プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

2015年10月

ミスター・ノーバディ

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

ミスター・ノーバディ


「ミスター・ノーバディ」です!2009年のフランス・ドイツ・カナダ・ベルギー合作映画。

科学の進歩により人間が不死の世界となった未来・2092年を舞台に、その世界で最後の「死ぬ人間」である齢118歳の主人公の過去を紐解いていく作品です。




監督はジャコ・ヴァン・ドルマルというベルギー人。「トト・ザ・ヒーロー」「八日目」などの作品を手がけた人で、今作は3作目ですが実に13年ぶりの監督作品です。



主演はジャレッド・レト。「ダラアスバイヤーズクラブ」での演技が高評価された今売り出し中の俳優です。あとは脚本家としても名高いサラ・ポーリーやドイツ人女優ダイアン・クルーガーなんかも出演しています。








では中身。














2092年。人類は科学の力により不死の状態。そんな中その施術を施されてない最後の人間ニモ(ジェレッド・レト)。彼は老衰により、最後の時を迎えつつありました。

ニモ







しかし他のどの人間も、そしてニモ自身も、ニモがどんな人生を送ってきたのか全くわからないのであります。


そこで専門家が催眠術を使って彼の過去を紐解いていくことに。






徐々に明かされていくニモの過去ですが、彼の記憶にはおかしな点があります。
どんな人にでも人生で多く訪れる、ある決断をするとき。彼にはその幾多数多の決断をした場合の全ての記憶が備わっているのです。それもかなり詳細に。





当然「それって有り得なくねー?」ってことになるんですが、とにかく彼には複数の記憶が同時に存在しているのです。



そんな折、過去の予言どおりに寿命の時を迎えたニモ。


しかしその瞬間、宇宙は膨張を止め、逆に収縮を始めます。すなわちそれが意味することは、現在我々が住む世界の時間軸の崩壊。

世界は颯爽と逆再生。時間が逆に戻り始めるのでした・・・・。
















おわり















★感想★
非常にわかりにくい映画です。っていうのがニモのその複数の人生を同時並行で描いていくので、構造としては相当わかりにくい。説明台詞も少なければそもそも説明的描写すら少ないし、「え?結局何?何?何なの?」ってなりやすい。
ものすごく簡潔に言うと、パラレルワールドみたいな感じになっていて、その全てが2092年のニモに結びついたっていうストーリーなんですね。しかしラストにそこからの逆再生ですからもう何のこっちゃですよ。

んで結局この映画は何が言いたかったんだっていうことですが、そこは恐らく「生きているということはとにかく素晴らしい事なんだ!!」って事です!!
ニモには色んな人生があり、色んな思い出があるんです。当然それは楽しい思い出ばかりではなく、辛い思い出もあるし、思い出したくも無いくらいに壮絶なものもあります。「あの時ああしていれば・・・」「あの時あんな事しなければ・・・」。我々にも今まで数多くあった、人生の分かれ道。選択を迫られるとき。そしてどっちが正解だったのか。何が正解だったのか。何がダメだったのか。
そんな酸いも甘いも全てが積み重なった結果、今ここに自分という人間がいる!何が正しいとか何が悪いとかでは無い!ただ!生きているということはとにかく素晴らしい事なんです!!それが答えです!!


何故今僕がそう言えるのか。それは作中でどんな人生も全てを美しく描いているからなんですねぇ。
予告よろしく。「圧倒的映像美」というのは確かにこの作品にはあります。
まず思ったのは色とりどりの演出。スロー、ストップ、反転、逆再生、オーバーラップ。数多くの演出がホントうるさいくらいに頻繁に施されており、これによって全てのシーンが作中のハイライトへとなるんです。作中のハイライトというのはすなわち人生のハイライトであり、つまりは何気なく生きている今この瞬間でさえもハイライトに成り得るということですよ。全ては見せ方、見方で印象というのはいくらでも変わるし、もっと言えば受け取り方や考え方で同じ事実でもネガティブにもポジティブにも成り得るんですな。当然嬉しい楽しい所はそういう風に見せてるし、逆に悲しい所はちゃんとそういう寂しい感じに見せてるんです。この陰と陽が交じり合ってるフワフワした絶妙なバランス感覚と、それを何度か休憩させる2092年のニモのインタビュー。これらが相まった時、それらが意味することは、人生っていうのはとにかく素晴らしい。つまりは、「生きているということはとにかく素晴らしい事なんだ!!」ってわけですね。


それと音楽。まぁこれはちょっとやり過ぎじゃない?ってくらい露骨に色んな音楽かけてくるんですが、何か微妙にセンスが無い選曲な気がするんですね。有名所が多数出てきて、正直「え?それ使う?」って思う部分もあります。とはいえアコギのテーマ曲とかは普通にかっこいいし、ちょっとダサい気がする選曲も「若気の至り」感が出るし、ちょっと可愛く思えます。




んでね、はっきり言ってただ人生を複数思い返すだけの作品ならそもそもの「人間が不死になった未来の~」っていう設定はいらないんですよね。何でこの設定があるかって言うと、それはやはり「生」と反対の「死」があるからこそに「生」の素晴らしさを感じれるっていう事と思うんです。だから、作中にはそんなシーン無いんだけど不死の人間にはどんだけ熱弁しても生の素晴らしさがわかんなかったりとか、もはや感情すらちょっと欠如しちゃってるみたいな描写があっても面白かったかなーと思いますね。微妙に看護婦さんとかが仏頂面だったりはするんですけどね。
要するにこの設定があることで「生」の素晴らしさが際立つし、逆に作中の「生」のメッセージが強いので設定が際立つと。生きるということは死ぬ準備をすることだって昔10-FEETっていうバンドが言ってましたが、それはどうやら本当だったみたいですね。
死ぬことは辛いことじゃない。それも含めて人生!だから生きてるうちは酸いも甘いもオールOK!と、ポジティブにならざるを得ません。それぐらいね、勇気をもらえる作品ですよ。





個人的にはこういう難解な作品を推すのは嫌なんですよね。「はいはい。映画好きの方はこういう難しい作品がお好きなんですね。」って言われちゃいそうで。
まぁ正直100%の理解は難しい作品ですが、意外とそんな深く考えなくて良い作品だと思います!「人生とはいいもんなんだ」っていう気持ちを持って、頭空っぽにしてニモの複数の人生を見届けるだけ!そしたら何かよくわかんないけど勇気をもらえます!






好き嫌いはかなり分かれる作品とは思います!でも僕は好きな作品でした!!




だって生きているということはとにかく素晴らしい事だから!!
















お試しあれ!!









ミスター・ノーバディ  2009年  フランス・ドイツ・ベルギー・カナダ


ジャンル:SF
  監督:ジャコ・ヴァン・ドルマル
  出演:ジャレッド・レト
      ダイアン・クルーガー
      サラ・ポーリー



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悪魔を見た

どうも!僕です!!

今日はこちら!!


悪魔を見た


「悪魔を見た」です!2010年の韓国映画。
主演は日本でも人気の高いイ・ビョンホン。仇敵役に「シュリ」「ブラザーフッド」「LUCY」等の、韓国が誇るハリウッド俳優チェ・ミンシクが出演しています。

監督は「甘い人生」のキム・ジウンです。















早速中身ですが、ストーリーは至って単純。










刑事のスヒョン(イ・ビョンホン)の婚約者は、ある日何者かに残虐に殺されてしまいます。
怒りの収まらないスヒョンは、独自の捜査で犯人を追い詰めていき、犯人への復讐を誓います。








意外とサクッと犯人であるギョンチョル(チェ・ミンシク)を発見。大量殺戮犯よりも全然ケンカが強いスヒョンは、ギョンチョルをボコボコにします。

ボコボコ




しかしここでお命を頂戴するわけではなく、腕を一本折った挙句に秘密兵器のGPSカプセルをギョンチョルに飲み込ませます。






これによってスヒョンはギョンチョルの今後の行動が手に取るようにわかるってわけです。





出歯亀モードとなったスヒョンは、ギョンチョルをボコっては消えボコっては消えの繰り返しをします。

神出鬼没のスヒョンをギョンチョルが恐れるのが狙いです。







ところが根っからの悪人ギョンチョルはそんなことではへこたれず。
下剤を大量に摂取し、カプセルを取り出すと、スヒョンの婚約者だった女性の実家へ。家族をボコボコにします。


そしてその後自首して、スヒョンの手が出せない所へ逃げようとするギョンチョルでしたが、あと一歩というところでスヒョンに捕まってしまいます。

捕まる

(黒い車から足が出てるのがギョンチョル)









もはや我慢のならないスヒョン。



最後は金田一に出て来そうなからくり作戦で、家族の目の前で首チョンパさせます。





目標は達したものの、大切な人は帰ってこない・・・。





虚しい達成感に1人涙を流すスヒョンなのでした・・・。

スヒョン











おわり














★感想★
なんて胸糞悪い話なんだって感じですね。
まぁただ話の構成としては面白いもんで、普通この手の復讐劇は敵の嫌な部分をずーーーーーっと見せられて、ほんで最後の最後に復讐!→Yeahhhh!!!!っていうものが多いと思うんです。しかし今作は、ボコっては逃がしボコっては逃がしを繰り返すわけで、見ていて痛快な部分が通常より多く散りばめられています。
とはいえスヒョン同様こちらも見ていてなんとなく虚しいというか、イマイチスッキリしない復讐劇を見ているわけなんですがね。
そしてこのスヒョンよろしくこちらもイライラさせてくれるのが、チェ・ミンシク演じるギョンチョル。この人は本当に嫌悪感甚だしい演技をしてくれていて、さすがの実力って感じでしたね。凶悪犯なんだけどパっと見は普通・・・でもよく見るとやっぱ普通じゃない!みたいな。多少の卑近さがより一層こちらの恐怖を盛り立ててくれます。

まぁただ・・・いくらなんでもそこまでやりたい放題できるかね?って気はしますけどね。
ホントギョンチョルときたら暴れたい放題やって、やってる事の割りにそれがあまり重大になってない気がするんですね。どうも追っ手が乏しいというか、警察側が凶悪事件を捜査してるようにあまり見えないわけですよ。
まぁこれは作品全体がスヒョンとギョンチョルにフィーチャーし過ぎてるってとこに要因があると思うんですが、つまりはこの2人以外のキャラ立ちが不足してるようにしかどうしても思えない。復讐劇なんだからいいだろそれはって気もしないではないんですが、どう考えても公にならざるを得ないことをやらかしておいてこの具合ってのはちょっと違和感がありますね。
っていうかそもそも2人のキャラ立ちも不十分です。スヒョンがギョンチョルを憎く思うことは全然わかるんですが、「そこまでのエグい仕置きをできるポテンシャルっていうのは何なんだ」と言いたい。婚約者を殺されたことが無い僕の思慮が足りないのかもしれませんが、どんなに憎い相手でもアキレス腱にナイフを刺してシュパッ!!はさすがに抵抗があるというか、ちょっとは躊躇しそうなもんですけどね。スヒョンは淡々とやってのけるんですよこれが。っていうかまず「何でそんなに強いんだ」ってとこもあるんだけどね。
ギョンチョルに至っても、なぜそんな残虐な事件を起こし続けるのかが最後までよくわからず仕舞いなんです。裏付けが全く無いもんだから、本当に単なるサイコ野郎としか思えなくなるし、どうでもよくなるまでは行かないけど、何か見てる側を突き放してしまってる気がして来ます。
この2人のキャラ立ちの不十分さっていうのを、もう1人。第三者的なキーマンをしっかり用意することでカバーすればかなりバランスは良くなった気がするんですがね・・・。


ただ描写としては面白いなと思ったのは、序盤~中盤の舞台はかなりの田舎なんですね。そして終盤、ギョンチョルが婚約者の実家へ復讐に行くぞ・・・という時に、初めて彼が都会に顔を出す、という構成なんですが、この田舎→都会のタイミングがめっちゃ良くて、とんでもない怪物が世に放たれてしまった・・・!感が出てます。監督がここまで考えてたのかは知らないけど、僕にはそう見えましたね。人目につかないところで悪事を働いていたギョンチョルが、ついに人目もはばからず暴れちゃう・・・という。なおかつ神出鬼没にこなし、誰にもバレることなくその場を後にする。この舞台チェンジからのストーリーっていうのはなかなか面白かったです。


残虐描写には結構こだわりが伺えるというか、エグめに描かれてます。前述のアキレス腱もそうですし、タクシーの車内でギャンチョルが人を刺しまくるのはなかなかエキサイティングです。「クチャッ!クチャッ!」と生々しい効果音と共に、かなり小刻みにナイフを入れるんですね。
ただ面白かったけど、いくらなんでもわかりにくい!!いや、アクション自体はいいんですよ。サイコーに面白い。ただね、運転手のほかに後部座席にもう1人別の客がいるっていう設定なんですね。で、結局コイツら何なのってことになるんですが、ギョンチョルがタクシーに乗ってすぐに、あのタクシーの運転許可証って言うんでしょうか?ほらタクシーに絶対付いてる運転手さんのプロフィールみたいなヤツ!あれが映されて、ほいでその顔と実際に運転してるヤツの顔が違うんですよ。すなわちコイツ・・・強盗?と推測され、後部座席のヤツはそいつのグルと思われます。
つまりは悪党VS悪党!でもそいつらをメッタ刺しにするギョンチョル!ホントにメッタ刺し!グチャグチャグチャグチャ!!!!!おおおおお!!!!ギョンチョルTUEEEEEEE!!!!ってわけですよ。
ただね、その悪党VS悪党っていう構図がちょっとわかりにくい。唯一のヒントの身分証的なヤツにピーンと来なかった場合は、「善良市民である運転手と乗客を殺しちゃうギョンチョルはやっぱり相当に悪いヤツ」っていう表現に見えちゃう。ここはせめて「小悪党がぁ!」とかギョンチョルに言わせるだけで全然変わったと思うんだけどなぁ。どっちにしろ後に別の遺体が出てきて気づけるんですが、ここはその構図を分かった上で見たほうが絶対面白いですからね。そんな謎解きというか、頭働かせて楽しむところではないはずですからね。シーン自体は面白いからいいけど。









まぁそんなこんなで、良くも悪くもサイコなお話です。一応は復讐は完結するのでメシウマっちゃメシウマ。ただ基本的には「イヤミス」のジャンルに入るんじゃないですかね。胸糞は悪いですよ。















弱いフリするな 始まりだ      スヒョン


















お試しあれ!!!






悪魔を見た   2010年  韓国



ジャンル:サスペンス
  監督:キム・ジウン
  出演:イ・ビョンホン
      チェ・ミンシク




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ホステル2

どうも!僕です!!

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ホステル2



「ホステル2」です!!
以前紹介したホラー映画「ホステル」の続編でございます!



前作同様、総製作指揮クエンティン・タランティーノ、監督イーライ・ロスという構成で、要するに前作と同じ製作チームがもう1回集まった形です。




今作の主演はホラー映画の出演が多いローレン・ジャーマンという女性。「テキサス・チェーンソー」なんかに出てる人。あとは「プリティ・プリンセス」シリーズでおなじみのレズ女優ヘザー・マタラッツォなんかも出演してます。















ではその話の中身はというと、前作の終わりの部分から始まります。
















命からがら拷問クラブを脱出した前作の主人公パクストン(ジェイ・ヘルナンデス)でしたが、少し日が経った後クラブの追っ手によりあっさりと、そしてエグいビジュアルに殺されてしまいます。

パクストン










クラブは絶賛稼働中・・・・!!!!














そんなことはもちろん何も知らないアメリカ人女子大生ベス(ローレン・ジャーマン)とホイットニー(ビジョウ・フィリップス)。




ローマに留学中の彼女たちは、プラハへの旅行を計画します。ホームシックに駆られる根暗な同級生ローナ(ヘザー・マタラッツォ)と共に電車でプラハへと向かいますが、道中にデッサンモデルのアクセル(ヴェラ・ヨルダノーヴァ)に誘われ、共にある温泉地へと目的地変更。



その温泉地とはもちろんスロバキア。




そして泊まるのはもちろんあのホステルです・・・。





泊まる


ホステルに到着した一行は、収穫祭というイベントに参加。






そのあとなんやかんやあるわけですが、まぁみなさんの予想通り全員拷問クラブへと拉致られてしまいます。
正確に言うとアクセルだけはクラブ側の黒幕で、つまりは彼女がクラブに誘い込んできたって訳です。






みんなが殺されていき、最後の1人となったベスでしたが、彼女を買い取った男性は収穫祭で仲良くなった男性スチュアート(ロジャー・バート)でした。







最初は彼がベスを解放してくれそうでしたが、「やっぱり人を殺してみたい」そして「人を殺して真新しい人間になる」という悪しき好奇心が働き出したスチュアートとベスのバトルが始まります。




必死に逃亡を試みたベスでしたが、パクストンの様に要領よくできず。






クラブの警備員たちに追い込まれた彼女がとった行動は・・・







作戦


「下がらねぇとコイツのチ○ポぶった切るぞ」作戦です!






なぜシンプルに脳天にぶちかまそうとしないのか意味不明ですが、男性的には見るのすら恐ろしい狂気の作戦!







そしてクラブ側が身じろいでる間に、「このスチュアートという男を買い取る」という契約を交わしたベス。





結果彼女はスチュアートJr.をぶった切り、犬にそのイチモツを食わせ、自分たちを追い込んだ黒幕アクセルに復讐を果たします。









ベスがちょん切ったアクセルの生首で、近所の子供たちはサッカーをしているのでした・・・。


















おわり
















★感想★
面白かったですね。特に前作が好きだった人にはたまらない構成になってると思います。
と言うのはですね、前作でふわっと浮かび上がってきた例のクラブの全貌というかシステムみたいなのが徐々に明らかになっていくんですね。
彼女達がホステルにチェックインするや否や、フロントのボーイが不審な動きをし、それぞれの写真がで世界中の会員たちに送信される。そして会員たちは、ゴルフ中、食事中、バカンス中、家族と団欒中・・・。全ての人がそのやっていることを中断し、躍起になってオークション形式で値段を競っていく・・・というわけです。
そして見事競り落とした人間の、拷問をできるその時が来るまでのワクワクやドキドキっていうのを描いていくんですね。大学生たちメインのストーリーと、会員側のストーリーが同時並行で行われていくわけで、それを見ている側はずーっと嫌な気持ちで見てしまうわけです。
そしてついに両者が相対する時っていうのは、何故かこちらとしても、キターーーーとなってしまいますよね。そりゃ残酷な描写はかわいそうとは思うけど、その人の不幸を見たくてこういう映画を見てるわけですから、これは一種のカタルシスと言って良いでしょう。
んでね、続編である上のハンディキャップみたいなのをうまく使ってると思うんですね。続編って言うのは「1」で判明した事実っていうのをびっくり要素では使えなくなっていて、つまりはいくら続編だからといって「1」にあまりにも則りすぎた構成だとダメなんですよ。「いやわかってるからそれは」と見てる方はなってしまい、そういう描写があまりにも多いと結果それはお話しにブレーキをかけることにしかならないと思うんです。しかし今作は、逆にそのご存知の部分のもうちょっと濃いとこ教えますよーと。んでその事実が「ふーん」ってレベルではなく、「ぉぉおー」っていうレベルまで来てると思います。それが前作では明かされてなかった会員たちの制度の詳細であり、競り落とした会員たちの心身の状態ってことなんですね。要するに「1」のグレードアップ版っていうものではなく、真に「1」の「続編」と成り得ている作品ですよ。
それは「1」で詳細を語らなかったからでしょ。と思うかもしれませんが、それはその通りです。しかし詳細を語らずとも「1」でそれなりのクオリティの作品を作れているから凄いんですね。だからこそ今作の面白みが一層栄えるんですがな。

と、いうのが僕の感想でございまして。今回の「ホステル2」単体で見てどうだったかというと、まぁ描写の数が減り密度を増させた感じでした。前作みたいな目が取れかかってるとかっていう欠損描写みたいなのは少ないですし、単純に拷問シーンは前作より少ないです。ただ、ローナを殺す女性が返り血を浴びて恍惚の表情を浮かべたり、前述の通りチ○ポ切り落としたりとかっていうカオスな部分がより強調されてる造りになっていて、要するに作品全体通して「コイツらイっちゃってるっしょ?」っていう問いかけをされてる気がするし、それに対してはイエスとしか言いようが無い・・・ってわけです。

っていうか全体的にね、見せ方とかっていう部分もそうだし、脚本の練り方とかも悪くないと思うし、実は結構すごい映画なんじゃないかって気がしてきましたよ。今作も一応は主人公が生き延びてスッキリ展開で終わっていたりとか、なかなかうまい構成と思うんです。ほいでこれは監督のイーライ・ロスの力であると思うんです。
だから「たらんてぃーのぷれぜんつ」なのはわかったからもうちょいイーライ・ロスを推してあげてって思いますね。「タランティーノ史上最強最悪スリラー!!」みたいに言う人いますからね。かわいそうなイーライちゃん。








まぁそういったわけで彼の作品はこれからも色々と紹介していきたいと思います!
























ナズドロビア(‘‘健康に‘‘という意味)





















お試しあれ!!











ホステル2    2007年  アメリカ


ジャンル:ホラー
  監督:イーライ・ロス
  出演:ローレン・ジャーマン
     ヘザー・マタラッツォ
     ジェイ・ヘルナンデス



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マレフィセント

どうも!僕です!!

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マレフィセント



「マレフィセント」です!

2014年のディズニー映画で、皆さんご存知の名作ディズニークラシック「眠れる森の美女」をリメイクした作品。ディズニー作品の中でも屈指の人気ヴィラン「マレフィセント」に主人公を移管し、「みんなが知ってるものとは少し違うお話」といった触れ込み。



監督はロバート・ストロンバーグ。「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」の美術監督をしていた人で、その技術には定評がありアカデミー美術賞を2度受賞している人です。監督は初めて。




主演はご存知アンジェリーナ・ジョリー。彼女によるマレフィセントの完コピがこの作品の観客を呼び込む要素のひとつとなっています。

ヒロインのオーロラを演じるのはエル・ファニング。天才子役みたいな人です。



あとはこのブログで言うところの「ロシアン・ルーレット」で紹介したサム・ライリーや、「特攻野郎Aチーム」のシャルト・コプリーなんかが出てます。









ってことで中身をざっくり。








あるところに人間の国と妖精の国があり、両国はずっと仲が悪い状態。

そんな中、妖精のマレフィセントと人間のステファン。2人の子供はこっそりと恋に落ちていました。





















しかし!

















大人になったステファンは、国王の座に着く為に寝ているマレフィセントの翼をもいでしまいます。







マレフィセントブチ切れ
     ↓
国王となったステファンの愛娘オーロラに「16歳の誕生日の日没までに永遠の眠りにつく」というまどろっこしい呪いをかける
     ↓
焦った国王。3人の妖精にオーロラを森の奥へと匿い16歳の誕生日が過ぎるまで篭るよう指示。
     ↓
森の奥でひっそりと育っていくオーロラ
     ↓
何も知らない彼女は、たまたま出会ったマレフィセントと仲良くなる
     ↓
マレフィセントもオーロラの事が好きになり、呪いを解こうとする
     ↓
でも無理
     ↓
マレフィセントと3人の妖精が、ほぼ同時に真実を語る(16歳の誕生日の前日)。
     ↓
ショックを受けたオーロラ。国王のいる城へと向かう。
     ↓
国王がオーロラを軟禁するが、呪いの通りにオーロラは永遠の眠りに。
     ↓
マレフィセントが王子様を連れて行き、「真実の愛」に賭けてキスをさせる。
     ↓
でも無理
     ↓
マレフィセントが軽くキスをすると、目覚めるオーロラ
     ↓
安心したところで、マレフィセントと国王のラストバトル勃発
     ↓
マレフィセント快勝。オーロラとともに国へ戻る。
     ↓
人間の国と妖精の国が仲良くなり、みんな幸せに暮らしましたとさ。










おわり











★感想★
まぁ、まず言えるのは「アンジェリーナ・ジョリーの映画だ!」ってことですね。
冒頭述べたように「マレフィセントの完コピ」っていうのが触れ込みだし、実際再現度は高いと思います。まぁ僕個人的には「実写になるとさすがにきっついな・・・」っていう感は否めなかったんですが。なんかツノみたいなのが2本あるルックスだから、焼肉屋のキャラクターみたいに見える部分もありますね・・・。
まぁそれは良いとして、「アンジーがマレフィセントになってる!」っていうのがプロモーション時点でのメインだし、ディズニー作品の中でもファンが多いこの作品でそういうキャスティングっていうのは正解と思います。

ただ!それだけです。つまりはその後にこちらの想像の上を行ってくれる展開が無いというか。

なんかね、色々と作りこみが甘い部分がいくらなんでも目立ちすぎるんですね。
みんなが知ってる「眠れる森の美女」とはちょっと違うお話ですってのがコンセプトなんですが、本当に完全に違うお話。何がやりたいのかよくわからないレベルです。
しかしそのコンセプトがあるくせに、オリジナルの名シーン的なものは残しつつ、なおかつそれがストーリー上とっても不自然っていう最悪のバランスに仕上がってるんですね。



えー、まず王子ね。フィリップ王子という隣国王子が登場します。みなさんご存知の、オリジナル作品であれば真実の愛のキスでオーロラを目覚めさせるアイツです。コイツはもうえらい急に出てくる上、やけにトントン拍子にキスのシーンまで進んでいき、そのくせキスは失敗。ほんでその後何もしない割りに、エンディングのシーンではしっかりと登場し、なおかつオーロラがこの何もしてないヤツにしっかり惚れちゃってるっていうわけ。
もうね、さっっっっっっぱり意味がわからんです!
こいつらそこまで楽しい思い出があるわけでもなく、単純に一目惚れ。要は顔がタイプなだけなんです。何たるビッチ臭。

っていうかそもそもこのオーロラ姫が問題でね。この子はね、生まれて16年間森の中でしか生きてこなかったはずなんですよ。つまり3人の妖精としか絡んだことがないんです。そんな箱入り娘が果たして何の警戒もせずにこんな若造に一目惚れしますでしょうか?普通はさ、それこそ同じディズニーの「ラプンツェル」みたいに相当な警戒をしたりとかさ、「男の人ってはじめて見たー!」的リアクションとかあっていいはずなんですよねー。
とにかく見れば見るほど、このお姫様は「腕白で健やかな少女」っていうよりは「警戒心が著しく欠如したバカ」にしか見えなくなってくるんですね。
それが顕著に出たのが、真実を知った時。自分が王女だと知るや否や、彼女は大至急馬に乗ってお城へと走っていくわけです。
走る


えっと・・・。16年間森にいたんだよね?16年だよね?


とならずにはいられませんわな。なおかつコイツはお城に着くや否や、恐らく「あ、王女ですけど」みたいなことを言ったんでしょう。非常にスムーズに城内へ入り、父へと挨拶します。するとステファン王も、「母親にそっくりだ」みたいなこと言ってなんかめっちゃ冷静に対処してます。


王・姫・看守。全員がバカというか支離滅裂というか。意味がわからないんですホントに。







で!で!でですよ!


なぜこの本来非常に魅力満載なはずのオーロラに魅力を感じれないのか!それね、3人の妖精のせいなんです。


この3バカはですね、そもそもマレフィセント側・ムーア国の住人なんです。
しかし何故かステファン王の側へ寝返り、結果オーロラを育てる大役を仰せつかるわけなんですね。しかしコイツら、お世辞にもその役が適任には到底思えない。まぁ単純に大事な王女を常に遠いところに放置しすぎだし、そもそも住む場所ね。

あのー、オーロラは幼少期からマレフィセントと出会うわけなんですが、どう見てもオーロラの住んでる家とマレフィセントがいるムーア国が近所にしか見えないんですね。
こればっかりは明記されたりセリフから紐解くことができないのですが、どう見ても近所。むしろ国境沿いに住んでるようにも見えます。
だいたい王女を育てるとかとんでもない大儀なわけなのに、近所に崖とかもあるんですよ。バカですバカ。

んでね、オリジナルであればとっても魅力的になってるはずの3人の妖精がこのザマなわけですから、それを汲み取ってか、オーロラは3人の元を離れるときにそこまで寂しそうでもないんですね。一応は神妙な顔しますが、その割にはサクサクとお城へ向かうわけです。



こんな感じで妖精は全く魅力を感じないどころか、少し見てる側をイライラさせるキャラに豹変しちゃってます。許容範囲を大きく逸脱した無能のくせに、コイツらの描写ってのはめちゃくちゃ多いんですよ。グロッキーです。





あとマレフィセント。彼女はね、もう何やっても「いやいや、でも本当はいい人なんでしょ」ってどうしても思えてしまうんです。それが思いのほか早くわかってくるもんだから、そのあと何が起きても「でもどうせさ、」と思ってしまうわけです。
そして僕が一番思ったのは、「鉄で火傷する」話です。2度とすんな!と思いましたね。
マレフィセントには鉄に触ると火傷してしまうという残念な性質があり、それを知ってるステファン王は色々鉄攻撃をしてくるわけ。ただラストのバトルなんかを見ていくと、どうやらそれは気合で我慢できるレベルみたいで、足に鎖を巻きつけられても「ぬああああぁぁぁぁあああ!!!」とか言ってステファン王を引きずりまわすマレフィセントは、クライマックスでは恐らく鎖帷子を巻きつけた王と共に抱き合いながら落下。その時はもはや全く熱そうにはしてませんでした。
多分人間で言うと、熱々のお湯が通ってる水道管を触る程度ではないかと推測してます僕は。
あと個人的には「ガチで熱々に熱した鉄をジュッてすれば効果2倍でかなり効くんじゃね?」と思いましたが、残念ながらそんなシーンはありませんでした。
まぁつまりはね、最終的にそんなの無かった的な展開になる上、その設定をうまく使った描写も無いなら最初からいらなかったじゃんってとこですね。





唯一好感持てたのはサム・ライリーが演じるディアヴァルくらいですかね。これはサム・ライリーが良いというよりは単純に役が良かったって感じがするけど、でもライリーちゃん良かったよ。


そんなこんなで色々とある作品でございます。本来であればこういった作品は細かいところをクドクド言うべきではないのかも知れませんが、モチーフすらブレブレではもう我慢なら無いというか、それを許せる楽しい描写が無いというか。全ての要素が単発に来るので、「あ、これがやりたかっただけね」と解釈してしまい結果こっちは興ざめという最悪の方程式が出来上がってしまってます。
スマートな作品に仕上げようとしたが為に入れ込んだ要素があまりにもザルすぎましたね。









やっぱりアナ雪級の作品ってのはなかなか出ないんだなぁと思った僕でした!















真実の愛はない    マレフィセント

















お試しあれ!!!





マレフィセント    2014年  アメリカ



ジャンル:ドラマ
  監督:ロバート・ストロンバーグ
  出演:アンジェリーナ・ジョリー
      エル・ファニング
      サム・ライリー
      シャルト・コプリー




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永遠の0

どうも!僕です!!

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永遠の0



「永遠の0」です!2013年の日本映画で、百田尚樹の同名小説を映画化した作品。
監督は以前このブログで「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を酷評してあげた山崎貴。今作でもVFX多用しまくってます。

主演はV6の岡田准一。その他出演は三浦春馬、吹石一恵、井上真央、KAT-TUNの上田竜也、橋爪功、新井浩文などなどの面々でございます。













では中身。









健太郎(三浦春馬)と慶子(吹石一恵)の姉弟は、祖母が亡くなったのをきっかけに本当のおじいちゃんについて調べてみることにします。自分たちがおじいちゃんと言っているのはおばあちゃんが再婚した相手で、母清子(風吹ジュン)の本当の父である宮部久蔵は戦時中にゼロ戦に乗って戦死したというのです。




宮部について知っている人に話を聞いていくわけですが、みんなが口を揃えて「臆病者」だの「卑怯者」だのと罵ります。
何か嫌な雰囲気が立ち込める中、それとは全く逆の意見を言う井崎(橋爪功)という人に出会います。

井崎



彼は要するに、「彼が生きて帰らねばならないことを教えてくれた」的な考えを持っており、宮部に対し深い感謝を持っています。




そしてここから回想シーン。


井崎と宮部の戦時中の共に戦った思い出が描かれます。









「なんか宮部いい人だったんじゃね?」って雰囲気になり、健太郎と慶子は更に調査を進めていきます。





ここから様々な人にインタビュー→回想→インタビュー→回想という流れが繰り返されていき、次第に健太郎は宮部に心を奪われていきます。








宮部の心情の紆余曲折を理解した健太郎は、現代にゼロ戦に乗った宮部をオーバーラップさせる幻覚を見てしまう大暴走モードに突入。

暴走








しかも宮部めっちゃこっち見てる!!!

こっち見てる








これには健太郎大号泣なのであります!!!!


号泣



















おわり














★感想★
「期待したオレが馬鹿だった」って感じです。
えーといろいろ言いたいことはあるんですが、まずね、感動させたいのかストーリーで面白がらせたいのかどっちなの?って思うんですよね。
前述の通りインタビュー→回想→インタビュー→回想の繰り返し。つまりは「実はこうでした」の連続なわけですよ。短編小説を一気に読んでる感じになっちゃわけで、これの何が問題かっていうと、全てのエピソードが単発故に軽く感じちゃうんです。だからサスペンス的に少しずつ真実を紐解いていきますって作品ならギリギリアリな構成なんだけど、感動させるヒューマンドラマとしてこの構成っていうのは無理があるとしか思えませんね。
例えば井崎のエピソード、回想を見ていて「くぁ~辛いよな~」とか思っていて少しずつ感情移入できるかも・・・って時に「ハイ終了!次のエピソード行きまーす!」ってなるので、感情移入できず。つまりは見てる側とは全く別のゾーンで行われている話になるわけで、もはや単なる歴史解説を見ているに過ぎない形になってます。
こっちがそこまで感情移入できてない状態で、馬鹿みたいにお涙頂戴って露骨にわかるようなテーマ曲をバンバン使い回して、こっちとしては「まだそれ使うの?」って思っちゃうわけですね。
総括すると、感情移入するほどブラッシュアップされたエピソードが無いから、みてるこっちが感動する為の「タメ」の部分があまりにも希薄すぎるんです。
そしてその見てる側との相違をあざ笑うかのように、三浦春馬と吹石一恵は泣きじゃくるわけです。「えー何泣いてるのー」ってこっちは棒読みだし、まず泣くの早すぎだから!!!2時間半近くある作品の40分そこそこで泣くのはさすがに早いっしょ。ましてやこっちは全く泣き所わかってないしね。この姉弟のせいでこっちは色々とゲンナリしてくるんですが、とにかくやはりラストの宮部オーバーラップシーンは爆笑です。ギャグ映画かと思うくらいに笑えます。
宮部が現代に登場してくるだけで腹抱えて笑えるのに、それを見て号泣する健太郎、そして感動的な例の音楽。この3要素がそろった時、劇場は笑いの渦へと化したことでしょうね・・・。


つまりは「エピソードが単発過ぎて感情移入できないのに一丁前に感動演出だけはしてる(その演出自体もいろいろオカシイんだけど)」って所でしょうかね。


んでこの作品の一番の問題点というか、物議を醸す場面があってですね。それが「健太郎が合コンに行ったときに特攻隊について熱く語りだす」っていう場面なんです。ここは多分現代の若者が特攻隊員について深く考えて無さ過ぎるって表現で取り入れたんでしょうが、内容がひどいですね。
友達が「自爆テロも特攻も同じっしょ。狂信的愛国者って部分では海外からは同じ目で見られてるよ」みたいなこと言い出し健太郎と口論になるシーンがあるんです。健太郎が結局司法試験を落ちまくってるところを指摘されたところでブチ切れるわけなんですが、ここのシーンはいろいろ問題ですよ。
健太郎の反論としては「特攻隊は空母という殺戮兵器に突入するわけだから、民間人を巻き込むテロとはわけが違う」ってモノなんです。ただこの反論だと自爆テロ全否定ということになりますので、自爆テロに現在でも無理矢理利用されている女性や子供なんかの心情とかは完全に度外視ですよね。極端な言い方をすると特攻=善、テロ=悪という結論になり、つまりは特攻推進派みたいな表現にも聞こえます。
このシーンを見たとき、僕は「この作品危ねぇ!」と思いました。作品全体を通して「特攻隊」かわいそうという表現しかされず、特攻隊のヒロイズムを描いてきた挙句この論争ですから、こりゃちょっと何かを匂わせます。「殺戮兵器になら自爆していいんか。」というのはあまりにも極論ですが、この作品は全体を通して一応は特攻という作戦や当時の日本軍についての批判を散りばめてはいるんですが、それ以外にも肯定的な表現が多々ある上に、その表現が露骨ではないんです。深層心理で見てる側をインスパイアしかねないと思いますし、実は結構右よりな作品な気がしました。


まぁ右だろうが左だろうがそこには個々の考えがあるから良いとして。「左っぽく右を表現したりとかさ、結局何が言いたいんだよ!!」っていうのが最終結論です。どうしたかったんだ。これが全てです。僕の理解力が足りなかったのかもしれませんが、これが本音です。







まぁよかった部分としては、VFXを使った戦闘シーンっていうのはそれなりに迫力はありましたよ。山崎監督の得意技ですから、CGと分かっていても楽しめます。
それと、作品の構成をバカにしてきたんですが、実は好きな部分があって。冒頭に宮部が乗ったゼロ戦が米軍空母に近づき、凄いテクニックで米軍たちを驚かせるというシーンがあるんですが、これが最後の最後のラストシーンにもう一度使われてるっていう。これはちょっと胸を打つ感じがありましたね。いかんせんその直前に「宮部現代にオーバーラップ事件」が起きてるのでその感動も薄れるわけなんですが・・・。






実際脚本がひどい気がしましたね。山崎監督はホント監督業とか脚本業はせずに、VFXのスペシャリストになったほうがいいんじゃないかね?って思えるくらいでした。




主題歌を歌ってる桑田佳祐とか原作者の百田尚樹とかが映画を絶賛したみたいに言われてますが、いやいや。関係者は絶賛するだろ普通。こういうのはもっと第三者に批評してもらわないと!!!
百田尚樹とか「10年に1本の傑作」とか言ってたらしいです。日本映画ナメンなよ!!!!










九死に一生の作戦ならば喜んで死ににいける。だが特攻は十死零生。成功することイコール死!こんなの作戦とは呼ばん!!!      景浦









 






お試しあれ!!!







永遠の0    2013年  日本


ジャンル:ドラマ
  監督:山崎貴
  出演:岡田准一
      三浦春馬
      井上真央
      吹石一恵
      濱田岳




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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

どうも!僕です!!

今日はこちら!!
ガーディアン

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」です!
2014年のアメリカ映画で、今映画界を席巻している「MARVEL」シリーズいわゆるアメコミものです。



監督はジェームズ・ガン。「スクービードゥー」「スーパー!」などで知られる監督ですが、今作の様な大予算を組むビッグバジェットムービーでの監督は初めてです。


主演は「マネーボール」や「her/世界にひとつの彼女」のクリス・プラット。その他出演は「アバター」のゾーイ・サルダナや、元WWEレスラーのデビッド・バティスタ、「グラディエーター」のジャイモン・フンスーなど。
ビッグキャストとしてはヴィン・ディーゼルが出ているんですが、彼が演じるグルートというキャラはVFXで加工されまくってるんで、彼を認識することは声でしかできませんのであしからず。
あと宣伝中気になってる人が多かったであろう喋るアライグマ。もちろんCGのキャラクターなんですが、こいつの声は「ハングオーバー」シリーズのブラッドリー・クーパーが演じてます。あのイケメンですよ。




ちなみにこんなMARVEL作品知らねーよって人に豆知識ですが、この作品の元は「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」という漫画で、「過去にMARVELに登場したキャラを改めて集めてひとつのチームにしちまおう」っていうもの。その寄せ集めが「ガーディアンズ~」なわけで、ほんで今回映画化にあたって題材とされたのは2期目のチーム。

まぁ詳しいことは置いといてそんなチームのお話なんだってことくらいは知っといていいかもです。









では中身なんですが、例によってざっくり説明します。








この作品のストーリーを推進していくのはとあるオーブ。

オーブ







主人公の盗賊クイル(クリス・プラット)が、遺跡みたいなところから金目当てにこのオーブを手にするところから物語は始まります。






ロナン(リー・ペイス)というメチャ悪のメチャ強な男がこの石を狙ってるということがわかります。






いろいろあって、ロナンの元手下ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、アライグマのロケット(ブラッドリー・クーパー)、木の生命体グルート(ヴィン・ディーゼル)、ロナン殺害に執念を燃やす男ドラックス(デビッド・バティスタ)がクイルの元に集結。


揃う

本来は何の関係も無い彼らですが、なんかうまいこと利害が一致した感じになって共闘することとなります。




なんやかんやあって、石はロナンの手に。石にはもうめちゃくちゃにすごい力が備えられていて、彼は更に強くなり野心マンマン状態。
まずは嫌いなザンダー星をぶっ壊しにかかります。






ただでさえ強いロナンが更に強くなってもう絶対太刀打ちできないはずなのに、うだつの上がらない過去と決別するため命を賭けるガーディアンズ達。





グリートこそ命を落としましたが、他の4人は全員無事なまま見事ロナンをやっつけてみせます。

撃破








見事銀河の危機を救った彼ら。過去の犯罪も無罪放免としてもらったところで、「良いことも悪いことも」両方をしに再び旅立つのでした・・・。









おわり












★感想★
うんうん面白い!!「ザ・エンターテイメント」って感じです!!
まずこの作品を語る上で必要不可欠なのが音楽!ちょっとこじゃれたBGMってのではなく、がっつりと歌詞付きの歌謡曲的なものをガンガン挿入してるんですね。そしてそれが70年代にヒットした古き良きアメリカン・ポップスばかり。SFというオカルトな設定にこういった一種の懐古を感じれる要素を取り入れてることで、なんとも言えない雰囲気に仕上げてるんです。その雰囲気っていうのが「オシャレ」とか「かっこいい」とかっていうキマったものではなく、シンプルに「楽しい」!!だから見てるこっちとしても当然「楽しい」!!なわけです。SFで「銀河があーだこーだ」っていうのは当然よく見る設定だし、歌謡曲を作中に挿入するのも決して珍しいものではない。しかし、この2つの要素が交わることっていうのは恐らく今までなかったんじゃないでしょうか。この2要素が醸し出す独特の空気感が非常にフレッシュに感じれました。
ほんでね、これがどういうことなのかっていうと。要するに今までのアメコミもの、特にMARVELシリーズっていうのは「マンガの話をガチっぽくやりました」っていうものだったんですよ。スパイダーマンであったりX-MENであったりっていうのは、硬~~~い雰囲気で、冷た~~~い空気で、エッジのバキッと利いた超超真剣な世界観で作品を作ってたんですね。シリアスにシリアスに。
しかし今作は、はっきり言って緩い。そもそも序盤に70年代ポップスがおいそれと流れ出すわけで、そこにクイルが遺跡を探検するシーンとスタッフロールが同時並行で流れるわけです。この時点で「んんっ!?」と見てる側はなりますよね。「なんか違うぞ」と。ほいで実際始まってみたらホントに緩めのやり取りが随所に織り込まれていて。クイルとガモーラとロケット&グルートの街中での押し問答シーンっていうのはホントに見ていて楽しいし、何か心地よい緩さを感じれる仕上がりになってるんですね。緩いんだけど。
今までのMERVELムービーは、軽い話を重く仕上げてたんでそれが良かった。しかし今回は、ストレートに「エンターテイメント」っていうところに特化させた作品と言えると思います。

だからはっきり言ってストーリー構成上甘い部分はあります。そりゃまず例のあの石がどう考えてもお金でやりとりされるレベルのシロモノじゃないと思いますし、石がそんなにすごいものなはずなのに何かその凄さ加減っていう部分に曖昧性が回避されてないところもある。
他にもいーーーーっぱいあるんだけど、そんな部分はどうでもいいんです!もっと頭柔らかくして見て良い作品なんですこれは!こういうのにいちいち突っ込みたくなるヤツはもうこれ系の映画は今後一切見るな!見なくていい!!

逆に言うと、そういうところを割り切って見れる人にとっては100%楽しめる作品です。


その理由は前述の通りの音楽から作られる心地よい世界観。作品全体のほど良い緩さ。そしてそれに拍車をかける各登場人物のキャラ立ちです!

意外と良いのがドラックス。

ドラックス


ロナンへの復讐に燃えるこの男。とにかく真剣なんですが、比喩みたいなのが一切通用しない男なんです。だから「やるじゃん」みたいに仲間が彼の体を小突くと、彼は「何叩いてんだよ」みたいに本気で怒ります。
あと喉元に指をやるしぐさが「殺す」っていう意味だとクイルに教わるんですが、それをすげぇ終盤の重要なバトルの時に「喉に指を当てたら殺すっていう意味だ・・・・。」と、やたら真剣に説明台詞で言っちゃうっていう部分とか。コイツの笑い部分っていうのはいい感じに肩透かし食らわしてくれるんでホントよかった。

ロケットとグルートに萌える人も大勢いると思います。まぁ宣伝でもゴリ押しされていたアライグマのロケットっていうのはもちろんいいキャラしてるわけで、僕も含めて犬好きにとっての萌え要素は凄まじいと思います。かわいいというかなんというか。愛おしいって表現が一番合うかも。

こいつらの肩透かし感に、クイルのおとぼけ要素みたいなのとガモーラの真面目すぎて逆に笑えちゃう感じが相まって、本当に笑える作品に仕上がってます。


シンプルに「楽しい」作品です。映像もきれいだし、ぜひぜひオススメでっせ!!




















お試しあれ!!





ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー  2014年  アメリカ


ジャンル:アメコミ
  監督:ジェームズ・ガン
  出演:クリス・プラット
      ゾーイ・サルダナ
      デビッド・バティスタ
      ヴィン・ディーゼル
      ブラッドリー・クーパー










 

死霊のはらわた

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

死霊のはらわた

「死霊のはらわた」です!1981年のアメリカ映画で、言わずと知れたホラー映画の、というかスプラッター映画の金字塔です!

2013年にはリメイク作品も公開されており、30年以上経っているクラシックな作品。
今なお映画シーンに数多く存在するスプラッター映画は、この作品無くして成り立たなかったのだ!!と言って良い程の作品です。



監督は「スパイダーマンシリーズ」のサム・ライミ。今でこそファミリームービーを撮っている彼ですが、今作が処女作です。2009年に「スペル」でホラー界に戻ってきたことを考えると、彼の根幹はやはりこっち側なのかなと考えずにはいられません。






ってことで中身なんですが、いわゆるホラー映画のステレオタイプ!ベタにベタな展開にベタを上塗りしたベタベタ映画です!









男女仲良し5人組が、山奥の別荘へ
     ↓
地下室で不気味な書物とテープレコーダーを発見
     ↓
悪魔を蘇らせる呪文発動
     ↓
次々と悪霊に憑依される男女たち
     ↓
最後はアッシュという青年だけが生き残る
     ↓
憑依された友達を全員殺してめでたしめでたし
     ↓
しかし彼の後ろから新たな霊が・・・・!!!!







Fin












★感想★
キモい!キモいぜ!
まぁホントに基礎中の基礎的なスプラッター描写が多い!んでその血のりとかのクオリティって部分ははっきり言って低いですし、そもそも血出すぎww

血

これは悪霊との最終決戦を終えた時の主人公アッシュなんですが、恐ろしく血だらけです。しかしこれほとんどが返り血なんです。もうとにかくね、ゾンビみたいな悪霊の断末魔がうるさいうるさい。「ギャアアアアア!!!!」みたいなことを甲高い声で延々言い放ち、そしてとにかくおびただしい量の出血+謎の牛乳みたいな白い液体のオンパレードで気持ち悪いったらありゃしない。


画像はその一例。

断末魔


動脈から出てるんでしょうか、やたら勢い良く牛乳的体液がピューっと出てます。プラス顔面から異常な量の出血をしてます。もうグロテスクの極み。1周回って面白いとかじゃなく、シンプルに気持ち悪いです。
「ちょっと少なめにしたほうが不気味かな?」とか「ちょっと出しすぎかな?」とかっていう遠慮は一切なし!もう出せるだけ出しちまえ的勢いで、いろんな汁が出まくり噴出しまくり飛び散りまくり。

5人組のうち4人がこのゾンビ状態になる訳で、ようするに4体の断末魔を見ることになる訳です。まぁコミカルっちゃコミカルですが、やはり不快指数の方が上回るように感じる方が大半でしょう。




そもそもなぜ牛乳が出てくるんだとか、なぜ悪霊に取り憑かれてこんなザマになるのかとか、まぁいろいろ検討の余地があるわけです。
んでこの作品にそこまでの深い検討をすることはナンセンスなわけで、やはりこれはそういう理屈的な部分で楽しむのではなく、単純に「悪霊怖ぇぇぇええええ!!!」ってなればいいだけの映画なんですよ。
ほいでこの作品にはその部分が大いにある。というか、いちいち怖がらせるための演出が大味にですがちゃんとあるわけです。その怖がらせ方っていうのは今じゃ完全なるベタですが、しかしそれでも効果的なんですね、
それが一番如実に出てるというか、非常に多い演出。それが、そう「やたらと1人行動をする」ですね。
「いや、だから今悪霊が蘇ってきて大変な状況なんだって!!!」って何回言っても、こいつら1人で休憩したりとか、1人で森の中に入ったりとかします。要するに死亡フラグなんですが、これが単純に「くっだらね。死ぬじゃんこいつ。」と思わせないんです。なぜなら、コイツらはただ殺されるのではなく、半殺しにされた上にゾンビにされるからです。つまり1が0になるのではなく、-1になってしまうという。ここですよ。
「またゾンビが!うわぁぁぁっ!!」ってなるんですよ。だってゾンビになるのもゾンビに殺されるのも嫌ですからね見てる側も。そういう意味でのハラハラ感というか、嫌感があります。
あと良かったのは「悪霊視点」でカメラワークがされるってとこですね。これによって、登場人物はまだ気付いてないけど、見てる側は悪霊がいることに気付いているっていう状況になります。つまりは登場人物が「何も知らずにバカンスを楽しんでる感」です。これもベタ。まぁ見る前から悪霊が出てくることは知ってるんだけどさ。


この他にもベタ演出は多々あってホントにステレオタイプな映画なんですが、それなりに楽しめますよ。
今見てめちゃくちゃ面白いかって言うと僕的には「普通」なんですけど、しかしコアなファンが多いのも納得の出来栄えです。

3部作なんで続きもいつか紹介しますぜ!!


















お試しあれ!!!




死霊のはらわた   1981年  アメリカ

ジャンル:ホラー
  監督:サム・ライミ
  出演:ブルース・キャンベル
      エレン・サンドワイズ
      




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