プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

2017年02月

マリアンヌ

どうも!僕です!!


今日はこちら!!






「マリアンヌ」です!

現在公開中のアメリカ映画で、第二次大戦中に恋に落ちたカナダ人工作員とフランス人工作員の悲劇的恋愛を描いたラブストーリー。


監督は巨匠ロバート・ゼメキス。このブログで言うと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「キャスト・アウェイ」を紹介してます。
主演はブラット・ピット。最近「悪の法則」を紹介しましたね。
ヒロインを演じるのは「インセプション」「ダークナイト・ライジング」「サンドラの週末」等に出演しているフランス人女優マリオン・コティヤール。
その他出演は、「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」のマシュー・グッドなんかが出てます。













ってことで中身。ネタバレがいやな人はご注意を。






















第二次大戦真っ只中。カナダ人工作員マックス(ブラピ)は、ドイツが制圧していたフランス領モロッコはカサブランカに潜入。そこでフランス人工作員のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)と偽夫婦を演じつつ、ドイツ大使を暗殺するというミッションに臨みます。





大使暗殺は無事成功。そして擬似夫婦体験から本当に愛し合ってしまった2人は、ロンドンに戻り本当の夫婦となります。







戦争は続くものの、子供も授かり幸せな生活を送っていたマックス。しかしある日上官から呼び出され衝撃の言葉を打ち付けられます。



「お前の嫁さん、多分ドイツのスパイだよ。情報筒抜けになっちゃうから殺してね。殺さなかったら嫁さんもろともお前も死刑だから。」








との事。








焦るマックス。そして彼は独自に捜査を開始し、マリアンヌが本当にスパイかどうかハッキリさせようとします。









ほんで結果は黒。しかし最愛の妻を自らの手で始末するなんて鬼畜なマネはできないマックス。子供と三人で高飛びをしようと企てます。
しかし出発直前で軍幹部に見つかります。

もはやこれまでと悟ったマリアンヌ。愛娘アナの事をマックスに託し自害します。





悲しみにくれるマックスでしたが、その後アナの事をしっかりと育て上げ、自身の夢だった牧場を手に入れアナと幸せに暮らしたのでした・・・。

















おわり

















★感想★
ん~まぁそこそこって感じですかね。見れる程度には仕上がってますが、娯楽作品の域は脱してないというか・・・。何かこう感動感涙し得る要素っていうのが抜け落ちてる気がします。
っていうかまず根本的に、時間的スケールが明らかに足りないもんだからそこまで悲劇的に見えないんですよね。妙にサクサク物事が進んでるように見えてしまって、完全に他人事にしか見えなくて、つまりは感情移入しづらいかな、と。「大体この女と知り合って何年かしか経ってないんでしょ?」と思ってしまって・・・。感情の高まりと時間は必ずしも比例はしないというのは百も承知です!しかしそれを踏まえてもちょっとしっくり来ないですね。
まずマックスとマリアンヌが恋に落ちる瞬間っていうのが結構唐突なんですよね。「え?もう?」って感じです。その直後の砂嵐に囲まれる車内での濡れ場っていうのがハイライトの一つなのは言うまでも無いんですが、それはストーリー展開というよりも単純に置かれた状況と映像美の産物と思います。
「SPACE BATLLESHIP ヤマト」のキスシーンが頭をよぎりましたが、さすがにあそこまでは酷くないですね。

妙にサクサク問題でいうと、これは作品全体で言えることなんですがドイツ軍が弱すぎる!!!とにかく弱い!マックス1人にボコボコにやられまくりです。異常なまでのマックスの強さに拭い去りがたい違和感がつきまといます。


っていうかアクション・謎解き・恋愛という三つの要素が絡み合う作品なんですが、ハッキリ言ってバランスが悪いですね。各要素が活きるのではなく、単純に良さを消し合ってます。言ってしまうと、どういう作品に仕上げたかったのかがよくわからないくらいに色んな要素と色んなシーンがぶつかり合ってます。その要素単体で見るとそれなりに楽しめるんですが・・・。いや、やはり恋愛要素が弱いですね。ここの描写が必要量に達していないが為に作品全体のバランスに違和感が発生してると思います。
構成でいうと、(時間は計ってないんですが多分)二人が恋に落ちるまでよりもその後の「マリアンヌがスパイかも」謎解きに時間が多く割かれているばっかりに、感動よりもサスペンス的要素が勝ってしまってると思うんですよね。でも最後は感動的に終わっちゃうんで結果として「はい?」ってなってしまう気がします。
ちょっと「怒り」っぽい雰囲気になっていくんですが、あれは人間模様と謎解きを同時にうまく描けてたからまだよかったのであって、今作は・・・。う~~ん・・・。



まとめますと
  • 恋に落ちるまでが早い。ぬるい。
  • 後半の謎解きがメイン。その間に感情移入要素が少なすぎる
  • そんなんで感動的に仕上げられても困る

こんな感じですかね。っていうかそもそもマックスとマリアンヌだって人殺しまくってるんだから、戦争映画並に絆とか戦う理由とかを描いてもらえないとやっぱラストで死なれてもなかなか泣けないですよね。
あと細かいこと言うと、やっぱ乳母は誰がどう見ても怪しいよ。
















ってな感じで書いていきましたが、決して見れないくらいに酷い作品とかってわけではないですよ!ゼメキスらしく、「あ、何かここうまいCG使ってんな」と思わせるところもありますし!

















まぁそんなには面白くはないけど!!!


























お試しあれ!!





















マリアンヌ   2017年  アメリカ


ジャンル:ラブストーリー
  監督:ロバート・ゼメキス
  出演:ブラット・ピット
     マリオン・コティヤール
     マシュー・グッド




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ビリギャル

どうも!僕です!!


今日はこちら!!
ビリギャル




「ビリギャル」です!2015年の日本映画で、ベストセラーノンフィクション「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」の実写化作品です。





監督は「いま、あいにゆきます」「涙そうそう」の土井裕泰。最近で言うと「逃げ恥」の演出もしてたみたいですね。

主演は「あまちゃん」の有村架純ちゃん。その他出演はチビノリダーこと伊藤惇史。意外とこのブログ初登場。後は目ぼしいところで言うと仲間由紀恵の旦那さんの田中哲司や、吉田羊、安田顕ってとこでしょうか。







ってことで中身。








虐められっ子の小学生さやか(山田望叶)は、私立の中学へ転校
    ↓
勉強しなくても大学までエスカレーターなので、さやかは色気付き始める
    ↓
全く勉強しなくなったビリギャルさやか(有村架純)が出来上がる
    
さやか




周りの大人は父親も含めてさやかを屑呼ばわり
    ↓
タバコで無期停学になったさやか、大学へエスカレーターできないかも説
    ↓
じゃあ塾へ行って別の大学へ行こう!
    ↓
塾講師坪田(伊藤惇史)と出会う
    ↓
坪田、さやかの馬鹿さ加減にやや戸惑うも無理矢理目標設定
    ↓
慶応大学を目指すことに














こんな感じで、さやかの受験生活がスタート。
周囲に支えられながら、さやかは高2の夏休みから猛勉強。





そしてついに慶応大学へ合格を果たしたのでした・・・。














おわり
















★感想★
号泣。号泣でした。凄く良い作品でしたよ。
何が良いのかっていうと、この作品には特別な事象ってのが一切無いと思うんですよ。単なる名古屋の下町の話で、平たく言うとスーパーマンが1人もいない。極めて卑近な世界の極めて卑近な人間達のお話なんですよ。
強いて言えば講師の坪田とお母さんのあーちゃん位が凄い人間かなって思うけど、見方によっちゃさやかの友達もすごいし、お父さんや弟、妹にだって凄さはある。そしてその凄さっていうのは実は我々一般人達も経験したことある、もしくはこれから経験しうる凄さなんです。凄さ・・・ってのはちょっと違いますね。「強さ」って感じかな。
そして登場人物全てに共通するその強さっていうのは、ずばり「滅私」ですね。これに尽きると思います。



母・・・一番菩薩に近い。いつでもさやかの味方。授業料の為に夜のパートもはじめる。
父・・・自身が叶えられなかったプロ野球選手と言う夢を長男龍太に託す。プレッシャーをかけすぎて龍太はパンクするが、その事を受け入れ今まで放置してきたさやかの為にプライドを捨てて尽力。
龍太・・・親父のプレッシャーを跳ね返せず野球の道を挫折し半グレとなるが、さやかのお陰で秒速で更生。親父には今までのお礼を言い、実家の車屋を継ぐ決意をする。
まゆみ・・・さやかの妹。蚊帳の外感が凄いけど、何一つ文句を言わない。
坪田・・・どうしようもない学力のさやかを見捨てず、常に寄り添いながらわかりやすくモチベーションをアップさせる。他の塾生にもそれぞれに合った接し方をする教育者の鑑。彼らの趣味の把握のためなら、睡眠時間も惜しまない。
さやかの友達・・・常にさやかと夜遊びをしていたが、さやかの勉強の邪魔にならないよう受験が終わるまではあ遊ばない宣言。もちろん絶交ではなく、ただ待っているだけ。陰ながら応援をする。




どうですかこの滅私軍団。凄いですよね。滅私。やろうと思えば誰でもできること。しかしそれが実は何より難しい!大人なら誰もが知っていることです。



そして一番の滅私がもちろんさやか。
皆多かれ少なかれ経験ありますよね。勉強というものの苦しさっていうのを。それを!あの!あのさやかが!しかも慶応!
たとえ担任に馬鹿にされようと!!
たとえ父親に馬鹿にされようと!!
たとえ弟に馬鹿にされようと!!

彼女は続けるわけです!嫌いな勉強を!!



この周りからの罵倒を、さやかは持ち前の軽さでいなしていくわけです。そしてドンドン学力はアップ。

しかし元々低い偏差値を上げるのは、恐らく超絶デブがダイエットをするのと一緒で最初は割とサクサク行く。しかしある時壁にぶつかります。伸び悩みですね。

サイドストーリー的に父親と龍太の親子野球劇場もあるわけなんですが、同時期にこの親子鷹も崩壊します。
こっちの話がまた良くてねぇ。もうめちゃくちゃ染みるんですよ。心に。
「親」というものの切なさと、「高校生」という大人とも子供とも言えない絶妙な年齢の切なさ。



親思う 心にまさる 親心





この句がぴったりですかね。しかし子供だってちゃんと考えてるんだぜぇ。そう言いたくなる様な一幕です。


メインストーリーとサブストーリーが同時期に壁にぶち当たりますが、方向は違えど共にハッピーエンドとなります。
僕はこう命名します。スクラップ&ビルド型ファミリームービーです。これっきゃない。家族の絆って強いんだなぁ。うんうん!って感じです。




作品全体として非常にリズムが良いんですよ。かと言って妙にサクサク行き過ぎてる違和感も無いし、けれでもうざったい心に残らないしょうもない語りシーンとか変な間とかほぼ無いです。強いて言えば、さやかが政策学部の合否を確認するシーンの間延びがやや気になったくらいです。「いや、受かってるんでしょ。知ってるからそこは。」となりました。
ただここはちょっと良くも悪くもで、受験って合格の瞬間の喜びを想像して頑張るわけじゃないですか。だからこっちはそこを早く見たいのに、あえて「焦らし」たとも思えますね。坪田と喜ぶシーンはめちゃくちゃ泣けましたし、何より「やるな」と思ったのは最愛の母、あーちゃんと喜ぶシーンを一切見せないんですよ。ここは確かに想像を膨らませたい部分でもあるし、見せない美学ってとこでしょうか。その分あーちゃんとクソ親父が抱き合うシーンがありまして、もうここは完全に堤防決壊です。






エンディングもすっごい良くてね。サンボマスターの「可能性」って曲をキャスト達が歌いながら終わります。ここまで抜かりが無かったからこそ、「良い映画だったなー!!!」と気分良く終われたんだと思います。




俳優陣もなかなか良かったです。有村架純ちゃんが意外にハマり役でしたね。清純そうな顔つきの子が色気づいてる事で余計に「本当は良い娘」感がなかなかあったと思います。いちいち「○○っしょ?」って喋るとことかも、何かそれらしく思えましたね。伊藤惇史も良かったですが、僕の中では田中哲司が一番良かったんです。この年の日本アカデミー賞では何も受賞してないみたいですが・・・。まぁ役どころがアレだしね。








ということで久々にべた褒めな作品でした。
「頑張るって大事!」と思える、勇気をもらえる作品でしたね!誰でも普通に楽しんで見れる作品と思いますよ!









お試しあれ!!












































ビリギャル  2015年  日本




ジャンル:ドラマ
  監督:土井裕泰
  出演:有村架純
     伊藤惇史
     吉田羊
     田中哲司
     安田顕



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