どうも!!僕です!!

今日はこちら!!






「ゴースト/ニューヨークの幻」です!!

1990年のラブストーリー作品。監督はジェリー・ザッカーです。
ゴーストとなる主人公サムを演じるのは、今は亡きパトリック・スウェイジ。
ヒロインを演じるのはデミ・ムーア。ちなみに彼女はこの作品でゴールデングローブ賞の主演女優賞を獲得しますが、その後はゴールデンラズベリー賞に幾度となくノミネートされます。ちなみにゴールデンラズベリー賞とは、その年の最低男優・女優を決める完全にギャグなコンペティションです。
また、助演としてウーピー・ゴールドバーグも出演しており、彼女はこの作品でアカデミー助演女優賞を獲得しております。

作品としても脚本賞を受賞してますし、映画に詳しくない人でも「何か聞いたことあるかも?」ってなりそうな作品ではありますよね。この年には「ダンス・ウィズ・ウルブズ」という超強烈な作品があった為作品賞は受賞してません。









ってことであらすじですが、

まぁタイトルとパッケージから予想できるそのまんまのお話ではあります。
彼氏が死んで、幽霊となって彼女を助ける・・・という現代になってはもはや古典的とも言えるような設定の作品です。


さぁ、そんな作品がな有名な作品として仕上がったのか・・・


















★感想★
泣けます。べらぼうに泣けます。
僕はもう3回くらい見ましたが、いつも同じところで泣いちゃいます。
  1. ロクロを回してるモリーに後ろからサムが寄り添ってイチャつくところ
  2. オダ・メイがサムの通訳をしてるという事実をモリー信じた瞬間
  3. サムがオダ・メイに憑依して、モリーと愛し合うところ
  4. サムが最後にモリーに別れを告げるところ

です。まぁ早い話が監督の術中に完全にハマってるわけなんですけどね。
演出もさることながら、やはり良いのは音楽です。これ、多分見た人ほとんどが口を揃えて言うんじゃないかって思うくらいもはやベタな批評です。
皆さんご存知ライチャスブラザーズの「アンチェインド・メロディ」です。歌手名・タイトルでピンと来なくても絶対知ってます!!絶っっっ対知ってます!!!!































これです!!絶対知ってるでしょ!!!
全世界で様々なシーンで使われるこの曲ですが、僕はこの映画のせいで、もう涙腺を刺激されずに聞くことはできない体にされてしまいました。罪な映画です。


泣ける理由ってのはそのシーンそのものの演出ももちろんあるんですが、作品全体を通してサムを応援したくなるというか、感情移入したくなる持って行き方がされてるんですよね。これが僕の感性とドンピシャにマッチしてる感じなんです。
サムという男がどうしても憎めなくて、応援したくなるんです。モリーの事をめちゃくちゃ愛してて、でも伝えることができなくて・・・・!!!!

っていうこのもどかしい状況が終始続くんですが、この作品の良いところは、それを時に湿っぽく時にコミカルに表現できてるところにあるんです。そしてそのバランスがうまく取れていると。


これってやり過ぎると「いいから真面目にやれ」ってツッコミ入れたくなるんですけど、ウザくない程度に収まってるんですよね。
元々監督はコメディが得意な人なんでそこらへんはお手の物なんでしょうが、何と言っても最大の功労者が、ウーピー・ゴールドバーグです。この人が出てくるシーンはもう全て楽しいです。体型とかもなんかカワイイし、表情も絶妙にイタズラな感じとかおどける感じとか出てもう抜群に良いです。マジで。

なおかつ脚本もやっぱ良いですね。「インチキ霊媒師に幽霊の声がホントに、しかもがっつり聞こえちゃう」っていう設定の時点でもう面白いし、あと作品通して良いなって思ったのは、ゴースト界のルールというか設定みたいなのをサムと一緒に知っていけるのが楽しいんですよね。
壁や人はすり抜けれるとか、集中したら実は物体に触れるとか。そりゃなんで床はすり抜けないんだよとか、設定は甘甘ですけど、それは作品の根幹に重要な事ではなくて、むしろご都合主義の方が話がスムーズに行ってちょうど良いんですね。ルール説明みたいなのに時間をかけ過ぎると「インセプション」みたいな感じになるのでこれでOKです。
すり抜けをする時に、内部まで見えてしまうっていう描写とかは普通に斬新で面白いなって思いましたし、CGの加工はもちろん時代的に甘いしすり抜けの編集微妙にミスってる所とかありますけど、それでも今見ても全く色褪せない作品だと思います。



もしかすると映画って作品のうちに1回でも泣かせたら勝ちなのかなって最近思うんですけど、僕はこの作品は毎回たくさん泣けるので、大好きな作品です。














では名曲アンチェインド・メロディ(島津亜矢バージョン)でお別れしましょう。












































お試しあれ!!!












ゴースト/ニューヨークの幻

1990年 アメリカ

監督:ジェリー・ザッカー
出演:パトリック・スウェイジ
   デミ・ムーア
   ウーピー・ゴールドバーグ