どうも!僕です!!

今日はこちら!!








「グラディエーター」です!2000年に公開された映画。ローマ帝政時代のコロセウムで戦う剣闘士(グライディエーター)を題材にした歴史映画です。興行収入が4億5千万ドルと大変成功し、アカデミー賞でも作品賞や主演男優賞を獲得したまさに名作です!
監督はリドリー・スコット。「エイリアン」や「ブラックホーク・ダウン」などを監督した人ですね。今公開中の「エクソダス」もこの人が監督です。
主演はケツ顎俳優ラッセル・クロウ!「L.Aコンフィデンシャル」なんかも以前紹介しましたね。あとは「ザ・マスター」なんかに出てたホアキン・フェニックスって人も出てます。





なんとなく時代の雰囲気が「300(スリーハンドレッド)」に似てる作品です!例によって超男臭い獰猛な作品でしょう!!






ではあらすじ。ローマ軍の将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)は、部下からの信頼も厚い頼れる将軍。

マキシマス









ゲルマニア遠征も無事勝利します。

戦いも1段落。ようやく故郷に帰れるかと思った矢先、ローマ皇帝アウレリウス(リチャード・ハリス)からとある相談事が。

相談



アウレリウスの考え。

  • ちょっとローマでかくなりすぎたわ。このままじゃ危ないな。
  • 元老院に政権を戻して民主的な国にしたいんだわ。
  • でもオレ多分もうちょいしたら死ぬからオレにはできそうもないのよ。
  • 自分のことを後継者と思っている俺の息子コモドゥスはそんなことできねぇよな。
  • アイツめっちゃ野心強いし、人間的にもアウトだし、後継者にはしないつもりなんだよね。
  • っていうかオレお前が一番信用できるんだ。お前オレが死んだらローマ皇帝になんない?


まぁいきなりローマ皇帝になれと言われても二つ返事で「はい」とは言えませんよね。今後は故郷に帰って家族とゆっくり過ごすつもりだったマキシマスは、「考えさせてくれ」と告げてその場を後にします。












さぁ次は本来の後継者コモドゥス(ホアキン・フェニックス)にそれを告げる番。

















マキシマスに皇帝の座を譲ろうと思っている事を告げると、コモドゥスはもうこの表情。

嘘でしょ



「え?嘘でしょ?」



完全に寝耳に水。困惑したコモドゥス。









「私は父上のことをめっちゃ愛してたのに~~~~」

殺す




親子で熱い抱擁を交わしたかと思いきや、そのまま目一杯アウレリウスを体に押し付けるコモドゥス。結局アウレリウスは窒息死しちゃいます。




自分に都合の悪い考えを闇に葬ったコモちゃん。父も死んだことで、この瞬間から彼がローマ皇帝です。



アウレリウスが死んだことを知り、亡骸に会いに来たマキシマス。


コモドゥスが殺したと気付いたマキシマスは、「テメェが殺ったんだな」とばかりにコモちゃんをギロリ。

ギロリ



さぁさぁすぐに権力を発揮したがる小物なコモちゃん。皇帝に忠誠を誓わなかったマキシマスを捕らえ、すぐさま処刑させようとします。












不意打ちにより捕まってしまったマキシマスでしたが、「ここで死ぬわけにはいかねぇ!!」とばかりに衛兵に反撃!


反撃






多少傷は負ったものの、なんとか処刑されずに済んだマキシマス。しかし自分が処刑されると言うことは故郷の家族も危ない!!






妻子を守る為、マキシマスはダッシュで帰宅!!!
ダッシュ






しかし・・・




無慈悲



時既に遅し。最愛の妻と1人息子はなんとも無残な姿でマキシマスをお出迎えしたのでした・・・。





完全に絶望のどん底に落ちたマキシマス。二人の墓を作ると、完全に気力0となり、その場で倒れこんでしまいます。




しかし次に彼が目を覚ますと・・・。



奴隷




なんか運ばれてます!!何かに捕まってしまったみたいです!!







ズッカバルとかいう片田舎に連れてこられたマキシマス。その後状況を把握するに、どうやら彼は奴隷になってしまったみたいです。
奴隷になって何をさせられるのやら・・・。しかしそこにプロキシモ(オリヴァー・リード)という男が登場。コロセウムで行われる剣闘会に出す奴隷を探してたこの男にマキシマスは拾われます。


プロキシモ




もはや廃人のマキシマスは、只々流れに従うばかり。とりあえず剣闘会に出ることにしますが、もう完全に無表情。自分の前にいる男が恐怖のあまり小便を漏らしていてもこの表情です。

ため息

(きったねー)←心の声






とにもかくにもバトルスタート!!


しかしこのバトルかなりエグい!そもそもバトルを見せるのではなく、人が殺される瞬間を見せるのがこのコロセウムの売り!奴隷たちはあくまでも死ぬのが役目なので、マキシマスのチームはドンドンやられちゃいます!!

バトル



やっぱり死にたくは無いマキシマス!さすがの廃人ももう戦う戦う!!!!!!


バトル2


この戦いのルールは奴隷チームが2人一組で鎖に繋がれ、1人が剣、1人が盾を持つというもうやりづらくてしょうがない状況!

動きづらいってのに敵がドンドン攻撃してくるもんだから忙しくってしょうがない!!





狭いコロセウムのフィールド内でたくさんの決闘が行われています!!まさにカオス!!


バトル3






なんとか緒戦を生き永らえたマキシマス。っていうかそもそも元ガチのローマ将軍のマキシマスは、そこらへんの奴隷たちが束になってかかかってきても勝てるはずがありません。娯楽ではなく本当のバトルの最前線にいたわけですからね。


というわけで既にチート級の実力のマキシマスは、あっという間にこのコロセウムの人気者になっちゃうのでした。

人気者






一方その頃、非人道的なやり口でローマ皇帝となったコモちゃんは、どうにかして自分本位の専制的な政治をやりたくて仕方ありませんでした。しかしあんまりやりすぎると民衆からの反発が怖いので、新しい娯楽を与えてやることにします。
それは剣闘会!!元来、父アウレリウスが禁止したはずの剣闘会。何の因果か、それを死んだアウレリウスの追悼記念と言うことで復活させることにします。





帝都ローマで剣闘会がある・・・。その情報を聞いたプロキシモはそれに出たくて仕方ありません。エースのマキシマスがいる今なら帝都ローマでも戦えると思ってるんですね。

出たい


しかし当のマキシマスはまだ軽い廃人の状態で、まったく乗り気じゃありません。ですが、プロキシモのお話はなかなか良い話。
なんでも彼も昔は剣闘士だったとか。勝って勝って勝ちまくって、民衆の人気者になった。最終的に彼は奴隷から解放された。しかもその解放されるとき、ローマ皇帝が自ら目の前に現れてきて賛辞の意味で木剣を与えてくれるのだとか。



この話に目から鱗のマキシマス。

復讐




皇帝が目の前に・・・。ははぁん・・・。








尊敬する父親同然のアウレリウス、愛する妻、1人息子。全てを奪ったコモドゥスが憎くてしょうがないマキシマスは、皇帝の前に立ち彼を殺すことを目標に剣闘士として名を上げることを決意します。










というわけでローマのコロセウムにやってきたプロキシモ一同。しかし今回の役柄もこれまたまいっちんぐ。ボエニ戦争のガザの戦いを再現すると言う半ば余興のような雰囲気の戦い。「勇敢なローマ軍の戦いが今ここによ蘇る!!」みたいな口コミのセッティングですが、マキシマス達の役はローマ軍ではなくカルタゴ軍!完全にやられ役です!!

ローマ軍の敵役をさせらる元ローマ将軍!なんと皮肉な現実なんでしょう!!





いざバトルスタート!!


馬車に乗ったローマ軍に囲まれてしまうプロキシモ軍!

囲まれる



しかし元々はもっと多くの兵隊を率いていたマキシマス!だってガチの将軍だもの!!

巧みに陣形を操り相手の馬車を撃破!!

陣形



予想外の反撃にローマ軍は統制が取れなくなりぐっちゃぐちゃに!!


ぐちゃぐちゃ







一気に形勢逆転!!馬を奪ったマキシマスは完全に無双モード突入!!
「ぶっ殺す!!!」とばかりに馬で相手を猛追します。おらおらぁ!!!

無双





一度掴んだ流れは離さないプロキシモ軍!!!マキシマスに続けとばかりにローマ軍をボッコボコに!!!
ボコボコ





大方の予想を裏切り見事大金星を収めたプロキシモ軍。観客から大歓声を浴びるのでした。

歓声







この戦いを見ていたコモちゃん。明らかに一人だけ強かったマキシマスが気になり、「あの仮面の男に会いたい」と言い出します。



フィールドまで下りていき、コモちゃんが「顔を見せろ」と言うとマキシマスは仮面を取り、「マキシマスと申します。絶対いつか復讐します。」と言い放ちます。


これにはコモちゃんももうこの表情。

嘘



「嘘ぉ~。生きてたの~。やっばぁ~(汗)」




完全に焦ってるコモ氏。しかしここで殺そうにも、彼は観衆の人気者であるため反対されてしまいます。







そこでコモ氏。後日にある刺客を送ります。それは5年ぶりにコロセウムに復活したという無敗のチャンピオンタイグリス!!


タイグリス





しかしタイグリスに勝って欲しいわけではなく、あくまでマキシマスが死んでくれればそれで良いコモ氏。

というわけでフィールドにを放ちます。この虎ちゃんがつながれている鎖は、コモ氏の手下が管理しています。タイグリスには手が届かず、マキシマスにはがっつり襲いかかれるように長さが調整されてます。


トラ


「ガオーッ!!!」






しかしくどいようですが、マキシマスは元ガチの将軍。猛獣だろうが無敗のチャンピオンだろうが関係ありません。

冷静にトラを殺した後、タイグリスをやっつけるのでした。

勝った



倒れているが息はあるタイグリス。コモ氏は「殺せ」と命令しますが、マキシマスは見逃してあげることに。すると観衆はマキシマスの慈悲に感嘆。



ますますカリスマとなるマキシマスに我慢ならない小物のコモドゥスちゃんは、またしてもフィールドへ下りていきます。

マキシマスを刺激するためか、「お前の息子は女の子のように悲鳴をあげ、嫁さんは娼婦のように声を上げてたぜ。ぐへへ。」なーんて腹の立つことを言い出します。



しかし全く相手にしないマキシマス。


しぶい!


いや~しぶいっすねぇ。






この頃からコモちゃんは完全に理性崩壊。

とんだシスコン野郎のこの男。実の姉ちゃんに「俺の子供を産めー!」とか言って発狂したかと思いきや、いきなり優しくペッティングしようとしたりもうやりたい放題。

襲い掛かる






しかしこの姉さんは実はマキシマスの元カノで、彼の脱走計画に一枚も二枚も噛んでます。





それに気がついたコモちゃんは、あえて脱走計画チームを泳がせ、奴らが実行に移したときに捕獲するというネズミ捕り作戦を決行。




捕獲




この計画に絡んだ人物は、コモちゃんの姉以外はほぼ捕獲されてしまいます。




ひっ捕らえられ、身動きが出来なくなったマキシマス。


捕まった


面前に現れたコモちゃん。
「観衆が求めてるのは英雄の死。その相手として皇帝以上の人物がいるかい?」とか言い出します。



なんとここに来てコモちゃん自ら剣闘会に参加を表明!!


どうしてもマキシマスを殺したいコモちゃんは、自分で直接手を下すことにしたんですねぇ。


しかしノーハンディでやっても勝てるはずが無いことは重々承知のコモちゃん。

自分が勝つための下準備として、ナイフみたいなのをマキシマスにブスっと!!

ブス



痛い痛い痛い!!!



さぁさぁどこまでも卑怯なコモ氏!!ここまでくればもはや芸術か!!



甲冑を着せ、傷を隠したところでラストバトルスタート!!

ラストバトル




マキシマスからすれば、本来なら何の問題も無く勝てる相手!!しかし先ほどの傷が思いのほか深く、動きにキレがありません!出血の影響か、もはや意識も朦朧として来てます!!



しかし!!


ボコボコ2



いくら手負いとはいえ、温室育ちのお坊ちゃまに負ける要素は皆無!!華麗に攻撃をかわしつつ、ドンドンボコっていきます!!




ぶっころ






最後は喉元にナイフをぶっ刺し、見事宿敵を打つことに成功しました。









バトル終了直後、マキシマスは仲間の釈放等を要求。アウレリウス帝が望んだローマの夢を彼らに託します。

お役御免とばかりに倒れこむマキシマス。





あまりに多くの血を流しすぎたのか、彼はここでこの世を去ります。





ローマ皇帝コモドゥスの亡骸は放置され、マキシマスの遺体だけが掲げられてコロセウムを後にするのでした・・・・。


去る












★感想★
面白かったですね。まず「復讐」っていうものがテーマになってる作品なので、そこらへんがなんかこう男としてグッと来るものがありますね。言い回し的なものにいちいち洒落たものを感じるし、何よりマキシマスに感情移入しやすいですね。「マキシマス」頑張れ!!って見ていて思っちゃいます。
ほんでバトルシーンも見ていて面白いです。歴史の教科書くらいでしか見たこと無いコロセウムがしっかり再現されているのでそこは迫力ありましたね。遠慮なく人が人を殺そうとする、それを観衆が楽しそうに見ているっていう雰囲気が、なんとも言えない新鮮さを生んでくれました。
歴史の部分に関しては、色々脚色されてる部分が多いみたいです。コモドゥスとかかなりのクズで描かれてますが、実際は全然ちゃんとした皇帝だったらしいですからね。





約2時間半もある超大作ですが、この長さだからこそ胸を打たれるものを感じました!
マキシマスが死んだのは残念でしたが、最終的に宿敵も倒すことが出来たので一応メシウマなお話っちゃお話。




基本的にはバトルありきのお話なので、バトル物が嫌いな人にはもしかしたら会わないかもです。


でも全体的に「かっこいい映画」だなと思いました!!











お試しあれ!!




グラディエーター  2000年  アメリカ

ジャンル:アクション
   監督:リドリー・スコット
   出演:ラッセル・クロウ
       ホアキン・フェニックス
       オリヴァー・リード
       ジャイモン・フンスー
       コニー・ニールセン




















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