どうも!僕です!!

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悪魔を見た


「悪魔を見た」です!2010年の韓国映画。
主演は日本でも人気の高いイ・ビョンホン。仇敵役に「シュリ」「ブラザーフッド」「LUCY」等の、韓国が誇るハリウッド俳優チェ・ミンシクが出演しています。

監督は「甘い人生」のキム・ジウンです。















早速中身ですが、ストーリーは至って単純。










刑事のスヒョン(イ・ビョンホン)の婚約者は、ある日何者かに残虐に殺されてしまいます。
怒りの収まらないスヒョンは、独自の捜査で犯人を追い詰めていき、犯人への復讐を誓います。








意外とサクッと犯人であるギョンチョル(チェ・ミンシク)を発見。大量殺戮犯よりも全然ケンカが強いスヒョンは、ギョンチョルをボコボコにします。

ボコボコ




しかしここでお命を頂戴するわけではなく、腕を一本折った挙句に秘密兵器のGPSカプセルをギョンチョルに飲み込ませます。






これによってスヒョンはギョンチョルの今後の行動が手に取るようにわかるってわけです。





出歯亀モードとなったスヒョンは、ギョンチョルをボコっては消えボコっては消えの繰り返しをします。

神出鬼没のスヒョンをギョンチョルが恐れるのが狙いです。







ところが根っからの悪人ギョンチョルはそんなことではへこたれず。
下剤を大量に摂取し、カプセルを取り出すと、スヒョンの婚約者だった女性の実家へ。家族をボコボコにします。


そしてその後自首して、スヒョンの手が出せない所へ逃げようとするギョンチョルでしたが、あと一歩というところでスヒョンに捕まってしまいます。

捕まる

(黒い車から足が出てるのがギョンチョル)









もはや我慢のならないスヒョン。



最後は金田一に出て来そうなからくり作戦で、家族の目の前で首チョンパさせます。





目標は達したものの、大切な人は帰ってこない・・・。





虚しい達成感に1人涙を流すスヒョンなのでした・・・。

スヒョン











おわり














★感想★
なんて胸糞悪い話なんだって感じですね。
まぁただ話の構成としては面白いもんで、普通この手の復讐劇は敵の嫌な部分をずーーーーーっと見せられて、ほんで最後の最後に復讐!→Yeahhhh!!!!っていうものが多いと思うんです。しかし今作は、ボコっては逃がしボコっては逃がしを繰り返すわけで、見ていて痛快な部分が通常より多く散りばめられています。
とはいえスヒョン同様こちらも見ていてなんとなく虚しいというか、イマイチスッキリしない復讐劇を見ているわけなんですがね。
そしてこのスヒョンよろしくこちらもイライラさせてくれるのが、チェ・ミンシク演じるギョンチョル。この人は本当に嫌悪感甚だしい演技をしてくれていて、さすがの実力って感じでしたね。凶悪犯なんだけどパっと見は普通・・・でもよく見るとやっぱ普通じゃない!みたいな。多少の卑近さがより一層こちらの恐怖を盛り立ててくれます。

まぁただ・・・いくらなんでもそこまでやりたい放題できるかね?って気はしますけどね。
ホントギョンチョルときたら暴れたい放題やって、やってる事の割りにそれがあまり重大になってない気がするんですね。どうも追っ手が乏しいというか、警察側が凶悪事件を捜査してるようにあまり見えないわけですよ。
まぁこれは作品全体がスヒョンとギョンチョルにフィーチャーし過ぎてるってとこに要因があると思うんですが、つまりはこの2人以外のキャラ立ちが不足してるようにしかどうしても思えない。復讐劇なんだからいいだろそれはって気もしないではないんですが、どう考えても公にならざるを得ないことをやらかしておいてこの具合ってのはちょっと違和感がありますね。
っていうかそもそも2人のキャラ立ちも不十分です。スヒョンがギョンチョルを憎く思うことは全然わかるんですが、「そこまでのエグい仕置きをできるポテンシャルっていうのは何なんだ」と言いたい。婚約者を殺されたことが無い僕の思慮が足りないのかもしれませんが、どんなに憎い相手でもアキレス腱にナイフを刺してシュパッ!!はさすがに抵抗があるというか、ちょっとは躊躇しそうなもんですけどね。スヒョンは淡々とやってのけるんですよこれが。っていうかまず「何でそんなに強いんだ」ってとこもあるんだけどね。
ギョンチョルに至っても、なぜそんな残虐な事件を起こし続けるのかが最後までよくわからず仕舞いなんです。裏付けが全く無いもんだから、本当に単なるサイコ野郎としか思えなくなるし、どうでもよくなるまでは行かないけど、何か見てる側を突き放してしまってる気がして来ます。
この2人のキャラ立ちの不十分さっていうのを、もう1人。第三者的なキーマンをしっかり用意することでカバーすればかなりバランスは良くなった気がするんですがね・・・。


ただ描写としては面白いなと思ったのは、序盤~中盤の舞台はかなりの田舎なんですね。そして終盤、ギョンチョルが婚約者の実家へ復讐に行くぞ・・・という時に、初めて彼が都会に顔を出す、という構成なんですが、この田舎→都会のタイミングがめっちゃ良くて、とんでもない怪物が世に放たれてしまった・・・!感が出てます。監督がここまで考えてたのかは知らないけど、僕にはそう見えましたね。人目につかないところで悪事を働いていたギョンチョルが、ついに人目もはばからず暴れちゃう・・・という。なおかつ神出鬼没にこなし、誰にもバレることなくその場を後にする。この舞台チェンジからのストーリーっていうのはなかなか面白かったです。


残虐描写には結構こだわりが伺えるというか、エグめに描かれてます。前述のアキレス腱もそうですし、タクシーの車内でギャンチョルが人を刺しまくるのはなかなかエキサイティングです。「クチャッ!クチャッ!」と生々しい効果音と共に、かなり小刻みにナイフを入れるんですね。
ただ面白かったけど、いくらなんでもわかりにくい!!いや、アクション自体はいいんですよ。サイコーに面白い。ただね、運転手のほかに後部座席にもう1人別の客がいるっていう設定なんですね。で、結局コイツら何なのってことになるんですが、ギョンチョルがタクシーに乗ってすぐに、あのタクシーの運転許可証って言うんでしょうか?ほらタクシーに絶対付いてる運転手さんのプロフィールみたいなヤツ!あれが映されて、ほいでその顔と実際に運転してるヤツの顔が違うんですよ。すなわちコイツ・・・強盗?と推測され、後部座席のヤツはそいつのグルと思われます。
つまりは悪党VS悪党!でもそいつらをメッタ刺しにするギョンチョル!ホントにメッタ刺し!グチャグチャグチャグチャ!!!!!おおおおお!!!!ギョンチョルTUEEEEEEE!!!!ってわけですよ。
ただね、その悪党VS悪党っていう構図がちょっとわかりにくい。唯一のヒントの身分証的なヤツにピーンと来なかった場合は、「善良市民である運転手と乗客を殺しちゃうギョンチョルはやっぱり相当に悪いヤツ」っていう表現に見えちゃう。ここはせめて「小悪党がぁ!」とかギョンチョルに言わせるだけで全然変わったと思うんだけどなぁ。どっちにしろ後に別の遺体が出てきて気づけるんですが、ここはその構図を分かった上で見たほうが絶対面白いですからね。そんな謎解きというか、頭働かせて楽しむところではないはずですからね。シーン自体は面白いからいいけど。









まぁそんなこんなで、良くも悪くもサイコなお話です。一応は復讐は完結するのでメシウマっちゃメシウマ。ただ基本的には「イヤミス」のジャンルに入るんじゃないですかね。胸糞は悪いですよ。















弱いフリするな 始まりだ      スヒョン


















お試しあれ!!!






悪魔を見た   2010年  韓国



ジャンル:サスペンス
  監督:キム・ジウン
  出演:イ・ビョンホン
      チェ・ミンシク




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