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アジョシ

「アジョシ」です!2010年の韓国映画で、同年の韓国興行収入1位を記録した作品です。日本では2011年に公開されています。


監督はイ・ジョンボムというまだ若い監督さん。今作は監督2作目です。

主演は「ブラザーフッド」・「母なる証明」に出演、日本でも女性人気の高いイケメン俳優ウォン・ビン。韓ドラブームの際は四天王の一人に数えられてましたね。
助演の子役はキム・セロンという韓国の天才子役。「冬の小鳥」という映画で主演を務め、一躍スターとなった子です。
その他出演者も韓国ドラマに出まくってる実力者ばかりです。











では中身。









ひっそりと質屋を営む影がある感じの男テシク(ウォン・ビン)。人との関わりを避けて暮らしている彼でしたが、そんな彼をソミ(キム・セロン)という近所の女の子はやたらと慕ってきます。
「アジョシ(おじさん)」と呼びかけてくるソミに、テシクも少し心を開きかけていきます。


食事





そんなある日。シャブ中のクズ人間であるソミの母親ヒョジョン(キム・ヒョソ)が、マフィアのシャブをちょろまかしてしまいます。
マフィアの親分オ社長(ソン・ヨンチャン)は、部下であるマンソク兄弟の兄(キム・ヒウォン)に回収を用命。



ヒョジョンを突き止めたマンソク兄弟。シャブが入ったバッグはテシクの店に質入れしたとのことなので、テシクの店に回収に向かいます。






まぁこんな流れで、ソミの母親とマフィアのいざこざにテシクは巻き込まれていきます。




その後、マンソク兄弟はソミを誘拐。
     ↓
助けるために追うテシク。
     ↓
マンソク兄弟はテシクを利用してオ社長を殺害。
     ↓
更にソミを人身売買にかけようとする
     ↓
ブチギレモードのテシク。髪を散髪して本気モード。
     ↓
マンソク兄弟をボッコボコに。
     ↓
警察には捕まったものの、テシクとソミは熱い抱擁を交わす・・・。











おわり












★感想★
はっきり言いますと、「素晴らしい映画としか言いようがない」って感じです。いや、それくらいホントに素晴らしい映画です。
まぁストーリーとしてはなんちゃないです。正義の味方が悪いやつから子供を助けるって話ですから、まぁベタなもんですよ。しかしね、見せ方がうまい+持って行き方がうまい+キャラ設定がうまいっていう三拍子揃っちゃってるもんだから、否が応にも完成度が上がるってなもんです。
まず見せ方っていう面ですが、名シーンと言える場面が非常に多いんですよねこの作品。ゴルフ場のダイヴシーン、ビルの2Fから飛び降りるシーン、クラブでの戦闘シーン、そしてラストのバトルシーン。これらのストーリー上重要なシーンに加え、車椅子野郎に飛び蹴りシーンや拷問シーンなど、娯楽映画として楽しめるところも多数用意されており、なおかつそのシーンの入れ方が限りなくスムーズ。要するに画面構成というか、単純に「目」で楽しむ映画としての要素が十二分に詰め込まれているんです。
それを象徴するのが、戦闘シーン。はっきり言ってこのイ・ジョンボムという監督さんは、アクションシーンを撮るのはめちゃくちゃにうまいと思います。ラストのナイフでカチャカチャやり合うシーンっていうのは、もう本当に名シーン。ストーリー上のカタルシスポイントであるだけでなく、単純にストーリーを知らずにこのシーンだけ見ても面白いようになっていると思います。
このウォン・ビン演じるテシクっていう男はね、まぁめちゃくちゃ強いわけです。元特殊工作員ですから。んでね、無駄な動きを最低限に抑えて敵を確実に殺していくんですよ。僕が「くぅ~っ!」ってなったのは、既に勝敗が決したであろうザコキャラに対し、執拗に何度もナイフをグチャグチャ刺していくんです。これは恐らく、まだ生きている他の敵に見せつけることによって、そいつらの戦意を削ぐというある種の実践的高等技術と思われます。こういう細かいところってやっぱグッと来ちゃいますよね。

次に持って行き方っていう面。前述の通り話自体はめちゃくちゃベタなんです。シンプルな勧善懲悪モノ。
ただね、その勧善懲悪の「懲悪」の部分。悪を懲らしめるっていうのはホント最後に持って来られるんですよ(まぁ中盤もちょっとはあるけど)。ほんでそれまではひたすら溜めの部分。マンソク兄弟の極悪非道な部分を見せられるわけです。んでね、まぁ何が嫌ってこの作品の舞台は「人身売買」なんですよ。しかも子供の。いろんな人の心にはいろんな善と悪があると思うんですが、しかし大半の人は「人身売買」というものに関しては「Say,NO!!!」なスタンスのはずですよね。「金のためなら子供くらい売っちゃってよくね?」っていう人はさすがにかなり少ないはず。つまりシンプルな強盗殺人とかよりも、激しくモラルを逸脱しているように見えちゃうわけです。少なくとも僕には。
それプラス、そんな強烈な悪事を働くマンソク兄弟に大した事情は無いっていう。もうこの時点でかなり見てる側の善良市民である我々は「うぬぬぬ・・・・」ってなるわけです。人身売買というフィールドの事情をかなり生々しく見せてくるし、実際に売られちゃう子供とかも出てきて。「いやいやマジでソミちゃんやばいじゃん!」と、こちら側もテシクよろしく焦っちゃうわけです。
更に更に、全体的にマンソク兄弟がちょっとテシクを舐めてるわけです。「質屋風情が」みたいな。まぁマフィアですからメンツを大事にするというか、「オレたちをなめんなよー」みたいな空気が常にこの兄弟にはあるわけですよ。
ほんでそれが実はすさまじいブーメランで、「絶対に舐めちゃいけなかったのはテシクでした」ってことです。もうお分かりの通り、テシクはメチャ強です。その上弟の方に対してはちょっとゲーム感覚の殺し方をしたりするわけですから、まぁ見てるこっちはもうフゥーーーッ!!(裏声)ですよね。「テシクTUEEEEEEE!!!!!」ですよ。これ以上のカタルシスがあんのかと思いましたよ。
とにかくスッキリする部分っていうのがほとんど後半に持ってこられていて、なおかつその「溜め」の部分は限りなくダーク&ダーティー&ウエット。この誤差っていうのが、他の作品と一線を画せる理由ですね。

最後のキャラ設定って部分ですが、ホントに作中のキャラが全部いい!
まずソミ役の天才子役キム・セロンちゃん。この子はホントに素晴らしいっす。いい感じのいたいけ感というか、素朴なガキんちょというか。卑近であるがどこか魅力を感じてしまうみたいな。「ああっ!!助けてあげてーーーっ!!!!」ってこっちに思わせるものがありますよ。
あと僕のお気に入りはマンソク兄弟の弟!キム・ソンオという俳優さんが演じてるんですが、とにかく腹が立ってしょうがない。
見てくださいよこの顔。
ん?
これはソミの母親をドライヤーで拷問してるシーン。目撃してしまったソミに対してこの表情。「ん?ん?どした?ん?ん?」みたいな。

ん?2


こっちは得意げに高級車でテシクの前を去っていくシーン。だからなんでちょっとほくそ笑んでんだよ!!!ちくしょう!!!


と思わせた時点でこの俳優さんの勝ちですね。ホントむかつきました。


まぁマンソク兄弟は弟とは全然タイプ違う兄の方も良い味出してるし、この兄弟が出てくるところは全シーン楽しめます。
あと刑事連中もみんないいし、でも一番いいのはやっぱりタナヨン・ウォンタラクンさん演じるベトナム人の殺し屋ラム・ロワン。こいつがいるからこそ、作品が引き締まるんです。もう無双な位強いテシクと唯一互角に渡り合える実力者がこのラム・ロワン。コイツとのクラブのトイレでのバトルシーンはめっちゃ面白いですよ。
見てる側は、正直テシクが実際どれ位強いのかっていうことは具体的には知らないわけです。それを初めて目の当たりにできるのが、この便所バトル。んでこの時は結局引き分けに終わり、テシクも強いけどやっぱりラム・ロワンも相当強い・・・。と見てる側はなるわけですよね。と同時に「終盤で決着つけるんだな」ってことも悟れます。んで実際のラストシーンとなると、まぁラム・ロワンも強いんですが、感情開放モードのテシクはその何倍も強く、実は割りと早めにラム・ロワンを倒しちゃいます。んでその時に見てる側が思うのは、「物足りない」とかではなく、「テシクTUEEEEEEE!!!!!!」です。この複線というかジャブというか。かなり利いてますし、ラム・ロワン自身も殺し屋なんだから当然悪いやつであることは間違いないんですが、しかし子供にやさしかったりとか、最後のバトルの際は銃を捨ててナイフで戦いを挑んだりとか、いわゆる素朴な民衆であるこっち側(見てる側)が少なからず好感を持てる要素をまとっているんです。それを作中ずっと見ているから、どうしても最後のバトルは盛り上がってしまうんですな。


と、まぁいろんなキャラを褒めてきましたが・・・。それでもはっきり言ってウォン・ビン先輩が最強っす。マジで凄すぎです。
この映画が上映されたとき、「絶対にデートでは行ってはいけない映画」と言われてました。なぜなら、ウォン・ビンがかっこ良すぎるからです。まぁ女性がメロメロになるのは全然納得ですし、男が見てもカッコイイと思えるんだからホントにかっこいいですよ。ウォン・ビンでビンビンですわこっちは。


もとい。とにかくウォン・ビンはまぁ文句なしに良い。上半身裸のサービスショットもあるし、ロン毛と短髪の2パターンの彼も見れるし。ウォン・ビンファンなら必見の作品です間違いなく。
最後にソミを助けた時に「来るな。血が付く。」と彼が言った時はちょっと鳥肌立ちました。どんだけイケメンなんだよ。





まぁ悪いところといえば、僕が思ったのは「何でテシクはそんなにソミが大事なの?」ってことですかね。結局彼らの直接の絡みは序盤だけなので、2人の関係性がうまく見えない。だからいまいち腑に落ちないといえば落ちない。
あとテシクの奥さんが死んじゃったのって悪いけど「どうでもよくね?」と思えちゃうってとこ。まぁ悲惨な過去ではあるけどさ。ストーリー上そこまで重要には思えない。










いやいや!!!そんな細かいことはどうでもいいんですよ!!そんな揚げ足を取る必要が無いくらいに作品全体のバランスはすこぶる良いわけですから!!!テシクの奥さんが死ぬのだって、そのシーンがなかなか迫力あるんだから別にいいの!!!!










約2時間の作品ですが、その時間を感じさせない作品です!!!






僕は号泣しました!!!!



















来るな。血が付く。      テシク















お試しあれ!!!
















アジョシ  2010年  韓国



ジャンル:アクション
  監督:イ・ジョンボム
  出演:ウォン・ビン
      キム・セロン
      タナヨン・ウォンタラクン
      ソン・ヨンチャン



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