どうも!僕です!!

今日はこちら!!






「IT/イット ‘‘それ‘‘が見えたら、終わり。」です!現在公開中のホラー映画で、とある町で幼い少年の行方不明事件をきっかけにその町で次第に不思議な失踪事件が相次いで・・・というお話です。



映画の原作小説ではお馴染みのスティーブン・キングの同名小説を映画化。っていうか1990年の同タイトル名作ホラーのリメイクです。そこまで映画に興味ない人でも、あの気味の悪いピエロ「ペニーワイズ」をご存知の方も多いでしょう!


監督は「MAMA」のアルゼンチン人監督、アンディ・ムスキエティ。
主人公(?)ペニーワイズを演じるのは、同じく現在公開中の「アトミック・ブロンド」にも出演中のスウェーデン人俳優ビル・スカルスガルド。聞き覚えない人も多いかもしれませんが、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に出てたステラン・スカルスガルドの息子であり、「ターザン」で主演してたアレクサンダー・スカルスガルドの弟なんですねぇ。「スカルスガルド」という名がキャスト内にあったらこの一族の誰かなんだなって認識してOKと思います。他に有名なスカルスガルドさんを僕は知らないので、もしスカルスガルド通の方いらっしゃいましたら教えてください。

その他出演は、若いこれからの俳優・女優さん達なので詳細は割愛。
































★感想★
原作・元の映画と比較するってのは無しで批評しますね。
まぁ何というか・・・正直「怖さ」よりも「気持ち悪さ」が上回る作品だった気がしますね。いや、確かに怖いんですよ。普通に考えて排水溝の中にピエロとかいたら気絶しそうなくらいに怖いし、そもそもビジュアル的にも怖い。「いる!ピエロいる!!!」と思ったらいなくなってたりとか、そういう神出鬼没さもやはり怖い。基本的に怖いんだけど、じゃあ何故諸手を挙げて「怖い」と言えないのかと言うと。
まず一番の失敗と思うのは、「コメディ要素」ですね。見てない人は信じられないかもしれませんが、この作品コメディ要素がちょいちょいあるんですよ。それも不意に生まれる空気感とかでの笑いではなく、脚本・演出上しっかり狙ってる部分。新喜劇タイプの笑いです。その笑わせ方自体は僕は嫌いではないんですが、何故この作品にお笑い要素を持ってくる必要があったんでしょうか?マジでわからないです。結局のところホラーではあるがファミリームービー、という仕上がりにしたかったんでしょうか?にしてもさすがに組み合わせが悪すぎる。結局どっちつかずと言うか、重要な「怖さ」の部分を邪魔する要素にしかなってないんですよね。冷めちゃいました。お笑い持ってきた後にシリアスな事されても、「んーでもさっきコイツふざける程度には余裕あったから大丈夫っしょ」って感じになるし、もはやあんな緊張感無いヤツは死んでも別にいいかなって思えちゃうほどですよ。


でね、神出鬼没さが怖いって書いたんですが・・・。確かにそれ自体はまぁいいよ。ただね・・・















何回同じこと繰り返すの?

















いやホントに。ピエロ見参!→怖!!→消えてる・・・→ピエロ見参!→怖!!→消えてる・・・をループするんですよ。いや、もうわかった。わかったから早く進めてくれと。そう思わずにはいられない。こっちはバカな学生共のしょうもないペッティングみたいな青春生活には興味ないんですよ。さっさとペニーワイズにズタズタに殺されてくれとしか思えないんです。中盤くらいまではペニーワイズをよく見せてくれないんでまぁ良い意味での「焦らし」とは思えるんですが、それがあまりにも長いもんだから「ねぇ、まだ~?」状態なんですよこっちは。






で、はい、ここまで焦らされましたと!んで中盤に1回ペニーワイズと主人公たちがバトります。んで、何か良くわからないドロー決着になったあと、いよいよ!本当に「いよいよ!!」って感じでラストバトルに乗り込むんですが、実はここで僕にはあるひとつの不安がよぎります。















もしかして・・・・・ペニーワイズってすごく弱いんじゃないのか・・・?























ってことです。もともとケンカが弱いから子供ばっか狙うとか、そもそも殴りあいとかではなく魔力的な強さが・・・とか解釈はいくらでもあると思うんですが、にしても、13歳相手にあのざまじゃあ・・・という不安があるんですよ。ドロー決着の時に全く可能性を感じられないくらいに弱かったので・・・。



で、不安的中。要約すると、主人公の死んだ弟に化けてたけどバレて全員からフルボッコです。それにて終了。一件落着。








要するにね、こっちが見たい描写(ペニーワイズの残虐殺戮シーン)を極めてお粗末なストーリー展開で焦らしまくった挙句にとんでもなくマヌケなエンディングを用意しやがった、ってことなんですね。


単発単発では「お、ここイイネ!」って思えるシーンはちょいちょいあるんですけどねぇ。バスルームの洗面所からハンパない量の血が逆噴射されてくるシーンとかめちゃくちゃ印象的でしたね。「エルム街の悪夢」のパロディなんでしょうけど。でもせっかく良いシーンなのに、何故かお友達同士でその尋常じゃない量の血を平然と掃除しちゃうっていう。こういうとこマジで惜しいですよね。普通に考えておかしいじゃん。ビビれよ。血に。
単発で良い所もあるけど。単発で悪いところもある。そんなバランスですね。






個人的に一番笑っちゃったのは、いじめっこのヘンリー君。コイツが気の弱い人間を虐めることで主人公率いる「ルーザーズ・クラブ」が推進していくんですが、何故コイツが執拗に弱いものいじめをするのかが謎なんですよ。まぁ普通にが学校でちょっとこずいたりとかするのは自然で良いんですが、急にレベルを上げて虐められっ子の腹にナイフで文字を彫ろうとするんですよ。それもういじめっ子っていうかただのサイコパスだから。クレイジー過ぎます。で、そこまでする理由は最後まで謎のまま井戸に落ちて死にます。「ヘンリー君とは一体何だったのだろう・・・」というしこりが残ったままエンディングを迎えちゃいました。








色々と書きましたが、演出的に良い所はちょっとだけあります!ただ少し時間が長く感じられる構造な気もしますね。ワンショットワンショットの画面としての色使いとかは気配りできてたんじゃないかなーと思うし、ペニーワイズとか井戸小屋とかのルック構築力は秀でてる作品でしょう!!

今作はチャプター1。次回作は大人になった主人公達VSペニーワイズとなるっぽいです!乞うご期待!!!

























お試しあれ!!



















IT/イット ‘‘それ‘‘が見えたら、終わり。    2017年  アメリカ




監督:アンディ・ムスキエティ
出演:ビル・スカルスガルド