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インデペンデンス・デイ







「インデペンデンス・デイ」です!1996年のアメリカ映画で、強力な文明を持った地球外生命体の地球侵攻と、それと戦う地球人を描いたSF作品。

20年前の作品ですが、今週7/9から20年ぶりの続編が公開ということでそれにあわせてご紹介してみます。





監督はドイツ人のローランド・エメリッヒ。ハリウッド版「ゴジラ」や「デイ・アフター・トゥモロー」などパニック作品が好きな監督で、今作はまさに代表作です。



主演は「メン・イン・ブラック」シリーズなどで知られるウィル・スミスと、「ザ・フライ」の主人公ジェフ・ゴールドブラムの2人。















というわけで中身。






宇宙空間に謎の飛行物体があることをアメリカの衛星が発見したところから物語はスタート。


無線にもぜんぜん反応しないってんでなんかおかしいなーとか思ってたらその物体は数十個に分裂し、世界各地の都会へ上陸。



とんでもない威力の砲撃により、各都市は壊滅状態になっちゃいます。

壊滅





なんとか逃亡するアメリカ大統領ホイットモア(ビル・プルマン)は、有線テレビ技師デイビッド(ジェフ・ゴールドブラム)らの助言を受けながら、かつてロズウェル事件で回収した宇宙船と宇宙人を保管しているエリア51へとやってきます。


今度はそこに、さっきまでその宇宙人と戦っていた海兵隊のヒラー大尉(ウィル・スミス)が、今回の宇宙人のご遺体とともに到着。



いろいろ研究をしているうちに、「やっぱこいつら危ねぇ」って結論になり、総攻撃を仕掛けます。



とはいえ高度な文明を持つ彼らの宇宙船は、強力なシールドで守られており攻撃が全く効きません。




そこでデイビッドが名案。宇宙空間の母船に進入してコンピュータウイルスを流す→シールドを無効に→その隙に核兵器を地球の宇宙船ぶち込む、という作戦を提案します。




ロズウェル事件の時の宇宙船を使用してデイビッドとヒラーが母船を攻撃。残りの地球人で地球の宇宙船を叩くということになります。




いざ作戦決行。かなり首尾良く事が進み、見事宇宙人たちを撃破。

勝利




人類は見事地球外生命体との初バトルに勝利したのでした・・・。












おわり








★感想★
いやー脚本がなかなか酷い気がしますね。
まずね、これは「地球VS宇宙」モノにありがちな問題と思うんですが、「世界全体が」って感じが全くしないんですよね。地球全体のことをアメリカ大統領1人で決めちゃうもんだから「おいおい他の国の首脳は何してんだ?」ってなるんですね。なんか申し訳程度というかアリバイ作りっぽく他の国の状況が出てきて、しかも他国の軍はアメリカ大統領の決断を二つ返事でOKしちゃったり。いやいや権限凄すぎだろお前ら。どう考えても国連が動く状況と思うんですが、彼らは一回も出てきません。
要するに僕の印象としては「THEアメリカ最強」っていう印象付けを狙った作品にしか見えなくて、なんなら核兵器すらも肯定するような雰囲気になってるし「何言ってんだコイツら」としか思えないんですね。「軽っ!核兵器の扱い軽っっっ!」ですよ。
っていうかさ、最初に核ミサイル1回使うんですけど、それは向こうのシールドに跳ね返されるわけですよ。で、「むぅ・・・」ってなって、今度は熟考してその対策を練ると。ただね、その1回目のミサイルを撃つ時点で、ど~~~~~~~~う考えたってシールドに跳ね返されるってことはわかるんですよ。だって最初の普通の攻撃の時にもうシールドの存在はわかってるんですから。この時点で「核兵器軽っ!」です。でね、僕はこの時思ったんですよ。「コイツらスター・ウォーズ見てないのかな?」って。そしたら今度はシールドの大元をぶっ壊して敵を倒すってんだから「いやいやそれエピソードⅥじゃん!」ってなりましたね。そりゃ細部は全然違うけどさ、なんか全体的に作戦の雰囲気はエピソードⅥじゃん!「んだよコイツらぁ!」ってすげぇイライラしましたね。
あと細かい所ですけど、母船から逃げる直前にデイビッドとヒラーが2人で葉巻を吸うんですよ。最後の2本を2人で分け合ってね。で、葉巻を吸いながら猛ダッシュで逃げるわけですよ。ほいで無線も繋がらなくなって地球側は「もしかしてあいつら死んじゃったか・・・?」って雰囲気の中、砂漠に不時着してるのを発見されます。でね、ここのシーンが問題で。衝撃です。まだ葉巻吸ってるんでよ。しかもまだ残りは結構ある状態で。な~~~~~~~~がっ!!!!葉巻ってそんなに長持ちすんの?それか帰ってくるまでの時間が異常に早かったとか?もうワケわかりません。確かにそのあと葉巻のシーンはそれなりに印象的な感じになるんですが、つじつまが合わないなら無意味。どうしてもこのシーン入れたいなたラスト2本って情報無くしとけよ。バカか。

あと大統領も結構バカ。大体最後の最後、ホントにこの作戦ポシャったら地球は終わりっていう最終局面でなんと大統領自ら出兵。
あのさ、今回首尾良く運んだからよかったものの、こんな緊急事態だったら大統領しか決断できないことって山ほどあると思うんですよね。それを大した引継ぎも無しに空に飛んでいきやがって何たる無能大統領たることか。
作品全体通してコイツ特に何もしてません。人のアイデアを聞いて「それでいこう」って乗っかるだけだし、妻が死んでも悲しんでる姿がなんかうそ臭いです。出兵前の演説は良かったので、プレゼン能力が高い選挙戦の強い大統領なのかな。

っていうかね、この話が物語内では3日間ってのはやっぱ無理があるんじゃないかなぁ?さすがに70億人はそこまで小回り利かないでしょ。軍の行動力があるのは良いにしても、民間人をパイロットに起用するスピードが異次元に速いです。




というわけで、とにかく脚本がドイヒーです。ヒラーが実はNASAの宇宙飛行士を夢見ていて、図らずもその宇宙飛行の夢が宇宙人との決戦により実現される・・・って展開とかは凄く良いのに、それを何の訓練も無しにいきなり宇宙に行ったりとかして台無しにしたり。思いつきは悪くないのに、細部にこだわらなさ過ぎたって感じですね。

大体ヒラーの恋人がストリッパーって設定いるかね?

とかね。


こういう細部を掘り下げることなく楽しめる作品ってのは往々にあるんですが、この作品はちょっとそういうわけには行きませんな。ある程度のキャスト使ってそれなりの緊張感漂わせる作品にしてるわけですから。




キャストの名演とかCGの迫力とかがどうでも良くなるレベルの酷さです。「SPACE BATLLESHIP ヤマト」並です。SFの脚本って難しいのかな。
ちなみに脚本はディーン・デヴリンっていう人で、ハリウッド版「ゴジラ」や「マイ・ボディガード」の脚本を書いた人。




まぁそんなこんなで取り留めの無い感じの作品ですが、待望の続編「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」が20年ぶりに登場!監督および脚本家は安心の据え置き設定!監督:ローランド・エメリッヒ、脚本ディーン・デヴリンです!ちなみに「リサージェンス」ってのは復活とか再来みたいな意味があるらしいですが、日本では主に害虫駆除の方法が仇となりかえって害虫が増えてしまう、みたいな農業用語として使われることが多いとか多くないとか!!


つまり害虫復活です!!

これは期待せずにはいられませんよ!キャストも引継ぎが多いみたいだし、設定も20年後ですから!

公開は今週土曜日の7/9!みんな!土曜日は映画館へ急げ!!
















人類の独立記念日だ!  ホイットモア大統領








お試しあれ!!



インデペンデンス・デイ  1996年  アメリカ

ジャンル:SF
  監督:ローランド・エメリッヒ
  出演:ウィル・スミス
    ジェフ・ゴールドブラム
    ビル・プルマン




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