どうも!僕です!!


今日はこちら!!






「ラストナイツ」です!久々に劇場で見てきた作品を紹介します!


今年2015年11月から日本で公開されている作品で、ハリウッド映画なんですが監督はなんと日本人の紀里谷和明。宇多田ヒカルの元彼ですね。「CASSHERN」「GOEMON」に次ぐ3作品目で、初のハリウッド進出です。


主演はクライブ・オーウェン。「クローサー」でアカデミー賞にノミネートされたイギリス人です。あとはこのブログでももうお馴染みのモーガン・フリーマンやニュージーランド人のクリフ・カーティスやノルウェー人のアクセル・ヘニーやイスラエル人・イラン人・韓国人などなど、完全なる多国籍軍で構成されたキャストなのであります。
ちなみに日本人の出演は伊原剛志。「硫黄島からの手紙」にも出てたので、じわじわ海外進出しつつありますねこの人。












ということで中身なんですが、まぁ宣伝の時点でかなり大っぴらに内容を言っているんですね。



そう、要するに「忠臣蔵」です!
一応知らない人のために解説。日本の芸能においても数多くの作品がある歴史的な実話です。
簡単に言うと、なんかおかしい対応によって切腹を命じられた戦国大名がいて、事実を知ったそいつの家来たちがブチ切れて敵討ちをするっていうお話。まぁ勧善懲悪的なお話であり、男共の忠誠心みたいなのをかっこよく描いた作品なんですね。


で、これを西洋の騎士版にアレンジしたものをカナダ人の2人組が脚本化してて「何これ?面白そうじゃん」と目をつけたのが監督の紀里谷っち。





こういった経緯で「ラストナイツ」が誕生したわけでございます。





















とある帝国のとある国。ここを治めるバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は騎士道を重んじており、自分の家臣であり軍の隊長のライデン(クライブ・オーウェン)にも教えてきました。


ある日、都のギザ・モット大臣(アクセル・ヘニー)に呼び出されたバルトーク。これは要するに「賄賂よこせや」って意味であり、当然硬派なバルトークは断固拒否。
しかしあまりにも堂々と拒否してしまい、ギザ・モットはブチ切れ。


いろいろあってバルトークは打ち首に。しかもよりによって全幅の信頼を置ける息子同然のライデンに斬られてしまう事になります(決してライデンが裏切ったわけではありませんよ)。


その後はお決まりのコースで、バルトークの国はめちゃめちゃにされてしまい、軍人も国民も今までの生活を奪われてしまいます。






大事な師匠を失い廃人同然になったように見えたライデンでしたが、その瞳の奥底には確固たる復讐の炎が燃え上がっていました。







かつての軍を再結成したライデンは、念密な下準備の元宿敵ギザ・モットを倒します。










彼らの行動は一般市民の心を打ちましたが、さすがに帝国の幹部であるギザ・モットを殺したってわけじゃあ無罪放免とは行かないもんで、皇帝は部下一同は見逃してやる代わりにライデンを打ち首にすることにします。








そんなわけで刑が執行されるライデン。その目は一体何を思うのか・・・。




















おわり









★感想★
ね!忠臣蔵でしょ!
だからやっぱ「男たちの忠義」みたいなテーマっていうのはもちろん男の僕からするとゾクッとするものはあるし、正直そこの持って行き方ってのはある程度は良くできてる。
んで公式HPにもいろんな人がコメントしてるんですが、やっぱこう「魂」とか「信頼」とかっていうワードが似合う作品に仕上がってるんですね。極寒の地で撮影がなされていること以上に、作品全体に冷た~~~く乾いた空気感が常にあります。そんな中でメラメラと燃え上がってくるのが男たちの忠義であり誇りであり魂であり。つまりは本当に強く人の心に根ざされた思いというのは、時に「死」すらも恐怖と感じない程の何かを奮い立たせるのだ!そういった古来の日本に強くあった「武士的」な発想・思想っていうのを西洋風にアレンジするという発想+実際にそれができてるっていうことは、これはもうエポックメイキングと言っていいでしょう。
日本で言いたいこと言い過ぎて干されてしまった紀里谷監督。しかしそれでも彼にはまだやりたいことがあった!彼は決してハリウッドに行きたかったわけではなく、やりたい事を達成させるため、その手段としてハリウッドの地を選んだ・・・!そしてその彼がハリウッド1発目に送り出したのがこの「西洋版忠臣蔵」!それは熱き男たちのもはや愚直とも言えよう熱き思い・願い・信念・魂、そして何より忠誠心!その全てが入り混じり、正義の男が忠義の限りを尽くす、THE男の最強エンターテイメント!!それが「ラツ」なのです!!!!!











はい、えーそんなことはどうでも良くってですね。
まぁ確かにそういう精神的メッセージの部分は大いにわかるんですが、作品としてもうちょっと色んなキャラにフィーチャーして欲しかったですね。
主人公の味方側で言うと、副隊長の男と若い青年くらいにしかスポットが行ってないし、敵になるとギザ・モット以外はその側近の軍人にしかスポットが行ってない。
ここの部分が足りてないせいでね、ちょっと終盤のバトルがややあっさりに見えてしまうというか。
その副隊長と若い青年へのスポットもちょっと浅めなんで、いざバトルで死んだときは「あ、死んだ」くらいになってしまうんですね。敵に至ってはもう1人だけなんで、この側近の軍人イトーって名前が付いてるらしいですが、こいつが死んだ時点で「あ、もうあとはギザ・モットだけじゃん」と推理が簡単にできてしまうわけで、実際そうなるんですよ。
で、これの何が問題かって言うとですよ。結局最後のバトルで味方側も多くの死者を出してるんですが、いかんせんこっちはあんましキャラ知らない→一般兵が死んでもフィーチャーできないっていう現象が起こります。そしてそれが意味するのは、妙にサクサク行ってる感じがしちゃうってことなんですね。長い間考えた作戦だからなのかは知りませんが、えらい首尾よくいってる感じになっちゃうんですよ。いや、見てる最中はいいんですよ。「よーし、いけいけー!ギザ・モットぶっ殺せー!」とは思えるんですが、終わってみると「おい、ちょっと待てこれ。何か足りねーぞ」って思えちゃいますがな。
一応青年が死ぬところに感傷的なシーンがあるんですが、「うーん。そこまでコイツのこと知らないから早く切り替えようよー」と思っちゃうんですよね。








ただね!正直残念だったのはここくらいかな!って思います!




特にみんなが言ってる「質の高い映像」って言うのは非常に良くわかる。「わー。きれーーーい」って思える感覚だし、なんか矛盾みたいなのも特になかったと思います。


だからこそ!キャラ立ち問題が非常に残念!「惜しい」とかってレベルじゃなくて、結構致命的に足りないレベルだと思います。
これはね、もう30分くらい時間伸びてもいいからしっかり描いてしっかり作りこんで欲しいところでした。




なんかスカスカした感じの作品に見えました!でも結構贅沢な要望かもですね。















んで劇場のお話をするとですね。まぁ公開から1週間あまりの割にはちょっといくらなんでも人が少なすぎないかなー?ってくらいスッカスカでした。まぁ日本映画界の陰謀で宣伝が手薄ってことを考慮してもちょっと少ない・・・。家の近くじゃなくてちゃんと都市部の劇場に行ったんですけどね。
んでこれが一番意外だったんですが、客の年齢層の高さ!50代とか60代とかじゃなくてがっつりどう見ても80代のおばあちゃんとか見てたんですよ。
このおばあちゃんがまた厄介でね・・・。まぁ基本的に映画館ってあんま音出しちゃいけないのがマナーみたいなとこあるじゃないですか。咳払いすらタイミング見計らうみたいな。ただこのおばあちゃんは致命的なミスを犯しててですね。異常な量の荷物を持ってるんですよ。でそれがまたあのカシャカシャなるコンビニとかの白いビニール袋でね。2時間ずっとカシャカシャ言わせてましたよwwってか置けよ床にww何でずっと持ってんの。
このおばあちゃん以外にも70代っぽい老夫婦みたいな人たちがチラホラいたり、普通におじいちゃんが一人で見に来てたりしました。本当に本当に嘘でもなんでもなくて6割くらいがおじいちゃんおばあちゃんなんですよ。
だからまず席は指定されたところには座らないわバカでかい音量の着メロが流れるわ。ちなみに僕が買った席も違うおじいちゃんに占領されてました。空いてたから別のところに座りましたけどね。

一体なんでこんなご老人ばかりが・・・?お年寄りの間で映画ブームが来てるのか?そんなことを1人で考えていたんですが、フッと答えが浮かんできました。



























































忠臣蔵か!(キラーン)



















そう、多分皆さんは「また忠臣蔵の映画があるんじゃろ?」とか言って見に来たんですよ!!多分孫とかに「忠臣蔵の映画があるらしいから調べてくれ」って言ってこの作品を知ったんでしょう。「らすとないついちまい」とか言ってるところを想像すると胸が熱くなりました。
いや、決して馬鹿にしてるわけじゃないんですよ。ただ時代劇の忠臣蔵を見れると思って来てらっしゃる方が少なからずいたと思って、そう考えると完全なミスリードにはまった感があってなんかかわいそうに思えてしまって・・・。僕の後ろのおじいちゃんはモーガン・フリーマンが死ぬシーンでいびきかいて寝てましたよ。そこめっちゃ大事やん。




























まぁそんなこんなで実はご老人に人気の作品でございます。

紀里谷映画過去3作の中では一番良い出来と思います!

「300」とか「グラディエーター」とかと似た雰囲気の作品です!


















お試しあれ!!








ラストナイツ  2015年    アメリカ


ジャンル:ドラマ
  監督:紀里谷和明
  出演:クライブ・オーウェン
      モーガン・フリーマン
      伊原剛志


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