どうも!僕です!!久々の更新でございます!!


今日はこちら!!

かみさま


「神さまの言うとおり」です!2014年の日本映画で、謎の死のゲームに参加させられる高校生を描いたスリラー(?)作品。
監督は三池崇史。前回の「無限の住人」に続いてのご紹介です。
主演は福士蒼汰くん。彼も「無限の住人」出てましたね。船の錨みたいなの持って一生懸命戦ってました。
その他出演は神木隆之介、山崎紘菜、山本涼介、染谷将太、リリー・フランキーなどなど。声の出演で前田のあっちゃんやダチョウ倶楽部、トミーズ雅なんかも出てます。





ちなみになんですが、三池作品が連続なのはたまたまですよ!

























ってことで中身は。サクっと説明すると世界中の高校生たちが何故かいきなり死のゲームを連チャンでさせられるってお話です。





1st STAGE   ダルマさんがころんだ(VSダルマ) 
決まり手:主人公瞬(福士蒼汰)によるダイビングダルマの背中のボタン押し


2nd STAGE 招き猫への鈴付け(VS招き猫)
決まり手:瞬のジャンプシュート→こぼれ球を天谷(神木隆之介)がオフェンスリバウンドからの強烈ダンク


3rd STAGE  かごめかごめ(VSこけし)
決まり手:瞬の周囲の声録音→再生という連続技による反則勝ち


4th STAGE 本当の事言うゲーム(VS白熊)
決まり手:出題者が嘘つきという本末転倒企画であることへの瞬の鮮やかな指摘


Final STAGE 缶蹴り(VSマトリョーシカ)
決まり手:瞬が缶を蹴る


Extra STAGE アイスの当たり棒引き
決まり手:瞬が運良く当たり






ってな感じで、結局瞬と天谷だけが生き残ったのでした。
















おわり

















★感想★
いや~ひどいもんですね。めちゃくちゃですよ。
まず各ゲームのフォーマットが酷い!ダルマさんが転んだに関してはまぁ良いです。かごめかごめについても適当に言っても25%の確立で当たりますし、ルールも単純明快だし理不尽さもないからOK。問題はまず招き猫。これに関しては超謎。結局鈴は「つける」ではなく「通す」が正解なので、ただの無理ゲーです。猫の生態についても筋が通ってない気がするし、背中がかゆいってなんだよ。ずっとかいてれば楽勝やんけ。
次に白熊。コイツはもう論外です。嘘つきのパラドックスという根深い哲学の話をしなければならなくなります。結果としてコイツは嘘つきですから、「嘘つきは嫌い!」とか言ってることすら嘘になるし、「じゃあ正直者が好きなのか?」ってことになると、でも正直者を実際殺してるし・・・だから・・・・え~~~~っと・・・・となりますわな。ここも一貫性が無い。



んで結局一番の問題はね、この超理不尽ゲームを主人公たちが幾ばくかの説明だけでこなしていくってとこなんですよね。「いやお前らスペック高すぎだろ」と。何なら感傷的なムードになる時間とかまで割いちゃってたりして結構余裕あるじゃねぇかと。




作品全体に言えることです。「一貫性の無さ」。


こちらをご覧ください。

バスケ部



高瀬





コイツらどうせすぐ死ぬんで役柄はどうでも良いんですが、問題は「この人はこういう人ですテロップ」です。登場人物全員にこういう配慮があるなら良いんですが、すぐに死んじゃうこの2人にだけこういうのがあるんです。結婚式の余興の大してつまらないVTR見せられてるみたいで不愉快極まりなかったです。
っていうかホントになんで?これ?なんでこういうことが起きるの?すぐ死ぬサインっていう風に解釈しても、この2人の死には作中の重さに相違がありますから理由にはなりません。純粋に「何で?」って思います。出来上がったのを見たときに関係者が誰も違和感感じないのが不思議でなりません。これ何か意味があるなら知ってる人教えてください。僕が何かを見落としてるかもしれませんし、知識が足りないかもしれませんから。知ってる人ホントにお願いします。



話を戻して、一貫性の無さで言うとそもそも主人公瞬の性格がよくわからないですね。ひ弱な優男なのか勇敢なTHE漢なのかがさっぱり。僕の当初の印象では「ダラダラと生きているスポーツも何もしてない半端な気の小さい男の子」って感じだったんですが、そういう描写もあれば「お前ぇ!」とか言って荒れる描写もあるし、運動神経万能な所もあれば極めて秀でた状況認識能力+柔軟な発想力も兼ね備えているという・・・。何だただの天才かって思いました。早い話がご都合主義ですよね。コイツはピンチを100%回避できる星の下生まれてます。だいたい学校の屋上で憂さ晴らしの為に不要になったコップをひたすら壁に投げ続けるって完全キチガイですよね。この普通じゃ無さが作品通して継続されてればまだよかったんですが、急に奇行に走るからホント意味不明。







ただ今回MVPをあげたいのはコイツ!

平良


山本涼介演じる平良という男なんですが、コイツは立方体に閉じ込められたところから登場します。割と小さめの声で会話をしていた瞬と高瀬に対し、「少し静かにしてくれないかぁ」と神経質かつ利己的な要望を言い放ち、ノートパソコンでベクトル解析におけるヘルムホルツの定理により物理的アプローチを試みている、ということをわざわざ忙しい中丁寧に説明してくれます。ちなみに僕なりに調べてみたところ、ヘルムホルツの定理っていうのはベクトル解析の定理の一つであり、逆を言うとベクトル解析以外にヘルムホルツの定理っていうのはないので、なんか必要以上に説明が多いです。頭悪い人に多い傾向ですかね。不要なことをベラベラよく喋るっていうのは。

でやっぱりコイツはかなりの馬鹿。「結局どうするんだ!!!」と瞬が尋ねたところ、「次のゲームを待つしかない」と断言されます。とりあえずコイツにはヘルムホルツさんに謝って欲しいです。意味ないやんけ。
平良くん曰く、ゲームによって馬鹿が駆逐されるのがたまらないのだとか。



そんな平良くんの前にコケシ倶楽部・・・ではなくコケシ軍団が登場し、かごめかごめをもちかけます。
すると平良くん意外と古風なところがあるのか、諸説ありますが推定200年以上前から伝わるこの古来の遊びに対し・・・・






























面白そう

「面白そうだ・・・・・・・」





めっちゃワクワクしてます。
















いざ始まってみると、平良くんは超無策。当てずっぽで適当に名前を言って見事不正解。25%の正解を引き当てることができず、床に頭を叩きつけられる刑に処されます。完膚なきまでに駆逐されてます。

なかなか活字で雰囲気を伝えるのは難しいので是非見て欲しいです。ここまでダサいキャラが映画史上いたのか・・・。それくらいのお馬鹿さんです。お笑いとしては100点。






っていうかこの立方体に軟禁されてるシステムがよくわからなくて、何でお前ら閉じ込められて変な服着せられてるわりにパソコンとか携帯は持ってんだよ、と言いたい、小1時間問い詰めたい。はい。そんな感じです。







あとね、最後の缶蹴りなんですが、これはもうゲームのフォーマットが酷い!成立してないんです!!
5人で行うんですが、逃げる側は日没の時点で逃げ切れば勝ち。鬼は日没の時点で3人以上捕まえていれば勝ち。但し、缶蹴りの缶は蹴ると爆発するという仕組み。

人間関係の構図として、主人公チーム(2人)VS天道学園チーム(2人)VS天谷(1人)という構図になってるんですよ。作中はたまたま天谷が鬼になったのでゲームが成立しましたが、例えば主人公瞬が鬼になったとすると、かなりの高確率で「いちか(ヒロイン)と組んで天道学園チームと天谷を捕まえよう作戦」になると思うんですよね。鬼2人対逃げる側3人という構図です。こうすれば3人全員捕まえれば後は2人とも条件を満たして生き残れますから。これは天道学園チームのどっちかが鬼になっても同じです。つまりあまりに巨大な抜け道があるルールなんですよ。馬鹿じゃねぇのと。


もう一つ問題なのは捕まった人が入れられる牢屋と缶を置く場所が1~2mくらいしか離れてないんですよ。「え?捕まってる人たちを解放するために勇気を持って蹴るのに、これじゃ蹴ったら全員死ぬんじゃね?」と思っちゃうわけです。んで、「あ、何かこれ嘘くせーな」と暗に感づいてしまうんですね。あまりにも地理的スケールに違和感がありすぎます。この地理的スケールに関してはそもそも大問題があって、ゲームにおけるフィールドの広さが全くわからないんです。マジで。「ハンガーゲーム」的な広さ風で話が進んでるんですが、小学校のグラウンド程もないくらいの狭~~~い空間でやってるようにしか見えないんですよ。広さがわからないから話が見えない。だからワクワクもしないってなもんです。











あとね、登場人物が必要以上の時間をかけて何の効果も無いセリフを喋るというシーンが非常に多いです。どういうことかと言うと。こちらをご覧ください。


文字



「カギで扉開けたならおわり」


ここまでの作品の流れで、「あ、次はカギで扉を開けることを目指すんだ」ということはどんな人でもわかるようになってます。

わかります。どんな人でも絶対わかります。つまり作中の登場人物でも容易に事態を飲み込めるわけです。





なのにさ、瞬という男は「カギで・・・・・扉開けたなら・・・・・・・・・・・・おわり・・・・・。」と、なんかボソボソといまだに衝撃を受けてというか、面食らった様な朗読してます。何?馬鹿なの?いつまでびっくりしてんの?せめて黙読にして。




こう言った無駄なセリフシーンがかなり多いんですよね。要するにあれです。ドラマとか映画ででよくある、感傷的なシーンで相手に向かってその人の呼称を言う演出です。「か、母さん・・・・・」みたいな。絶対言わないですよね現実では。そういう非現実的なやつです。



要所で際立たせる演出としてならギリ許せないでもないですが、あまりに不要な独り言が多すぎてバラエティの再現VTRでも見てるかのようです。目の前に見えた文字をいちいち声に出して読みやがって、お前は駅の広告も全部声に出して読むのかと問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。











というわけで、トータルすると脚本と演出が極めてドイヒーな作品と言えますね。今まで紹介したどの作品よりも酷い気がします。漫画原作だと色々要素詰め込み過ぎてワケわかんないってなるのはよくあることですが、それにしても酷すぎる。
俳優陣も特別頑張ってた感じもしなかったですし。神木隆之介くんが一番頑張ってたようにも見えましたが、そもそも役柄的にちょっとやりやすさもありますしね。登場人物としても俳優としてもちょっと浮いてたかな。





まぁ全て監督の責任じゃないですかね。あと編集さん。なんか色々おかしいとこ多すぎ。世界中の高校生がテロに遭ってるのに、東京のごくごく一部の話にしか見えませんから。世界中なら外人を出せ外人を。
三池監督はちょっと映画撮りすぎて各作品に力分散しちゃってるんじゃないですかね?1年に2本も3本も映画撮るのはいいけど、もうちょっとクオリティ上げてほしいです。実力者なので、さすがに自覚があると思っちゃうんですよね。だから手を抜いてる印象です。いち映画ファンとしては、今後に期待してますけどね。

















ジョジョに関しては不安しかないです!!!

































お試しあれ!!
















神さまの言うとおり     2014年  日本




ジャンル:サスペンス
  監督:三池崇史
  出演:いろいろ