プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

2015年09月

清須会議

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

清洲会議



「清須会議」です!2013年の三谷幸喜監督の日本映画で、同監督の同名小説を映画化した作品。「歴史が動いた5日間」をキャッチコピーに、多数の大物キャストを起用して話題となった作品です。



ということでその豪華キャストをご紹介します。
役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、浅野忠信、でんでん、寺島進、鈴木京香、ゴーリキー、伊勢谷友介、中谷美紀、天海祐希、松山ケンイチ、篠井英介・・・・・と、書ききれないくらい知った顔が出てきます!









んで、じゃあどんな話かっていうと・・・





時は戦国時代。本能寺の変によって、織田信長とその長男織田信忠が命を落とします。




羽柴秀吉(大泉洋)の活躍により明智光秀は無事に退治され、そしてここからが本番。






「織田家の後継者どうする?」ってことになります。











ってことで家臣たちが今の愛知県にある清須城に集合し、話し合って決めることに。それこそが「清須会議」です。




織田家には5人の「宿老」というまぁ幹部的なポジションにいる忠実な家臣がいます。

丹羽長秀(小日向文世)、柴田勝家(役所広司)、羽柴秀吉、滝川一益(阿南健治)、そして明智光秀。

当然明智はこの世にいませんので、残る4人で話し合いをすることになります。





理由あって滝川が会議の期日に間に合うのか微妙なので、実質は丹羽・柴田・秀吉の3人で話し合いをします。


ところがそんな猛者どもが和気藹々としているはずもなく、丹羽&柴田VS秀吉という構図になります。
両者は互いに推す候補が違い、自分たちの候補を会議で通すべくさまざまな方法で周囲の人間にアプローチをしかけていきます。
要するに選挙の下準備です。



そんな準備の真っ最中に、池田恒興(佐藤浩市)が宿老に昇格。彼も話し合いに参加することに。









水面下で方々様々な動きが行われ、ついに会議が開始。






そして結果は、秀吉の推す三法師に決定。まだ赤子の彼ですが、信長の長男、信忠の長男であること。そして何より丹羽が柴田を裏切り秀吉側に付いたのが決定的となりました。







自分の推薦者が後継者に決まった秀吉はイケイケ。一方会議という名の戦に破れた柴田は、少し哀愁を残しながら清洲城を去るのでした・・・。













おわり











★感想★
長い!!!長いよ!!!!
2時間20分くらいあるんですよこの作品。ものすごく長く感じましたね。大作と言うよりは、ダラダラしてるという風にしか見えないんです。
面白いのかどうかってとこなんですが、もうそれすらもよくわかんなくなる位に長い。そもそもね、「会議」っていうテーマの映画だから、それこそ三谷監督の「12人の優しい日本人」みたいに二転三転する押し問答を見せられるのかと思いきや、会議の時間はごくわずか。20分も無いです。
じゃあ何を見せられるのかというと、その下準備ですね。
まぁこれ自体は実際に行われてたことだろうし、こここそが会議の肝なんでしょうからそれはいいんですが、どこまでそれを見せるのかっていうことですよ。
この作品はね、前述の通り丹羽・柴田VS秀吉という構図なわけ。ほんで、丹羽チームはこんな工作をしまーす→秀吉はこんな工作をしまーす→丹羽チームはこんな工作を・・・っていうのを延々見せられるわけですね。
つまりどっちの手の内も見てる側にはもろわかりなわけです。この時点でどう見ても秀吉側の圧勝にしか見えない。そんな状態でいよいよ会議!!ってなもんですから、僕は「ははーん。会議が始まるとなんか秀吉にトラブルがあって、なかなか一筋縄では決まらないやつだな?」と思って見てたんですが、なんと秀吉の予想通りそのままの展開。つまりは見てる側の思うがままの展開です。ふぁっ!?ひねり無し!?って感じですよ。
だから秀吉の無双と、柴田のアホっぷりを見るだけなんですね。
いや、まぁね。わかるんですよ難しさは。だって歴史上の史実ですから、答えは決まってるんです。
しかしね、僕も含めてなんですが歴史に詳しくない視聴者だってきっといるわけですよ。歴史に詳しくなくても秀吉が天下を統一するってことぐらいは誰でも知ってます。もし知らないヤツがいたとしてもそいつは無視していいです。つまり秀吉が勝つってことはなんとなくわかるにしても、その勝つ方法とか奥の手みたいなのを、少なくとも会議始まる前に見せたら絶対ダメじゃね?ってことなんです。
この手品のタネ的部分がはじめにわかっちゃってるもんだから、会議そのものは確認に過ぎないんです。大体会議開始まで1時間以上も引っ張っておいて、「特に無風」ってのはこれなかなか頂けないものでございますよ?え?
だからまとめてみると、「ストーリーの肝がわかっちゃってるからどこで楽しめばいいのかわかんない」作品なんですね。タネがわかってる手品ほどつまらないものは無いでしょ。そこは少なくとも秀吉の「三法師推し作戦」のことは内緒にしといて「何か奥の手があるっぽい」雰囲気だけ出しとくとか、もしくは会議が始まって一見秀吉がピンチに見えたところで「うっそ~~~ん」とか言っておどけさせて、「三法師推し作戦」を吐露させるとかさ。せっかく秀吉があんなキャラなんだから、映画的に仕上げれる余地はいくらでもあったと思うんですけど。



とにかくストーリー的には退屈にしか感じられない構造になっています。会議終わってもなんかダラダラ続くしね。しかしその苦痛を辛うじて和らげてくれるのが、いくつかの俳優さんの快演です。
僕が好きだったのは、まずは秀吉を演じる大泉洋。どハマり役ですね。コミカルな野心家っていうのは、彼そのものをシンクロする部分もあるような気がするし、とてもよかった。
あと池田恒興を演じる佐藤浩市。この池田という役はどっちつかずのコウモリ野郎なんですが、そういう役はこの人結構合いますね。会議中に自分の立ち位置をはっきりさせず、「実に真っ当な意見だ」しか言わないのは結構笑えます。あと黒田官兵衛を演じる寺島進も雰囲気良かったです。コミカルな秀吉と対照的に重厚感を漂わせてるのは見ていて気持ちよかった。吹き矢を吹くシーンはちょっと笑えますけどね。
それと前田利家を演じる浅野忠信。まぁ役柄がそもそもシブいってのはあるけど、いやそれにしてもキマってました。カッコよかった~。


ただね。このキャスティングってのもちょっと気になる部分というか。あのー、あまりにも豪華すぎて訳わかんなくなってくるというか。「そこのちょい役にちゃんとした俳優持ってくる必要ある?」って思っちゃうんですよ。
松山ケンイチとかおもちゃ調達係で数分しか出てこないし、妻夫木も正直そこまで彼の演技力を活かせる役柄じゃないと思うし、天海祐希が演じた女忍者に至ってはそもそもそんなヤツいなくてもストーリーになんら支障無しって感じの役柄だし。なんかね、ゴチャゴチャしてるんですよ。全員が主役張れる級の俳優さん達だから、個々の良さっていうのを互いに打ち消しあってるというかそもそも見せる余地が無いっていうか。
食べ物で例えると白飯とチャーハンとラーメンとパエリアとパスタとハンバーガーが同時に出てきたみたいな。いや、それぞれ好きだけど同時にはちょっと!っていう感じ。
光があれば当然影もあるはずなのに、その影にも光を照らした結果光が光として認識できないって感じですかね。かっこいいっしょこの表現。
ホントそんな感じなんです。「誰に目を向ければいいんだ?」って思っちゃいますよ。まぁ宿老の4人は別としてね。




あとはまぁ気になったのは全員声でかくね?ってとこですかね。
丹羽チームも秀吉チームも、会議前の数日同じ城の中の比較的近い部屋に待機してるんですよ。
なのにわざわざ部屋の戸をあけながら「こんな作戦があります!!」みたいなことをややでかめのボリュームで言うんですよ。んで向こうに気づかれたと思ったら「ヤバっ!!」みたいな。え?バカなの?
一番おかしかったのはラストのシーン。秀吉が柴田に土下座をするシーンがあるんです。柴田がゾロゾロと家来を引き連れて城を去っていく時に、言ってみれば秀吉が柴田の機嫌をとるシーンで、これにより柴田は気分良く城を去っていくことになるんですが、彼らが去ったあとに秀吉は妻の寧にその本心を語るんです。「そしてその先は天下だて!!!!!」と。



ただね、後ろにまだ柴田の家来はゾロゾロ歩いてるんですよ。「聞こえる・・・んじゃない?ってか聞こえるように言ってるのか?」と誤認してしまうほどの謎のボリューム。
ラストの大事なシーンでこの謎演出はまったくの興ざめです。声のボリュームって撮影中に勘案したりしないんですかね?マジで謎です。








まぁいろいろ悪く言ってきましたが、そこまで悪い作品でもないですよ。作品としての完成度は一応はそれなりにあるし、演出的に好きな部分もありました。
僕が好きだったのは、序盤にナレーションを入れず、ちょっとだけコミカルに仕上げた絵巻のアニメーションで状況を説明するってとこ。それによって過剰な説明セリフとかっていうのを入れる必要はなくなったし、あの演出は作品全体の雰囲気に合ってたと思います。
 











言っても三谷作品ですから、大衆娯楽としてはきちっと仕上がってるんじゃないですかね!(棒読み)
山場の無い2時間20分をフラットなテンションで過ごせる自信のある人には、一応そこそこ楽しめる作品と思います!













心の中のワシに問え     丹羽長秀















お試しあれ!!!











清洲会議   2013年  日本


ジャンル:ドラマ
  監督:三谷幸喜
  出演:豪華キャスト


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アジョシ

どうも!僕です!!

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アジョシ

「アジョシ」です!2010年の韓国映画で、同年の韓国興行収入1位を記録した作品です。日本では2011年に公開されています。


監督はイ・ジョンボムというまだ若い監督さん。今作は監督2作目です。

主演は「ブラザーフッド」・「母なる証明」に出演、日本でも女性人気の高いイケメン俳優ウォン・ビン。韓ドラブームの際は四天王の一人に数えられてましたね。
助演の子役はキム・セロンという韓国の天才子役。「冬の小鳥」という映画で主演を務め、一躍スターとなった子です。
その他出演者も韓国ドラマに出まくってる実力者ばかりです。











では中身。









ひっそりと質屋を営む影がある感じの男テシク(ウォン・ビン)。人との関わりを避けて暮らしている彼でしたが、そんな彼をソミ(キム・セロン)という近所の女の子はやたらと慕ってきます。
「アジョシ(おじさん)」と呼びかけてくるソミに、テシクも少し心を開きかけていきます。


食事





そんなある日。シャブ中のクズ人間であるソミの母親ヒョジョン(キム・ヒョソ)が、マフィアのシャブをちょろまかしてしまいます。
マフィアの親分オ社長(ソン・ヨンチャン)は、部下であるマンソク兄弟の兄(キム・ヒウォン)に回収を用命。



ヒョジョンを突き止めたマンソク兄弟。シャブが入ったバッグはテシクの店に質入れしたとのことなので、テシクの店に回収に向かいます。






まぁこんな流れで、ソミの母親とマフィアのいざこざにテシクは巻き込まれていきます。




その後、マンソク兄弟はソミを誘拐。
     ↓
助けるために追うテシク。
     ↓
マンソク兄弟はテシクを利用してオ社長を殺害。
     ↓
更にソミを人身売買にかけようとする
     ↓
ブチギレモードのテシク。髪を散髪して本気モード。
     ↓
マンソク兄弟をボッコボコに。
     ↓
警察には捕まったものの、テシクとソミは熱い抱擁を交わす・・・。











おわり












★感想★
はっきり言いますと、「素晴らしい映画としか言いようがない」って感じです。いや、それくらいホントに素晴らしい映画です。
まぁストーリーとしてはなんちゃないです。正義の味方が悪いやつから子供を助けるって話ですから、まぁベタなもんですよ。しかしね、見せ方がうまい+持って行き方がうまい+キャラ設定がうまいっていう三拍子揃っちゃってるもんだから、否が応にも完成度が上がるってなもんです。
まず見せ方っていう面ですが、名シーンと言える場面が非常に多いんですよねこの作品。ゴルフ場のダイヴシーン、ビルの2Fから飛び降りるシーン、クラブでの戦闘シーン、そしてラストのバトルシーン。これらのストーリー上重要なシーンに加え、車椅子野郎に飛び蹴りシーンや拷問シーンなど、娯楽映画として楽しめるところも多数用意されており、なおかつそのシーンの入れ方が限りなくスムーズ。要するに画面構成というか、単純に「目」で楽しむ映画としての要素が十二分に詰め込まれているんです。
それを象徴するのが、戦闘シーン。はっきり言ってこのイ・ジョンボムという監督さんは、アクションシーンを撮るのはめちゃくちゃにうまいと思います。ラストのナイフでカチャカチャやり合うシーンっていうのは、もう本当に名シーン。ストーリー上のカタルシスポイントであるだけでなく、単純にストーリーを知らずにこのシーンだけ見ても面白いようになっていると思います。
このウォン・ビン演じるテシクっていう男はね、まぁめちゃくちゃ強いわけです。元特殊工作員ですから。んでね、無駄な動きを最低限に抑えて敵を確実に殺していくんですよ。僕が「くぅ~っ!」ってなったのは、既に勝敗が決したであろうザコキャラに対し、執拗に何度もナイフをグチャグチャ刺していくんです。これは恐らく、まだ生きている他の敵に見せつけることによって、そいつらの戦意を削ぐというある種の実践的高等技術と思われます。こういう細かいところってやっぱグッと来ちゃいますよね。

次に持って行き方っていう面。前述の通り話自体はめちゃくちゃベタなんです。シンプルな勧善懲悪モノ。
ただね、その勧善懲悪の「懲悪」の部分。悪を懲らしめるっていうのはホント最後に持って来られるんですよ(まぁ中盤もちょっとはあるけど)。ほんでそれまではひたすら溜めの部分。マンソク兄弟の極悪非道な部分を見せられるわけです。んでね、まぁ何が嫌ってこの作品の舞台は「人身売買」なんですよ。しかも子供の。いろんな人の心にはいろんな善と悪があると思うんですが、しかし大半の人は「人身売買」というものに関しては「Say,NO!!!」なスタンスのはずですよね。「金のためなら子供くらい売っちゃってよくね?」っていう人はさすがにかなり少ないはず。つまりシンプルな強盗殺人とかよりも、激しくモラルを逸脱しているように見えちゃうわけです。少なくとも僕には。
それプラス、そんな強烈な悪事を働くマンソク兄弟に大した事情は無いっていう。もうこの時点でかなり見てる側の善良市民である我々は「うぬぬぬ・・・・」ってなるわけです。人身売買というフィールドの事情をかなり生々しく見せてくるし、実際に売られちゃう子供とかも出てきて。「いやいやマジでソミちゃんやばいじゃん!」と、こちら側もテシクよろしく焦っちゃうわけです。
更に更に、全体的にマンソク兄弟がちょっとテシクを舐めてるわけです。「質屋風情が」みたいな。まぁマフィアですからメンツを大事にするというか、「オレたちをなめんなよー」みたいな空気が常にこの兄弟にはあるわけですよ。
ほんでそれが実はすさまじいブーメランで、「絶対に舐めちゃいけなかったのはテシクでした」ってことです。もうお分かりの通り、テシクはメチャ強です。その上弟の方に対してはちょっとゲーム感覚の殺し方をしたりするわけですから、まぁ見てるこっちはもうフゥーーーッ!!(裏声)ですよね。「テシクTUEEEEEEE!!!!!」ですよ。これ以上のカタルシスがあんのかと思いましたよ。
とにかくスッキリする部分っていうのがほとんど後半に持ってこられていて、なおかつその「溜め」の部分は限りなくダーク&ダーティー&ウエット。この誤差っていうのが、他の作品と一線を画せる理由ですね。

最後のキャラ設定って部分ですが、ホントに作中のキャラが全部いい!
まずソミ役の天才子役キム・セロンちゃん。この子はホントに素晴らしいっす。いい感じのいたいけ感というか、素朴なガキんちょというか。卑近であるがどこか魅力を感じてしまうみたいな。「ああっ!!助けてあげてーーーっ!!!!」ってこっちに思わせるものがありますよ。
あと僕のお気に入りはマンソク兄弟の弟!キム・ソンオという俳優さんが演じてるんですが、とにかく腹が立ってしょうがない。
見てくださいよこの顔。
ん?
これはソミの母親をドライヤーで拷問してるシーン。目撃してしまったソミに対してこの表情。「ん?ん?どした?ん?ん?」みたいな。

ん?2


こっちは得意げに高級車でテシクの前を去っていくシーン。だからなんでちょっとほくそ笑んでんだよ!!!ちくしょう!!!


と思わせた時点でこの俳優さんの勝ちですね。ホントむかつきました。


まぁマンソク兄弟は弟とは全然タイプ違う兄の方も良い味出してるし、この兄弟が出てくるところは全シーン楽しめます。
あと刑事連中もみんないいし、でも一番いいのはやっぱりタナヨン・ウォンタラクンさん演じるベトナム人の殺し屋ラム・ロワン。こいつがいるからこそ、作品が引き締まるんです。もう無双な位強いテシクと唯一互角に渡り合える実力者がこのラム・ロワン。コイツとのクラブのトイレでのバトルシーンはめっちゃ面白いですよ。
見てる側は、正直テシクが実際どれ位強いのかっていうことは具体的には知らないわけです。それを初めて目の当たりにできるのが、この便所バトル。んでこの時は結局引き分けに終わり、テシクも強いけどやっぱりラム・ロワンも相当強い・・・。と見てる側はなるわけですよね。と同時に「終盤で決着つけるんだな」ってことも悟れます。んで実際のラストシーンとなると、まぁラム・ロワンも強いんですが、感情開放モードのテシクはその何倍も強く、実は割りと早めにラム・ロワンを倒しちゃいます。んでその時に見てる側が思うのは、「物足りない」とかではなく、「テシクTUEEEEEEE!!!!!!」です。この複線というかジャブというか。かなり利いてますし、ラム・ロワン自身も殺し屋なんだから当然悪いやつであることは間違いないんですが、しかし子供にやさしかったりとか、最後のバトルの際は銃を捨ててナイフで戦いを挑んだりとか、いわゆる素朴な民衆であるこっち側(見てる側)が少なからず好感を持てる要素をまとっているんです。それを作中ずっと見ているから、どうしても最後のバトルは盛り上がってしまうんですな。


と、まぁいろんなキャラを褒めてきましたが・・・。それでもはっきり言ってウォン・ビン先輩が最強っす。マジで凄すぎです。
この映画が上映されたとき、「絶対にデートでは行ってはいけない映画」と言われてました。なぜなら、ウォン・ビンがかっこ良すぎるからです。まぁ女性がメロメロになるのは全然納得ですし、男が見てもカッコイイと思えるんだからホントにかっこいいですよ。ウォン・ビンでビンビンですわこっちは。


もとい。とにかくウォン・ビンはまぁ文句なしに良い。上半身裸のサービスショットもあるし、ロン毛と短髪の2パターンの彼も見れるし。ウォン・ビンファンなら必見の作品です間違いなく。
最後にソミを助けた時に「来るな。血が付く。」と彼が言った時はちょっと鳥肌立ちました。どんだけイケメンなんだよ。





まぁ悪いところといえば、僕が思ったのは「何でテシクはそんなにソミが大事なの?」ってことですかね。結局彼らの直接の絡みは序盤だけなので、2人の関係性がうまく見えない。だからいまいち腑に落ちないといえば落ちない。
あとテシクの奥さんが死んじゃったのって悪いけど「どうでもよくね?」と思えちゃうってとこ。まぁ悲惨な過去ではあるけどさ。ストーリー上そこまで重要には思えない。










いやいや!!!そんな細かいことはどうでもいいんですよ!!そんな揚げ足を取る必要が無いくらいに作品全体のバランスはすこぶる良いわけですから!!!テシクの奥さんが死ぬのだって、そのシーンがなかなか迫力あるんだから別にいいの!!!!










約2時間の作品ですが、その時間を感じさせない作品です!!!






僕は号泣しました!!!!



















来るな。血が付く。      テシク















お試しあれ!!!
















アジョシ  2010年  韓国



ジャンル:アクション
  監督:イ・ジョンボム
  出演:ウォン・ビン
      キム・セロン
      タナヨン・ウォンタラクン
      ソン・ヨンチャン



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デビルズ・リジェクト マーダーライドショー2

どうも!僕です!!

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リジェクト


「デビルズ・リジェクト マーダーライドショー2」です!
以前紹介した「マーダーライドショー」の続編です!




「マーダーライドショー」自体の評価というのは微妙なところがあるんですが、この「デビルズ・リジェクト」は結構評価が高いんですね。





続編ってことで主要キャストはほぼほぼ同じなんですが、恐怖のファイアフライ一家の母親役が、カレン・ブラックからレスリー・イースタブルックに変わっています。




監督は前作同様ロブ・ゾンビ。彼曰く、今作は「前作で特に人気のあったキャラクターにフィーチャーした作品である」とのこと。

ってことでその人気のあったキャラってのが、まずはもちろんシド・ヘイグ演じるピエロ野郎にしてファイアフライ一家の大黒柱キャプテン・スポルティング。そしてビル・モーズリー演じるファイアフライ一家で一番凶暴な長男オーティスと、ロブ・ゾンビの実の嫁シェリ・ムーン・ゾンビ演じる見た目の綺麗さとは裏腹に超残虐な小娘ベイビー。

この3人が今回の物語の主人公。そしてそれに対抗するのが、前作で殺害されたジョージ・ワイデル保安官の実弟、ウィリアム・フォーサイス演じるジョン・ワイデル保安官。兄敵を討つべく奮闘する彼の活躍により、物語が進展していきます。














ってことで中身。











兄を殺された保安官ワイデルは、復讐すべく多くの警察官を集めてファイアフライ一家の自宅を急襲。


激しい銃撃戦の末、オーティスとベイビーは何とか逃走。しかしマザー・ファイアフライだけは警察に捕まってしまいます。




オーティスとベイビーはモーテルに行き、一般人をサクサク殺しながら一旦立てこもり、キャプテン・スポルティングと落ち合います。







3人はスポルティングの兄弟チャーリー(ケン・フォーリー)が経営する風俗村みたいなところに身を潜めることに。






一方復讐に燃えるワイデル。捕獲していたマザー・ファイアフライをナイフで殺してしまいます。
少し常軌を逸してきた彼は、少々手荒ではありますが、確実に3人の居場所を突き止めていきます。




チャーリーのところに潜んでいると突き止めたワイデルは、殺し屋を雇い3人を襲撃。





生きたままの捕獲に成功した彼は、3人を椅子に縛り付けて拷問を開始します。


もったいぶってもったいぶってもったいぶってもったいぶってもったいぶったあげく、いよいよ全員を殺すぞというところで一家の生き残りタイニー(マシュー・マッグローリー)が登場。

後ろからの襲撃でワイデルをやっつけたタイニー。タイニーは現地に残り、3人は車に乗り込み血まみれのまま逃走。






しかし逃げる道の先は、これまた大量の警察官がバリケードをつくっていました。


おとなしくつかまるわけのない3人は、最後まで激しく銃で応戦。




激しく散るのでした・・・。














★感想★
いやー面白い!こりゃいい映画だ!
まず監督の言ってる通り、キャラクターに魅力がありますね!ファイアフライ一家にしろワイデルにしろチャーリーにしろ、とにかく普通のヤツが出てこない!これが本当はバランスの難しいことで、あまりにも変なヤツが登場しすぎると今度はわけわからなくなってしまうんですね。正直前作はここで失敗してる部分があった気がする。しかし今回は、いわゆる変人同士のバトルというか。あの漫画とかで、絶対強いヤツと絶対強いヤツがバトルするってなってちょっとワクワクするあの感じ!とんねるずとダウンタウンが競演するみたいなあの感じ!パッキャオVSメイウェザーみたいなあの感じ!あの交わるとは思えなかった大物同士がぶつかるあの感じがここにはあるんですよ。
殺し屋がファイアフライ一家に襲撃かけるシーンとかは特にそうなんです。そしてそこを盛り上げるために、序盤は「やっぱファイアフライ一家やべぇ」って思わざるを得ない彼らの最強にして最凶にして最狂な行動が描かれるんです。人を傷つけたり殺したりすることに何の抵抗もないっていうか当然のようにこなしていくっていうか。
んで彼らの残虐さを散々見てきたわけだから、ワイデルが拷問するシーンは少なからずのカタルシスを感じれるという。
とは言いつつも、この作品はファイアフライ一家を肯定的に作られています。最終的に彼らが警察と銃撃をして命を落としていくシーンは、少し感動的に描かれるし、実際こっちもちょっともの寂しい気持ちになってしまいます。そもそも作中通して、彼らの行いがうまくいくところ、すなわち彼らが悪事をはたらくところとかはかなりノンキなカントリー風のややイケイケなBGMがかかります。不思議と彼らを応援するスタンスになるというか、ちょっと可愛げに思えてしまうような感覚。
んで可愛いと言えば、シェリ・ムーン・ゾンビがいいですね。彼女の綺麗な見た目と裏腹な残虐な感じが、彼らの悪事が本当に日常的な事なんだと認識させられるし、同時に恐怖感も得られる。

まぁ要するにやっぱりファイアフライ一家の悪事を見ていく映画なんですが、これがうまいこと飽きさせない構造になってるんです。スロー、スライド、ストップなど、様々な演出をやややり過ぎかなってくらいに入れてきて。はっきり言ってちょっと変わった映画だと思います。
象徴的なシーンを「はい、ここですよー」って教えてくれる感じは、ややクラシックなやり方に思えないでもない。しかしその一つ一つの差し込み方っていうのは斬新さもあるし、ロブ・ゾンビは単純にエンターテイメントとしての映画をより楽しくより面白く見せようとしてる、っていう風に僕は感じました。


要するに僕個人的にはかなり楽しめたってことです!今作はホラー的な怖さというよりも、ストーリーで楽しめる作品になってます。


ホラーが苦手とか言う人も楽しめると思いますよ!!





















お試しあれ!!




デビルズ・リジェクト マーダーライドショー2   2005年  アメリカ




ジャンル:ホラー
  監督:ロブ・ゾンビ
  出演:シド・ヘイグ
      ビル・モーズリー
      シェリ・ムーン・ゾンビ
      






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ヒストリー・オブ・バイオレンス

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バイオレンス


「ヒストリー・オブ・バイオレンス」です!2005年のアメリカ・カナダ映画で、カナダ人名将デヴィッド・クローネンバーグが監督した作品です。彼の作品は以前「ザ・フライ」を紹介しました。


主演は「ロード・オブ・ザ・リング」でお馴染みのヴィゴ・モーテンセン。あとは「トゥルーマン・ショー」のエド・ハリスなんかも出演しています。




タイトル的には暴力の歴史をたどるドキュメンタリーに思えそうですが、同名の小説を映画化した本格サスペンスです!















では中身。







絵に描いたような幸せな家庭で平凡な毎日を送っているトム(ヴィゴ・モーテンセン)。妻のエディ(マリア・ベロ)とも毎日ラブラブです。






しかしある日、トムの経営するレストランに強盗が入ります。ここでトムは果敢に強盗と戦い、彼らをピストルでドンパチとやっつけちゃいます。


一躍ヒーローとなったトムは、テレビでも持ち上げられてちょっとした有名人になります。




しばらく経ってから、店に今度はマフィアのフォガティ(エド・ハリス)という男が手下を連れてやってきます。
片目が義眼の不気味なその男は、トムのことをジョーイ・キューザックと呼びます。トムは自分がトムだと主張しますが、フォガティは「しらばっくれてんじゃねぇよ」的なことを言い、とりあえずはその場を離れます。



その後もフォガティはトム一家につきまとい、徐々にトムも神経をやられていきます。





ついにフォガティはトムの息子ジャック(アシュトン・ホームズ)を拉致。

拉致




息子を返してほしいなら、自分たちと一緒にフィラデルフィアに来いと要求します。



ここでトムは大暴れ。手下を2人を殺害しますが、ここでフォガティに追い詰められます。万事休すかと思われたところ、フォガティの後ろから息子ジャックがショットガンをお見舞いし、なんとか一命を取り留めます。






命は助かったものの、明らかに人を殺すのに慣れすぎているトムに、家族の疑いはますます濃くなる一方。

病院に入院したトムは、エディに真実を語ります。自分は本当はジョーイという男で、かつてはフィラデルフィアでマフィアとして多くの人を殺してきたということです。当然にわかには信じられない驚愕の事実に、夫婦の関係は完全に崩れ去ります。





その夜、実の兄でマフィアのボスであるリッチー(ウィリアム・ハート)から電話が。
過去を清算するため、トムはフィラデルフィアへと向かいます。リッチーはトムに恨みがあり、トムもまたつきまとって来るリッチーに嫌気がさしている様子。
最後の殺し合いが始まり、見事トムが勝利。リッチーの手下もろとも皆殺しにします。


全てにケリをつけ、帰宅したトム。ちょうど家ではエディと2人の子供たちが無言の晩御飯中でした。

飯






気まずい空気が流れる中、子供たちはトムを暖かく迎え入れます。そして妻エディは、なんともいえない表情をしているのでした・・・。




















おわり











★感想★
面白い・・・というよりは考えさせられる映画ですね。
作品全部見て思うことは、やっぱり暴力の世界というものはめちゃくちゃ陰惨なものであり、一度その世界に染まると簡単にはその世界からは抜け出せないってことですね。
人を殺してしまうということは、めちゃくちゃ重い十字架を背負うことになるし、その十字架っていうのは今後ずーっとその人の人生に覆いかぶさってくるものなんだっていうことが、作中を通して描かれます。
要するに、過去に大量の人を殺しておいて、自分だけ幸福な人生を送ろうっていうのはムシが良すぎるってところですかね。
それと同時にカエルの子はカエルというか、トムの中に潜む暴力性というのはあくまでトム自身が押さえ込んでいるだけで、ひょんなきっかけさえあればすぐにまた表に出てくるっていうことがこれまた描かれてます。
「暴力」というものが、いかに暴力を生み出すか、そしていかに無間の憎しみを生むかっていうことが描かれていることがこの作品であり、そしてそれをうまく描き出すために非常に描写がリアルなのがこの作品の特徴。
例えば強盗をトムが撃退したとき。脳天に弾をお見舞いされた強盗は、その弾があごに貫通し、顎がぐちゃくちゃになります。しかし彼はまだ絶命しておらず、息をしながら苦悶の表情を浮かべる・・・。というね。
あと、ジャックを誘拐したフォガティの手下が、トムの小掌でパンチを連発で浴び、目の焦点が合わないままピクピクしてる・・。とか。
そういった、いわゆる映画的な「ぎゃぁーーー!」ではないやられ方っていうのがこの作品のテーマである「暴力」というものの恐ろしさを際立たせる格好になっています。一応R指定作品ですからね。

俳優さんの演技で言うと、やはりフォガティ役のエド・ハリスのなんとも言えない恐ろしく禍々しいオーラが、暴力性を醸し出せています。そしてそれを心の奥底にひっそりと潜ませているっていうのが、ガチャ蝿ではないという裏づけに繋がり、やっぱり「恐ろしい」という結論に見ている側を引っ張り込みます。まぁ意外とやられかたはあっさりなんですが。
あとはジャック役のアシュトン・ホームズ。この子がいい感じに「ちょっと冴えない」雰囲気が出せてます。何やってもダメっていう感じではなく、どのクラスにもいる下の上くらいの男の子って感じ。この子が暴力とは正反対の世界にいるっていうのが、一種のメタ的要素に発展していてよかったです。






グロ要素はありますが、全体的にはそういった描写は少なめでストーリーで面白がらせる構造にはなっています。









 












暴力で問題を解決するな   トム・ストール

















お試しあれ!!!



ヒストリー・オブ・バイオレンス   2005年  アメリカ・カナダ


ジャンル:サスペンス
  監督:デヴィッド・クローネンバーグ
  出演:ヴィゴ・モーテンセン
      エド・ハリス
      アシュトン・ホームズ
      ウィリアム・ハート
      グレッグ・ブリック





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ムカデ人間3

どうも!僕です!!

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「ムカデ人間3」です!!

言わずと知れたお下劣グロホラーとして、もはや誰でも名前を聞いたことはある位にまでヒットしているゲス映画「ムカデ人間」シリーズの第3作目にして最終章です!


今年の8/22から公開が開始されており、こりゃやはり2までのあのグロさを耐え切ってる僕としては何としてもその終焉は映画館で見届けたいってなわけで、劇場まで足を運んできましたよ。




監督はもちろん、オランダが生んだ最強変態監督トム・シックス。

ほいで、「ムカデ人間1」の主人公ハイター博士を演じたディーター・ラーザーが今作でも再び主人公ボス。ほんでその主人公の側近ドワイトを、「ムカデ人間2」で最低最悪の主人公マーティンを演じたローレンス・R・ハーヴェイが演じています。
あと、「ムカデ人間1」で女性にコミカルにウ○コを食わせてしまっていた日本人俳優北村昭博も出てます。

実は今作は最終章とあってか、ビッグキャストが用意されています。
それがエリック・ロバーツ。早い話がジュリア・ロバーツの兄ですね。「ダークナイト」でもマフィアのマローニを演じていた人です。





キャッチフレーズは「さらばムカデ」!!!



別にムカデは普通にそこらへんにいるんですが、確かにちょっと寂しい気がしました!











というわけでネタバレが嫌な人は以下閲覧注意です。




















↓以下、ネタバレ↓

























ざっくり言いますね!簡単に説明すると、とある刑務所の所長ボス(ディーター・ラーザー)と、その側近ドワイト(ローレンス・R・ハーヴェイ)が、自分達の刑務所の医療費等が非常にかさんでしまってどうにかしたいっていうお話。






いろいろやってみるけどうまくいかないので、最終的に「全員ムカデ人間にしちゃおう」と結論。実際にそれを実行します。






緊急医療チームを結成し、無事500人のムカデ人間完成。




確認に来た知事(エリック・ロバーツ)は、一時は「人権侵害だ!」と否定します。しかし何故か「やっぱサイコー!むしろこれしかないっしょ!!」となり、ハッピーエンド。
















というお話です。









★感想★
3作中一番グロさは抑えられてると思います!っていうのも、肝心なシーンはボカシが入っているので、「ムカデ人間2」ほどのグロさは全くないです。
ただ男性の僕としてはやっぱり去勢のシーンはキツかったかな。麻酔も無しにシュパッ!っとやっちゃいますボス所長。
とにかくこの作品は、このボス所長の狂いっぷりを楽しむ映画です。作中終始明らかに頭がおかしいボス所長は、キレるシーンが非常に多いです。ほんでその怒り方っていうのがなかなかユーモラスなものが多いんですね。「フルメタル・ジャケット」のハートマン軍曹と非常に似たものを感じます。いちいち日本人には到底思いつかないレベルの下品さを孕んだ罵詈雑言を、多くの人間に浴びせます。
ちなみに僕が一番下品だなと思ったのは、クリト○スの干物みたいなのが出てきて、ボス所長がそれをうまそうに食べるシーンです。意味がわからな過ぎる。
ボス所長は去勢した囚人のキ○タマもうまそうに食いますからね。完全に頭イっちゃってます。

とにかくね、本っっっ当に激烈に下品な作品です。この「ムカデ人間」シリーズっていうのは、強烈に突き詰めたブラックコメディだと思うんですが、最終章の今作はまさにそれを突き詰めたもの。
無理な人は本当に無理でしょう。しかし笑える人には笑えます。


あとこの映画の見所の1つとして挙げれるのが、監督トム・シックスが監督トム・シックスとして出演しているって所です。ちょい役で1,2分の出演かと思ってましたが、意外とがっつり出てます。
ムカデ人間が医学的にも可能なものだということを説明に来るわけで、その見返りに実際にムカデ人間を作るところを見せてもらう約束をするんですが、トム・シックスはあまりのグロさにゲロをぶちまけちゃいます。
もう僕ね、心の中で「嘘つけ!」とツッコミましたね。「お前が考えてお前がやらせてんだろ」と。
僕の勝手な推測ですが、これはトム・シックスが作中にゲロ描写を入れたいという願望があり、なおかつ自分自身がそれをやってみたい、という思いから入れたシーンではないかと考えてます。まぁ気持ちよくゲロってますよ。




作品のバランスで言うとね、ちょっとテンポが遅いかなって気がします。序盤はムカデとか全く関係無しで、ボス所長の暴力性を延々見せられます。それはそれで面白みはあるんですが、こちとら根底に「ムカデ人間」というカオスがインスパイアされてるわけですから、正直「早よムカデ作れや!」と思っちゃいます。いやこれがね、あとあと出てくる逆転的な発想として「ムカデ人間」が出てくるならいいんですが、冒頭から「ムカデ人間」を散らつかせながら進むんで、なんか気持ち悪いんですよね。
ほんでムカデ人間が完成された頃はもう映画終盤ですし、そのせいなのかムカデになった本人たちの描写っていうのがやたら少なかったので、それはちょっと残念でした。結局このシリーズの面白さは、ブラックユーモアである部分と、ムカデになった人間の行動とか、本当に生きてられるのかとか、その悲しそうな雰囲気とかってところのはず。ましてやムカデ人間の構造とかメカニズムは見てる側にはもう百も承知のことであるはずなのに、またそこに持っていく為のところに時間をかけてしまってるんで、なんかこっちの見たいものと作り手の見せたいものとにちょっと誤差があったのかなと思います。こっちは完成後をみたいのに、完成前に比重が乗っかっちゃってて。
まぁただこのフラストレーションがあるからこそ、終盤ついにムカデ人間作るぞってところは「来たぁぁぁぁぁああああ!!!!」ってなるのかもしれませんけどね。しかし今回の500人のその後っていうのは見たかったですねぇ・・・。





とにかくね、「倫理」とか「道徳」とか「愛」とか「尊厳」とか「ルール」とかそう言ったプラスのイメージの物は一切存在しません。究極のブラックコメディです。



あと余談ですが、「ムカデ人間ってAKBの川栄が出てるんでしょ!?」って複数名から言われました。なぜそんな勘違いになったのか不明ですが、彼女はこのシリーズのただのファンで、「日本版があるなら命令する役で出たい」って言ってるだけです。まず出てないし、出たとしても多分ムカデにはならないと思うのでご注意を。





で、今回は劇場に見に行ったのでその話も。当然こんな作品ですから大きな劇場では上映されてませんので、小さい劇場の22時前からのレイトショーを見に行ったんです。
まず僕が気になってたのは、こんな作品をいったいどんな人が劇場まで見に来るのか?ってことです。
いざ劇場へイン。チケット売り場で「ムカデ人間3を」と言うのにちょっと恥じらいを覚えながら中へ・・・。
席はスカスカではないけど全然満杯ではないって感じ。既に座ってる人を見てみると、意外にもカップルが多め。カップルというか、30代半ばくらいの子供がまだいない夫婦っぽい雰囲気の人が多かったです。それと僕のように1人できてる男性。あと1人の女性もちらほらいました。
比較的地味めな人が多い中、1人だけ明らかに異彩を放っている男性がいました。
もうね、日本人ではかなり希少部類に入るんじゃないかってくらいのタトゥーだらけ&ピアスだらけのお兄さん。
僕はこのお兄さんを見たとき、何故か漫画HUNTER×HUNTERのイルミが顔を変形させる時を思い出しました。ホントおっかない感じ。
しかしなんとなく席の空き状況の都合上、そのイルミの4つ隣くらいの席に座ることに。

ほんでね、作中ボス所長がタトゥーだらけの囚人に「この皮膚ガン野郎!!!」と罵るシーンがあるんですよ。

何故かちょっと気まずくなっちゃいました。僕だけでしょうけど・・・。そりゃ僕も思わずイルミを確認しますよね。しかしイルミは表情1つ崩さず。鉄仮面でした。





まぁこんな感じで、劇場は劇場でその場のドラマがあるんでいいですね!それ抜きにやっぱ映画は劇場で見るのが一番です!










また劇場で見た映画もご紹介しますね!!


















お試しあれ!!!






ムカデ人間3     2015年   アメリカ・オランダ


ジャンル:ホラー
  監督:トム・シックス
  出演:ディーター・ラーザー
      ローレンス・R・ハーヴェイ
      エリック・ロバーツ





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ダークナイト ライジング

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

ライジング


「ダークナイト ライジング」です!2012年のアメリカ映画で、「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」に続く「ダークナイト トリロジー」の最終章となります。



今作からの登場はいろいろいるんですが、まずはバットマンを追い詰める原作においても最強の敵、ベインが登場します。ベインを演じるのはトム・ハーディ。彼はクリストファー・ノーラン監督に気に入られたのか、今作の2年前に公開の同監督作品「インセプション」にも偽装士イームス役で出演しています。
それと、いわゆるファムファタール的ポジション。女怪盗キャットウーマンも登場。こちらはアン・ハサウェイが演じてます。彼女もまた、同監督の「インターステラー」でこの後起用されることとなります。ノーラン監督はかなりキャスティングに偏りがあることが如実に出てますね。
あとは「インセプション」で主人公コブの相方アーサーを演じていたジョゼフ・ゴードン=レビットや、「TAXi」シリーズのマリオン・コティヤールなんかが新登場。
主人公ブルースをはじめとするする主要キャストは前作の据え置きです。









ではざっくり中身。ストーリーは当然前回の「ダークナイト」の続きです。







ハービー・デントの死後、「デント法」という新しい法律のおかげもありゴッサムシティは少しずつ平和な町へと近づいてきました。


一方のブルースは、バットマン稼業を封印し完全に引きこもり状態。



そんな中、超悪党のベイン(トム・ハーディ)という男と、その手下で超手癖の悪い泥棒猫キャットウーマン、セリーナ・カイル(アン・ハサウェイ)が登場。
ベインの陰謀により、ブルースは株の関係で無一文になってしまいます。



その後、封印を解いたバットマンVSベインの勝負が始まりますが、いかんせんベインはメチャ強。
バットマンはマスクを脱がされ、ブルースの状態で地下の牢獄みたいなところに軟禁されます。



邪魔者がいなくなったベインはやりたい放題。核爆弾みたいなのを利用して、ゴッサムシティを混乱に陥れます。




なんやかんやあって、ブルースはパワーアップして地下牢獄を脱出。ゴッサムシティに戻り、キャットウーマンも味方になります。


ベイン一味&ゴッサムシティ暴徒VSバットマン&キャットウーマン&警察、という構図のゴッサムシティ全面戦争が遂に勃発。



例の核爆弾がキーとなる戦いだったのですが、バットマン軍は見事敵軍を一蹴。しかしその核爆弾の爆発はもう誰にも止められないって事態になり、ここでバットマンが一肌脱ぎます。






沖へ



ギュイーーーーーンと「バット」という専用戦闘機みたいなので誰にも迷惑がかからない沖へ。

バットマンは爆弾とともに散り散りになります。









かくして平和が戻ったゴッサムシティ。しかし町の人々の大半は、命を賭して町を守ってくれた男の正体を知らないのでした・・・。








おわり















★感想★
んー終わってみればなかなか悲しい話だったんだなと思いました。主人公が犠牲になって人々を守るっていうのはよくある話なんですが、いかんせん合計8時間弱くらいバットマンを見たので、さすがにちょっと感慨深いものがありますね。




シブいことやってくれるぜ・・・。


























ドーベルマン


ドーベルマン・・・・。もとい。バットマン・・・。






いや、やっぱね。ホントこのシリーズが大好きな人には大変申し訳ないんですが、やっぱりこのルックスはシリーズ通してずっと気になってましたwシリアスになればなるほど「おい、このコスプレ野郎!」と心の中でツッコミ入れちゃうんですよね。やっぱなんでライダーマンみたいに口元だけ出してるのかも意味不明だし、なんでいつでもそんなにツヤがあるんだよそのコスチューム!!どんだけ汚れない素材なんだよ!!!激闘の後じゃねぇのかよ!!!







まぁしかしここに触れるとシリーズ全体の否定になっちゃうんでここらへんにしときます。








んでこの「ライジング」がどうだったかというと、3作中一番面白いと思いますよ僕は!!
シリーズ中一番エンターテイメント的に仕上げられてると思います。
正直序盤はもうなんかダラダラダラダラお決まりの気難しい人間ドラマごっこみたいなのやってて、はっきり言って超ぬるい展開なんです。「いや、いいから早よバトれや」と。
しかしね、中盤ベインがゴッサムを支配してからはかなりいいです。テンポもいいし、何より目で楽しませてくれるというか、ビジュアル的に楽しめる部分がいっぱい出てきます。フットボール場を爆破したりとか、橋を爆破したりとかね。あと地下からの脱出のくだりも嫌いじゃなかったですね。深い地下からロッククライミングっぽい感じで脱出するんですが、まぁ「どうせ登れるんでしょ」とは思ってますがそれにしてもあの設定というか世界観というか、ルール設定みたいなのは好きでしたよ。他の人が応援してるあたりとかはかなりカイジっぽかったけど。もう見てる方も僥倖っ!って感じでした。

フットボール場の爆破とか、ビルの炎上とかも実際にやってるみたいですし、そこはノーラン流のさすがのこだわりがあるので楽しめる要素のひとつですよ。群集同士がぶつかる大乱闘シーンも、CG全く無いらしいんでそれはすごいなと思いました。


いわゆるトリロジーの最終章感っていうか、集大成っぽい雰囲気はよかったです。かなり出てましたよ。
結局「町がやべぇ!」っていうことで本当にゴッサム大戦争が起きてしまうんですが、その終盤で「ビギンズ」からの複線回収みたいなのが行われていくんです。まぁそこまでびっくりすることではなく、「ふーん」って感じになる程度の事実なんですけどね。




で!そのびっくり新事実みたいなのと言えばね、もう本当に終盤にとんでもねぇ展開が待ってるんですよ。「お前が黒幕!?」っていうヤツが登場するんですが、はっきり言って予測不可能すぎる。これはあまりにも斜め上行きすぎてて興ざめするパターンのヤツでしたね。コイツが黒幕だったっていう裏付けがもう少し欲しかったです。中盤のエピソードをコロっと変えただけだったのでちょっと残念。
まぁこのエピソードに関しては、ブルースが「それベインのことっしょ?ね?ベインっしょ?」ってしつこいくらい聞くのに、相手が否定も肯定もしないっていうくだりがあるので「ははーん黒幕は別にいるな」っていう予測はつきます。しかし、それにしても「ふぁっ!?お前!?」ってなる人なんですね。まぁこれは見たこと無い人は是非見ながら当ててみてください。








まぁ総括してみると、「ライジング」は一番エンターテイメント的。悪く言うと少し軽くなった作品ですね。しかし世界観としてのバキッとエッジの利いた感覚は据え置きなので、緊張感がある状態では見れますよ。
「ビギンズ」からずっとブルースのバットマンとしての苦悩を見ているわけですから、やはり僕も「ドーベルマン」とか言って幾ばくかのディスを入れてるにしても、応援したくはなります。
3作品を一気に見るとかなりの時間がかかるわけなんですが、この「ライジング」が一番その長ったるい感を感じさせない出来になってると思います。
シリーズ通していろいろ複雑な人間模様が入り組んでるので、この「ライジング」だけを見ることはなかなかオススメできないのが残念なくらい。






シリーズ通して思った事は、やっぱりクリストファー・ノーランはバカっぽい話を頭良さそうに見せるのがうまいなと思いました。
これは悪口ではなくて。実際映画というのはそういう多少現実離れした話をマンガとは違う方法で楽しむものでしょうから、すごくいいことなんですよ。
映画というものが多少難しく考えられるシーンが多いので、どうしても批判の対象になりやすいんだと思います。

ただこんな多少の遊び心というか、幼稚な心を持った人がビッグバジェットムービーを作るほうが今後も楽しい映画は増えるんじゃないかなと思いました!











以上でバットマン トリロジーは終了です!!!

















ヒーローはどこにでもいる     バットマン
















お試しあれ!!!






ダークナイト ライジング   2012年 アメリカ




ジャンル:ドラマ
  監督:クリストファー・ノーラン
  出演:クリスチャン・ベイル
      アン・ハサウェイ
      トム・ハーディ
      マイケル・ケイン
      モーガン・フリーマン
      ゲイリー・オールドマン




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