どうも!僕です!!


今日はこちら!!






「怒り」です!現在公開中の日本映画で、夫婦殺人事件の犯人が整形しつつ逃亡している最中に3ヶ所に現れた3人の素性の知れない男とその周辺の人物との人間模様を描いたサスペンスです。原作は吉田修一の同名小説。




監督は「悪人」「フラガール」の李相日。「悪人」に続いて2度目の吉田修一作品の映画化担当です。





主演・・・は誰なのかな。主要キャストという名目で紹介します。


渡辺謙
宮崎あおい
松山ケンイチ
妻夫木聡
綾野剛
森山未来
広瀬すず



ってな感じです。全員が主役級の活躍をしてますよ。

というか主役を張れる程の実力派ばかりで、それもそのはず。映画化にあたり、原作者の吉田修一が「オーシャンズ」みたいに豪華キャストでよろしく、とお願いしたらしいです。意外と図々しいですよね。

















ってことで中身。今作は通常の作品以上にネタバレすると面白みが半減する作品なので、くれぐれも気をつけてご覧ください!!



















サクッと説明しますと、あらすじ通り殺人事件の犯人が捕まらない状態のまま素性の知れない3人の男が現れます。




①勝浦市:漁港で働く槙(渡辺謙)と彼の娘で元風俗嬢のメンヘラ女愛子(宮崎あおい)の所に、素性の知れない従業員田代(松山ケンイチ)が現れる


②東京:ガチホモの優馬(妻夫木聡)がハッテン場にいると、素性の知れないガチホモの直人(綾野剛)が現れる


③沖縄:離島で暮らす泉(広瀬すず)と辰哉(佐久本宝)の前に、辺鄙な場所で暮らす素性の知れない男田中(森山未来)が現れる





さぁ、田代・直人・田中のどれが犯人でしょう!!!























という映画です。



設定の設置と共に、三者三様の人間模様が描かれます。
それぞれ周囲が「もしかして犯人かも・・・」と思い始め、そして彼らを信じるか信じないかのターニングポイントがやってくるのです。





































ちなみに犯人は田中です。彼が辰哉に殺されて、映画は終わります。




















おわり




















★感想★
面白かったです。作品通しての冷た~~い感じが良かったですね。
一番良かったのは正直音楽。僕この作品についてあんま下調べせずに見に行ったんですが、すぐにピンと来ました。やけに音楽がいいなと。そしてやけに「レヴェナント」っぽいなと。もうスーパービンゴでね。音楽が坂本龍一のアニキでしたよ。いやー凄かった。彼の挿入歌はなんかもの凄いパワー持ってますね。バイオリンとかギターとか打ち込みとかをピーヒャラピーヒャラやるだけが音楽じゃないし、空間を自由自在に操り間を空けつつブォオオンとシンセの音を要所に入れるだけでこうも物語に重厚感を与えれるんだという事をこれでもかと言うくらい証明してくれてます。僕の中ではハンス・ジマーとの二大巨頭って感じです。

音楽の話ばっかで悪いですけど、槙と愛子が田代が殺人犯だと疑うんですよね。で、愛子と田代が同棲していた部屋に警察を呼んで指紋を採取してもらって、その鑑定結果がようやくわかる・・・というかんなりドキドキするシーンがあるんですよ。
警察が結果を伝えるときに音声は別のシーンに飛び、槙・愛子・刑事の映像だけが進む。そして刑事が何て言ってるがわからない・・・。崩れ落ちる槙・・・。泣き喚く愛子・・・。そしてこのシーンになった瞬間に今まで静かだったBGMが急にドーーーーーーン!!!!!!です。もう見てる側も愛子同様「うああああああああああああああああ」となっちゃいまして、正直僕はもの凄く鳥肌立ちました。っていうか記事書いてる今も思い出して鳥肌立ってます。それだけ鑑賞最中は作品の世界に入り込んでたって事なんでしょうね。とは言えここはBGMの力が凄かった。ドーン!ですからね。2CELLOSのアルバムを買いたくなっちゃいましたぜ。




で、まぁ結局田代は完全にシロなのでこの演出はミスリードっちゃミスリードだったんですけどね。「え?違うの?」みたいな。ただここはやっぱ槙が崩れ落ちて愛子が号泣っていうのも超納得です。だって愛娘の愛する人が殺人犯かもしれないんですよ?愛した人が殺人犯かもしれないんですよ?その究極の疑念が晴らされたらそりゃ力抜けるし泣きますよね。テレビでドッキリがわかった瞬間に泣いちゃうタレントと一緒です。



というかそもそもあらすじの時点で容疑者がたった3人なもんだから、まぁミスリードの多いこと多いこと。良くも悪くもわかりやすく、そして時に納得いかないところもしばしばです。例えば、直人が前髪を切るシーンがあるんですが、ここは犯人の家の洗面所に切られた髪が放置されてあったところとのすり合わせですね。でも実際は直人は犯人じゃなかったんで、じゃあなんだったのよとか。まぁ結局直人は死ぬんで、死ぬ前の何か身の清めとかそういったところで落ち着くんですかね。



こういったところはほんの一部で、要するに僕の中では「面白かったけど諸手を挙げて高評価できるものでもない」って感じなんですよ。いや、いいんです。かなりいいんですよこの作品。作品全体の雰囲気とかすごい好きなんで、だからこそ余計に物語上の細部のつじつまをこれでもかってくらいブラッシュアップして欲しかったんです。

だいたい犯人田中の元同僚がなんでそこまで田中の性格とか動機とかっていうのを正確に把握してんだよとか、そもそもピエール瀧をはじめとする警察はただの無能でしかなかったとも思えるし・・・。なんかキャラ立ちの良さ、一人ひとりのキャラの魅力が強すぎてもはやストーリーが追いつけてないのかとも思えました。





くどくど言うとキリが無いです!しかし全体的にはホント良いですよ!日本という舞台で日本人が物語を推進して日本人の心を打つ、(まぁまぁ)素晴らしい作品と思います!









お試しあれ!!



怒り   2016年  日本

ジャンル:サスペンス
  監督:李相日
  出演:渡辺謙
     宮崎あおい
     妻夫木聡
     綾野剛
     森山未来
     広瀬すず

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