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「無限の住人」です!現在公開中の時代劇アクションで、同タイトルの人気漫画の実写映画化作品。不老不死の体を持つ主人公が、逸刀流という不良剣客組織に父親を殺された凛という少女に用心棒を依頼され、逸刀流との激しい戦いに身を投じていく・・・というお話です。


監督は三池祟史。このブログでは「クローズZERO」シリーズを紹介しました。

主演はそう、皆さんご存知キムタク。以前「SPACE BATTLESHIP ヤマト」という屈指の駄作を紹介しました。今回の作品の知名度がそこそこあるのも、結局のところこの人の影響が大きいでしょうね。SMAP解散後初の映画主演で、俳優木村拓哉としての真価が問われる作品です。

その他出演は、杉咲花・福士蒼汰・市原隼人・戸田恵梨香・市川海老蔵などなどとても豪華です。製作陣にも「ラスト・エンペラー」のプロデューサーとして有名なジェレミー・トーマスが参加していたりと、なかなかの気概が伺えます。















話の展開としては、まぁ皆さんが想像するとおりで、お侍さんたちがギッタバッタとやり合う・・・っていうお話です。省略。











































★感想★
まず大前提として言っておきますが、漫画の実写化において「原作と比べてどうだ」という論評はしないようにします。これは今作だけじゃなくてね。ジョジョとかも見に行こうと思ってますけど、どんな有名作品の映画化だとしても、「映画単体としてどうか」っていう目線で僕は見てますのであしからず。

ってことで今回の作品がどうだったかというと、「不死身って何?」っていうのが一番ですね。僕のイメージとしては不死身っていうのは腕がちょん切られてもすぐブシュッって新しいのが生えてきて、痛みとかも全然感じない、まさにバケモノっていうものだったんですが、今作における不死身ってのは本当にあくまで「死なないだけ」って印象。切られたら普通に痛いし、血もバンバン出るし、フラフラもします。「え?キムタク死ぬんじゃね?」って思うほどです。とは言ったものの「まぁ死なねーんだろうな」とは思って見てましたけどね。

っていうか作品全体として、ストーリー展開に信憑性を持たせる裏付けが全く無いんですよね。万次が凛の為に逸刀流と戦う理由とかもマジ意味不明です。「死んだ妹に激似だから」的な雰囲気出しるけど、その死んだ妹も実は妹じゃなくて殺した相手の嫁さんで、精神崩壊してたからずっと一緒にいて面倒見てあげてる・・・という。「ベルセルク」でいうところのキャスカ状態になってるわけですよ。意味不明な行動を理由に更に意味不明な行動に出るという意味不明インフレが起きちゃってます。ここらへんは時間をかけて描けばそれなりに見てる側の心情に色々と訴えかけることもできたのかもしれませんけど、何にせよ描写が少ない。恐らくは、原作に則ったストーリー展開を無理矢理2時間半の中に詰め込んだからなんでしょう。まぁよくある話ですよ。

ここらへんが理由でおかしい所が色々あってですね、逸刀流の剣士たちのバックボーンとかも全く見えてこないんですよ。で、恐らくそこらへんは三池監督も気づいたんでしょうね。よりにもよってその登場人物の歴史を本人に説明口調で喋らせるというマジックをやってのけるんですよ。「俺は百姓の息子で・・・」とか言って。馬鹿かと思いましたよホント。キムタクが「お前のことなんか聞いてないです!」とツッコミを入れた瞬間はちょっと笑いそうでした。
ルックスもそうですし、武器とかも魅力的なのを持ってる人が多かったんですが、描写が少ないせいで全部すべってましたね。逸刀流当主の天津ですら、「すげぇ重そうな船の錨みたいなの持ってるけど馬鹿なのかな」って思えちゃいました。逸刀流という団体自体が、馬鹿と百姓の息子とロリコンがいる集団っていう風に見えちゃうんですよね。魅力的なグループというよりは、単なる変わり者の集まりです。

と同時に主人公万次ですらもちょっと魅力が弱かったです。作中通してのこの人の印象は、「本当はそこまで強くはないけど不死身になったおかげでちょっと強くなった人」なんですよね。
僕が期待してたのは、不死身になったのを良いことに防御のことなんか一切考えず、切られながらもバシバシ斬りまくる・・・!!という痛快お侍エンターテイメントだったんですが・・・。蓋を開けてみるともう痛がる痛がる。「う・・・・うぉ・・・」とかずっとうめき声上げてるし。「お前どうせ死なねーんだから心配すんなよ」と言ってあげたくなります。


詰め込み過ぎ問題で言うと、やはり個性豊かな逸刀流の敵たちがあまりにも扱いが雑でしたね。みんなポッと出てすぐ死ぬ感じ。個人的には市原隼人演じる尸良(しら)というキャラが一番雑だったなと感じました。呼んでないのに2回も出てきて暴れまわった割りに「結局何だったのか・・・」という残尿感しか残りませんでした。最後腕がカニみたいになってましたからね。「テラフォーマーズ」のロシアの人のコスプレって感じでした。


殺陣自体もかな~り退屈でした。相手の一太刀をガードする→腹or首を切るor刺すの繰り返しです。いかんせん最終決戦は敵の数が多いもんだからもう繰り返す繰り返す。最近「ワイルド・スピード アイスブレイク」を見たばっかりだったから余計につまんなく感じました。もっとジェイソン・ステイサムみたいにパルクールっぽい動きとか色々してよ!!!と思いましたけど、時代劇には無理な注文ですかね。







ささ。こっからはキムタク問題について触れていきますね。ご存知の方も多いかもしれませんが、この「無限の住人」なかなか興行収入がよろしくないみたいです。僕が行ったときも地元で一番大きな劇場に行ったのですが、その中で一番小さいスクリーンに追いやられ、その中でもお客さんはチラホラ・・・。3割くらいしか埋まってなかったです。
エンターテイメント業界の専門家から言わせると「キムタクの時代は終わった」とか「ジャニーズ事務所側がうんぬんかんぬん」とか色々言われているわけですし、ネット上でも「キムタクがほにゃらら」とか色々言われてますよね。
確かに今作でのキムタクの演技がどうだったかと聞かれれば、「んー・・・まぁ・・・キムタクだよね・・・」としか言えないです。新境地を切り開くものは感じられなかったし、彼特有の「軽さ」みたいなのも健在でした。このポップさみたいなのは彼の魅力ともいえる部分ですし、「まだそれやってるの?」と言われてもなかなか難しいもんですよね。
僕のスタンスとして、アンチキムタクなのか応援する側なのか。どっちなのかと聞かれても「どっちでもない」としか言いようが無いです。歌がうまいわけでもないのによく売れるなーとは思ってましたけど、別にSMAP好きでも嫌いでもないですし、解散も嬉しくも悲しくもないです。
そんな僕が今回の作品の責任的なものがどこにあるかと聞かれれば、僕は製作陣が悪いと思いますね。さすがに時間的スケールに無理があったと思います。ここはるろ剣みたいに2~3部作品じゃないと難しかったかな。でもそこまで有名でもない作品をそこまでするのもなかなか難しかろうし・・・とは思いますが、尺的に難しかったとしてもどうにか何かを削ってそれを補う何かを足さないと、もはや作品として成立してない域まで達するレベルですよ。
少なくともキムタクが「そういう部分を個人的なパワーでどうにか補える役者ではない」ということはわかりましたが、今作単体としての欠点の部分はもはや役者でどうこうできるレベルではなかったと思います。これをワイスピとかガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとか帝一の国とかクレヨンしんちゃんとかと同じ時期にぶつけて来るなんて正気の沙汰じゃないです。勝つ気ナッシング。






ギリッギリ見れる作品です!












不死身ってのは大変だなと思った僕でした!!




















お試しあれ!!







無限の住人   2017年  日本

ジャンル:アクション
  監督:三池祟史
  出演:キムタク   他