プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

2017年03月

サウルの息子

どうも!僕です!!



今日はこちら!!

サウルの息子





「サウルの息子」です!2015年のハンガリー映画で、ナチス政権によるホロコースト時代のアウシュヴィッツにて、わが子の死体を見つけた男サウルがユダヤ教流の葬儀で弔おうとする物語。
当時のアカデミー賞での外国語映画賞をはじめ、カンヌなど多くの映画賞で評価された作品です。



監督はネメシュ・ラースローという人で、長編映画デビュー作だそうです。
主演はルーリグ・ゲーザ。その他出演はユルス・レチン、モルナール・レヴェンテ等々ですが、まぁはっきり僕は言って知らないです。すいません。






















ってことで中身に入るんですが、今回は割愛します。何か活字で伝えるにはなかなかあれなんで・・・。





































★感想★
率直に言いまして、面白い面白くないと簡単に区別できない作品であると思います。それは製作者側の意図でもあると思いますが、「これを見てあなたはどう思いますか?」という一種の啓発系作品じゃないかなと思います。
まず見た人誰もが思うであろう独特な演出の1つが、とにかくカメラが近い!!もうず~~~~っとサウルの横1m弱くらいの所にカメラがあります。んで近すぎてサウルの向こう側のピントがずれちゃって、何が起こってるのかよくわからないんです、いやホントですよ。この技法自体は好みが分かれる気もしますし、フラストレーションになる人がいる気もします。
で、ただ大事なのは、「何かよくわかんないけどこれってアウシュヴィッツじゃね?これから虐殺があるんじゃね?」とは確実に思えるということ。んで、「見えてないけど断末魔は聞こえる」ってのが結構ミソと言いますか、ここで現場のサウルよろしく罪の無い人々が無惨に死んでいくのをただただ見送るしかできない・・・という何とも言えない虚しさがこちら側にも来るわけですよ。ちなみにサウルはゾンダーコマンドっていう特別扱いされた捕虜で、簡単に言うと同胞の虐殺を手伝わされてる捕虜です。そして時が来れば彼らゾンダーコマンドも他のユダヤ人同様殺されます。
このゾンダーコマンドという悲しき特殊部隊を描いた映画っていうのがまず少ないし、ドイツとしてはなかなか掘り返されたくない部分でしょうし、こういったアウシュヴィッツのさらに切り込んだ闇の部分を描くということが、この作品そのものを極めて意義深いものとしていることは言うまでもないでしょう。
ストーリーそのものを見ると、少なからずサウルにやきもきしてしまう人もいると思います。僕も少し感じました。っていうか僕がその場にいる同胞だとしたら、サウルのことブン殴ってると思います。「それどころじゃねぇ!!!」とね。
要するにこの作品の根幹をなす部分としては、
死者へ鎮魂の祈りを捧げる事も許されず埋葬してあげる事も許されない究極の非人道的不条理と、それでも必死に息子を弔おうとするサウルはある意味生者をも犠牲にしようとしてしまっている。究極の二対、生と死という究極のジレンマ。これこそが作品の奥底の部分と思います。
生きるって何だ。死ぬって何だ。答えの見えない問いを、少しだけでも考えるきっかけをくれるのがこの作品と思います。大半の人が生に執着する中で、サウルだけは息子が死してなおその肉体の扱いに究極の敬意を払おうとしていた。しかもアウシュヴィッツという文字通りの地獄で。というところが、僕は何かツーーンと来る部分がありましたねぇ・・・。
















久々に意義深い映画を見たことで、いつになく真面目な僕でした・・・。


























お試しあれ!!









サウルの息子    2015年  ハンガリー




ジャンル:ドラマ
  監督:ネメシュ・ラースロー
  出演:ルーリグ・ゲーザ
     ユルス・レチン
     モルナール・レヴェンテ

フューリー

どうも!僕です!!

今日はこちら!!


フューリー



「フューリー」です!!2014年のアメリカ映画で、第二次大戦末期の米軍戦車「フューリー」の乗組員の死闘を描いた戦争映画です。



監督はデヴィッド・エアー。以前「スーサイド・スクワッド」というクソ映画を紹介しました。


主演はブラピ。最新作「マリアンヌ」に引き続きのご紹介です。
その他出演は「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ、「アントマン」のマイケル・ペーニャ、「ハリー・ポッター」のジェイソン・アイザック、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッド等々でございます。














ってことで中身。










下火になってきた第二次世界大戦。ドイツ軍が「総力戦」と称し、女子供をも兵士とする肉弾戦へと移行しようとする頃。
米軍の戦車・フューリー号に乗り組むのは以下の面々

  • ドン(ブラッド・ピット)・・・リーダー
  • バイブル・・・敬虔なクリスチャン。砲撃手。
  • ゴルド・・・ヒゲ面。操縦手。
  • クーンアス・・・ヘラヘラした頭おかしそうなヤツ。装填手。
そして戦死したもう一人の操縦手の補充役として、元はタイピストの非戦闘要員ノーマンが加入します。




メンバー







オリジナルメンバーの4人は家族同然に絆が深いのですが、当然新人のノーマンとは溝があります。




しかし、激しい戦闘を繰り返しノーマンが活躍することでその溝は埋まっていきます。








ドンの中隊は戦略上重要な十字路の確保を任されますが、道中で敵の砲撃に遭い中隊は壊滅寸前。フューリー1機だけが残る形となります。





どうにか十字路に辿り着きますが、フューリーは地雷を踏んでしまいます。と、そこに大量のドイツ兵達がやってくることがわかり大ピンチ。


ドイツ兵





しかし、彼らは任務の為に命を投げ出す覚悟で300人近くの敵と戦うことを決意します。


















激闘の末、ノーマン以外は全員死にます。フューリー乗組員のおかげでドイツ軍の作戦は失敗に終わるのでした・・・。




















おわり


















★感想★
ん~イマイチですね。
やっぱ一番は感情移入要素がうまく働いてないってとこにあると思います。
まず単純に、ドンのバックボーンがあんまし見えてこないから「何故そこまでして戦うのか」ってとこに疑問を感じてしまいます。意外と彼に関する描写ってのがあんまし多くないもんだから、彼の強さの裏付けも戦う理由もSSを忌み嫌う理由もよくわからないんですよね。そんな状態で「ドイツ兵を迎え撃つ」っていう宣言をされても「うん。何で?死ぬよ?」ってなるわけです。このシーンは他の乗組員が「何でだよ!!死ぬ気か!?」とか言って押し問答をして、何かしらの理由を見出してからじゃないとやっぱ見てる側に気合は入らないですよね。「オレの家だから」っていう文言だけではちょっと弱いです。妙に感傷的なムードを漂わせて「やるかぁ」みたいな空気出されても、「そこは雰囲気で解決ぅ!?」とツッコミを入れずにはいられないですよ。まぁ戦争ってそういうもんなのかもしれないけどさ。

戦車のバトルシーンはそれなりに面白いんですよ。あんまし戦車同士の戦いって見ないから新鮮でしたしね。形が似てるから何がどうなってるのか少しわかりづらかったりもするんですが、俯瞰視点のシーンはなかなか面白いです。これは素直に面白かった。戦車から顔を出して無線で指示をするのって実は結構カッコイイなと思いました。


ただねー。「え?」って思ったのがあって。これは僕軍事マニアでも何でもなく、むしろどっちかと言うと疎いほうなんで間違った認識かもしれません。その上で聞いてください。
最後のバトル。もう大量のドイツ兵が虫みたいにウジャウジャ出てきてもう本当に四面楚歌状態の戦いです。もちろんそんな状態になることは全員承知の戦いですよ。罠とかを仕掛けるくらい時間があったんですが・・・。途中で30口径の予備が必要になるんですが、「外にあるからちょっと取ってくる」って展開になります。何で?何で外にあるの?何で車内に置いておかなかったの?これはちょっと意味がよくわからなかったです。どう考えても砲台だけで敵を殲滅できるとは思えないし、そんなの絶対車内の備えておくべきと思うんです。車内の見た感じはね、どう見ても置くスペースが無いっていう事情は通じないようにしか見えないんですよね・・・。この点、もし明確な回答持ってる方いらっしゃったら是非教えてください。
っていうかラストバトルのシーンは夜になるタイミングもめっちゃ変でしたし、何か色々と腑に落ちないんですよね。一番の盛り上がり所なのに。ドンは何で銃を2,3発くらっただけじゃ死なないのかを教えていただきたいし、急にドイツ兵が静かになるのも理由がよくわからないし、最後の優秀な狙撃手は最初何してたんだっていうかそもそも誰なんだとか・・・。何かしっくり来ないんですよ!

あと作品全体の印象としては、戦闘シーンどうこうよりも、兵士のオフ場面の描写が結構多くて何か少し独特な雰囲気だなと思いました!ここは多分人によって好みが分かれるところなんでしょうけど、僕としては嫌いじゃなかったですね。何故か見入ってしまう不思議な空気感でした。




総評といたしまして、監督自身が書いてる脚本が悪いですね。ただ彼は、つじつまとかは別として、何かカッコイイ画とか雰囲気を描き出すのはうまいと思います。
この作品にしてもタイトル・エンディングや作中のBGMとか印象的な画とかっていうのは結構僕は好きでした。ただそこらへんの好感があるが為に脚本のモロさが余計にガッカリっていう悪影響もあるのかもしれませんが・・・。
この監督は海軍出身の超コワモテおじさんで、撮影も色々と大変らしいですけどね。大変な思いしてこの仕上がりっていうのがまぁ・・・ほら・・・あの・・・ね・・・。















まぁそんなこんなで意外と見たこと無い人多いジャンルとは思いますよ!戦車映画!ガルパンとかも流行ってるし見てみてはいかがでしょうか!



















お試しあれ!!















フューリー  2014年  アメリカ




ジャンル:戦争
  監督:デヴィッド・エアー
  出演:ブラッド・ピット
     シャイア・ラブーフ
     マイケル・ペーニャ
     ジェイソン・アイザック
     スコット・イーストウッド






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