プロシネマリーグ(ネタバレ満載)

言いたい放題での映画批評!! ネタバレ・解説等内容を詳細に語るときがあるのでご注意!

2015年08月

ダークナイト

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

ダークナイト


「ダークナイト」です!クリストファー・ノーラン監督による「ダークナイト・トリロジー」の第2作目で、前回紹介した「バットマン・ビギンズ」の続編となります。

やっぱシリーズ物はいっぺんに見るに限るってことで、すぐさま続きを紹介したいと思った次第でございます。



まぁ詳しくない人でも「めっちゃ売れた映画でしょ?」ってなるのがこの「ダークナイト」なわけで、実際公開当初からボンボン興行収入を上げていって、一時は「タイタニック」に次ぐ2位に躍り出たという歴史に名を刻んだと言える映画といえるシロモノです。


まぁただそれは「全米」とか「世界」とかっていう枕詞が付くランキングであり、日本ではどうなのかっていう話にはなるんですが、まぁその話は後ほど。




キャストなんですが、主要キャストは概ね同じ。今作からの登場は、まず何と言ってもバットマンの宿敵ジョーカーを演じたヒース・レジャー!「ブロークバック・マウンテン」なんかで有名な人なんですが、今作でのジョーカーの怪演が超高評価されていたところで、薬物の過剰摂取により若くして命を落としたオーストラリア人の俳優さんです。
あとバットマンのよき理解者ハービー・デント検事(トゥーフェイス)を演じるのがアーロン・エッカート。ラッセル・クロウも顔負けのキレイなケツあごをした俳優さんです。
あと、ブルースの意中の女性レイチェルを演じるのが、ケイティ・ホームズからマギー・ジレンホールに変わってます。












では中身。




バットマンが自警市民としてゴッサムシティの平和を守っていたある日、ジョーカー(ヒース・レジャー)と名乗る謎の男が真昼間から堂々と銀行強盗をやってのけます。




一方のバットマンの正体ブルース(クリスチャン・ベイル)と警察のゴードン(ゲイリー・オールドマン)、そして検事のデント(アーロン・エッカート)の3人は、協力してマフィアのマネーロンダリングを一斉摘発。


ちょっとマフィア側が焦ってきてるところにジョーカー登場。「お前らの全財産の半分をよこせばバットマンを殺してやる」という提案をし、後にマフィア側がこれを承諾します。



というわけでジョーカーVSバットマンという構図が完成。ジョーカーは完全なる愉快犯で本音のところは金に興味なんて全くありません。

とにかくおどけた感じに登場するジョーカーはまさに神出鬼没。


神出鬼没



警察も一度は彼を捕獲しますが、先見の明があるジョーカーは罠を張り巡らしていとも簡単に脱走しちゃうほど。かなり手を焼いています。


一方のバットマンはというと、いろんな悩みが頭から離れてません。



レイチェルとはバットマンをやめたら結婚できるかも
     ↓
でもバットマンはやめれそうにない
     ↓
でもでも、バットマンはゴッサムシティには必要ないって声もあるし・・・。
     ↓
そもそも本当なら、素顔を世間に出して大声で平和を願うデントの方が真のヒーローじゃね?




みたいなことばっか考えて、はっきり言って100%戦いに集中できる精神状況ではありません。






いろいろあって、ジョーカーの罠によりレイチェルは命を落とします。加えて、デントは顔を半分大火傷。自暴自棄になったデントは、検事ハービー・デントから悪魔のトゥーフェイスへと変貌します。


トゥーフェイス






その後彼は、ジョーカーにそそのかされ、レイチェルの死に責任がある警察の人間に復讐を始めていきます。


一方のジョーカーは、警察をあざ笑うかのようにいたるところに現れます。病院をド派手に爆破したりとそれはなんとも大胆なもの。








なんやかんやあって、ジョーカーとバットマンは最終決戦。なんとかジョーカー捕獲に成功したバットマンでしたが、彼の口から「デントが悪党になって復讐しまくってる」という事実を知ります。


バットマンは急いでデントの元へ。




バットマンが着いた頃、デントはゴードンに激オコしているところでした。一悶着したあと、バットマンが高いところからデントを突き落としてデントは絶命。




ほいで、彼の今までの犯行全てをバットマン自身が被ることにします。デントは市民のヒーローのままにしておくってことですね。


デントはゴッサムシティの希望・「光の騎士」として永遠に市民の心に残り、バットマンは沈黙の守護者「暗黒の騎士」ダークナイトとして、ゴッサムシティを離れるのでした。











おわり











★感想★
前作「バットマン ビギンズ」のグレードアップ版っていう印象ですね。全体的に演出が派手になってます。
例えばこの病院の爆破シーン。
爆破
これはジョーカーが総合病院を木っ端微塵に爆破するシーン。そこそこの時間をかけて建物の倒壊をじっくり見せてくれるわけで、なかなかの迫力があります。このシーンの撮影は、全て本当に爆破し、本当に建物をぶっ壊してるみたいなんでなかなか大したものですノーランさん。
このシーンをはじめ、まぁ全体的にアクションシーンが派手です。というか破壊的。それは敵を破壊するっていうことではなく、ただそこにあるものを破壊していくっていうことで、結局それがジョーカーという男がいかに狂気的で危ない男であるかっていうことを嫌でも見てる側に認識させる構造になっています。
実際のところ今作の主人公ははっきり言ってジョーカーです。そのジョーカーに翻弄されるバットマン・市警・マフィアを描いてるのがこの「ダークナイト」で、ジョーカー自身がつかみどころが無くも強烈な悪であるということを描くのがこの作品全体のテーマかなと。
んで、悪がいれば当然正義がいるわけで、そこがちょっと複雑なのがこの「ダークナイト トリロジー」なんです。ジョーカーの宿敵は言わずもがなバットマンなんですが、そのバットマン自身がゴッサム市民からは忌み嫌われていて、なおかつバットマン自身も自分の正義に疑問を抱いていると。さらにバットマンに変わるヒーローとなるはずだったデント検事でさえもきっかけさえあれば簡単に悪に染まり・・・。絶対的悪に対して絶対的な正義が無い状態。そしてそれをあざ笑うかのように暗躍するジョーカーっていのが今作の話の展開の仕方。つまりはシンプルなヒーローもののような、単純明快な勧善懲悪ストーリーではないんですね。
良くも悪くも重た~い空気が流れていて、かつ、それと正反対に悪事を楽しむジョーカー。二つの相反する空気が交じり合う感覚は何やら特殊な印象を受けます。冷たい空気間の中突如登場するジョーカーがド派手に暴れまわる様は見ていて面白いし、むしろジョーカーを応援したくなる感覚にもなります。


っていうかね、「ビギンズ」の時に「アメリカ版超真剣なおぼっちゃまくん」にしか見えないと言ったんですが、今回もまさしくその通り。もうバットマンことブルースときたら、事あるごとにフォックスに命令するわアルフレッドに甘えるわで、なんか全然「頑張れっ!」ってこっちが思えない行動ばっかするんですよ。
そもそも器が小さいし、なんならちょっと頭悪いですね。
バットマンが現れたところで犯罪はむしろ増える一方だ!っていう風潮がある中で夜のゴッサムシティに登場したバットマンは、必死に敵を追うがあまり、バイクに乗りながら車の横を猛スピードで通過。
すり抜け

しかしこれはすり抜けが下手なのか、全ての車のサイドミラーをことごとく破壊していきます。さらに!!
破壊
前方にある邪魔な車は丁寧に銃で破壊しながら進んでいくドーベルマン。もとい、バットマン。





その後彼はショッピングモールのようなところを爆走。
爆走



そして側道の建物を豪快に破壊しながらジョーカーの元にたどり着きます。

壁 破壊



コイツがみなさんの町を守るヒーローだったらどうですか?活躍するたびにインフラが麻痺し、税金でまかなえるレベルをはるかに逸脱してるとしか思えません。
そんな目立つカッコして大暴れするからみんなに嫌われるんだよ!!金あるんだから全員のミラーとか車とか全部弁償しろ!!!


と、心の中で突っ込みました。

まぁいいんですこんなところは。こういう現実離れしたところがアメコミのいいところですからね。





で、一番大事なのはやはり「ダークナイト」が総評してどうなのかです。冒頭述べたようにすんごい売れた作品ですからね。「やっぱ面白いんでしょ?」っていうスタンスは見たこと無い人には絶対あるでしょう。
とりあえず言っておかないといけないことは、この「ダークナイト」が世界では売れたけど日本だけに絞ってみてみると、意外とそうでもないってことですね。
っていうかはっきり言って「バットマン シリーズ」自体が日本ではそうウケてないんですね。そして今回の「ダークナイト トリロジー」も例外ではなかったと言えます。
なんでコケたかっていうのは理由は色々あると思いますが、まぁ単純にハマりにくい題材なんでしょうね「バットマン」っていう原作そのものが。
まぁプロモーション的部分がどうとかいうのは置いといて、じゃ僕個人的にこの作品をどう思ったかというと・・・。




「普通」です。まぁ全然面白いし、IMAXカメラを使ってるっていうあたりはやっぱり気になるんで、もう一回映画館で上映しますってなったら正直行きたいとは思います。派手な破壊的演出っていうのも僕は好きだし、ジョーカーという男もやっぱり好きだし、都会でのバトルっていうアメコミっぽい感じも僕的には面白いです。

ですが・・・。やはり「売れすぎ」ですね。なので「売れたものはやっぱり面白いんだろう。」という固定観念が脳内を駆け巡り、結果ありきの批評をしている人は非常に多いです。僕からすれば「え?そんなに?」っていう感じです。

結局僕が一番思ったのは、ジョーカーがややぬるいってことです。まぁ前述の通りやはりジョーカーがほぼ主人公の作品なんですが、彼の描写にもう一押しがほしかった。結局彼は「危ない男」ってのはわかるんですが、いかんせんその具体的な描写っていうのはかなり少ないです。銃で人を撃ち殺したりするんですが、いやいやそんなシンプルに殺すことではなく、やっぱりナイフで人の口を裂いたりとか、ちょっとエグい描写は欲しかったですね。でないと「コイツはホントに危ねぇ」とは思えないですからね。まぁそこは他の描写でうまくカバーしてる部分はあるんですが、それにしてもやっぱりもっと具体的なところは欲しかったかなと。

バットマンといえばやっぱり特徴的な敵のキャラ設定が魅力と思うんですが、今作に関して言えばジョーカーに重点を置きすぎてトゥーフェイスがちょっと疎かな気がしました。変貌してからがやけにサクサクだなって印象。


 
というところがあるので、まぁ普通に面白いのは面白いんですが、やはり「そんなに?そこまではないよね?」と思ってしまうんですね。ヒース・レジャーが死んでしまったりとかっていう部分で話題になったところはあるんでしょうが、それにしてもちょっと過大評価には思えました。




いい感じのクライム・ムービーには仕上がってます!!













遊ぼうぜ   ジョーカー













お試しあれ!!!



ダークナイト   2008年  アメリカ・イギリス



ジャンル:ドラマ
  監督:クリストファー・ノーラン
  出演:クリスチャン・ベイル
      ヒース・レジャー
      マイケル・ケイン
      モーガン・フリーマン
      アーロン・エッカート




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バットマン ビギンズ

どうも!僕です!!

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ビギンズ


「バットマン ビギンズ」です!2005年のアメリカ映画で、アメリカDCコミックに登場するヒーロー・バットマンの実写映画で、いわゆるアメコミ映画です!


「バットマン」に関する実写映画はいくつかあるわけで、その中でも有名なのはやはりティム・バートン監督とジョエル・シュマッカー監督のシリーズですね。1作目にジャック・ニコルソンが演じたジョーカーは有名で、その後の続編にもペンギンやらキャット・ウーマンやらロビンやら、バットマンシリーズお決まりの人気キャラが出てきて今見てもなかなか楽しい作品になってるわけです。


残念ながら今回の「バットマン ビギンズ」には彼らは出てきません。今作は主人公ブルース・ウェインがバットマンになるまでを主に描いており、さしずめ「バットマン入門編」といえる内容です。




監督はご存知クリストファー・ノーラン。このブログでは「メメント」「インセプション」「インターステラー」を紹介しました。
主人公ブルース・ウェインを演じるのは、クリスチャン・ベイル。彼は同じくノーラン作品の「プレステージ」にも出演しています。こちらはまたいつかご紹介します。
他の出演陣も非常に豪華です!ノーラン作品にはお約束のマイケル・ケイン。出演作全てを名作にするバケモノ俳優モーガン・フリーマン。「エターナル・サンシャイン」で異常なタイミングで不倫する博士を演じたトム・ウィルキンソン。「シンドラーのリスト」のリーアム・ニーソン。これまたノーラン作品常連のキリアン・マーフィー。さらにはトム・クルーズの元嫁ケイティ・ホームズ。そして!わが日本国民が世界に誇る名優、渡辺謙も出てます!フゥーッ(裏声)!









では中身なんですが、この作品はいわゆる一般的なアメコミヒーローものではないんです。なのでドンパチやってく楽しいアクション作品ではなく、どっちかというとヒューマンドラマ的要素が強い作品です。














不景気により治安が悪化し、貧富の差が激しい犯罪都市ゴッサムシティ。その町の大企業の御曹司として生まれたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。

ブルース







彼は幼い時に強盗により両親を殺されちゃいました。いろいろあって、「町を守る!悪は許さない!」という意思を持ち、たまたまヒマラヤで出会ったデュカード(リーアム・ニーソン)という男から訓練を受けます。
結局デュカード一味とは仲違いしたブルース。こっそり逃げることはせずにわざわざヤツらのアジトを豪快に燃やして逃走します。


燃やす







とりあえず彼らのおかげで強くなったブルース。哲学的な部分も勉強させてもらったところで、金持ちらしく自家用飛行機でゴッサムシティへと帰ります。

飛行機










結構やりたい放題なブルース。その後親父の会社の社員となり、執事アルフレッド(マイケル・ケイン)と科学部の社員フォックス(モーガン・フリーマン)の協力の下、いろいろ金をかけてヒーローへと近づいていきます。









そして、金に物を言わせた成金ヒーローの誕生!!
























誕生


そう!彼の名はバットマン!!!!!!!












危ねぇ!危ない匂いしかしません!!美的センスがちょっとおかしいのはお金持ちのご愛嬌でしょうか!髭をピカピカに剃り上げてるのがなんかかわいいです!!我々はバットマン=コウモリという固定概念があるのでコウモリモチーフにどうしても見えてしまいますが、予備知識無しで見るとただのドーベルマンです!!!

ちなみにドーベルマンという犬種は、頭がよく忠誠心と忍耐力が強いのですが、同時に警戒心も非常に強く訓練をしてしまうとひょんなことから人間を襲ってしまうという高い攻撃性を持っている犬種!!警察犬や軍用犬には向いてますが、はっきり言って初心者にはなかなか飼うのが難しいワンちゃんです!!!参考までに!!!!









とにかくゴッサムシティを守るニューヒーローが誕生。しかし少々暴れん坊なドーベルマン気質のバットマンは、警察にもマークされるように。極秘裏に活動していくわけですが、ここで黒幕が登場。








それがラーズ・アル・グールという男。

デュカード


しかしこいつは先のデュカードという男であり、ブルースのド派手な放火により命を落としたボスに代わり、ラーズ・アル・グールの名を騙り出したのです。

こいつらの目的はゴッサムシティの壊滅。理想的な世界を目指す彼らにとって、諸悪の根源となっているゴッサムシティは邪魔なわけです。

ブルースからすれば「いやいやゴッサムはこれからオレが良くしていくんですけど」ってなわけで、ラーズ・アル・グールとは真っ向から対立。




恐らく燃やされたアジトは火災保険には未加入だったのでしょう。グールは、とりあえずアジトのお返しとばかりにブルース邸を燃やしちゃいます。







ブルースもグールもとりあえずこの場は退散。








その後グールは、ゴッサムシティ全体に幻覚が見える毒を撒き散らす計画を実行します。





しかしグールの想像以上に力をつけていたバットマン。彼の活躍により、グールはモノレールからド派手に大事故。



毒の拡散を未然に防ぎ、見事ゴッサムシティを救出したのでした。







とはいえゴッサムシティに真の平和が訪れるのはまだまだ先。その証拠に、ヤツの存在が表に出始めています。


ジョーカー







バットマンの戦いはまだまだ続くのでした・・・。





















おわり
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ゴーン・ガール

どうも!僕です!!

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ゴーン・ガール
 
「ゴーン・ガール」です!2014年のアメリカ映画で、ギリアン・フリンという人の小説を映画化した作品です。

監督は「ファイトクラブ」・「ソーシャルネットワーク」のデヴィッド・フィンチャー。
主演は「パール・ハーバー」のベン・アフレック。ヒロインを演じるのは恐らく今作が出世作といえるでしょう、ロザムンド・パイクという人が演じます。



原作の小説は600万部以上を売り上げる大ベストセラー。日本でも人気の作品であり、「嫌な話のミステリー」→「イヤミス」としてヒットした作品です。














ではあらすじですが、内容としては簡単です!







ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)という夫婦がいる
     ↓
エイミーが謎の失踪
     ↓
世論「ニックが殺したっぽくね?」
     ↓
ニックに疑惑が浴びせられ、全米大騒ぎ
     ↓
もちろんニックは否定、必死に弁明しつつエイミーを探す
     ↓
一方のエイミー、遠くの地でゆったり暮らしてる
     ↓
元彼の別荘に潜伏
     ↓
元彼を殺害、レイプされたようにみせかけて社会復帰
     ↓
ニック当然ブチギレ
     ↓
エイミー、ニックの冷凍精子を使い勝手に妊娠
     ↓
女って怖い





Fin







っていうお話です。








★感想★
「面白い」というよりは、完成度の高い映画だなと思いました。ストーリーで楽しむ映画ではないと思いますね、その証拠にといいますか、「エイミーが生きている」というなかなかの暴露的事実を、映画の中盤で暴露してしまうんです。「エイミーが生きているか」ということが作品のキーに見えていて、実は作品の本質はそこではないという。1種のミスリード的演出がなされています。
フィンチャー作品の特徴である「完璧な映像」っていうのが今作でも十分に出されてて、すごく上質の絵に仕上がってます。彼は1つのシーンで多くのテイクを撮ることで有名なんですが、今作でも平均50テイク程撮ってるということなので、やはりこだわりが伺えますね。
要するにいわゆる「そうだったのか!」とか「えー!そんな展開が!?」みたいに楽しむ映画ではないんです。

じゃあなんなのかってことなんですが、これを見た人(特に男性)の多くが発するであろう「女って怖い・・・」ってことなんですね。しかし単なる「女の怖さ」っていうのだけじゃないんです。いつも一番近くにいるはずの「夫婦」っていうものの難しさとか、人間関係での距離感の難しさとか、そういったものを色々考えさせる作品なんじゃないですかね。その難しさに拍車をかけるエイミーの狂気の沙汰。それが物語を加速させていくってわけです。




まぁただね。いくらなんでもクズすぎる夫婦ですよ。言わずもがな、エイミーみたいな嫁さんは絶対僕はもらいたくないですし、ニックはニックで時と場所を選ばずに20歳そこそこの小娘と1発ヤっちゃったりする好色野郎。この互いのクズ加減が露呈された後半、僕としてはどうでもよくなってくるとまでは言いませんが、なんか「勝手にやってろ」と思わなくもなかったですね。
ただ話の終着としてはとりあえず気になるので見ていたんですが、ちょっとあまりにもラストが尻すぼみしすぎな気がして・・・。結局ラストは子供ができちゃうんですね。生命の誕生はすばらしいことですが、ニックからすれば「最悪だ!」って感じですよね。どんなにコミカルに見えてた男女の揉め事も、「赤ちゃんできた」の一言で、一気にシュン・・・ってなりますもんね。「笑えねぇそれは」みたいな。
そんな最悪のパターンになってどうするのどうするの?結局ニックはいいやつだから、やっぱり普通に育てるんじゃないの?とかいろいろ思ってると・・・突如エンドロール!

「む、むぅ・・・」ですよ僕は。


全然反則なエンディングではないと思うんですが、特に中盤~終盤はエイミーの心情描写が少なく、見ている側は行動から推測するしかないという構造になっていて、その明確な回答的なものは用意されてないんですね。いわゆる「見ている側が判断する」系。まぁ推測は色々あるわけなんですが、確実に言えるのは全員が全員、絵に描いたような幸せを手に入れたわけではないってことです。むしろ全員がそこそこ不幸というかしこりが残るというか・・・。
一番かわいそうなのは殺されたエイミーの元カレのデジー(ニール・パトリック・ハリス)です。彼は彼で狂気の束縛というか、明らかにヤバイ系の男の香りがプンプンするわけなんですが、とりあえずは困ってるエイミーを匿ってあげるわけです。どう考えても下心丸出しですが、とりあえずは善行ですよね。
しかし彼は、チ○ポをおっ立てた状態で喉元をかっ切られるという、残酷で無様でとにかく恥ずかしい死に方をします。僕は絶対彼みたいな死に方だけはしたくないです。ましてや彼はエイミーをレイプしようとしたってことになっちゃってますからね。もうマジで最悪です。
しかしこんな最低な行動をとるメンヘラ女を演じるロザムンド・パイクはまさに適任だったと思います。彼女は本当に何を考えてるかわからない、つまりは何をするかわからないとこっちが感じてしまうほど能面のような無表情な顔をするんです。笑顔をするときもどこか違和感があり、明らかに作られた笑顔のようにしか思えない。見ている側にそう思わせた時点で確実に製作者の意図がはまってると言えるし、つまりはフィンチャーの作りたかった世界が再現されたと言っていいんでしょう。
彼女が頭をなでられる冒頭のシーン、これは最後にも繋がるわけですが、結局ここが名シーンであり、作品の根幹を指すものと言えます!








まぁ長々書きましたが、なかなか鬱な作品です。なんかしこりの残る話なんですが、前述の通り僕からしてみると「勝手にやっててね」ってところに留まっちゃいます。





作品全体の完成度は高いので、誰が見ても楽しめる作品にはなってます!



ただ、一緒に見る人はちょっと選びます!初デートとか、ケンカ中のカップルで見るのは最悪です!!
















彼女を怒らすな   弁護士 タナー

















お試しあれ!!






ゴーン・ガール    2014年  アメリカ




ジャンル:サスペンス
  監督:デヴィッド・フィンチャー
  出演:ベン・アフレック
      ロザムンド・パイク
      タイラー・ペリー
      ニール・パトリック・ハリス



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ブラックホーク・ダウン

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ブラックホークダウン



「ブラックホーク・ダウン」です!2001年のアメリカ映画で、ソマリア内戦にアメリカが軍事介入した際の激闘「モガディシュの戦闘」を題材とした戦争映画です。マーク・ボウデンという人の小説を映画化した作品で、事実に基づいた作品となっているのが特徴です。


監督は「グラディエーター」「ハンニバル」リドリー・スコット



主演は「パール・ハーバー」のジョシュ・ハートネット。その他出演はユアン・マクレガー、オーランド・ブルーム、エリック・バナや、「プライベート・ライアン」のトム・サイズモアなどなど非常に豪華です。



















1993年、内戦が激化するソマリアに軍事介入したアメリカ。最大勢力のトップ・アイディード氏の側近2名を捕えるため、その捕獲作戦に打って出ます。






会合が行われるという情報を得た米軍は、そこを狙って捕獲することにします。







会合が行われる建物は、首都モガディシュのど真ん中。敵の攻撃は予想できますが、およそ1時間程度で終わる簡単な任務のはずでした。









しかしいざ作戦を実行すると、敵の攻撃は予想をはるかに上回る激しいものでした。RPGという強力なロケット弾のようなものに苦戦し、それは軍事ヘリ「ブラックホーク」ことUH-60も撃墜されてしまうほど。


墜落




墜落したヘリの生存者を確認しなければならないものの、民兵の攻撃が凄まじすぎて手を焼く米軍。






夜通しのゲリラ戦が繰り広げられ、結局作戦の終了までに12時間以上もの時間を費やしたのでした。



当初の目標は達成したものの、20人近くもの犠牲者出してしまった米軍。






予想外の犠牲者を出してしまったにもかかわらず、悲しみに暮れる間もなく次の任務に取り掛かるしかない各兵士たちなのでした・・・。














おわり






★感想★
不謹慎ながら、面白いですよ。第二次世界大戦モノの様な歴史的作品ではなく、近代戦というのがやはり見ている側を引き込むものがありますね。結局街のど真ん中で米軍と民兵がドンパチやっていくわけです。近代戦を題材とした映画っていうのは多数あるわけなんですが、しかしここまで迫力あるアクションシーンを詰め込んだ作品って言うのは決して多くないと思います。
早い話が「米軍が民兵をナメてたので、予想以上の被害が出ました」っていう話なんですが、その「こんなはずじゃ・・・」感はめちゃくちゃ感じました。「うわ~なんかどんどんやべぇ方向に行っちゃってるー・・・」っていうなんとも言えない焦りみたいな心情とか、めちゃくちゃ負傷したので早く帰りたいみたいな心情とか、結局のところ「そこまで準備してませんでした」っていうまずい状況というのがより一層話を盛り上げてくれるわけです。
大きく話を展開させるのがやっぱり「ブラックホーク」の墜落。これにより、アイディードの側近2人を捕獲というもの以外に、「仲間の救出」という別の任務が生まれるわけで、そしてそれが何よりの激務。とにかくね、民兵の数が尋常じゃないんです。それこそ子供とか女性までもが武器を取ってる世界で、実際商店街の出店とかで普通に銃が売ってるような世界なんですね。そんな街のど真ん中に少数で飛び込んでいって、そりゃ無事で済むわけはない、つまり大苦戦ってことですね。
それを象徴する名シーンが、ブラックホークのパイロット、デュラント(ロン・エルダード)を救出するためにシュガート(ジョニー・ストロング)とゴードン(ニコライ・コスター=ワルド)という2人の兵士が命を投げ出して助けに行くシーンです。民兵の群集ど真ん中に2人で突入し、パイロットの救出を試みるわけですね。まぁ結局この2人は死んでしまうわけで結構泣けるシーンなんですが、いかんせん泣いてる暇がねぇっていうのがこの作品なんです。こっちがウルウル来てる間にも敵の攻撃は鳴り止まないわけで、ホントにこの作品はね、ずっとバトルをしてるわけなんですよ。だから感傷的なムードもそこそこに、またドンパチが始まるという。そこは良くも悪くもスピーディーな展開でした。

展開って言う話をするとですね、通常戦争映画っていうのは「解説→バトル→解説→バトル」っていう展開で、その中にちょいちょい人間模様を入れていくっていうのが一般的なスタイルと思うんですが、今作は「解説→ず~~~っとバトル」っていう展開です。しかしそのバトル自体っていうのがなかなかの迫力で描かれてるもんだから、見ているほうはあんまし退屈しないような構造になってるんですよね。そこが良かった。1つのバトルの間に余計な要素を入れないことによって、見ているほうにも「本当に長い戦いなんだ」ってことが伝わってきます。
それプラス、銃声によって耳が聞こえないくなった兵士がいたり、コーヒーを淹れるのが得意な兵士がいたりとか、どこがおどけた感じの登場人物のキャラ設定っていうのがあることによって、よりエンターテイメント的に。つまりはなるべく万人が退屈せずに見れるようにっていう工夫が施されてると思います。
作品全体のビジュアル的にはバキっと決まった本格映画で、中身自体もおふざけなしの本格的展開。しかしどこか噛み砕かれた表現っていうか、すこし目線をこっちまで下げてくれてる瞬間が多少なりともあることによって、敷居が低めの作品に仕上げてる、と思いました。その表現自体がわざとらしくないので、緩くなってないっていのが絶妙なバランスと思います。



ただじゃあ良いことばかりなのかというとそうでもなくてですね。前述のようにキャラ設定的部分で各兵士にフィーチャーする瞬間っていうのがそこそこあるわけなんですが、この作品ね、登場人物が多い!ってことで各人物に対する描写が決して濃いとは言えない。だから終盤に感動的なセリフを言われてもどうしても「ふーん」としか思えないんですね。感情移入できるのはできるんですが、それは「兵士みんな頑張れ!!」っていう程度のもので、1人の兵士に感情移入できるほどの要素っていうのはなかなかに薄いんですね。
なのでエリック・バナ演じるフートという男が何やら深い話をし出すときがあるんですが、なんかそんなのもちょっとこちらとは別次元というか、なんかスベってるようにしかどうしでも見えないんですね。





とはいえやっぱり全体的な仕上がりはとてもよかったと思います。なんせ1つの戦闘を2時間以上描いてるわけですからね。内容が濃くなって当然というか、そこを間延びした感じじゃなくしっかり見ごたえあるように作れたのが面白い要因かと。

銃から落ちてくる薬莢をスローで映した演出とか、ちょっと中ボス的なヤツを倒すときに一瞬だけその相手の顔のアップを見せるという一種のサブリミナル効果的演出とか、なんか僕個人的に気に入るような演出が多かったのも好印象。なんかちょっと「おお~」ってなっちゃうんですよね。















非常に濃密。やりすぎてない、ほどほどの良いバランスで魅力が詰め込まれた映画だと思います!!






















We got a Blackhawk dawn,We got a Blackhawk down(ブラックホークの墜落を確認)






 














お試しあれ!!

 






ブラックホーク・ダウン   2001年  アメリカ



ジャンル:戦争
  監督:リドリー・スコット
  出演:ジョシュ・ハートネット
      ユアン・マクレガー
      オーランド・ブルーム
      エリック・バナ
      トム・サイズモア





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インターステラー

どうも!僕です!!

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インターステラー


「インターステラー」です!2014年のアメリカ映画で、恐らく現在世界屈指の名映画監督となりつつあるクリストファー・ノーラン監督のSF作品。「インターステラー」とは、「恒星間航行」を意味し、つまり今作の話もそういう話で、荒廃した地球から人間が移住できる星を目指して宇宙の旅に出る主人公のお話です。





主演はマシュー・マコノヒー。HIV感染主人公を演じた「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー賞を受賞した今なかなか勢いのある俳優さん。あとは「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイや、ノーラン作品ではもはやお約束のマイケル・ケイン、そしてちょっとサプライズ気味にマット・デイモンちゃんも出ててなかなか豪華です。さすがはビッグ・バジェット・ムービーってところですね。





ちなみにこの作品は宇宙の遠い銀河が舞台になるんですが、この深い科学的部分というのを一応はそれなりに考証しているというのが特徴です。ブラックホールやらワームホールやら、なかなか文系の僕には理解が容易でないテーマがあるわけなんですが、そこをキップ・ソーンという有名な物理学者がアシストすることによってより現実的に仕上げています。










では中身はというと、要するに「人間が住める別の星を探そうぜ」っていうまぁよくある話なんです。



でも太陽系にはそんな星無くね?
     ↓
太陽系を出ればあるけどさ、何千年も先になっちゃうよw
     ↓
実は土星の近くにワームホールができてるっぽい。突っ込んでみよう。その先にきっといい感じの星があるはず!
     ↓
先発隊12人出発
     ↓
3人から未だに信号が来てる
     ↓
つまりそこは人間が住めるってことじゃん!
     ↓
主人公クーパー(マシュー・マコノヒー)行きます!





という展開で、クーパーを初めとする乗組員を乗せて宇宙船「エンデュランス号」が出発します。ちなみにワームホールっていうのは、早い話がワープホールですね。時空を曲げちゃって遠くにすぐ行ける、言ってみれば行き先が1つに決まってるどこでもドアってところです。




ほんで候補の星が3つあったわけなんですが、いろいろあって2つの星がボツとなります。



乗組員もクーパーとアメリア(アン・ハサウェイ)、そしてロボットのTARSとCASEのみとなります。





燃料もぜんぜん残ってないので、アメリアはエンデュランスに残り最後の候補の星へ向かい、クーパーはTARSと共にガルガンチュアというブラックホールに突入します。
人類による宇宙学の進展にはブラックホール内の特異点の情報が不可欠であり、つまりクーパー達は命を捨てる覚悟でその情報を取得しに行くわけです。




いざガルガンチュアに突っ込んでみると、そこには4次元立方体が。そこは過去も未来も行き来する人知を超えた世界。
クーパーがいる立方体は、愛娘マーフとの思い出の場所。というかクーパーの旅立ちのときにマーフと一悶着あった彼女の部屋の本棚の裏です。クーパーは必死に本棚の裏を叩き、本を隙間を開けて落としてモールス信号を送ったりします。
そしてクーパーは、ガルガンチュア内の特異点のデータをモールス信号で送ります。

父からもらった腕時計の秒針が妙な動きをしており、それが父からのモールス信号だと気がついた超勘の良いマーフは、そのデータを解析します。








その後、クーパーが目を覚ますとそこは土星軌道上のコロニーの病院。クーパーとマーフの功績により、人類は見事移住に成功しています。

愛娘マーフは、もうかなり年老いており先が長くない様子。(クーパー自身はあんまり年齢が変わってない。重力の強いところは時間の流れが遅いので。)



若い父親が老婆となった娘の最後を看取るという不思議な展開の後、クーパーは修理されたTARSと共にアメリアを救うため再び宇宙へと旅立つのでした・・・。










おわり








★感想★
いやーいい!いいですね!作品としての仕上がりがすごいです!号泣しました僕は!
まず「宇宙への旅」っていうのをやはりリアルに描いてます。例えば、いわゆるアクションシーンというか爆破シーンとか、なんか効果音を入れたくなる部分ってやっぱりあるんですが、「宇宙なんで音はありません」っていう確固たるスタイルによりその浮気は完全に排除されてます。まぁもはや基本に近い演出ではありますが、それプラス作品全体で使われるBGMがほぼオルガンで演奏されてるものに絞っているっていうところがデカい!音楽の担当はハンス・ジマーという映画音楽の巨匠が担当しており、ノーラン作品においても定番となっている人なんですが、まぁ作品に合った音楽というか音楽が作品を際立たせているというか!!もうなんとも言えない抜群の荘厳感みたいなのを出してくれていて、神秘的であり原始的であり不気味でもあり。しかしその音楽から連想される世界こそが、そう、「インターステラー」の世界!ってわけです。オルガンという楽器の音色は呼吸的って一般的に言われますが、まさにその呼吸的な音色が、本来人間が暮らせるはずのない空間「宇宙空間」で奮闘する主人公たちの活劇に見てる側を吸い込んでくれるっていう。はっきり言って音楽は100点でしたこの作品。

ほんでじゃあストーリーはどうなのって言うと、これまたいい出来。単なるSF大冒険ではなく、いわゆるサスペンスではないけども、「あ、あの時のあれがこれと繋がるんだ!」っていうがちょいちょい出てきて気持ちが良いです。これはやはり監督の実弟であり脚本手がけるジョナサン・ノーランの得意技かなと。それプラスね、非常にヒューマンドラマ的要素が大きいですね。ノーラン作品っていうのは大抵いつも「もう今いない大切な人に対する感情」っていうものが鍵として進んでいくし、今回もそこは例外ではありません。ただ今回は死んでしまったのではなく遠くにいる。しかもそれがとてつもなく遠い。時空を超えちゃってるくらい遠いっていう話だからまぁ泣けますよ。
要はね、この「時空を超えちゃってる」っていうところが「宇宙冒険」っていうテーマをうまく使った良い展開になって行くんですね。
例えば。作中重力が重い星に行ってトラブルが発生するんです。「重力が重いと時間の流れが緩やかになる」っていう相対性理論よろしく、この星の1時間は地球の7年だ!っていう事実が判明してます。すぐに脱出するつもりだったのに、数時間かかってしまった!となり、宇宙船に戻ってみると、「ん?23年経ったよ?」ってことになってます。「ふぁっ!?23年!?」となったクーパー。地球からの通信装置を見ると、23年分のメッセージが。そこには長男トムの成長の過程が残されており、すなわち地球にいれば自分も親として体験していた喜びも悲しみも詰め込まれているんですね。それを単なるビデオレターとして一気に目にしたクーパーは当然号泣・・・。っていうね。何だ何だこの胸が締め付けられる展開!泣けますよ!!!

ほんで終盤は、喧嘩別れをしていたマーフが父親を救うというこれまた胸キュンな展開。ここがまたいろんな見解の余地があってですね。マーフは正確にはマーフィーという名前で、「マーフィーの法則」という有名な法則があることから自分の名前を気に入っていませんでした。「マーフィーの法則」というのは、「起こりうることは起こる」というもので、ネガティブな意味で使われることの多い法則です。なのでマーフは自分の名前が嫌いだったわけですが、皮肉というか何と言うか、「可能性がある以上起こりうることは起こる」。つまり運命的・必然的にクーパーがマーフを高次元の世界へと導いていくわけですね。「へーあの逸話もちゃんとこういう意味があったのね」って思いますよね。

まぁこんな感じで複線的なものがとても多く、そこの繋がりを認識する瞬間は「ぬほっ!」っていう快感が得られますよね。まぁちょっとわかりやすい部分もあるんだけどね。こういう要素が非常に多いです。露骨なくらいに多い。

あとはTARS。ロボットね。見た目は一反木綿のハイテクバージョンです。コイツはちょっとかわいいというか愛着の沸くキャラしてて、好感持てる人も多いはず。ノーラン作品特有のキュッと締まった雰囲気に一種のオアシス的に存在するこのロボットの存在が、万人受けのエンターテイメントを狙ってるなっていう意思を感じますね。撮影中このTARSは、実際に油圧式で操作出来るようになっていたらしく、声を担当するビル・アーウィンが本当に操作をしながらスピーカーから声を出して撮影してたみたいです。まぁこんなとこにもノーランっぽさを感じますよね。いちいちちゃんとしたい、みたいなね。

ノーラン監督は、今作をファミリームービーを作るっていう意気込みで作ったらしく、実際のところ確かに彼の他の作品に比べると難解な表現っていうのは少なかった気がします。




ノーランの作品っていうのはとにかくキュッと締まった作品ばかりで、それでいてやってることはちょっと幼稚っていうが多いんですね。早い話が「バカっぽい話を頭良さそうに見せるのがうまい人」っていうのが僕の個人的な印象です。ただ、「クリストファー・ノーランの作品」っていうだけで批判的な目が非常に増えるのが昨今のシネフィル事情です。実際作りがちょっと甘いところとかもあって、まぁ擁護しにくいところもあるわけです。



今作もそれは例外ではなく、例えば前述のTARS。まぁいいキャラしてるんですが、とにかくハイスペック!つまりコイツに全部やらせとけ!って思うんですよね。まぁ「機械には感情が無いから任せられない」みたいなこと言うんですが、いやいやコイツちゃんと感情ありますよ。「これは俺の使命だ。」とか言ったりするしね。
TARS自体がまぁアクションそのものとかちょっと怪しい部分が色々あるわけなんですが、まぁいいですコイツに関しては。



あとホントに笑っちゃうのは、マン博士事件ね。天才の博士がいるらしいってことでマン博士のいる星に行くんですが、コイツが途中で話を大きく反転させる行動に出ます。ほんでおいおい変な事はやめろーって展開になって、結局暴走したマン博士はとっても馬鹿な死に方をします。









天才?コイツが?








って見た人誰もが思ったはずです。まぁコイツはコイツで天才なりの機転を利かせて、どうにか自分だけでも生き残ろうとしたんでしょうが、あまりにも死に方があっけなさすぎて・・・。天才感があんまし無かったです。




あとはクーパーが以前パイロットだったときの話をもうちょっとしてくんなきゃよくわかんないとか、トムの豹変振りが謎とか、まぁ細々色々あるわけですよ!








ただね、そんな批判は僕からしたらただのいちゃもんで、揚げ足を取ってるに過ぎないです!映画見すぎて映画に詳しくなりすぎた映画頭でっかちの方には物足りないかもしれません。しかし監督が述べてるようにファミリー映画として作られてるわけで、そんな中にも映画通を楽しませる要素はいろいろあると思いますよ。
数々の演出は「2001年宇宙の旅」をどうしても連想せざるを得ない作りにはなってるんですが、しかしブラックホールの中身をここまでしっかりと描いた作品はそこまで無かったんじゃないですかね。そういった意味では斬新さがありますよ。ブラックホールの奥っていうのは今現在正解が無いので、そこはちょっと無敵な部分はありますけどね。





あとこれは余談ですが、幼少期のマーフを演じたマッケンジー・フォイという女の子。この子は非常に良い演技してたと思いますし、何かこれから色々出てきそうな気がしないでもないです。面構えとかめっちゃオーラある気がする。







どうしてもね、ノーランの作品は小難しく考えたくなるし、実際ノーランがそうさせちゃってる部分も多いんですけど、この作品に関してはそんなの関係なし!

これは僕の中ではかなり楽しめた映画です。相対性理論とか小難しい話が多そうですけど、そんな前知識なくても全然楽しめます。そりゃあった方がもっと楽しめるんだけど。



緩すぎず、バキっと締まった作りのファミリー映画です。SF映画ですが、SF要素をうまく使った泣けるヒューマンドラマです!








ちょっと宇宙に興味が出てきた僕でした!!














この星に生まれたが、ここで死ぬ必要はない    クーパー















お試しあれ!!







インターステラー    2014年   アメリカ


ジャンル:SF
  監督:クリストファー・ノーラン
  出演:マシュー・マコノヒー
      アン・ハサウェイ
      マイケル・ケイン
      マッケンジー・フォイ
      ジェシカ・チャンスティン


 

マーダー・ライド・ショー

どうも!僕です!!

今日はこちら!!

マーダーライドショー


「マーダー・ライド・ショー」です!2003年のアメリカ映画。ヘビメタバンド「ホワイト・ゾンビ」のボーカルであるロブ・ゾンビという人が監督したホラー作品です。




出演はシド・ヘイグやビル・モーズリーなどの、ホラー作品出演が多い人ばかりでまさに本格ホラーといった仕様になっております。













ストーリーとしてはなかなか単純。





アメリカの片田舎をドライブしていた男女の若者4人組は、殺人鬼を題材にした「バケモノ博物館」というところに立ち寄ります。

博物館


そこでドクター・サタンという殺人鬼の話を聞き、彼が絞首刑に処されたという木を見に行こうとします。




超超不気味中木に向けたドライブがスタートしますが、いろいろあってファイアフライ一家という超凶悪な殺人鬼一家に拉致られてしまう若者4人。




なんやかんやあって、3人が殺されてしまいます。
最後の1人となった女の子が必死に逃走し、とある車に拾ってもらいます。



しかしその車の運転手は、先の「バケモノ博物館」の主人の男。そして車の後部座席には、ファイアフライ家の男が潜んでいたのでした・・・。














おわり









★感想★
ん~まぁ雰囲気は良かったんですが、そもそもストーリーがどうなんだって感じです。
作品全体の空気感っていうのは僕は好きでした。そもそも各登場人物の個性が強すぎるし、気味が悪い。そしてそれを助長する各演出。画質落とした映像を流したりとか、スローを多用したりとか、画面を分割したりとか。見ている方の感性を刺激する見せ方が面白かったです。ただ正直いろいろやりたいことが詰め込まれすぎて、何がなんだかよくわからなくなってくるっていう点はありますね。いろんな出来事がいろんな見せ方で繰り広げられるので、「何がなんだか」っていう風にどうしても見てるほうはなってしまいます。まぁこの一種の混同させる見せ方は、ホラーっぽくて良いっちゃ良いんですけど・・・。
ただストーリーがねぇ・・・。なんかぶっ飛びすぎてて、なおかつ見せ方がちょっと複雑というか、いちいちカオスな雰囲気なので何かよくわかんなくなってきて・・・。だから「よくわかんない」っていうよりは「どうでもよくなってくる」っていう方が近い気がします。「どうせみんな死ぬんでしょ」みたいな。
そもそも被害者の若者4人組に関する予備知識っていうのが全く与えられないので、その時点で感情移入の要素が無いわけです。つまり、「どうやってこの殺人鬼から逃げるのか」っていう楽しみ方ではなく「ファイアフライ家マジ最強っしょ?怖いっしょ?」っていう事実を楽しむ、怖がる映画です。激烈ホラー版アダムスファミリーって感じかな。
そういう見方で行くと、やっぱりシド・ヘイグ演じるスポールティングは非常に良い味出てます。というか序盤にこの人が出てきたことで、なんとか作品全体のバランスをかろうじて維持できているっていう感じです。このキャラ設定が無かったら、もうぶっ飛びまくっただけの超B級映画の下の方っっていう印象です。
激しい血しぶき表現っていうのが少なかったのは逆に効果的とは思います。血ブシュー!血ブシュー!の連続だと、「おーおーやっちゃってるね」って興ざめするんですが、そこが少ない事で不気味さは強調できてましたね。「やってることの残虐さと裏腹に、やけに性格が明るい」っていう女性二人が出てくるんですが、こいつらもこいつらでやっぱりこのギャップのせいで少し怖く見えてきます。ベタな設定ではありますけどね。






まぁ全体的に「?」っていう部分が拭えない作品ではありますし、まぁ良くも悪くも・・・っていうところに留まる作品です。しかし実はこの作品には第二弾がありまして、実はそっちの作品はもっとぶっ飛んでてなかなか評価の高い作品なんです。



いつかご紹介したいと思います!!













死んでも地獄に堕ちることはねぇ  ここが地獄だからな












お試しあれ!!














マーダー・ライド・ショー     2003年  アメリカ



ジャンル:ホラー
  監督:ロブ・ゾンビ
  出演:シド・ヘイグ
      ビル・モーズリー
      シェリ・ムーン
      カレン・ブラック









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