってきます。ところが沙羅は
  • マネキンが明らかに何か変だと気付いている
  • S○Xしようとした脚本家(小市慢太郎)からの誘いを断ってしまう
以上の点から主役の座を降ろされてしまいます。


沙羅の代役は香織(足立梨花) に決まりますが、どうしてもマネキンのことを調べたい沙羅。スタッフの和泉(町田啓太)と共に、人形の製作者のところへと向かいます。




彼の話を聞くに、どうやら呪いっぽいということがわかりますが、解決策は「わからない」とのこと。


とにかくヤバいってことで、2人は再び劇場へ戻ってきます。






戻ってくるとちょうど舞台のプレ本番みたいなことをしているところでしたが、焦る沙羅はお構いなしに舞台に突入。



当然一悶着あるんですが、いろいろあってついにみんなの前でマネキンが暴れまわります。








「ちょうだい・・・」

















「ちょうだい・・・」




























「何を?」とは当然誰も聞かず。劇場内をみんなが逃げ回りますが、スケベ脚本家は殺されてしまいます。
















わりとあっさりめの捕物の末、最後は沙羅が「ちょうだいちょうだいって・・・・あげないんだから!!」というあまりにもどストレートかつ単調な映画史に残るキメ台詞と共に、普通に尖ったモノをぶっ刺すという呪いなんて全く関係ない殺し方で事態は終息します。














1年後、沙羅は女優として着々と成功を収めていき、多くの仕事をもらえるように。
しかし彼女のロケ現場には、まだ例のマネキンの顔が残っているのでした・・・。














おわり



















★感想★
まずざっくりした印象を言うとですね、「そこそこの人が見に来てそこそこ金儲けできればいいかな」くらいにしか思ってない作品だなと思いました!ここまで雑~な印象の作品は稀です僕の中で。
いろいろ納得のいかないことが多すぎまして。

まずね、人の死が軽いんですよ。めっちゃくちゃ。
だってさ、劇場内で変死体が発見されたら当然警察が来ますよね?するとスケベ脚本家が「稽古したいからもういいでしょ?」みたいなこと言ってすぐ舞台にスイッチ切り替えるんですよ。
いやいや、普通に考えて現場検証とかもっと時間がかかるんだから全然稽古どころじゃないでしょ。しかも警察も「む、むぅ・・・」みたいな事言って静止できてないんですよ。この無能刑事が!
その後主人公役葵が死んでも、沙羅以外は「何で死んだか」よりも「次の主役は」ってとこに目が行っちゃってサクッと葵のこと忘れちゃってるんですよ。いやいや、確かに葵はちょっと嫌なヤツだったけどせめて通夜には行ってあげて。
っていうかさ、マネキンが襲ってくるんですけど、死ぬほど足が遅いのに捕まえれることは10,000,000歩譲って別にいいとしても、やっぱ攻撃方法がチューっていうのはこれいかがなもんですかね。この殺人マネキンはチューしてなんか人のオーラみたいなのを吸い取って殺すんですよ。「うわっ!怖くなっ!」と思いましたね。何故最後に少し愛があるのか意味不明。
っていうかマネキンが動き出すまでは脚本家が散々大暴れしてるんだからさ、そいつの死ぬところ見せろよ!!!例えばさ、脚本家がS○Xを匂わせるときにもう女優とかにバンバン無理矢理チューしちゃって、ほいでその対比というか皮肉った感じでコイツがチューで殺されちゃうっていう方が何か良くね?それをね、脚本家が足引きづられてどっか連れて行かれるところで終わりなんですよ。もっと見せてよ!!!そいつ結構重要だったんだから!!!

まぁこの他にもいろいろあるんですけど、これらの事を全て忘れ去らせてくれる級の驚愕のラストがあるんですね。


前述の通り「ちょうだいちょうだいって・・・・あげないんだから!!」っていう決め台詞と共に普通に鋭利なものでぶっ刺すというね・・・。

「ちょうだいちょうだいって・・・・あげないんだから!!」

これはね、ホント近年稀に見る気の利いてない台詞ですよ。こっちはもう「う・・・うん!」としか言えないですよね。考えてみれば絶妙に普通の台詞。そういった意味では少し気の弱めな普通の女の子沙羅の決め台詞としては合ってるのか・・・とか思ったんですけど、いやいや今まで散々違和感あることしかして来なかったんだから、ここはもっと思いっきり斜め上に飛び跳ねていいはず!やっぱり意味がわかりません。








で、いよいよ腫れ物に触れるような話に入っていくんですが・・・。













えーぱるる問題ですね。
まぁ映画初主演ってことらしいですが、僕お世辞にもこの子の演技が良いとは言えないと思うんですよね。
なんかね、表情があんまし区別つかないっていうか。笑った顔と嫌がる顔の区別がつかない感じでした。それと僕が一番思ったのは叫び声。「きゃ~~~~~っ!!!!」っていうのはホラー映画のみならず必要な要素と思うんですが、そのトーンがちょっと高すぎるというか。きゃ~~じゃなくて「き``ゃ``~~」に聞こえるというか・・・。なんか1オクターブ上に行っちゃってて脳天に突き刺さるような声なんですよね。それって本当に怖い時のトーンなのかもしれないですけど、なんか少なくともこの作品には合ってない気がします。
元々「塩対応」が有名らしいですが、要するにいつも低血圧っぽい感じって事でしょ。その低いテンションをそのままキープしつつ演技してどうにかこうにか脈絡を付けてる印象。だから普通のシーンでもなんか違和感がありましたね。

それプラス劇団EXILEの町田啓太もなんかやっぱ舞台っぽい演技に見えてしまって、こっちもイマイチでしたね。




中田監督は、要するにぱるるの素の部分に注目したっぽい事言ってますが見てる側としてはそんなの知ったことか、です。ぱるるが心の奥底に孤独感とか寂しさを感じていてそれが演技に出て客席の怖さを届けるって寸法でしょうが、そもそもこっちはぱるるぱるるとしてみてませんから。先入観無しに主人公を見てるのにそこにぱるるっぽさをぶつけられても困ります。ぱるるのパッと見の普通感ってのは作品に滑らかに入ったとは言いがたく、「こんな地味なヤツが主役張れるとしたら普通は脚本家とヤった後じゃね?」という違和感しかありませんから。ぱるるぱるるっぽさがうまく働いてなく、ぱるるぱるるっぽさを不自然に見せようとして結果ぱるるがスベってます。沙羅は沙羅であってぱるるではない。同様にぱるるぱるるであって沙羅では無いのです。ぱるるぱるるっぽさが本当に出るのはぱるるがカメラの前でぱるるやってるビジネスぱるるの時じゃなくて、ぱるるぱるるやってビジネスぱるるのスイッチを切って家に帰った時です。つまりぱるるの本当のぱるるっぽさを知ってるのはぱるるだけなのです。だからぱるるでもない我々がぱるるぱるるたる部分、いわば本質ぱるるの部分をぱるぱる言ってはいけないのです。

大体ぱるるのぱるるっぽさを買ったみたいに言ってますが、主役オーディションをAKBに限定してやってる時点でどうもきな臭いです。「クロユリ団地」でもAKB使ってますし、何やらホントにきな臭いです。ちなみにどっちの作品も企画は秋元康です・・・。



総括して、キャスティングがおいおいおいって感じになっていて、もの凄く悪い言い方をすると単なる客寄せパンダにしかなってないように見えました。「ぱるる~~きゃわいい~~~」とか「啓太君❤ステキ❤」みたいな。
それは別に大いに結構なんですが、別にどっちとも好きでも嫌いでもない人にとっては「う~ん」になるんですよね。


その証拠かどうかは別として、これは僕的には想定内だったんですが、劇場には中高生ばかりでしたよ。終了後に「怖かった~」って女の子が言ってたのはなんか微笑ましかったですね。「ムカデ人間2」見せたろか、と思いましたけどね。












一応言っときますよ!このブログは僕が100%個人的な見解をただ述べているだけであって、作品や役者さんを貶したりするものでは決してありませんから!!












ぱるる好きにはおすすめです!

















お試しあれ!!
















劇場霊  2015年  日本


ジャンル:ホラー
  監督:中田秀夫
  出演:島崎遥香
      足立梨花
      高田里穂
      町田啓太


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クローズZEROⅡ

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zeroⅡ


「クローズZEROⅡ」です!2009年の日本映画で、依然ご紹介した「クローズZERO」の続編。芹沢軍団を倒した滝谷源治の鈴蘭制覇への葛藤と、鈴蘭VS鳳仙の2校全面抗争を描いた本格バイオレンスアクションムービーです。





監督、主要キャストは前回と同じです。

今回からの登場は、阿部進之助、金子ノブアキ(RIZE)、阿部亮平、綾野剛、三浦春馬などなどでございます。



















ということで話の中身。












芹沢軍団を倒したものの、強敵リンダマンを倒すことができず鈴蘭制覇まであと一歩の源治。

源治




っていうか喧嘩が強いだけでGPS以外の生徒が付いて来るわけではなく、GPSの勢力は言うほど伸びてません。







そんな矢先、いろいろあって鳳仙高校という鈴蘭級の不良校と休戦協定を破って全面戦争をすることになります。





決闘の時までに鈴蘭をまとめようと奮闘する源治でしたが、そううまいことはいきません。
とは言え「今まとまってないからちょっと待ってね」と鳳仙に言えるはずもなく。それは源治のプライドが許しません。



源治は決死の覚悟で1人鳳仙へと乗り込みます。


1人






勝ち目の無い戦いに没頭する源治!と、その時!


到着



鈴蘭の看板を1人で守ろうとした源治の助太刀に鈴蘭生徒全員が参加!鈴蘭全員が源治を「頭」と認めた瞬間です!!!
























芹沢、開口一番!

芹沢




「ウチの大将に随分なことしてくれるじゃねぇか!!!」

























源治が来るまでは一番鈴蘭制覇に近かったこの男の何よりもシブ過ぎる一言が開戦の狼煙!!
芹沢派もGPSも関係無い!ここにいる全ての人間が鈴蘭か鳳仙のどちらか!ここにいる全ての人間が源治の手足か鳴海(金子ノブアキ)の手足!しかしその一つ一つの手足は一瞬のスキから両番長の首元を抉る超危険分子!






全員の感情に一切のブレが無くなったところで本当の全面戦争開始!!
















ぬおおおおぉぉぉおおぉぉぉぉぉおお!!!!!


開戦





















長い戦いの末、最後は源治が鳴海を成敗。全面戦争は鈴蘭に軍配が上がったのでした。





時は経て、源治を初めとする3年生たちは皆卒業式を迎えます。







源治は懲りずに、その日もリンダマンに立ち向かっているのでした・・・。


リンダマン








終わり















★感想★
面白いですね!構成とかめっちゃ良いと思います。
まず最初に言っとくんですけど、この手の映画は現実離れしてるっていうのは百も承知で見ましょうね!この鈴蘭VS鳳仙の抗争が現実に起こったとしたら、絶対にテレビに出るし警察来るし、担任・校長の責任問題どころか教育委員会まで会見を開くはめになります。
そういう現実を一切無視して鈴蘭制覇がどうとか抗争がどうとかって言ってる時点で「あ、この映画は飛躍してる映画だな」ってわかるので、現実に置き換える事は抜きにして考えてます。

で、今作がどうだったかって言うと、前述の通り構成が良かった。って言っても別に変わった構成してるってわけではないんです。ただ、とにかく作品の重きを最後の鳳仙校内でのド派手な乱闘騒ぎに持ってきていて、そこまでの持って行き方がスタンダード&気持ちいい!ってことなんです。
要は、頭ではなく幹部がいますよね。ナンバー2.3.4.5くらいまでかな。ここらへんのそれぞれの因果関係というか、「コイツはコイツとライバル関係になりますよー。コイツらが最後にタイマン勝負しますよー」っていう構図を着々と作って行ってくれて、ほんで最後に実際それが実現される時のまぁ潔い事!サクっと行きます。ただその割りにそれぞれの感情の高ぶりの理由っていうのはちゃんと納得行くようにはなってるので、話のスピードがやや速いくらいっていう印象。それっていうのはストーリーモノの作品だと「いやちょっと待ってよ」ってなるんだけど、この手の作品で行くと非常にちょうど良い。退屈しない作りになってます。
じゃあ何で準備の部分がしっかりしてるのに退屈しないのか。答えは単純明快、ずっと殴り合ってるからです。多分撮り方もうまいんでしょう、やっぱそれなりに迫力があって見ごたえがあります。
キャスト的にも前作からの人はもちろんとして、金子ノブアキであったりとか阿部亮平や、意外と綾野剛なんかも良い味出してて単純に楽しい映画になってますよ。
ただ演技の話なんですが、金子ノブアキ。面構えとかめっちゃいいしすごい絵になるんですが、でかい声を出すときに右手に力が入るという少々独特の癖があるみたいです。ちょっと気になりました。



















納得いかないところが無いわけではなくてですね。
まずね、ヤクザのくだりどうでもよくね?ってことですね。前作は鈴蘭OBのヤクザ拳さんのアドバイス等があって源治が奮闘するってことでまぁよかったんですが、今作に至っては全然関係無いようにどうしても見えてしまうんですね。浅~~~い部分での源治の感情の変化の要因となってるだけであって、ストーリーそのものとは関係無いじゃん、と。まぁこれに関しては、川西という男も関連してくるんです。川西という男は鈴蘭のOBで、2年前に鳳仙との抗争の際に当時の鳳仙の頭・美藤真喜男を刺し殺してしまったという過去があります。当然川西の出所後鳳仙の生徒たちが復讐に来るわけですが、そこに現在の鈴蘭が巻き込まれ、結果休戦協定が破られるというわけで、まぁ物語にエンジンをかける紐的な役割を担ってるんですね。ただ走り始めてしまえば紐はいらないわけで、この紐の着地点として+前作で良い役所だった拳さんをほったらかしにはできねぇ!って感じでこのヤクザ側のエピソードがあるんですね。
退屈しない構造とか先に言いましたけど、ヤクザの話に関しては終始かったるいですね。

あと物理的におかしいというか・・・。クライマックスでは両校がワイルドバンチ的並びで激突します。「ダークナイト ライジング」のクライマックスみたいな感じで、本当に「うわあああぁぁぁぁあああああ!」と両軍正面衝突なんですよ。
で、おかしいのはここからで、鳴海と源治は屋上でタイマンをするという約束をします。つまりは「源治が屋上目指して敵をバッタバッタ倒していくゲーム」ということが誰にでも理解できます。
で、源治は芹沢達の助けをもらいながらグラウンドから校舎へ。そして校舎を1F→2Fと上っていくわけです。要は「死亡遊戯」ですよ。で、ドンドン上って行くと「よくここまで来れたな・・・」と敵の幹部が登場します。まぁこういうベタな演出っていうのは嫌いじゃないんですが、物理的におかしい。



「あれ?お前さっきまでグラウンドにいたよね?」








と、僕は言いたい。可能性としてはみんながドンパチやりあってる間にこそ~っと横をすり抜けて上で準備をしてたってことが考えられるんです。ただね、すっごい人が密集してるんですよ校内は!恐らくそれは無理!じゃあ非常階段からとか別ルートで上がってきてたか?でも意味ある?それ?


っていうかこの屋上ゲームを始めるって鳴海が言い出すんですが、そんなこと言っといて鳴海は群集に突入していきます。

「いやいや!お前はおとなしく屋上で待っててよ!」
と僕は言いたい。万が一道中でやられちゃったら興ざめですからね。







































否!!!!!










いいんですそんなのはどうだって!この作品は、ただクライマックスの鳳仙校内での教育委員会も目を瞑るほどの激しい大乱闘を楽しむ映画なんです!!
それを物理的にどうだとか心情がどうだとか血が出すぎて普通は死んでるとかあーだあーだあーだあーだ言うヤツはもう見るな!見なくて良い!もうずっと頭をひねらすサスペンスだけ見とけ!





これは頭を空っぽにして楽しめる完全100%エンターテイメント映画なんです!1つになった鈴蘭がいかに強いのかを楽しむ映画です!!

男同士のシブいやり取りみたいなのが散りばめられているので、男は「くぅ~。シブいぜ~。」って思えばいいし、女性は「あ~ん。ス・テ・キ❤」ってなればいいんです!








空っぽで楽しむ映画です!!!

















お前、外れくじ引いたぞ      滝谷源治



















お試しあれ!!





クローズZEROⅡ   2009年   日本


ジャンル:アクション
  監督:三池嵩史
  出演:小栗旬
      金子ノブアキ     他






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永遠の0

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永遠の0



「永遠の0」です!2013年の日本映画で、百田尚樹の同名小説を映画化した作品。
監督は以前このブログで「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を酷評してあげた山崎貴。今作でもVFX多用しまくってます。

主演はV6の岡田准一。その他出演は三浦春馬、吹石一恵、井上真央、KAT-TUNの上田竜也、橋爪功、新井浩文などなどの面々でございます。













では中身。









健太郎(三浦春馬)と慶子(吹石一恵)の姉弟は、祖母が亡くなったのをきっかけに本当のおじいちゃんについて調べてみることにします。自分たちがおじいちゃんと言っているのはおばあちゃんが再婚した相手で、母清子(風吹ジュン)の本当の父である宮部久蔵は戦時中にゼロ戦に乗って戦死したというのです。




宮部について知っている人に話を聞いていくわけですが、みんなが口を揃えて「臆病者」だの「卑怯者」だのと罵ります。
何か嫌な雰囲気が立ち込める中、それとは全く逆の意見を言う井崎(橋爪功)という人に出会います。

井崎



彼は要するに、「彼が生きて帰らねばならないことを教えてくれた」的な考えを持っており、宮部に対し深い感謝を持っています。




そしてここから回想シーン。


井崎と宮部の戦時中の共に戦った思い出が描かれます。









「なんか宮部いい人だったんじゃね?」って雰囲気になり、健太郎と慶子は更に調査を進めていきます。





ここから様々な人にインタビュー→回想→インタビュー→回想という流れが繰り返されていき、次第に健太郎は宮部に心を奪われていきます。








宮部の心情の紆余曲折を理解した健太郎は、現代にゼロ戦に乗った宮部をオーバーラップさせる幻覚を見てしまう大暴走モードに突入。

暴走








しかも宮部めっちゃこっち見てる!!!

こっち見てる








これには健太郎大号泣なのであります!!!!


号泣



















おわり














★感想★
「期待したオレが馬鹿だった」って感じです。
えーといろいろ言いたいことはあるんですが、まずね、感動させたいのかストーリーで面白がらせたいのかどっちなの?って思うんですよね。
前述の通りインタビュー→回想→インタビュー→回想の繰り返し。つまりは「実はこうでした」の連続なわけですよ。短編小説を一気に読んでる感じになっちゃわけで、これの何が問題かっていうと、全てのエピソードが単発故に軽く感じちゃうんです。だからサスペンス的に少しずつ真実を紐解いていきますって作品ならギリギリアリな構成なんだけど、感動させるヒューマンドラマとしてこの構成っていうのは無理があるとしか思えませんね。
例えば井崎のエピソード、回想を見ていて「くぁ~辛いよな~」とか思っていて少しずつ感情移入できるかも・・・って時に「ハイ終了!次のエピソード行きまーす!」ってなるので、感情移入できず。つまりは見てる側とは全く別のゾーンで行われている話になるわけで、もはや単なる歴史解説を見ているに過ぎない形になってます。
こっちがそこまで感情移入できてない状態で、馬鹿みたいにお涙頂戴って露骨にわかるようなテーマ曲をバンバン使い回して、こっちとしては「まだそれ使うの?」って思っちゃうわけですね。
総括すると、感情移入するほどブラッシュアップされたエピソードが無いから、みてるこっちが感動する為の「タメ」の部分があまりにも希薄すぎるんです。
そしてその見てる側との相違をあざ笑うかのように、三浦春馬と吹石一恵は泣きじゃくるわけです。「えー何泣いてるのー」ってこっちは棒読みだし、まず泣くの早すぎだから!!!2時間半近くある作品の40分そこそこで泣くのはさすがに早いっしょ。ましてやこっちは全く泣き所わかってないしね。この姉弟のせいでこっちは色々とゲンナリしてくるんですが、とにかくやはりラストの宮部オーバーラップシーンは爆笑です。ギャグ映画かと思うくらいに笑えます。
宮部が現代に登場してくるだけで腹抱えて笑えるのに、それを見て号泣する健太郎、そして感動的な例の音楽。この3要素がそろった時、劇場は笑いの渦へと化したことでしょうね・・・。


つまりは「エピソードが単発過ぎて感情移入できないのに一丁前に感動演出だけはしてる(その演出自体もいろいろオカシイんだけど)」って所でしょうかね。


んでこの作品の一番の問題点というか、物議を醸す場面があってですね。それが「健太郎が合コンに行ったときに特攻隊について熱く語りだす」っていう場面なんです。ここは多分現代の若者が特攻隊員について深く考えて無さ過ぎるって表現で取り入れたんでしょうが、内容がひどいですね。
友達が「自爆テロも特攻も同じっしょ。狂信的愛国者って部分では海外からは同じ目で見られてるよ」みたいなこと言い出し健太郎と口論になるシーンがあるんです。健太郎が結局司法試験を落ちまくってるところを指摘されたところでブチ切れるわけなんですが、ここのシーンはいろいろ問題ですよ。
健太郎の反論としては「特攻隊は空母という殺戮兵器に突入するわけだから、民間人を巻き込むテロとはわけが違う」ってモノなんです。ただこの反論だと自爆テロ全否定ということになりますので、自爆テロに現在でも無理矢理利用されている女性や子供なんかの心情とかは完全に度外視ですよね。極端な言い方をすると特攻=善、テロ=悪という結論になり、つまりは特攻推進派みたいな表現にも聞こえます。
このシーンを見たとき、僕は「この作品危ねぇ!」と思いました。作品全体を通して「特攻隊」かわいそうという表現しかされず、特攻隊のヒロイズムを描いてきた挙句この論争ですから、こりゃちょっと何かを匂わせます。「殺戮兵器になら自爆していいんか。」というのはあまりにも極論ですが、この作品は全体を通して一応は特攻という作戦や当時の日本軍についての批判を散りばめてはいるんですが、それ以外にも肯定的な表現が多々ある上に、その表現が露骨ではないんです。深層心理で見てる側をインスパイアしかねないと思いますし、実は結構右よりな作品な気がしました。


まぁ右だろうが左だろうがそこには個々の考えがあるから良いとして。「左っぽく右を表現したりとかさ、結局何が言いたいんだよ!!」っていうのが最終結論です。どうしたかったんだ。これが全てです。僕の理解力が足りなかったのかもしれませんが、これが本音です。







まぁよかった部分としては、VFXを使った戦闘シーンっていうのはそれなりに迫力はありましたよ。山崎監督の得意技ですから、CGと分かっていても楽しめます。
それと、作品の構成をバカにしてきたんですが、実は好きな部分があって。冒頭に宮部が乗ったゼロ戦が米軍空母に近づき、凄いテクニックで米軍たちを驚かせるというシーンがあるんですが、これが最後の最後のラストシーンにもう一度使われてるっていう。これはちょっと胸を打つ感じがありましたね。いかんせんその直前に「宮部現代にオーバーラップ事件」が起きてるのでその感動も薄れるわけなんですが・・・。






実際脚本がひどい気がしましたね。山崎監督はホント監督業とか脚本業はせずに、VFXのスペシャリストになったほうがいいんじゃないかね?って思えるくらいでした。




主題歌を歌ってる桑田佳祐とか原作者の百田尚樹とかが映画を絶賛したみたいに言われてますが、いやいや。関係者は絶賛するだろ普通。こういうのはもっと第三者に批評してもらわないと!!!
百田尚樹とか「10年に1本の傑作」とか言ってたらしいです。日本映画ナメンなよ!!!!










九死に一生の作戦ならば喜んで死ににいける。だが特攻は十死零生。成功することイコール死!こんなの作戦とは呼ばん!!!      景浦









 






お試しあれ!!!







永遠の0    2013年  日本


ジャンル:ドラマ
  監督:山崎貴
  出演:岡田准一
      三浦春馬
      井上真央
      吹石一恵
      濱田岳




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清須会議

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清洲会議



「清須会議」です!2013年の三谷幸喜監督の日本映画で、同監督の同名小説を映画化した作品。「歴史が動いた5日間」をキャッチコピーに、多数の大物キャストを起用して話題となった作品です。



ということでその豪華キャストをご紹介します。
役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、でんでん、寺島進、鈴木京香、ゴーリキー、伊勢谷友介、中谷美紀、天海祐希、松山ケンイチ、篠井英介・・・・・と、書ききれないくらい知った顔が出てきます!









んで、じゃあどんな話かっていうと・・・





時は戦国時代。本能寺の変によって、織田信長とその長男織田信忠が命を落とします。




羽柴秀吉(大泉洋)の活躍により明智光秀は無事に退治され、そしてここからが本番。






「織田家の後継者どうする?」ってことになります。











ってことで家臣たちが今の愛知県にある清須城に集合し、話し合って決めることに。それこそが「清須会議」です。




織田家には5人の「宿老」というまぁ幹部的なポジションにいる忠実な家臣がいます。

丹羽長秀(小日向文世)、柴田勝家(役所広司)、羽柴秀吉、滝川一益(阿南健治)、そして明智光秀。

当然明智はこの世にいませんので、残る4人で話し合いをすることになります。





理由あって滝川が会議の期日に間に合うのか微妙なので、実質は丹羽・柴田・秀吉の3人で話し合いをします。


ところがそんな猛者どもが和気藹々としているはずもなく、丹羽&柴田VS秀吉という構図になります。
両者は互いに推す候補が違い、自分たちの候補を会議で通すべくさまざまな方法で周囲の人間にアプローチをしかけていきます。
要するに選挙の下準備です。



そんな準備の真っ最中に、池田恒興(佐藤浩市)が宿老に昇格。彼も話し合いに参加することに。









水面下で方々様々な動きが行われ、ついに会議が開始。






そして結果は、秀吉の推す三法師に決定。まだ赤子の彼ですが、信長の長男、信忠の長男であること。そして何より丹羽が柴田を裏切り秀吉側に付いたのが決定的となりました。







自分の推薦者が後継者に決まった秀吉はイケイケ。一方会議という名の戦に破れた柴田は、少し哀愁を残しながら清洲城を去るのでした・・・。













おわり











★感想★
長い!!!長いよ!!!!
2時間20分くらいあるんですよこの作品。ものすごく長く感じましたね。大作と言うよりは、ダラダラしてるという風にしか見えないんです。
面白いのかどうかってとこなんですが、もうそれすらもよくわかんなくなる位に長い。そもそもね、「会議」っていうテーマの映画だから、それこそ三谷監督の「12人の優しい日本人」みたいに二転三転する押し問答を見せられるのかと思いきや、会議の時間はごくわずか。20分も無いです。
じゃあ何を見せられるのかというと、その下準備ですね。
まぁこれ自体は実際に行われてたことだろうし、こここそが会議の肝なんでしょうからそれはいいんですが、どこまでそれを見せるのかっていうことですよ。
この作品はね、前述の通り丹羽・柴田VS秀吉という構図なわけ。ほんで、丹羽チームはこんな工作をしまーす→秀吉はこんな工作をしまーす→丹羽チームはこんな工作を・・・っていうのを延々見せられるわけですね。
つまりどっちの手の内も見てる側にはもろわかりなわけです。この時点でどう見ても秀吉側の圧勝にしか見えない。そんな状態でいよいよ会議!!ってなもんですから、僕は「ははーん。会議が始まるとなんか秀吉にトラブルがあって、なかなか一筋縄では決まらないやつだな?」と思って見てたんですが、なんと秀吉の予想通りそのままの展開。つまりは見てる側の思うがままの展開です。ふぁっ!?ひねり無し!?って感じですよ。
だから秀吉の無双と、柴田のアホっぷりを見るだけなんですね。
いや、まぁね。わかるんですよ難しさは。だって歴史上の史実ですから、答えは決まってるんです。
しかしね、僕も含めてなんですが歴史に詳しくない視聴者だってきっといるわけですよ。歴史に詳しくなくても秀吉が天下を統一するってことぐらいは誰でも知ってます。もし知らないヤツがいたとしてもそいつは無視していいです。つまり秀吉が勝つってことはなんとなくわかるにしても、その勝つ方法とか奥の手みたいなのを、少なくとも会議始まる前に見せたら絶対ダメじゃね?ってことなんです。
この手品のタネ的部分がはじめにわかっちゃってるもんだから、会議そのものは確認に過ぎないんです。大体会議開始まで1時間以上も引っ張っておいて、「特に無風」ってのはこれなかなか頂けないものでございますよ?え?
だからまとめてみると、「ストーリーの肝がわかっちゃってるからどこで楽しめばいいのかわかんない」作品なんですね。タネがわかってる手品ほどつまらないものは無いでしょ。そこは少なくとも秀吉の「三法師推し作戦」のことは内緒にしといて「何か奥の手があるっぽい」雰囲気だけ出しとくとか、もしくは会議が始まって一見秀吉がピンチに見えたところで「うっそ~~~ん」とか言っておどけさせて、「三法師推し作戦」を吐露させるとかさ。せっかく秀吉があんなキャラなんだから、映画的に仕上げれる余地はいくらでもあったと思うんですけど。



とにかくストーリー的には退屈にしか感じられない構造になっています。会議終わってもなんかダラダラ続くしね。しかしその苦痛を辛うじて和らげてくれるのが、いくつかの俳優さんの快演です。
僕が好きだったのは、まずは秀吉を演じる大泉洋。どハマり役ですね。コミカルな野心家っていうのは、彼そのものをシンクロする部分もあるような気がするし、とてもよかった。
あと池田恒興を演じる佐藤浩市。この池田という役はどっちつかずのコウモリ野郎なんですが、そういう役はこの人結構合いますね。会議中に自分の立ち位置をはっきりさせず、「実に真っ当な意見だ」しか言わないのは結構笑えます。あと黒田官兵衛を演じる寺島進も雰囲気良かったです。コミカルな秀吉と対照的に重厚感を漂わせてるのは見ていて気持ちよかった。吹き矢を吹くシーンはちょっと笑えますけどね。
それと前田利家を演じる浅野忠信。まぁ役柄がそもそもシブいってのはあるけど、いやそれにしてもキマってました。カッコよかった~。


ただね。このキャスティングってのもちょっと気になる部分というか。あのー、あまりにも豪華すぎて訳わかんなくなってくるというか。「そこのちょい役にちゃんとした俳優持ってくる必要ある?」って思っちゃうんですよ。
松山ケンイチとかおもちゃ調達係で数分しか出てこないし、妻夫木も正直そこまで彼の演技力を活かせる役柄じゃないと思うし、天海祐希が演じた女忍者に至ってはそもそもそんなヤツいなくてもストーリーになんら支障無しって感じの役柄だし。なんかね、ゴチャゴチャしてるんですよ。全員が主役張れる級の俳優さん達だから、個々の良さっていうのを互いに打ち消しあってるというかそもそも見せる余地が無いっていうか。
食べ物で例えると白飯とチャーハンとラーメンとパエリアとパスタとハンバーガーが同時に出てきたみたいな。いや、それぞれ好きだけど同時にはちょっと!っていう感じ。
光があれば当然影もあるはずなのに、その影にも光を照らした結果光が光として認識できないって感じですかね。かっこいいっしょこの表現。
ホントそんな感じなんです。「誰に目を向ければいいんだ?」って思っちゃいますよ。まぁ宿老の4人は別としてね。




あとはまぁ気になったのは全員声でかくね?ってとこですかね。
丹羽チームも秀吉チームも、会議前の数日同じ城の中の比較的近い部屋に待機してるんですよ。
なのにわざわざ部屋の戸をあけながら「こんな作戦があります!!」みたいなことをややでかめのボリュームで言うんですよ。んで向こうに気づかれたと思ったら「ヤバっ!!」みたいな。え?バカなの?
一番おかしかったのはラストのシーン。秀吉が柴田に土下座をするシーンがあるんです。柴田がゾロゾロと家来を引き連れて城を去っていく時に、言ってみれば秀吉が柴田の機嫌をとるシーンで、これにより柴田は気分良く城を去っていくことになるんですが、彼らが去ったあとに秀吉は妻の寧にその本心を語るんです。「そしてその先は天下だて!!!!!」と。



ただね、後ろにまだ柴田の家来はゾロゾロ歩いてるんですよ。「聞こえる・・・んじゃない?ってか聞こえるように言ってるのか?」と誤認してしまうほどの謎のボリューム。
ラストの大事なシーンでこの謎演出はまったくの興ざめです。声のボリュームって撮影中に勘案したりしないんですかね?マジで謎です。








まぁいろいろ悪く言ってきましたが、そこまで悪い作品でもないですよ。作品としての完成度は一応はそれなりにあるし、演出的に好きな部分もありました。
僕が好きだったのは、序盤にナレーションを入れず、ちょっとだけコミカルに仕上げた絵巻のアニメーションで状況を説明するってとこ。それによって過剰な説明セリフとかっていうのを入れる必要はなくなったし、あの演出は作品全体の雰囲気に合ってたと思います。
 











言っても三谷作品ですから、大衆娯楽としてはきちっと仕上がってるんじゃないですかね!(棒読み)
山場の無い2時間20分をフラットなテンションで過ごせる自信のある人には、一応そこそこ楽しめる作品と思います!













心の中のワシに問え     丹羽長秀















お試しあれ!!!











清洲会議   2013年  日本


ジャンル:ドラマ
  監督:三谷幸喜
  出演:豪華キャスト


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SPACE BATLLESHIP ヤマト

どうも!僕です!!


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ヤマト


「SPACE BATTLESHIP ヤマト」です!2010年の日本映画。「日本が世界に送り出すSF巨編」として、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」を実写映画化した作品です。



監督は「ALWAYS」シリーズで知られる山崎貴。CGによる特殊加工が得意な監督です。


主演は日本が誇るカリスマアイドル、SMAPの木村拓哉。その他出演は、黒木メイサ・柳葉敏郎・堤真一・西田敏行・山崎努・波岡一喜・池内博之・斉藤工・高島礼子などなどホント知った顔ばかり!声だけの出演で伊武雅刀なんかも出てます。










ほんじゃ中身。







西暦2199年。地球は謎の地球外生命体ガミラスの攻撃によって、放射能に汚染された星となっていました。
彼果てた地になんとか生き残った人類達は、地下に暮らすようになります。






そんな中、謎の物体が地球に墜落。その物体にはなにやらメッセージが込められていて、波動エンジンの設計図と遠く離れた星「イスカンダル」の座標がついてました。



さらに送り主は、「放射能除去装置」なるものを地球に渡してくれるって話。
つまり「イスカンダルにくれば放射能除去装置あげるよ」ってことです。





謎の物体と一緒にその除去装置を送ってくれればよさそうなもんですが、とにかく人類はイスカンダルに最後の望みを託すことにします。













というわけで、宇宙戦艦ヤマト発進!!


発進







その後ドンパチやりながら、艦長代理古代進(木村拓哉)をはじめとする乗組員たちはなんとかイスカンダルへ到着。




仲間が何人も死んでいく中、なんとかイスカンダルの洞窟の奥の座標の位置に到着。
イスカンダルが言っていた放射能除去装置とは、装置ではなく「能力」であることが判明。ほいで、雪(黒木メイサ)がイスカンダルと同化して、見事能力ゲット。




意気揚々と地球へ帰る生き残り軍団でしたが、もうちょっとというところで再びガミラス登場。
地球を木っ端微塵にしようと企みますが、古代が単身ヤマトへ残り、他の隊員は全員脱出。

最後は古代が自爆まがいの波動砲をお見舞いしてガミラス撃破。







地球に再び緑が戻ったのでした・・・。












おわり












★感想★
来ましたよ来ましたよ!!超問題作の登場ですよ!!
こんなに納得いかないというか、気になる点が多い作品は珍しいですね。
色々ディスっていくわけですが、まぁ大前提としてこの作品には原作があるわけですが、今回はそことの比較っていうのは無しにして、単なる1本の映画として見た感想というか問題点を羅列していきます。
なんか笑っちゃう部分ばっかなので、なるべく書いていきますね。


かなり長い文章なのであしからず。




まず全体的な仕上がりとして言えるのは、「詰め込みすぎ」ですね。色んな要素を詰め込みすぎちゃってるから、すべてに裏づけが無いというか、説得力が無い。そこが原因からか、多くの気になる点が出てくるわけですね。

まずね、無駄な恋愛要素。主人公であり戦闘班班長(後に艦長代理)の古代と、最初はやたらと仲が悪い雪が後半恋仲に落ちるわけなんですが、この一線を越えるというか、恋仲に落ちるシーンはマジで爆笑です。
敵からの攻撃を受けて、ヤマト本艦を守るために第3艦橋を切り離す、つまり仲間を犠牲にしないといけないっていうシーンがあるわけです。ほんでその切り離すためのミサイルを放ったのが、雪。彼女は自分が味方を殺してしまったという罪悪感に駆られます。と、そこに古代が登場。泣きじゃくる雪をやさしく抱擁したのち・・・

ブチュー

ブチューっと!!これね、雪がまだ話しているのを遮ってまでのブチュー。タイミングが可笑しくて笑っちゃうんですよ。正直書いてる今、僕自身思い出し笑いをしちゃうレベルです。
っていうかそもそもね、ここまで2人の恋愛描写みたいなのが全く無んです。その状態でいきなりこれですからね。はっきり言ってつり橋効果を狙っての上司のセクハラとしか思えません。ちなみにこの後2人は勢いで1発ヤっちゃいます。
ほんでね、今までさんざん勝気だったこの女がね、この後は古代とやたらイチャつきます。古代が戦闘機に乗って飛び立つ時にそのコックピットのガラスにこれまたブチューっとやったりとか。
ほんでコイツらの馬鹿で盲目な恋の終わりはホントいらいらします。
ラストシーンで、古代が「オレ1人だけ残って犠牲になるから他の人は逃げてね」っていう場面なんですが、この馬鹿でチョロいサセ子は、「古代さんがいない世界なんか生きてても何の意味も無い!」みたいな事言うんですよ。「はぁ?」でしょ見てるこっちは。いますよねこういう彼氏への情熱がすごい勢いで上がる人。付き合って1ヶ月で彼氏の名前の刺青彫っちゃうみたいなね。なんてイタイ奴なんでしょうこの雪とかいう女。
っていうかそもそもこのバカップルのやりとりがあまりに長いんですよ。状況的にはガミラスが「今から地球ぶっ壊しまーす」っていうところなんだから1分1秒を争う場面なはずなんですよ。これは絶対見てる人全員が気になるポイントなはずです。クライマックスで何のんびりやってんだと。
大体雪の野郎「私も残る!」みたいなこと言いやがってですよ。忘れちゃいけないのは放射能除去能力を手に入れたのはこの馬鹿女だってことです。つまり雪が死んだらすべてが水の泡なんですよ。ホントね、「状況わかってんの?」って聞きたくなりますよ。すげぇイライラしましたねこのシーン。
そもそもストーリー上コイツらの恋愛は全く必要ないし、途中の描写無しにいきなりイチャイチャだけドーーン!と見せつけられるもんだから、はっきり言って邪魔でしかないんですよね。





あとね、「詰め込み過ぎ」っていう所から派生してるのか、要はありとあらゆる描写全てが足りないせいで、とてもスケールのでかい旅のようには見えないってのがあります。なんか乗組員の数はどう見ても多いようには見えないし、コックピット的なところにもいわゆる「お決まりメンバー」みたいな人しかいなくてなんかしっくり来ないんですよね。そもそもこのコックピット的なところはね、はっきり言ってセット自体がめちゃくちゃお粗末です。どっちかって言うとコント番組で使われるセットの様に見えちゃうし、とても「世界へ送り出す!」っていう意気込みで作った映画のセットとは思えません。
なんか重要な座標を探索する係みたいなのをしてる女の子もどう見ても頼りがいがあるようには見えないし、とにかくこのコックピットはいろいろ全てがおかしいんですよ!

こういうよく出てくるシーンの世界観ですらこれです。ホントね、「今から約200年後の、地球の命運を賭けた壮大な宇宙の旅」っていう世界観が全く作れてないんです。
まず1番はね、こいつらみんな酒飲みすぎなんですよ。もういつでもどこでも酒飲むし、なんなら1升瓶常に持ってる人もいます。あのさ、地球の命運をかけたガミラスとの戦いですよ?っていうか毎回毎回ガミラスの奇襲を受けてるくせになんで酒飲むかね?ベロンベロンの時に奇襲受けたらどうすんのよ?戦闘機を飲酒運転で勝てる相手なのガミラスって?もうマジで全力で萎えますこういうの。そりゃ酔わない程度に飲んでるのかもしんないけどさ、いやいやそこはナーバスに「1滴もだめだ!その1滴が命取りだ!」みたいに行けよ!何自分甘やかしてんだよ!!ヒラならまだしも班長自ら飲んでんじゃねぇよ!!!むしろ部下を止めろよバカヤロウ!!!!

あとね、序盤の戦闘で雪が死にかけて、古代が助けに行くっていうシーンがあるんです。助け方は①雪が戦闘機から緊急脱出②それを古代がキャッチ っていう方法なんですが、これがね、すんごいですよ実写で見ると。

古代の「来いっ!」とか言う合図に合わせて雪が脱出!





すると古代の戦闘機が救出体制に!!なんか気持ち悪い変形をします!!

変形











そして!!!















救出


ナイスキャッチ!!!!!







多分見ている人全員の予想の斜め上を行くなんとも斬新なレスキュー!どう見ても古代が待ってた所に雪が飛び込んできたとしか思えません!!!
人をキャッチするという行為以外に使えなさそうな取っ手みたいなもので、雪の命は救われます。


っていうか相当なスピードで飛んでるはずの戦闘機なんですが・・・。雪の体がぐちゃぐちゃにならなかったのが不思議でならないです。




ほんでこのあと。ヤマトに連れ戻された雪でしたが、酸欠状態のせいか心配停止状態に。
古代が必死に心臓マッサージを繰り広げる中、医師の佐渡(高島礼子)が登場。彼女が何を言うかと思ったら、「AEDを使うわ!!!」だって。



AED!?200年後の宇宙で!?





皆さん朗報です!!現代の我々の世界で使われているAED(自動体外式除細動器)は、今から約200年後も重宝されるほどの優れものだったみたいです!!!!


しかもこのシーン、ちゃんと佐渡は本物のAEDらしき箱を持って登場します。AEDっていうのは、どんな素人でも使えるようにできてるっていうのが売りなわけですから、医者がこれを使おうとしちゃダメですよね・・・。もっと専門的な処置をしてくんないと・・・。超ヤブ医者じゃん佐渡・・・。


ちなみにね、このくだりの時の古代もまぁひどいもんで、まず人工呼吸一生懸命してたんですが、彼は雪の気道を確保してませんでしたから、恐らく空気は肺にまで届いてません。ほんで正しいやり方は人工呼吸2回と心臓マッサージ30回を1セットっていのが基本ですが、彼は人工呼吸を1回だけした後に、黒木メイサの肋骨が折れない程度の申し訳程度な心臓マッサージをします・・・。心臓マッサージは、ある程度強くして良いって僕は聞いたんですがね・・・・。
いやこの点はすごい細かいけどさ、知ってる人は結構気になる点だと思いますよ。「ははぁ~ん。天下の古代様も、人工呼吸と心臓マッサージの正しいやり方は知らないんだ。」とね。
ほんでこの粗末な蘇生法で雪が息を吹き返すんだからまぁ見てらんないですよ。


あとね、この作品の代名詞「波動砲」ですね。この必殺技も色々おかしくてさ、まずね、トリガーみたいなのがめちゃくちゃチャッチイ作りなんですよ。明らかにおもちゃな感じがもう前面に押し出てて、本当に笑っちゃいますよ。なんかパコパコ音がしそうな軽~い感じのトリガーで、その破壊力とのアンバランスさはまぁ見てられないっす。わざわざサングラスをかけて撃つのは滑稽としか言い様が無い感じです。

んでね、この波動砲はホントにヤマトの最終兵器なんですが、地球を飛び立つ時に早速1回使わざるを得なくなります。使った後に、沖田艦長(山崎努)が「早々に敵に手の内をさらけ出すことになってしまった。」みたいな事を言うんです。つまり!このあと敵はなんらかの波動砲対策をしてくる!!!と、普通は思いますよね?
しかしそれはホントに中盤らへんの話であって、序盤はもうまさに波動砲無双!!打てば絶対勝つ展開です。


ほんでじゃあ終盤に敵がどうしてくるかというと、「砲口を塞いじゃおう」っていう物理的な作戦に出ます。

塞ぐ


わかりますかね?あの先端近くに付着しているタニシみたいなのがガミラスなわけですが、ヤツがいるせいで波動砲が撃てなくなります。塞ぐだけで中に攻撃してこないのが不思議で仕方ありません。
ここが塞がれる頃にはもうイスカンダルに着くわけで、「まぁいっか。しゃあねぇ。」ってことになるので、そこまで効果は出ませんけどね。


このガミラス側のタニシ作戦は一応最後まで有効は有効なわけなんですが、クライマックスではこのタニシもろともヤマトが自爆覚悟で波動砲を撃つということになります。ここが非常に謎。
銃で考えて見ると、砲口にタニシが詰まってる状態で撃ったとしても暴発して終了ですよね多分。今回の波動砲に関しても、「撃つ」というよりは「自爆に巻き込む」っていう考えが妥当な気がします。
でもね、古代はラストの波動砲発射直前に「標的!ガミラスミサイル!」とか言ってます。「ん?もしかして撃てるのか?」って思ったんですが、発射直後のシーンはただ遠くから見える爆発しかないので、真相は闇の中です。
この「撃ったのか暴発なのか」問題は結構根強い問題ですよ。本当に最後の最後のシーンですからね。
まぁこのラストに波動砲発射する時の古代のセリフは意味わからなさ過ぎてもう触れる気にもなれないんですが・・・。簡単に言うとコイツは最後の最後までイタイ彼女の事考えてます。




それと、この作品のもう1つの醍醐味が「ワープ」ですが、これもまたなかなかひどいです。
最初のワープの時はすげぇ大変なことっぽい風に言ってるのに、後の方になるにつれて簡単にひょいひょいワープするようになります。最初の時は運転手の島(緒形直人)が「ん``ん``ん``ん``!!!」とか言いながら超気合入れてワープしてたんですけど、次のワープの時にはもう例のバカップルはHしちゃってます。どゆこと。








それとこれも多分気になった人多いはず!
藤堂(橋爪功)という司令官が、ヤマトがイスカンダルに向かう会見をします。まぁ記者の数が異常に少ないことは許してやるとして、その時に藤堂がね、「日本国民の皆さん・・・」って話し出すんですね。



ふあぁっ!!??日本!!??地球の話じゃなかったのかよ!!!!









これはどう考えても脚本のミスとしか思えないですね。その後はとにかく「地球」としか言わないのに、この藤堂の会見の時だけ「日本」というワードが出てきます。日本人しか生きてないのかも知れないけどさ、そんな状況になったとしたら余計に「日本」とかいう括った言い方はしないんじゃないかな。絶対ミスだろこれ。「日本」って言わなきゃいけない理由が見当たりません。






あとナレーションを無理やり入れたが為に、百も承知のことを説明しちゃってるとかっていう問題もあるんですよ。ナレーションは2回だけあるんですが、2回目のナレーションはマジで超面白いです。ウケ狙いとしか思えないくらいに面白いです。「ヤマトはイスカンダルに向かっていた・・・・。」みたいな。「いや、知ってる知ってる!!!今まで見てたからさ!!!」って感じですこっちは。何故今更言い直すんだ、とね。




最後にもう1点だけ。真田(ギバちゃん)という技師長が、急に「お前のことを弟のように思ってたぞ」とか言い出すシーンがあるんですが、これも無理やりすぎて爆笑です。「え?そんなにこの2人絡みあったっけ?」って感じ。
まぁこのセリフは原作の名セリフなので、入れたい気持ちはわからんでもないですけど・・・。せめてもうちょっっと2人の関係性描けばよかったんじゃないかな。いくらなんでも急すぎwホント面白いですこの瞬間www
だって今まで大して仲良くなかった人が死ぬ直前に「お前を弟のように・・・」とか言い出したらはっきり言って怖すぎますよね。




 






はい!すいません長々書きましたが以上です!ホントはまだまだあるんですが、終わりが見えないのでここらへんにしときます。
まぁVFXの技術はすごいと思うし、戦闘シーン、特にイスカンダルでの地上戦はそれなりには楽しめます。まぁここでもやっぱり色々言いたい事はあるんですけどね・・・。アナライザー強すぎとかね。
俳優人の演技で言うと、池内博之とかすげぇよかったとは思うんですが、このキャラクターも脚本の甘さのせいですごいヘボく感じちゃうんですよね。





要するにそこそこ程度に良い所はあるんだけど、あまりに脚本と演出がずさんすぎるが為に悪いところしか目立たない!っていう作品ですね。

冗談抜きで結構酷いです。今までこのブログであんまし良くないように言ってきた作品多々ありますが、もう他を寄せ付けるスキが全くないくらいに酷いです!もうカバーしきれません!あんまりです!







これをね、たとえ冗談であっても「世界に」とか言い出したヤツはホントセンス無さすぎですよ。ここまでずさんな作品のどこを楽しめって言うんでしょう。一応世界を意識してか、主題歌がスティーブン・タイラーっていうのがもう痛すぎて絶句でしたけどね。そのギャランティ他の事に使えば良いのに・・・。

もはや映画界の反面教師。それくらい僕の中では酷い。その酷さ、「うわーやっちゃってるやっちゃってるw」っていう楽しみ方ができる人にはお勧めです!B級映画の底辺っていう印象です!!






















お前を弟の様に思っていたぞ    真田


















お試しあれ!!!






SPACE BATLLESHIP ヤマト   2010年  日本


ジャンル:SF
  監督:山崎貴
  出演:木村拓哉
      黒木メイサ
      
       他いろいろ








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冷たい熱帯魚

どうも!僕です!!

今日はこちら!!


冷たい熱帯魚


「冷たい熱帯魚」です!2010年の日本映画。「愛のむきだし」「TOKYO TRIBE」の園子温が監督し、実際の凶悪殺人事件を元にした作品です。




主演は吹越満。「あまちゃん」とかに出てた人です。凶悪殺人事件の首謀者を演じるのは、でんでん。脇役としての役柄が多い彼ですが、今作は彼が主人公と言ってもいいくらいです。
その他出演は「渇き。」「闇金ウシジマくん」の黒澤あすかや、後に園子温監督の奥さんとなる元グラビアの神楽坂恵などなど。








ちなみに今作のテーマとなっているのは、通称「埼玉愛犬家連続殺人事件」。非常に極悪な事件で、日本犯罪史上かなりトップクラスに入る衝撃的事件なのですが、事件直後に阪神大震災とオウム関連による事件が連発した為、内容のわりに認知度の低い事件なのです。













ほいじゃ中身。
















小さな熱帯魚専門店を営んでいる社本(吹越満)は、ある日同じ県で大きな熱帯魚店を経営する村田(でんでん)と知り合います。



村田




社本とその家族は村田ペースの話に流され、娘美津子(梶原ひかり)は村田の店で働くことになり、社本は村田の「ビジネスパートナー」となります。







ある日、とある商談中に村田が吉田(諏訪太朗)という男を毒殺。何も知らされてなかった社本はビビりますが、ここにきて村田の態度が豹変。社本は遺体の処理を手伝わされます。











社本・村田・村田の嫁愛子(黒澤あすか)の3人は、とある山奥にある不気味な小屋へ。


村田と愛子は、慣れた手つきで遺体の処理を始めます。
しかしその内容は常軌を完全に逸したもの。彼らは吉田の遺体をバラバラどころではなく、細切れ状態にします。骨と肉を完全に分け、骨は醤油をかけながら灰になるまで燃やし、肉は近くの川に放流し魚に食べさせるという残虐極まりないもの。


村田曰く、「殺人は遺体が無ければバレない。だから遺体を透明にしちゃうんだ。」ということ。
この遺体を完全に処分することを「透明にする」と言っているわけです。


この作業をあまりに淡々とこなす2人は完全に麻痺状態と察した社本。話を聞くに、被害者はもう何10人にもなっていると言います。




とはいえ警察に通報してしまうと今度は嫁と娘の命が危ない・・・。



社本はなんとも言えないジレンマにかられます。













続くある日、今度は愛子が美人局の役割をして村田の顧問弁護士筒井(渡辺哲)とその側近大久保(ペ・ジョンミョン)を殺害。やはり社本は遺体の処理を手伝わされます。






同じような手際で筒井と大久保を透明にした3名。帰りの道中で2人の肉を川に捨てたとき、村田は社本を激しく叱責します。
村田は社本のにっちもさっちもいかない性格の事をくそみそに言い放ち、家庭がうまくいってないのは全部社本のせいだと言います。さらに社本の嫁妙子(神楽坂恵)と肉体関係を結んだことも暴露。
我を失い暴れた社本でしたが、村田の鉄拳を食らい意気消沈。その落ち込んだところをうまく突いた村田。社本が自分と共犯の人間だと認識させます。




そしてこっからがヤクザの手口。自分の嫁愛子と社本に肉体関係を結ばせます。親分の女を抱けば、忠誠心というか仲間意識が芽生えるという話を聞いたことがありますが、まさにそれです。



抱く



嫌がる社本をよそに、強引に行為を進める村田夫妻。





しかしここで社本が反撃。隙をついて、鉛筆で愛子の首を一突き。さらに怯んだ村田に攻勢をかけ、村田を殺害します。





一命を取り留めた愛子を連れて再び山小屋へ。社本は愛子に、村田を透明にしておくことを指示します。






社本はいったん家へ帰り、ちょっと履き違えた感じで一家の主として力強い男を家族の前で演じます。





美津子にDVを振るった後、妙子と無理やり1発ヤった社本。


再び山小屋へ戻った彼は、文字通り血まみれの風呂場で愛子を殺害。


血まみれ



その後、社本の通報によって警察と妙子・美津子が到着。刑事の目を盗んで社本は妙子を殺害後自害。





それを見て高笑いをする美津子なのでした・・・。













終わり









★感想★
面白いって言っちゃいけないんでしょうけど、面白かったです。なんと残虐たることか。これが事実なんてびっくりですよね。実際はペットショプを経営していた夫婦の話で、それを熱帯魚屋に変えてるんですが、実は事実の方がもっと残虐だったらしいんで、決してこの作品が映画用にデフォルメされたものではないってことが重要ですね。こんな凄惨な事件が実際にあったんだってことは絶対に風化させてはいけないことですからね。
とりあえずね、出演している俳優女優さんたちの演技がお見事。中でもやっぱりでんでんがいいですね。最初がすんごい良いおっさんだっただけに、一気に変貌した瞬間は「はぁぁあっ!」ってなりますよ。
超凶悪な殺人鬼なんですが、これがベタなホラー映画みたいなサイコキラーじゃなくて、どこにでもいそうな普通のおっさんってのがミソですよね。妙に身近に感じるキャラ設定だし、やってることの重大さに反して彼がおどけたりする事が一層恐怖感を煽るというか。とにかく村田夫妻が、やってることに対して罪悪感がまるでねぇっていうのが恐怖。歌を口ずさんだりなんかして。まぁそこも事実に基づいてることなんですけどね。
そしてキーワードみたいに出てくる「透明にする」というワード。これも犯人が実際に言ってたことらしいです。決して映画用に作られたものじゃないっていうんだから、とにかく怖いっす。
ほんでね、BGMが結構効果的。特に吉田が死ぬシーンなんか、いよいよ死ぬぞっていうところから「ドンドンドンドン・・・・・」って太鼓みたいな音楽がなってきて、カメラワークも徐々に荒くなっていって・・・っていうね。絶対村田はヤバいヤツっていうことを見てる側はみんな知っていて、そしてその決定的な瞬間がようやく訪れるっていうこのハラハラ感。そしてそれを助長する演出。お見事。
あと僕が好きだったのは、社本・愛子・筒井の3人が車で会話をするシーン。筒井が「村田をやっちまわねぇか?」みたいなことを言うわけですが、なんせ隣には愛子がいるもんだから、要するにどっちが正解かわからない。ほんでその後愛子は筒井とイチャイチャしだすわけだから、「あー実は愛子と筒井が繋がってるのかな」とか思わせといて結局は村田夫婦で筒井を殺っちゃうと。あそこの駆け引きというか、何が正解なんだっていう見せ方は面白かったですね。変に安いサスペンスっぽくなってなかったです。

ちょっと残念な部分。まずは各登場人物にフィーチャーした描写が少なすぎて、疑問が多く残ってしまうっていう点ですね。例えば、村田は幼少期に父親と何かあったっぽいんですが、その「どうやら何かあったんだな」っていうことしかわからず、具体的心情描写にまで昇華できてないっていうのがね・・・。単にお金とかの為に人を殺しちゃうパンクなヤツに留めていればここはどうでもよかったんですが、ちょっと匂わせたが為にここは不完全燃焼でしたね。あと社本が妙子と結婚するきっかけとか、前妻との妙者とか、社本の心情に関する裏づけがもうちょっと欲しかったなっていう気がします。
あとね、吉田を殺して透明にした帰り道。何故か社本と村田の2人っきりになっていて、「ん?愛子どこ行ったの?」ってなっちゃいました。これに対する回答は、作中では出てこないのでちょっと疑問です。別に先に帰ったとか小屋で寝てるとかでいいんですが、必要が無いなら愛子もちゃんと車に乗せててよって思いました。ちょっと不自然すぎたので気になりましたね。
最後に社本が妙子殺すのもよくわかりませんでした。社本が自殺するのはまぁわかんないでもないけど・・・。





とはいえ全体的な完成度は高いですよ。園子温独特の筆で描いた文字の描写とかはやっぱ「おおっ!」ってなるし、一応それなりにはエグい。後半のデジタル時計が進んでいく演出とかはドキドキするし、僕が特に好きだったのは、筒井と大久保の肉を川に流しているときのこの絵。


影



社本と村田。2人の影が徐々に赤く染まっていくっていう、なんとも言えない哀愁というか焦燥感というか。なんかしんみりしましたねここは。




雰囲気的に「凶悪」に似てる作品と思います。ただ「凶悪」は純粋に、ストレートに悪を垂れ流すのに対し、今回の「冷たい熱帯魚」は少しカオスというか「おかしい」っていう印象。常軌を逸してる度は、こちらの方が高いです。





「凶悪」のリリー・フランキーと今回のでんでん。両作品を支える名助演の2人のバトルも見てみたいなと思った僕でした!!

























人生ってのはなぁ!痛いんだよぉ!!     社本














おためしあれ!!
















冷たい熱帯魚  2010年  日本




ジャンル:ドラマ
  監督:園子温
  出演:吹越満
      でんでん
      神楽坂恵
      黒沢あすか
      梶原ひかり
      渡辺哲
      諏訪太朗
    
      
      
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