どうも!僕です!!

今日はこちら!!






「マスカレード・ホテル」です!!
現在公開中の日本映画で、東野圭吾原作の同名小説を映画化した作品。
東京都内で連続予告殺人が起き、次の場所に指定されたホテルにキムタク扮する刑事:新田が潜入捜査を開始する・・・というお話です。



監督はドラマ「ロンバケ」や「HERO」の映画版の監督である、キムタクと仲良し鈴木雅之。「違う、そうじゃない」の人じゃないです。
主演は皆様ご存知キムタクこと木村拓哉!このブログでは「無限の住人」「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を紹介してます。
その他キャストがかなり豪華です!!
長澤まさみ、小日向文世、渡部篤郎、梶原善、篠井英介、石橋凌、鶴見辰吾、生瀬勝久、菜々緒、濱田岳、高嶋政宏、橋本マナミ、笹野高史、前田敦子、田口浩正、宇梶剛士、松たか子、勝地涼といった面々!他にもまだまだ出てますが、映画に詳しくない方でも知ってる名前はかなり多いのではないでしょうか!















以下、ネタバレ注意です↓











































★感想★
イマイチでした。
結論から言うと犯人は松たか子なんですけど、松たか子の行動がトータルするとやっぱおかしいんですよね。
身ごもった子供の父親に会わせてくれなかったからっていう過去から恨みを持つのはまぁ良いとして、殺すほど憎くなるんですかね?そりゃ我が子を失った母親がショックから半狂乱になるっていうのは説明がつくとは思うんですが、何かしっくり来ないです。
とにかく殺したい理由はとりあえず許すとしましょう。でも何で1回おばあちゃんに変装して侵入して、後日やり直す必要があるんですかね?最初に泊まった時のボタンを拾わせてる時とか、全然殺れたと思うんですけど・・・。結婚式に目を向けさせる為に犯行をそのタイミングに合わせたとして、それならわざわざその前におばあちゃんに扮して前のりする意味も良くわからないし、そもそも松たか子扮する犯人は異常なまでに警察の動きを知りすぎてる気がします。っていうかキムタク扮する新田は、おばあちゃんが目が見えない事は見抜けても、肝心な変装が見抜けないんじゃめちゃくちゃ無能にしか思えません。

あと長澤まさみ扮するホテル従業員が急に潜入捜査に反対したのもよくわかりません。「お客様に危害が及ぶ可能性があるなんてダメです!!!」とか言うんですけど、ちょっとよくわかりません。
反対するタイミングは、今回の一連の事件が同一犯によるものではなく実は個別の犯人によるものだとわかった時なんですね。同一犯=安全 個別犯=危険 っていう思考回路が全く理解できないっす。
そのくせ「ホテルマンを辞めます…」とか言ってやがるんですよ。新田も便乗して「オレも警察官を辞めます…」とか言ってやがります。もう勝手にしてくれ。すげーイライラしましたこのシーン。
これでテメーがターゲットだったんですから笑っちゃいます。


こういう中途半端な正義感と信念を持ったアピールする割りに、状況によって考えが変わる人ってボクは苦手です。




後ね、まぁ皆様の予想通り次から次へと個性豊かなお客様がホテルに来るんですよ。ほいでその客とイチイチひと悶着あるって展開なんですが、これがはっきり言ってリズムがバリバリに悪いですね。
犯人探しの本筋に関係あるものもあれば、全くの無関係でただの「良いお話」で終わるものもあるって感じです。「グランド・ホテル」みたいな事をやりたかったのかもしれませんが、謎解きの作品においてはかなり相性が悪い感じがしました。関係ないものも織り交ぜるのがミスリードの一因を担ってるんでしょうが、常にキムタク&長澤まさみチームVS客っていう構図の繰り返しだったので若干の退屈さがありました。客と客を絡ませると違うアクセントが出て良かったと思うんですけどね。高嶋政宏と笹野高史の絡みとかあれば面白そうと思ったのですが、叶わぬ夢でした。






後ね、言わずにいられないのはラストシーンの仮面舞踏会ですね。もうまっっっったく関係ないし、今までの流れ完全無視。もう笑っちゃうし、何より強烈にダサい。1周回ってあのダサさを見る為だけに劇場に行く価値があるレベルでダサいです。長澤まさみの仮面姿は、夏祭りでサイズが合わないお面を被ってテンションが上がりながら喜んで走ってる子供と同じレベルです。
ただ監督がやりたかっただけと思います。急な西洋風の演出。「マスカレード」ってタイトルにあなたが引っ張られてどうすんですかあなたが。





ここまで辛辣に書きましたが、良い部分もありますよ。豪華キャストなだけあって俳優陣の演技は軒並みよかったと思います。
特に僕が思ったのは高嶋政宏と渡部篤郎ですね!2人ともシブくてカッコよかったです。濱田岳君は役柄が可哀想でした。





ちなみにキムタクについて少し触れますが、以前「無限の住人」の時に「彼は作品に足りないものを個人で補える人材ではない」的な事を言ったのですが、訂正します。今作に関してはキムタクパワー全開で、良い方向に働いたと思います。
まず新田というキャラクターは若すぎても老いすぎてもシブすぎてもいけないような気がするんですよね。その時点でまず適格。
そして、全体的にクオリティに低い今作品において楽しめるポイントは、新田のカッコ良いシーンにあると思うんです。例えば刑事特有の鋭い目の付け所で客の嘘を見抜いたり、女性の荷物をダルそうに持ってあげたり。キムタクといえばもうカッコつけの代名詞みたいなもんですから、かなりハマってる感がありました。それにそもそもこの作品は9割9分新田が出てくるシーンですから、単純に2時間見続けれる画力が必要なんですけど、キムタクにはそれがあると思います。何だかんだイケメンだと僕は思ってますしね。
彼は悪役とかの方が合ってると思うんですけどねぇ・・・。世捨て人のサイコキラーとか意外とハマると思ってますんで、いつか実現するよう期待してます。















そんなこんなで想像に容易いキムタクワールドフルスロットルの作品でございます。


















今日はTRFの名曲とともにお別れです。















































お試しあれ!!!




マスカレード・ホテル  2019年  日本

ジャンル:ドラマ
  監督:鈴木雅之
  出演:キムタク
     長澤まさみ    他